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2015年09月13日

北方謙三 『渇きの街』、皆川博子 『壁・旅芝居殺人事件』第38回日本推理作家協会賞受賞(長編部門)(1985年)





渇きの街 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)

壁・旅芝居殺人事件―日本推理作家協会賞受賞作全集〈46〉 (双葉文庫)

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『渇きの街』
上得意の客に暴力をふるい、横浜の高級クラブのボーイを馘になった25歳の川本高志は、喧嘩の遠因となった男・室田の仕事を手伝いはじめる。それはかなりヤバかった。だが高志は、熱く滾る内なるものに激しく衝き動かされ、体を張って、一直線に自分の道を切り拓いていくのだった。鮮烈のクライム・ノベル。

著者 北方謙三
昭和22(1947)年、佐賀県唐津市生れ。47年中央大学法学部卒。58年「眠りなき夜」で第1回日本冒険小説協会大賞、第4回吉川英治文学新人賞、平 成3年「破軍の星」で第4回柴田錬三郎賞、16年「楊家将」で第38回吉川英治文学賞、18年「水滸伝」で第9回司馬遼太郎賞、19年「独り群せず」で第 1回舟橋聖一文学賞、22年第13回日本ミステリー文学大賞を受賞。

『壁・旅芝居殺人事件』
芝居小屋桔梗座の最後の日、特別出演をした役者の立花が四綱渡りで落ち死んだ。そして奈落からは絞殺死体が発見される。じつは15年前の桔梗座でも、落下事件があり、奈落で殺人が起こり、役者が一人姿を消していた。小屋主の娘・秋子が時を隔てて起こった事件の真相に迫る。

著者 皆川博子
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ・幻想小説・歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁 旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞を、時代小説『恋紅』で第95回直木賞を、幻想小説集『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、歴史ミステリ『死の泉』(早川書房)で、1997年の「週刊文春ミステリー・ベスト10」の第一位に選ばれ、第32回吉川英治文学賞を受賞した。そして『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU』が2011年の各年間ミステリ・ベストで上位を占め、2012年に本格ミステリ大賞を受賞。さらに2013年にはその功績を認められ、日本ミステリー文学大賞に輝くなど、第一線で活躍している。


DVDも出ています。


評論その他の部門 で 佐瀬稔 『金属バット殺人事件』、松山巌 『乱歩と東京―1920都市の貌 (PARCO PICTURE BACKS)』が受賞しています。



2015年09月12日

『ホック氏の異郷の冒険』第37回日本推理作家協会賞受賞(長編部門)(1984年)著者 加納 一朗(かのう いちろう)





ホック氏の異郷の冒険―日本推理作家協会賞受賞作全集〈44〉 (双葉文庫)

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陸奥宗光が極秘に認めた文書が鹿鳴館の一室から消えた。

公開されれば深刻な国際問題となる。

この極秘文書漏洩事件の解決を依頼されたのは開業医の榎元信と謎の英国人ホック氏。

だが、事件の鍵を握る人物が殺され、二人に危難が襲いかかる。

はたして文書は無事取り戻せるのか。
著者 加納一郎
1928年東京生まれ。本名、山田武彦。旧制高等学校国文科、地方公務員、編集者を経て、1960年、江戸川乱歩の推薦で旧“宝石”誌に執筆。1985年『ホック氏の異郷の冒険』で、日本推理作家協会賞長編賞。前日本文芸著作権保護同盟理事長。日本推理作家協会、日本文芸家協会理事。初期のテレビアニメ「エイトマン」「スーパージェッター」「宇宙少年ソラン」等の脚本、原作、監修、主題歌作詞等もある。




短編および連作短編集部門 は 伴野朗さんの 『傷ついた野獣』(連作短編集)が受賞しています。
傷ついた野獣―日本推理作家協会賞受賞作全集〈45〉 (双葉文庫)


2015年09月11日

『天山を越えて』第36回 日本推理作家協会賞受賞(長編部門)(1983年)著者 胡桃沢 耕史(くるみざわ こうし)





天山を越えて (徳間文庫)

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昭和8年、満洲をほぼ掌握した日本軍部は、来るべき全面戦争に備えてタクラマカン砂漠に住む自由の民東干との提携を策した。

奉天鉄道ホテル社長の娘・犬山由利に目をつけた軍部は、東干を率いる青年・馬仲英との縁組みを強引に承知させる。

だが、仲英は天山地方へ転戦。取り残された由利は、従者の衛藤良丸上等兵とともに仲英の後を追うが…。

著者 胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし)
1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。

第36回より、短編部門の対象に連作短編集が追加されています。しかし 第36回は受賞作なしです。



2015年09月10日

『アリスの国の殺人』第35回 日本推理作家協会賞受賞(1982年)著者 辻 真先(つじ まさき)





アリスの国の殺人 日本推理作家協会賞受賞作全集 (42)

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児童書の編集者・綿畑克二は、童話の『不思議の国のアリス』の世界をこよなく愛す青年だった。

ある日、スナック「蟻巣」で眠ってしまった綿畑は、夢の中で美少女アリスと出会った。

しかも彼はアリスの婚約者であり、殺猫犯人の容疑者として追われていた。

やがて目が醒めた彼は編集長・明野重治郎が殺害されたと知らされるが、再び睡魔に襲われ、アリスの待つワンダーランドに引き戻される。長篇ミステリー。

著者 辻 真先
作家、脚本家。1932年愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。脚本家として『鉄腕アトム』『デビルマン』など多くのアニメ、特撮作品に携わり、日本アニメを黎明期から支えてきた。72年に『仮題・中学殺人事件』で作家デビュー。82年、『アリスの国の殺人』で第35回日本推理作家協会賞を受賞。2008年、第61回中日文化賞、第13回アニメーション神戸賞特別賞、第11回文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞。09年、牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』で第9回本格ミステリ大賞小説部門を受賞。ミステリーだけでなく、旅行評論、エッセイストとしても数多くの作品を発表している。近著に『にぎやかな落葉たち 21世紀はじめての密室』がある。

第35回は短編賞を日下圭介の 「鶯を呼ぶ少年」「木に登る犬」が受賞しています。
鴬を呼ぶ少年
木に登る犬 (徳間文庫)



2015年09月09日

『終着駅殺人事件』第34回 日本推理作家協会賞受賞(1981年)著者 西村 京太郎





終着駅(ターミナル)殺人事件 (光文社文庫)

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青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。

しかし、上野駅構内で第一の殺人。その後、次々に仲間が殺されていく―。

上野駅で偶然、事件に遭遇した亀井刑事は、十津川警部とともに捜査を開始した。

累計一六〇万部の栄光!第34回日本推理作家協会賞に輝く、愛と郷愁の国民的ミステリー。

著者 西村 京太郎
1930年東京都生まれ。都立電機工業学校卒業後、人事院に勤務。63年『歪んだ朝』で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。65年『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞を受賞。78年にはトラベル・ミステリーブームの先駆けとなる『寝台特急殺人事件』を発表、ベストセラーに。2005年第8回日本ミステリー大賞を受賞。十津川警部シリーズは現在も多くの読者の支持を得ており、現在著作は450冊を超える。



第34回は短編賞を仁木悦子の 「赤い猫」、連城三紀彦の「戻り川心中」が受賞している。
赤い猫 (講談社文庫)
戻り川心中 (光文社文庫)

第33回(1980年)は受賞作なしでした。




2015年09月08日

天藤真 『大誘拐』、檜山良昭 『スターリン暗殺計画』第32回 日本推理作家協会賞受賞(1979年)

大誘拐 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)

スターリン暗殺計画 日本推理作家協会賞受賞作全集 (38)

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『大誘拐』
紀州随一の超大富豪・柳川家の女主人とし子刀自が、「虹の童子」と名乗るものに誘拐された。要求された身代金はなんと百億円。しかも犯人は、金と引換えの場面をテレビで中継せよと捜査陣を煙に巻く。いよいよ身代金受渡しの場面となるが、前代未聞の大事件はさてどんな結末に。

著者 天藤 真
1915年8月8日東京生まれ。東京帝国大学国文科卒業。同盟通信記者を経て、戦後は千葉県で開拓農民となる。1962年“宝石”誌に「親友記」を応募し佳作入選。1979年『大誘拐』で日本推理作家協会賞を受賞。1983年1月25日死去。

『スターリン暗殺計画』
列強間の緊張高まる昭和十三年、粛清を逃れてKGBの高官リュシコフ大将が日本に亡命した。貴重なソ連情報を得た参謀本部は極秘に「熊工作」を企てる。大胆不敵な対ソ謀略をめぐって、日・独・ソ諜報機関の暗闘が始った。スターリン暗殺―実現すれば歴史の流れは変わっていたことだろう。史実と虚構が渾然一体となったドキュメント・タッチで、大戦前夜の熾烈な諜報戦の実像を暴く日本推理作家協会賞受賞の傑作歴史ミステリー。

著者 檜山 良昭(ひやま よしあき)
茨城県水戸市出身。早稲田大学政治経済学部卒。京都大学大学院経済学研究科修了。1978年に、ソビエト連邦・内務人民委員部の幹部だったゲンリフ・リュシコフの亡命事件を題材とした『スターリン暗殺計画』で作家デビュー。翌年には同作品で第32回日本推理作家協会賞を受賞している。


DVDも出ています。




第32回は短編賞を阿刀田高 「来訪者」が受賞しています。

2015年09月07日

泡坂妻夫 『乱れからくり』、大岡昇平 『事件』第31回 日本推理作家協会賞受賞(1978年)

乱れからくり 日本推理作家協会賞受賞作全集 (33)

事件 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)

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『乱れからくり』
玩具会社の部長馬割朋浩は降ってきた隕石に当たり命を落としてしまう。その葬儀も終わらぬうちに彼の幼児が誤って睡眠薬を飲んで死亡する。さらに死に神に魅入られたように馬割家の人々に連続する不可解な死。一族の秘められた謎と、ねじ屋敷と呼ばれる同家の庭に造られた巨大迷路に隠された秘密を巡って、男まさりの女流探偵と新米助手の捜査が始まる。

著者 泡坂 妻夫
1933‐2009。東京・神田生れ。家業の紋章上絵師の仕事をするかたわら推理小説を書き、’76年「DL2号機事件」で第一回幻影城新人賞に入賞しデビューした。’78年『乱れからくり』で日本推理作家協会賞を、’88年『折鶴』で泉鏡花文学賞を、’90(平成2)年『蔭桔梗』で直木賞を受賞。マジシャンとしても著名で、創作奇術で石田天海賞を受賞している。

『事件』
昭和36年7月、神奈川県の小さな町で、飲み屋を営む坂井ハツ子の死体が見つかった。妹ヨシ子との結婚に強硬に反対されていた19歳の少年が、殺人・死体遺棄の容疑で逮捕される。はじめは単純な事件だと思われたが、菊地弁護士は公判で次々と意外な事実を浮かび上がらせていく。ありふれた事件の背後に隠されていたもととは?裁判は真実に到達できるのかを問う、戦後文壇の重鎮による法廷ミステリーの金字塔。

著者 大岡 昇平
1909‐1988。東京生れ。京都帝大仏文科卒。帝国酸素、川崎重工業などに勤務。1944(昭和19)年、召集されてフィリピンのミンドロ島に赴くが、翌年米軍の俘虜となり、レイテ島収容所に送られる。’49年、戦場の経験を書いた『俘虜記』で第1回横光利一賞を受け、これが文学的出発となる。小説家としての活動は多岐にわたり、代表作に『野火』(読売文学賞)『レイテ戦記』(毎日芸術大賞)などがある。’71年、芸術院会員に選ばれたが辞退。


DVDも出ています。



DVDも出ています。




2015年09月06日

『視線』第30回 日本推理作家協会賞受賞(短編賞)(1977年)著者 石沢 英太郎(いしざわ えいたろう)





視線 (講談社文庫)

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強盗にピストルを突きつけられた銀行員が視線を走らせた先には非常ベルに手をかけようとしていた同僚の銀行員の姿が。

その視線に気付いた強盗はその銀行員を射殺する。

なぜ彼は視線を走らせたのか。
著者 石沢 英太郎(いしざわ えいたろう)
日本の推理作家。大正5年5月17日中国大連生まれ。第二次大戦後経済調査会に勤務。昭和41年の「羊歯(しだ)行」で注目され,作家生活にはいる。52年「視線」で日本推理作家協会賞。動植物,美術,歴史などの幅ひろい知識をいかした作品がおおい。昭和63年6月16日死去。72歳。大連商業卒。作品はほかに「唐三彩の謎」「カーラリー殺人事件」など。



2015年09月05日

『グリーン車の子供』第29回 日本推理作家協会賞受賞(短編賞)(1976年)著者 戸板 康二(といた やすじ)





グリーン車の子供―中村雅楽探偵全集〈2〉 (創元推理文庫)

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第29回より、長編・短編・評論その他の区別を設けることになったそうです。

主に長編賞を紹介します。長編賞が受賞作なしの場合、短編賞を紹介します。

第29回は長編賞の受賞作なしです。
7年ぶりに「盛綱陣屋」への出演依頼を受けた中村雅楽。しかし、子役の演技が気になる雅楽は、なかなか出演を承諾しない。そんな折、大阪で法要に出席した雅楽と竹野記者は、帰京する新幹線で一人の少女と出会う。東京駅に着く間際に、雅楽が「陣屋」への出演を決めた訳は―。

著者 戸板 康二
1915年東京生まれ。慶應義塾大学国文学科卒。劇評家、歌舞伎・演劇評論家、作家、随筆家の顔を持つ。江戸川乱歩のすすめでミステリの執筆を開始し「宝石」にデビュー作「車引殺人事件」を発表する。1959年「團十郎切腹事件」で第42回直木賞、1976年「グリーン車の子供」で第29回日本推理作家協会賞を受賞。




2015年09月03日

『動脈列島』第28回 日本推理作家協会賞受賞(1975年)著者 清水 一行(しみず いっこう)





動脈列島 (徳間文庫)

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走行中の新幹線を転覆させる―大阪発東京行の“ひかり424号”のトイレから、時限爆弾と脅迫状が発見された。

震撼する国鉄と政府。

計画を冷徹に進めてゆく犯人。

息詰まるサスペンスで日本推理作家協会賞にかがやいた不朽の傑作長篇。

新大阪発ひかり424号の汚物タンクから時限爆弾が発見された。走行中の新幹線を転覆させる―犯人からの恐るべき警告状が、政府と国鉄を震撼させた。要求は新幹線による騒音振動公害の抜本的解決だが、すぐに応えられるものではない。果たして列島の大動脈は守れるのか…。

著者 清水 一行(しみず いっこう)
1931年東京向島生まれ。週刊誌記者などを経て、'66年に証券界の内幕を抉った『小説兜町』でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。'75年『動脈列島』で日本推理作家協会賞受賞。経済小説、犯罪小説、ミステリー、サスペンスなど、幅広いジャンルで活躍。著書多数。



DVDも出ています。



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