2015年12月31日
深町秋生『果てしなき渇き』水原秀策『サウスポー・キラー』 第3回『このミステリーがすごい!』大賞受賞(2003年)
果てしなき渇き
サウスポー・キラー
『果てしなき渇き』
部屋に麻薬のカケラを残し失踪した加奈子。その行方を追う、元刑事で父親の藤島。一方、三年前。級友から酷いイジメにあっていた尚人は助けてくれた加奈子に恋をするようになったが…。現在と過去の物語が交錯し、少しずつ浮かび上がる加奈子の輪郭。探るほどに深くなる彼女の謎。そして用意された驚愕の結末とは。全選考委員が圧倒された第3回『このミス』大賞受賞作品。読む者の心を震わせる、暗き情念の問題作。
著者 深町秋生
1975年、山形県生まれ。専修大学経済学部卒業。第3回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『果てしなき渇き』にて2005年デビュー。製薬メーカー勤務。
『サウスポー・キラー』
人気球団オリオールズの投手・沢村。ある日、沢村の「暴力団との癒着」と「八百長試合」を指摘した告発文書が球団とマスコミに送りつけられ、身に覚えがないにもかかわらず、沢村は自宅謹慎処分を受けてしまう。自身の潔白を証明するため、告発文書の調査を開始する沢村。やがて彼がたどり着いたのは周到に計画された恐ろしい陰謀だった!第3回『このミス』大賞を受賞した正統派ハードボイルド。
著者 水原秀策
1966年、鹿児島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。不動産会社勤務、衆議院議員秘書(公設第二)などを経て、第3回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『サウスポー・キラー』にて2005年デビュー。
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