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2015年10月04日

『赤朽葉家の伝説』第60回日本推理作家協会賞受賞(長編及び連作短編集部門)(2007年)著者 桜庭 一樹(さくらば かずき)





赤朽葉家の伝説

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“辺境の人”に置き忘れられた幼子。

この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。

これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。

―千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。

旧家に生きる三代の女たち、そして彼女たちを取り巻く一族の姿を鮮やかに描き上げた稀代の雄編。
著者 桜庭 一樹
1999年、デビュー。2003年開始の“GOSICK”シリーズで多くの読者を獲得し、さらに04年に発表した『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価され、一気に注目の存在となる。07年『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を、08年『私の男』で第138回直木賞を受賞。

第60回は評論その他の部門を小鷹信光 『私のハードボイルド』と巽昌章 『論理の蜘蛛の巣の中で』が受賞しています。




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