アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2015年08月15日

『石の下の記録』 第4回 探偵作家クラブ賞(現 日本推理作家協会賞)長編賞受賞(1951年)著者 大下 宇陀児(おおした うだる)





石の下の記録 日本推理作家協会賞受賞作全集 (5)

21SMMZFKDAL__BO1,204,203,200_.jpg

本作は戦後間もない頃に起こった「光クラブ」事件がモデル。

この事件を題材にして、著者は戦後の虚無感というものをまざまざと描写していく。

ひとつに縛られていた戦時中の価値観が崩壊し、目標が見えなくなった戦後という時代。

そしてその時代に生きる若者たちの姿は、さまざまな価値観に溢れている今の時代にも案外通じるものがあり、ぐいぐいと物語に引き込まれてしまった。
著者 大下 宇陀児(おおした うだる)
1896(明29)年、長野県生まれ。本名・木下龍夫。九州帝国大学工学部応用化学科卒業後、農商務省臨時窒素研究所勤務。1925(大14)年、同僚だった甲賀三郎の活躍に刺激されて書いた「金口の巻煙草」が『新青年』に掲載されデビュー。29(昭4)年、窒素研究所の閉鎖に伴い専業作家となり、同年連載の「蛭川博士」で一躍人気作家となった。戦後、「石の下の記録」(51)で探偵作家クラブ賞受賞。60年の「蛍」で創作の筆は途絶えた。66年、歿。


<< 2015年08月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
検索
カテゴリアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。