2015年08月29日
『風塵地帯』 第20回 日本推理作家協会賞受賞(1967年)著者 三好 徹(みよし とおる)
風塵地帯 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)
私は特派員として政情不安なインドネシアに着任した。
ところが、現地で再会した日本人カメラマンが殺されたのにつづいて、現地人の助手カルティカも殺された。私は殺人容疑で留置されてしまう。
誰が味方で誰が敵なのか。
見知らぬ土地で、私は活路を見いだせるのだろうか。
独立間もないインドネシアで日本人新聞記者が巻き込まれた謀略事件。
混沌とした政情を背景に、冷酷非情な世界を描く国際スパイ小説の白眉。
著者 三好 徹
1931年東京生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。読売新聞社に入社。記者生活のかたわら、執筆活動を開始。'67年に『風塵地帯』で第20回日本推理作家協会賞、'68年には『聖少女』で第58回直木賞を受賞する。歴史小説、推理小説など、幅広いジャンルで活躍。
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