2016年01月06日
『完全なる首長竜の日』 第9回『このミステリーがすごい!』大賞受賞(2010年)著者乾 緑郎(いぬい ろくろう)
完全なる首長竜の日
植物状態になった患者とコミュニケートできる医療器具「SCインターフェース」が開発された。
少女漫画家の淳美は、自殺未遂により意識不明の弟の浩市と対話を続ける。
「なぜ自殺を図ったのか」という淳美の問いに、浩市は答えることなく月日は過ぎていた。
弟の記憶を探るうち、淳美の周囲で不可思議な出来事が起こり―。
衝撃の結末と静謐な余韻が胸を打つ。
著者 乾 緑郎 (いぬい ろくろう)
1971年、東京都生まれ。劇作家・鍼灸師。『完全なる首長竜の日』で2011年第9回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞。同年、『忍び外伝』(朝日新聞出版)で第2回朝日時代小説大賞も受賞し、新人賞二冠を達成。他の著書に『忍び秘伝』(朝日新聞出版)がある。
DVDも出ています。
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