2016年01月05日
太朗想史郎『トギオ』中山七里『さよならドビュッシー』 第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞(2009年)
トギオ
さよならドビュッシー
『トギオ』
捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。村八分に遭い、クラスメイトからも陰湿ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れつき、やがて大都会・東暁“とうぎょう”を目指す。悪事に手を染め、殺伐とした東暁で地べたを這いつくばって生きる主人公が唯一気にかけていたのは、村に置いてきた白のことだった―。
著者 太朗 想史郎 (たろう そうしろう)
1979年和歌山県生まれ。 一橋大学商学部商学科卒業。『トギオ』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。小学校6年生より中学校卒業までをロンドンで過ごす。
『さよならドビュッシー』
ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。
著者 中山 七里 (なかやま しちり)
1961年、岐阜県生まれ。花園大学文学部国文科卒業。『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。他の著書に『おやすみラフマニノフ』(以上宝島社)がある。
DVDも出ています。
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