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2015年07月10日

NHKラジオ、「すっぴん!」、高橋源一郎の「源ちゃんのゲンダイ国語」、7月10日(金)に紹介された本、『中原昌也の人生相談 悩んでるうちが花なのよ党宣言』









「源ちゃんのゲンダイ国語」は、NHKラジオ第一で、月曜〜金曜の朝放送されている「すっぴん!」の金曜日のパーソナリティー高橋源一郎さんが選んだ本を、紹介するコーナーです。

2015年7月10日に、NHKラジオ第一「すっぴん!」「源ちゃんのゲンダイ国語」のコーナーで紹介された本は「中原昌也の人生相談 悩んでるうちが花なのよ党宣言」でした。



中原昌也さんは、小学生時代から海外の前衛文学を愛好し、「暴力温泉芸者」名義でミュージシャンとして活動、海外での公演も多く、執筆活動にも精力的で、映画評論、小説などを発表、『あらゆる場所に花束が…』では、三島由紀夫賞、他多数を受賞しました。

歯に衣着せぬ筆致と、自虐的でありながらユーモアと諧謔を忘れない姿勢、そして批評眼の確かさには定評があります。

中原昌也の人生相談 悩んでるうちが花なのよ党宣言』では、55の悩み相談に中原さんが回答。さらに、悩みに合わせて「お悩み解消映画」として、一本、映画もすすめてくれています。

強者や勝者の教えに、ほんとうの救いはあるのか?力強く切れ味鋭い正論に否!クヨクヨして、弱弱しく生きてきた人間にしか出せない答えがある。音楽で世界的に高く評価され、小説で重賞を得ても、悩みはなくならないし、生活苦は続く…。天才・中原昌也がひねり出した55の回答。(楽天ブックスより引用)

〈主な相談〉
携帯やネットがつらくて堪りません/落ち込んだらどうする?/
自分の意見が言えません/毛の問題/会社の飲み会が苦痛です/
あらゆることにやる気が起きません/ヘンな同僚に困っています/
借りたカネ返せよ/物欲がおさえられません/
父が結婚に反対します/恋をしたことがないのです/
妻の同僚に劣情を……/色気がないと言われます/
男の子に間違われます/小説家になりたい …… 他 全55相談(リトルモアブックスより引用)

「すっぴん!」で高橋源一郎さんが相談例をいくつか紹介しています。
24才 会社員 男性 陰口が怖くて飲み会で中座できません

飲み会(4人以上)などの席で、途中でトイレに立てません。中座している間に自分の陰口が始まるのではないか、戻ってきた時に会話に参加できないのではないか、と不安になってしまうのです。昔いじめられていたときに、陰口を言われたシーンを思い出してしまうのです。どうすれば、なんの憂いもなく、飲み会の途中でトイレに行けるでしょうか。

それに対する回答がこちら。
盗聴器をセットする。トイレから帰ってきて、今の話全部聞いていたぞと詰め寄る。その前に何を言われているか想像することですね。盗聴器の内容が、思っていた以上か以下か、以下だったらまあ良い、以上だったら毒を盛りましょう。僕はもはや陰で何を言われようとどうでもよくなりました。年のせいでしょうね。人の悪口を言うのにも興味がなくなってきた。目の前でいじわるされたらムカつきますけどね。自分のいないところに世界は存在していないと考えればいいんですよ。自分が死んだら世界は終わる。歴史上の出来事とかなにも信じない。会ったことがない人は実際にはいないんです。会って初めて誕生するわけです。盗聴器を仕掛けることによってその世界が生まれる。盗聴器が生んだ世界ですよ。そういう気持ちで生きられれば盗聴器なんかいらないというわけです。

藤井彩子アナウンサーが質問を読み、高橋源一郎さんが回答を読んで、その後のふたりの会話。
  • 高橋「これはなかなか具体的でいいんじゃないですか」
  • 藤井「痛快ですね」
  • 高橋「中原くんの回答のいいところはものすごく具体的。僕だったらもうちょっとなんか、心理的なことを考えるんですけどね」
  • 藤井「この短い文章の中で、盗聴器を置くことによって生まれる世界っていうのは、それやり始めたら、全世界に盗聴器を置かないと自分やっていけないよ、そんなことできないでしょ、だからいらないんだよ、ってことをおっしゃっているということですよね。」
  • 高橋「深いよね、意外と深いこと考えている男だということが分かります。」

ちなみに、おすすめ映画は、フランシス・フォード・コッポラ監督の「カンバセーション・・・盗聴・・・ コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]」だそうです。




高橋源一郎さんが言うには、中原昌也さんという人は、才能を発揮しながらも、書きたくて書いているんじゃないんだよ、という「後ろ向きな態度」を崩さない人、「後ろ向きな男」なんだそうです。

「ドゥマゴ文学賞」というひとりの選考委員が審査して決める文学賞で、高橋源一郎さんが選考委員の時に、中原さんを選んだそうです。賞金は100万円だったそうです。後日、中原さんが「借金返せましたよ、高橋さん」と言っていたそうです。

まだまだ相談例が紹介されていましたが、残りはまた明日ということにします。あしからず。

「源ちゃんのゲンダイ国語」で取り上げた本をまとめてご紹介します。 
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