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2016年03月22日

米澤穂信『王とサーカス』2015年「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位受賞





王とサーカス
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2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。

現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。

太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。

「この男は、わたしのために殺されたのか?あるいは――」疑問と苦悩の果てに、太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは?
著者 米澤穂信
1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステー&ホラー部門)を受賞してデビュー。青春小説としての魅力と謎解きの面白さを兼ね備えた作風で注目され、『春期限定いちごタルト事件』などの作品で人気作家としての地位を確立する。11年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞、14年には『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』は三つの年末ミステリ・ランキングで1位となり、また直木賞、本屋大賞の候補にもなるなど、2014年最大の話題作となった。





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