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2020年04月30日

2016年 8月下旬


 O先生が予約を取ってくれたMクリニックには
 29日に行くことになった

 
 24日にO先生のところから帰宅しても
 夫は なぁーーーんにも言って来なかった

 長男の誕生日が 私の通院日だということも忘れていたので

 まさか その結果を聞きに行く日もある、などということは
 露ほどにも思っていなかったのだろう



 本当に! すっかり! 全然!
 私の通院日など頭の中になかったようだ



 けれど PET検査ともなれば 転移箇所の確認だし
 正直 一人で往復運転するのは 精神的に辛いと思った


 夫の帰宅を待って 29日の月曜日に休みを取れないか
 " 棒読み " で聞いてみた


 怪訝な顔の夫は

 「夏休み 残っているから別にいいけど
  何なの? 急に・・・」
 
 と 着替えながら不機嫌そうに言い捨てた



 " 何だよ!こいつは!!!(怒)" と
 怒りが沸々と湧いてくるのを押さえ 努めて冷静に言った


 「あのね O先生がMクリニックで検査して来いって」


 「??? え?検査? Mクリニック?」


 さすがの察しの悪い夫でも 
 これがどういう事を意味するのかは理解したらしい


 「え? もしかして・・・転移したって事?」

 「もしかしなくても転移だと思うよ」

 「どうして?なんで急にそんな事になったの?」



 いやいや 急も何も17日の定期検診日から始まり
 その結果を聞きに行ったのが今日だから
 1週間経ってますけど?


 リビングのPC横のカレンダーには 
 17日の検診日も記入してありますが?

 私は黙ってカレンダーを指差した


 夫は それをじっと見返して
 それはそれは バツが悪そうに姿勢を丸くした



 本当は言ってやりたかった


 「いいよね〜〜あなたは!!
  毎日大好きな人と ラブラブのメッセージを送りあってて
  本当に幸せいっぱいの日々だもんね!!!

  裁判終わって お気楽にしている風の奥さんなんか
  前と同じに 世間体に対する体裁程度にしか思ってないよね

  とりあえずは一緒の家にいるんだし 
  普通に家事して仕事してるし・・・

  腎臓取ったとは言っても 元気じゃん? 大丈夫じゃん?

  別居解消して帰ってきたんだから
  俺は許されてるし!!とでも 思ってるんだよねぇ?」



 皮肉たっぷりに 嫌味タラタラで言ってやろうとも思ったが

 自分の方が "ダークサイド " に堕ちていくような気がして
 夫の顔を ただただ無表情のまま見ていた








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2020年04月29日

両親の体調


 先日 父の具合が悪くなった

 3度目の脳梗塞の時と似たような症状が出たのだ


 弟から聞いたところでは

 トイレから出てきた時
 廊下に突然座り込んだままになった

 目が虚ろになってきて 話もおぼつかず
 体に力も入らない

 顔色がどんどん白くなっていき

 弟が 「肩を貸すか?」と聞くとうなずき
 右手を挙げたそうだ

 意思疎通はできたので ゆっくりと部屋へ連れて行き 
 同居している看護師の長女(私の姪)に診てもらったと



 救急車を呼ぶか呼ばないか、というタイミングで
 私も実家に行ったが

 すでに父の顔色は戻ってきて 呼吸もいつも通り 
 両手も普通に動かせる状態

 本人からも 少し休めば大丈夫、と言葉も出た

 姪が付きっきりで 監督官のように(笑)
 家族交互に2時間ほど様子見


 結果的には 事なきを得たが
 今 この段階で 体調の急変があったら
 とても怖い


 私のような無治療状態のがん患者より
 持病を持った高齢者の体調は
 いつ どうなるか予想もできない



 実家のある自治体では 発熱外来を設定したので
 コロナウイルス感染疑いのある人はそちらで対応するとはいえ

 とにかく無症状の人 とても軽症な人もいるのだろうから
 病院へ連れて行くのも ためらわれるほどだ


 その後の父は 普通に戻ってはいるが
 いつ何時 体調が悪くなるのか不安なことには変わりない 


 母も このコロナ騒ぎが大きくなった頃から 
 ほとんど外出していないので 運動不足で足元がおぼつかない

 あっという間に筋力が衰えてしまったのが目に見える

 庭に出て 少し外気を浴びながら日光浴でもいいし 
 ぐるぐる庭を歩いただけでも違う、とは言っているのだが・・・



 とにかく この状況が続く中で
 休業要請が出ていない職場に通う弟夫婦と姪たちがいる中
 外部からウイルスが入り込まないとは言い切れない

 今まで以上に 自分たちの衛生に対する意識を高め
 両親の体調を注意深く見守らなくては!


 不要不急の外出を控えるのはもちろん
 両親の日々の体温・血圧・呼吸の状態等 より注視していこう



 それにしても 元気が余っている無治療がん患者は
 順調に体重も増えてしまい 体型が・・・(汗)


 しっかりストレッチして 
 時間帯見計らって きちんとウォーキングなどもして 
 体力落とさないようにしなくては!


 


          

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2020年04月25日

パンデミックそして集団免疫


 過日 何気なくネットを見ていたら
 ちょっと興味を惹かれる記事があった


 イスラエルの著名な数学者であり イスラエル宇宙庁の会長である
 アイザック・ベン・イスラエル教授が発表した研究結果によると

 「ロックダウンの実施の有無と関係なく 
  COVID-19感染によるパンデミックは70日間で収束する」というもの


 この記事では 強固な封鎖のロックダウンをした英国と
 ほとんど何もしていないスウェーデンの数字の比較のグラフ

 そして イタリアが爆発的感染を起こし死亡者が多く
 ドイツの数字がヨーロッパの中ではそれほど高くない理由等

 とてもわかりやすく書いてある


 勿論結果が出ていないので 眉唾ものと言われればそれまでだが

 最初に爆発的感染が起きた
 中国・韓国等での現在の収束状況

 そして
 アメリカのカリフォルニア州の抗体検査で
 すでに抗体を持っている人達が多数確認されたニュース等

 この説を裏付けるような事実も
ちらほら出てきていることは確かだ

 参考までに URLを貼っておく
 
 https://indeep.jp/coronavirus-infections-subside-in-70-days-irrespective-of-lockdown/

 自粛期間中の趣味の読書、という感じの位置付けで読んで見ても良いかも
 
 また
 吉野俊明という先生が「集団免疫」ということをお話しされていて
 その内容も納得することが多く・・・


 今回の新コロナウイルスについての話はもちろん
ガンについての話もたくさんあって
 
 視点を変えて物事を見ることは
あらゆる事に関して大切だと 改めて考えさせられる
 (ガンになってしまった自分には実体験として反論したい点もあるが)

 詳細は 吉野先生のFacebookをご覧になって下さい


 未知のウイルスに対してのワクチンが開発されていない現段階で
 世界中の人々が 試せるべき事に取り組んでいる今だからこそ

 自分自身で出来ることは何なのか?と考えながら

 やはり今は 不要不急の外出は控え
 毎日を大切に過ごしていきたい



 自身では 買い物の回数を減らし
 毎日大量に 両親の分も合わせて おかずの作り置きをしている

 いっそのこと テイクアウト専門の弁当屋でも始めようか?

 などと 自宅待機の身はのんきに構えている








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2020年04月24日

やっぱり・・・


 2016年 旧盆そして長男の誕生日も過ぎた


 実家の母は 無事に退院したし
 父も本当に喜んだ

 楽しいことが多かった夏休みだった



 ただ 長男の誕生日に行った検診結果が心配で
 喉に何かつかえているような
 今ひとつさっぱりしない心持ちだった


 お花畑の夫は 長男の誕生日も忘れていたので
 当然?私の通院日等気にしているわけでもなく
 私が今 微妙な状態にあることも知らない

 全く聞かれていないので こちらも意地になって話してない
 


 検査からちょうど1週間が過ぎた8月24日

 O先生の病院から電話がきた
 「今日の午後 1時半からきて欲しい」と


 電話口で結果を言われないということは・・・

 やっぱりな、という気持ちと とうとう...か、という落胆と
 複雑な心境だった



 午前中は 夏休みを遅れてとっていた娘と一緒に
 大好きな長谷川博己さん主演の「シン・ゴジラ」を観に行った

 予定していた映画とはいえ
 内容にとても励まされて帰ってきた

 ゴジラ(放射能)と人類の共存?のようなラスト
 自分が 肺腺癌と共存(笑)しているので
 なんだか余計に感無量・・・に

 それにしても 長谷川さん好きだなぁ←誰も聞いていない!


 
 指定された時間に病院へ行くと
 診察室には 黙りこくったO先生が座っていた


 「ニャンままさん
  やはり 腫瘍マーカーが上昇していました

  CEAの数値が 21.7でした」


 
 うわっ!!!  
 上がっていることは覚悟してきたが 結構な値ではないか!?



 私に確認することもなく O先生はその場で電話をした

 Mクリニックの放射線科へだ!

 PET検査を至急 直近で空いているところへ入れてもらう


 翌週29日・月曜日の9時半に決まった



 さすがに 夫にも伝えなくちゃな・・・と

 昼休みのラブラブメッセージの羅列を見て
 思わず ため息が出てしまった









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2020年04月21日

2016年8月 定期検診日


 初孫まで交えて 家族7人(一応夫も)
 楽しい盆休み期間中だった


 私と長男は 途中 何日か仕事を挟んだが・・・
 長男は その都度 都内にとんぼ返りしていた(笑)


 17日は 長男の誕生日 そして私の定期検診日

 朝から土砂降りで 晴れ女の私にしては珍しいな、と
 一人病院へ

 
 診察室に呼ばれると O先生が忙しそうにしていた

 今日は外来患者が多い上に 紹介状の手配とかが
 大変だというようなことを言ってこちらに向き直った


 「ニャンままさん

  採血結果が 実はあまり良くないのです」


 この暑さの中でも 特にだるさが酷いわけでもなく
 これといって自覚症状もない私は少し戸惑った


 「実はCEAの値が上昇しています

  前回の値は 9.1でした。
  今回も多分上昇していると思います」


 結論としては 転移していることはほぼ確実だということ

 今日の採血結果を早いうちに再度連絡入れるので
 その時に対応を決めましょう、と

 以前の病院とは違い
 このS病院では 腫瘍マーカーは即日にはわからない
 (2018年頃から 即日にわかるような体制になった) 

 なので 今日の結果が正確にわかるまで
 まだ " まな板の上の鯉 " の状態だ



 転移かぁ・・・

 孫も見れたし こんなに楽しい夏休みを過ごせているのは
 ひょっとして最後のご褒美なのかな???などと
 およそ自分らしくない思いを抱いて 病院を後にした

 多分 土砂降りの雨のせいだよな・・・と
 自分の考えを打ち消しながら 買い物へ


 長男の誕生会を想像しながら 自分を奮い立たせた

 せっかくみんなが集まってくれているのに 
 こんな事ではいけないな!と


 帰宅して 仕事の夫と娘以外のメンバーで
 再び帰省する今夜の主役の長男のお迎えに

  
 定時で帰宅した娘と嫁子ちゃんと パーティーの準備

 みんな楽しく騒いでいるところへ 夫が帰宅


 「今日は何? 随分賑やかだね」


 呆れた!!!

 私の通院日を忘れるなんていうのは毎度のことだけれど

 28年前に 
 1850グラムという小さな体で一生懸命生まれきてくれた
 あなたの長男の誕生日ですよ!!!


 もちろん 夫のそんな言葉はみんなで無視!


 夫と彼女の 昼休みからのくだらないやり取りを
 知っているから 


 さて 社会的に抹殺したいほどの適当な夫はさておいて
 楽しい楽しい パーティーにしましょう!








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2020年04月20日

2016年 8月 2


 この年の旧盆は 
 息子たちそれぞれの日程で帰省予定とのことで
 
 その日を待ち焦がれながら
 暑い暑い毎日を どうにかやり過ごしていた



 母の術後の経過は順調だったので
 仕事のシフトは変えずに勤務できていた


 それでも 
 日帰りを含め 実家と行ったり来たりは少々きつかったが
 

 
 盆の入り13日に 長男と次男一家が
 そろって実家方面に来てくれることに
 3ヶ月の乳児を連れての帰省はそれでなくとも大変なのに

 新幹線沿線ではないので 在来線特急で時間もかかり
 ほんと 申し訳ないくらい


 幼い頃から おばあちゃんが大好きだった次男は
 とにかく顔を見たいから 気にしないで、と



 当日 夫の運転で 私と娘も実家へ!


 まずは 父をピックアップして
 帰省した息子たちを出迎え 皆で食事会を!

 認知症がある父も 赤ちゃんを抱くと
 久しぶりの穏やかな笑顔を見せてくれた

 嫁子ちゃんも その笑顔を見て喜んでくれているし

 息子たちと娘が 皆そろって来てくれているので
 私から父への親孝行感 半端なく(笑)

 楽しい楽しい 昼食会だった
 とにかく 赤ちゃんの力は偉大だ!!!



 病院の面会時間に合わせて 市立病院へ

 母は リハビリをプログラム通りにこなしてはいたが
 そこここの痛みが なかなか取れずにいた


 面会は エレベーターホールの一角にあるコーナーで

 病室から車椅子で出てくる母を見て
 父が少し動揺していた

 自分の中では 
 もう元気になった母しか想像していなかったのだろう


 けれど ひ孫の顔を見た母は それはもう大喜び!!!
 その喜びようを見た父がまた大喜び、と笑顔の連鎖


 短い時間ではあったが 本当に穏やかで楽しい時間だった


 その日はそれから 私たち一家はまっすぐ自宅へ

 文字通り「運転手」の夫は 蚊帳の外で
 車内では皆で 賑やかに楽しく過ごして行った


 自宅は それはもう綺麗に掃除してある
 
 猫飼いで 初孫の赤ちゃんを迎えるし
 私が 実家の往復でクタクタなのを見て

 " 夫が " 夏休みをとって掃除しておいてくれた


 女性関係以外は 
 本当にマメに動いてくれる夫なので助かる

 あ 外の女性にはマメだった(爆)

 もちろん掃除の事も 彼女には猛アピールしていた
 
 夏休みをとったせいで会えないとか
 二人揃って お花畑である事には変わらず

 お互い 自宅での出来事を逐一報告しあっている


 そんな気持ちの悪い人たちは放っておいて
 みんなで楽しもうよ!と 子供達がラインしてくれた

 
 では 楽しい夏休みにしましょうか!!!







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2020年04月18日

2016年 8月 1


 5日に入院して
 8日に 麻酔科と口腔外科の説明を受ける母


 とにかく ナーバスになっていて
 説明時間15分前に到着した私と姪にも

 「遅い! いつまでも何やってたの?」と大騒ぎ

 気持ちはわかるけれど 病室で大声なんて
 今までの母では考えられなかったので驚いた


 術式は カテーテルでのものなので前回と同じだと言ったのに
 全身麻酔で時間が長い 本当に大丈夫なのか?と
 今更ながらに不安がっていた

 実際 前夜はよく寝付けず 眠剤を処方していただいたようだ

 プロである先生にお任せするよりないのに・・・
 


 大騒ぎしていた母のTAVIは
 予定時間を2時間近く上回る程長かったが

 結果 何事なく無事に終わり 
 術後の経過は せん妄も無く とても順調だった

 
 ただ 一時帰宅を挟んだとは言え
 3ヶ月近くの入院生活で すっかり脚力が
 弱り切ってしまっていた

 
 リハビリも 初めの頃は痛みが強く
 なかなか歩けないでいたほど

  
 旧盆近くには 息子たちが帰省してくるので
 自分も自宅に戻らなくてはならない

 せめて母の愚痴を聞いてあげられたら
 少しでもストレス解消になるとは思うのだが

 初曽孫に会えるのを楽しみにしていてね、と
 自宅に戻るしかなかった



 夫たちは それはもう相変わらずのラブラブ状態!!


 ランナーでもある彼女は 
 4月頃からあちこちの市民マラソンへ参加して
 その度に 事細かくたくさんのことを報告

 大会の概要から その地域のホテルの情報 
 食べ物屋さんがどうたらこうたら
 
 今度一緒に走れる時には 
 こんなタイム設定ならこの大会はOKとか(何が?)

 次回は絶対一緒に参加しようね、とか・・・


 ちょっとお尋ねしますが
 あなた ご主人と一緒に行ってらっしゃるんですよね?


 どうして不倫に走る人は こうも図々しいんだろう?

 まぁ 図々しいから平気でそんなことをするんだろうけど!


 子供達には 毎日の送受信を連載小説として送っているので
 帰省してくる息子たちの反応が楽しみでもある


 
 毎日の相当の暑さの中でも
 息子たちの帰省 母の退院、と先の予定がビッチリで 
 
 自身の体調にも気をつけながら 仕事をしていた








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2020年04月16日

 母の人工弁 " TAVI "

 
 2016年
 8月になった途端 それはもう暑い日が続いた



 一時帰宅していた母の手術が9日に決まった


 カテーテルで少しばかり心機能が回復してきたとはいえ
 
 長年の蓄積で 弁膜症の症状は完全に戻ったとはいえず
 人工弁を取り付けることになったのだ


 「大動脈弁狭窄症」との診断で
 " TAVI " という カテーテルで人工弁を入れる手術

 「経カテーテル大動脈弁留置術」という名称らしい


 父の冠状動脈バイパス手術の時とは違って
 開胸手術ではないということが救いだ

 それでなくとも 体力・機能の衰えが著しい母なので
 少しでも負担が少ない方がより安心だ

 
 カテーテルで 所定の場所まで人工弁を持っていって
 詰まりやすくなった大動脈弁の代わりになるように
 
 文字通り 人工弁をそこに " そっと " 置いてくるのだ
 (そっと、は私のイメージ 笑)


 前回のカテーテル施術で 血管自体に問題はなく 
 高齢者だということを考慮して

 先生方がハートチームを組んでの TAVIを選択してくれたのだ

 
 術後は リハビリも含め
 1週間から10日で退院できると聞き
 今更ながら 医療の進歩に驚いた


 父の場合 術後の入院が長引き
 せん妄がひどくなり 認知症の進行が早まったので
 入院期間が短いのは とても安心できる



 先生からは とても新しい術式だと聞いていて

 実家地元の市立病院で その手術が受けられることに
 とても驚き そして感謝した
 

 高齢で すでに重症化していた母が
 遠方に出向くことなく手術を受けられるのは
 
 実際その境遇になってみると とてつもなく有難いことだった



 5日の入院に向け 仕事のシフトを集中的に入れて

 当日朝に実家に向かった


 
 今年の8月は また忙しくなりそうだな・・・と
 高速を 飛ばして地元へ








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2020年04月15日

2016年 7月 2


 7月中旬を過ぎるあたりから
 夏の暑さがやってきた!


 この年は 梅雨時の雨はあまり降らず 
 通勤も面倒な思いをすることなく頑張れた


 仕事は相変わらずの忙しさだったが
 それがかえって気晴らしとなり
 夫たちのことはなるべく考えないようにしていた


 とにかく 何かとせわしく
 絶えず何かに追い立てられてるような時期だった


 研修は種類を変えて何回かあったし
 イベントも 一日ほぼ立ち通しで疲れた


 今もそうだが 仕事をしていて本当に良かった
 " 自分 " というものを失わずにいられるのは

 職場で第3者の視線を感じながら
 いつも 自分を俯瞰して見ることができるからだ


 別居して裁判を起こした頃 
 初めのうちは辛い感情ばかりだったが

 仕事をしていると 負の感情に浸っている暇はなく
 毎日を それまで通りのルーティンで過ごすことができた

 自分にとっては 
 仕事ができている、ということが最上の治療薬だ



 けれど O先生から腎機能の衰えを指摘され
 生活全般をしっかり見直さなくてはならなくなった


 両親のこともあるので 実家への往復はやめられない

 食生活と毎日の生活リズムか・・・・

 圧倒的に水分補給が足りないとの指摘を受けていた

 抗がん剤の点滴をしていた頃は 
 それこそ浴びるように飲んでいた水

 この頃は 喉が渇いた時にしか飲まなくなっていた
 腎臓を取ったので 水分摂取を怠らないよう言われていたのだが

 自分の体は自分で守らないと!!!



 母はといえば
 カテーテルの後 大腸カメラを入れた

 大腸にはなんの問題もなく
 下血のはっきりとした原因は特定できないままだったが

 体調も随分戻ってきて 少し足が弱ったくらいで
 以前の元気を取り戻していた

 それで 一時退院して 自宅待機となった


 父の喜びようといったら 見ていてこちらが照れるほど
 こんな老夫婦になりたかったんだけどなぁ


 母が帰宅したことで 
 父の認知症も ある程度落ち着いてきた

 日中の話し相手がいるだけで こんなに違うんだというほど

 
 自分の老後を考えるにつけ なんだか複雑な心境になった








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2020年04月14日

2016年 7月 1


 この年の7月上旬は 
 蒸し暑い日が続いていたものの

 梅雨時の降り続く雨もなく
 時間ものんびりすぎていく様だった



 夫と彼女は 例の差出人不明の手紙が来てから
 しばらくは 差出人探しで大騒ぎしていた

 
 送られて来た写真を元に わざわざ休日出勤して
 " 筆跡照合 " までしている始末

 慌てまくって 
 職場のメンバーに対して疑心暗鬼になっていく様子が
 心理的サスペンスドラマだなぁーーと思って傍観していたが

 そんな様子も1週間と持たず(笑)


 お花畑の花はなかなか枯れないらしく
 それこそ 障害物あっての " 大恋愛 " の様相を呈してきた


 けれど 母のことばかりではなく
 仕事も忙しくなってきていた頃でもあったので

 正直 夫たちのことはどうでもよかった




 10日も過ぎた頃
 O先生のところでの定期検診があった


 この時は 採血検査だけだったので気楽に病院へ


 例のごとく 散々待たされた

 診察室の呼ばれると
 O先生が 少し困った様な表情で迎えてくれた

 あれ? 
 今までは 悪いところがあっても笑顔で迎えてくれたのに・・・


 「ニャンままさん だんだん暑さも厳しくなる頃ですが
  最近 お疲れではないですか?」

 疲れているか?と言われれば それはしっかり疲れている(笑)


 母のことを報告して 片道2時間を時には日帰りで往復していること
 最近仕事も忙しく 県内の別の拠点のイベント手伝い等までしていること

 なにやら毎日バタバタしている事を先生に話した



 すると先生が 困った顔を崩さないままで言った

 「今回の血液検査の結果が あまり芳しくありませんでした
 
  いえ 腫瘍マーカーが上がったとかではないのですが
  腎機能系の数値が 軒並み悪くなっているんです

  この数値がこれ以上下がってくる様であれば
  腎不全から慢性腎不全 そして透析という事になります」



 はぁ・・・・

 右腎臓を摘出してからも 腎機能は頑張っている数値だった

 けれど今回は そうのんびり構えていられる数字ではなくなったらしい


 忙しさはもちろんのこと

 夫たちの動向が文字通り
 ボディブロウの様に効いてきているのかもしれない


 なんだか無性に虚しくなり どっと疲れが襲ってきた








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プロフィール
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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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