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2019年12月26日

結果!!!


 2014年11月8日 

 土曜日だが 夫が出張!

 早く出て行ってくれないかと 内心そわそわ



 娘と買い物に出かける予定が入っているが
 その前に 二人でアパートに行き
 書類が届いているかどうか確認したいのだ


 夫はやっと出かけたが 
 前夜 学祭の打ち上げだった娘は まだ夢の中だ


 不服申し立てとかされてたら また時間がかかるな・・・

 一体この痴話喧嘩にどのくらい時間をかけたいのやら

 嘘をつき続けるのはとても大変なことなのに




 娘が起きてきてアパートに向かったのは もう昼近くだった


 ドキドキしながら階段を上り ドアの前に来た


 郵便受けからはみ出るような 大きな封筒は見当たらない

 恐る恐る玄関ドアを開ける


 

 あった!!!!! 入ってた!!!!!




 もう何回 目にしただろう

 プー先生の事務所の薄いグレーの封筒


 いつもの事務連絡の時のように
 A4の紙が三つ折りになって 2枚入っている


 娘と頷きながら その用紙を開く


 通常の連絡文書となんら変わらぬ書式
 
 それはそうだ
 
 裁判所からの正式な判決書は 先生の手元にあるので
 必要な部分の抜き書きだ



 そして・・・ 「主文」の文字



 原告の申し立てを認めて 被告は以下の通りの賠償金を支払う



 簡単な記述だが 「勝訴」!!!だ


 さらに 驚くべきことは 被告が支払う賠償金が
 プー先生の見立てよりも 3割以上高額だった

 不貞行為の年数は短く 子供等を作ったわけでもないのに
 これは 高額と言わざるを得ないのでは?


 娘と万歳してハイタッチ!!!


 すぐに プー先生に電話を入れる


 「ご覧になりましたか?

  被告側が 嘘の重ね塗りを続けていて
  裁判所側の心象がすこぶる悪かったのでしょうね

  とにかく 長い間お疲れ様でした

  手続きは 週明けのご都合の良い日においでください
  
  来週は ほとんど事務所内にいますので
  前もってご連絡いただければ 指定の時間にお待ちしております」


 いつになく丁寧な けれど 満面の笑みが思い浮かばれるような
 そんな明るいプー先生の声だった


 やった〜〜〜〜!!!  終わった!!!


 娘とおもわず抱き合ってしまった!!!




 *******************************************************



 今年もクリスマスが終わり 残すところ1週間

 昨年に引き続き この拙いブログを読んでいただき
 ありがとうございました

 今日から 上京したり 本来の自宅の正月準備をしたり
 年明け4日の仕事始めまで忙しい日々が待っています
 (サービス業でも4日からで助かった 笑)


 また 引き続き来年もブログを続けて書いていきます

 裁判は 一応の終息を迎えましたが
 まだ いろいろな展開がありましたので その点も
 少しずつ書いていこうと思っています


 例年よりも暖かい日が続いていたとはいえ
 年末は寒波が来るようです

 みなさま くれぐれもご自愛なさってくださいね


 それでは 一年ありがとうございました

 よいお年をお迎えください










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2019年12月25日

まだ!?


 退院翌日 夫は通常通り出勤

 私はといえば 一昨日予約をしていた
 主治医のO先生の元へ


 手術時のデータお渡しと問診程度なので
 予約は 午後2時半

 まぁ 相変わらずの混み具合で
 診察室に入ったのは 4時半過ぎ!!!



 傷の具合に問題はないのを確認していただく
 
 「とても 綺麗な傷だし 
  この接着剤もそろそろ パリパリし始めるかな?笑」

 待ち時間が長くて 背中と腰がピキパキしていたが
 先生の笑顔と うれしそうな声でホッとした


 「では 来週 血液検査をした結果を見て
  イレッサを再開するかどうか検討しましょう」

 
 あっさりと診察が終わって驚いたが
 身体中が筋肉痛?で痛いので まっすぐ帰宅した



 運転しながら 裁判の結果が気になり気になり・・・

 けれど その時点では プー先生からの連絡はないし
 アポなしで事務所に立ち寄る気合もなかった



 自宅へ帰る前に アパートに寄ってみたものの 
 郵便受けには ハガキも封書も何一つ届いていない

 
 何だか 恐ろしく不安になってきた

 最終的には あちら側の決断がどうだったのか
 先生から直接聞いていなかったような・・・


 え?? まさか すでに結果が出て不服申し立てしたとか?



 自宅に着いて 
 先生にメールをしようかとスマホを握ったが
 一呼吸おいて 止めた


 今まで 事を起こすのに 急いでいい結果が出た試しがない


 裁判沙汰になって以来 何事に関しても
 " 待ち " の姿勢でいた時の方が 良い結果が出ていた



 深呼吸して スマホを置いて もう一度深呼吸


 明日の土曜日 何の連絡文書も届かなかったら
 プー先生にメールしよう!


 落ち着いて!!! 

 そう自分に言い聞かせて 夕食準備を始めた







     
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2019年12月24日

退院そして・・・


 B先生に言われ すぐに夫に連絡を入れる

 何と 1日休みを取って迎えに来てくれると!


 8時半にはすでに病室に来ていた


 会計伝票がいつ頃できるのかな?等々話をしていたら
 何と 教授とB先生が登場!


 「よかったですね!
  昨日 奥さんとも話しましたが 傷も綺麗だし
  この調子なら 予後の心配もあまりないでしょう」


 予後・・・・ 単に術後のことか?
 それとも ガン自体のこれからのことか?

 突っ込んで聞きたいのは山々だったが
 教授が 退院当日の患者のデータを確認しているとは思えないし
 素直にありがたく 言葉通り受け取ることにした



 予定通り 午前中には退院して
 昼食に 回転寿司に行ってお祝い!!!


 ほとんど話をしなかった夫だが 
 さすがに術後の私を 一人アパートに返すことはしなかった


 食材を買って 自宅に戻る

 しばらくは自宅にいた方がいいとの言葉に甘えることにした



 どうして私が別居しているのか 本当にわかっているのか?

 突っ込んで見たい気持ちは抑えて
 とにかく しばらくは自宅でニャンズとまったりしよう



 何より 自宅にいると 
 娘に " おかえりなさい " と言ってあげられるのがうれしかった




 それにしても 今日は判決言い渡しの日のはず・・・

 プー先生からの連絡は何もない!!!

 どうしたものやら?
 

 電話する? メールする?

 今日は夫が休みでずっといるし・・・

 退院日時も伝えていなかったので
 まだ入院中だと思って 先生方も連絡控えているのかな?


 せっかく退院してきて ウキウキだった気分が
 そわそわ ザワザワになってしまった








   
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2019年12月21日

退院に向かって


 術後6日目

 前日の下剤が効いて 朝の5時過ぎからトイレ

 段々と 歩くのも慣れてきた
 
 ウエスト部分がつれて痛まないように
 うまく身体を使えてきた



 今日は水曜日だが 面会が目白押しだった

 友人たち 親戚の叔母様
 そして娘と 実家の弟が研修帰りに寄ってくれた


 弟が こちらにくるとは思わなかったので
 何というタイミングで研修が!!!と驚いたが

 両親に経過報告しないとな、と話をしに来てくれた



 体調は どんどん復活の兆し!

 やはり 大きく開胸した時と違って
 痛みの収束が速い!


 急な動きをしない限り 手足を動かす分には影響がないので
 通常の生活は もうほとんど心配ないだろう



 夕方 B先生が来てくれた

 「朝の採血結果や 傷の周辺の具合を見ても
  明日には退院できますよ
 
  手続きしましょうね」



 何と! 術後1週間以内に無事退院(笑)

 
 そして ファイルの中から 一枚の写真を見せてくれた

 
 一目で 摘出した腎臓であることはわかった

 ただ どこがどうなっているのか??
 素人目には 上下左右もよくわからない



 先生は少し笑いながら 無理もないという表情


 「これは 取った腎臓にクロス状の切り込みを入れて
  少し開いた状態にして 中がよく見えるようにしてある写真です

  ほら この部分!
  他のところより 随分と色が白いですよね?

  ここが肺から転移したガンの箇所です」



 確かに 指し示されたところだけ やけに白い


 「腎ガンだった場合 大方のものはもっと黄色い塊です

  組織検査でも判明しましたが 
  見た目でも肺がんの転移だとわかりますね」




 そういえば 夫が見た右肺上葉のガンも
 白いゴルフボールみたいだと言っていたっけ




 あぁ ーーーーーー 
 でもこの中だけでジッとしていてくれてありがとう!!!

 あちこちに 出かけないでくれてありがとう!!!


 写真を見ながら 
 心から 右腎臓とその中のガンにお礼をしている自分


 俯瞰的に見れば 滑稽そのものかもしれないが
 その時は 本当にその腎臓が愛しくて有り難かった






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2019年12月19日

大学病院に入院するという事



 それにしても 大学病院というところは 
 別の意味で 色々と気をつかう
 (自分が入院した大学病院だけなのかもしれないが)



 看護師さんはもちろんだが 担当の " 学生さん " が付く
 (ドクターの卵ではなく 看護学生さんの方だ)


 全ての患者さんに付くわけではない

 術後のケアにさほど複雑なものがなく 
 話をしたり聞いたりしてくれる患者が選ばれる感じだ


 そういう意味では 
 術後といっても 外科の手術後の回復を待っているだけで
 取り立てて新しい治療をしているわけでもない

 自身で動ける私が選ばれるのは無理もないだろう


 「娘さんと同年代ですもんね♪」と看護師さんにも言われたし


 
 けれど この担当学生さんが 物凄く真面目で

 正直 疲れてしまう・・・


 レポートも書かなくてはならないのだろうが
 何せ 起きている時には質問攻めだ!!!


 病気が見つかった頃から今までの心境の変化だとか
 実際の治療・手術のことだとか・・・

 今まで入院して来た病院の看護体制の事とか・・・
 (んなもの 詳しく知らんがな!)


 こちらが 少し眠りたいな、と思う時間帯も
 ベッド脇に座り ノートを開いてくる


 ニコニコ笑顔を " 作って " 来てくれるのも
 まだ 少し緊張が残っている感満載だ

 病棟研修も始まったばかりなのだろう
 そして もしかしたら早く終わりたいのかもしれない

 
 気分としては 毎日が事情聴取だ(笑)


 さすがに 個室に移ってから2日目には疲れて来て
 看護師さんに もう少し時間を減らして、とお願いした

 歩行訓練のときだけついて頂くだけで大丈夫だと


 
 これで少しは ベッド脇が空く時間が多くなるかな?







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2019年12月18日

術後あれこれ 4


 術後5日目

 今日はシャワーもなく 午前中はのんびり



 朝イチに C先生と 何と教授が来てくれた!!!

 「ニャンままさん 経過が順調そうで何よりでしたね

  ご主人から話を伺った時には 驚きましたが・・・

  彼(C先生)は とても手術が上手なので 
  どこの傷も小さいでしょ?」


 そう言って ドレーンを抜いたところのガーゼを剥がした


 「こちらは もう剥がしてしまって大丈夫!
  この病院では もうやるべき治療は無くなったので
  いつ退院してもいいですよ!」



 何だか どこかで聞いたセリフだ(笑)

 大きな病院は 早期退院を旨としているのがよくわかる


 教授は にこやかに

 「退院したら すぐにO先生のところに行っても大丈夫!
  先生も心配なさっていたので 早く顔を出してあげて下さいね」


 そう言って B先生と共に隣の病室へ移っていった




 まぁ 退院してもいいと言われたので それはそれでうれしいが
 まだ 痛みが引けていない


 術後は思っていたより痛みがあったが 
 痛み止めはなるべく使わず 頑張ろうと考えていた


 けれど 
 歩行訓練が本格化した3日目からは どうしても痛くて 
 痛み止めと下剤を処方してもらうようにした

 
 痛みで 動かないでいるより 
 きちんとコントロールして リハビリした方がいいと
 看護師さんたちも言ってくれたし・・・


 この痛みが もう2、3日で引けるんだろうか?

 ウエスト部分なので 肺を取った開胸手術の時よりも
 様々な動作での負担が大きい

 歩くだけでも こんなに力が入るとは思っていなかったし
 
 何もなく普通に暮らしている時には想像もつかない痛みだ



 とにかく 退院許可が出たので
 予定通りの日数で退院することを目指さないと!!!




 退院予定日は・・・・判決が出る日だ


 いろんな意味で 期待と不安が(汗)






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2019年12月17日

術後あれこれ 3


 翌日 朝食が終わったらすぐに部屋移動


 急患も無く 予定通り元の部屋の窓際へ



 落ち着いてから 中学の時の同級生たちに連絡!

 腎臓とった!?と 大騒ぎで心配してくれた

 当時 乳がんと戦っていた友人も
 とにかく 無理せずでも頑張れ!と 励ましてくれた


 傷の周辺はまだ痛みが強く 
 姿勢を変えるたびに 嫌な汗が・・・・


 けれど 今日からシャワー解禁!!
 気持ちがいい!

 瞬間接着剤(笑)は 思ったよりずっと強力みたいだ
 
 頑丈にテープやガーゼ等で保護されてるとは言え 
 水分にはもちろんのこと

 体を起こす、ひねる、かがむという様々な動作にも 
 全く動ぜずピッタリとしている 

 剥がれてしまったら それこそ大問題だが!




 この日は 日曜日だったので
 夫が昼過ぎから面会に来た


 取り留めのない 当たり障りのない話をしつつ
 歩行訓練にも付き合ってくれた


 お互い 裁判のことについては何も触れず・・・

 余計なことには触れない方が かえって気を遣わなくていいか


 退院時期やら 退院後の仕事のことやらを心配してくれた

 いやいや それも大事だけど
 もっと根本的に解決しなければならない事ない???


 けれど 病院内でケンカになるような話はできないし
 私も 突っかかるのはやめておいた




 いずれにしても まもなく判決が出るので
 お互いの立ち位置等 ハッキリさせる時はもうすぐだ!



 6日の木曜日だったはず・・・
 その時まで 退院できるだろうか???


 夫が帰るのを 
 エレベーター前まで歩行器を押しながら見送り

 さて 判決が出たらどうしたものか?と
 退院後の生活について 真剣に考え始めていた






    

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2019年12月16日

術後あれこれ 2


 術後2日目 朝食から食事開始

 だが ほとんど食べられない


 昨夜の歩行訓練がきいたのか 身体が痛くて
 姿勢が保てないのもある


 熱も少しあって 背中がびっしょりだ

 食事は下げてもらって 清拭をしてもらいたいな、と
 天井を見ながら考えていたら B先生が来てくれた


 「おはようございます!
  
  ちょっと傷を見せてくださいね」

 そう言って 右脇腹をめくって見てくれた


 「うん 大丈夫だね 回復順調です!

  ドレーンと尿管抜いていきますね

  まだ少し痛みは残るかもしれないけれど
  この分だと それも早く収まるでしょう!」



 開放感!



 そこで初めて ガーゼが外されたタイミングで
 手術後の傷を見てびっくり!!!

 糸も ホチキス状の針もない!

 穴を開けられたであろうところがキラキラ光っている

 まるで 瞬間接着剤を塗りつけられているみたいだ


 え〜〜〜?  こんなので大丈夫なの???


 「先生!!! これで本当にくっつくんですか?」


 実際 起き上がる時に つれて痛みもあったので
 心底 不安になった


 「大丈夫! まさしく接着剤と同じで 
  乾いてきてパラパラ剥がれ落ちたら それで完了です」


 医学は進歩しているが まさか 接着剤で傷をふさがれるとは!!




 夕方 面会に来た娘と夫にそのことを話すと 
 驚きつつ 笑っていた!



 そして その夜には
 
 手術時にお腹を膨らませるため入れられた二酸化炭素が
 キチンと体外に出き切ったのか(吸収もされたと思うけど)

 めでたく ガスも出て お通じもあり
 看護師さんたちに喜ばれた


 それと同時に 歩行器まで持って来てくれて

 「傷が少し痛むと思うけれど 歩行訓練は毎日欠かさずね!
  日に3回以上は 病棟歩きましょうね!」



 そして 帰りしな看護師さんの一言

 「順調ですので 明日大部屋に戻りますね!」


 え???

 術後の個室生活は わずか2日で終わりを告げた






    
        
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2019年12月13日

術後あれこれ 1


 前回同様  術後は 痛みと熱で辛かった


 夫は 母を夕方前の高速バスに載せるため
 駅に向かった

 出がけに
 「また戻ってくるから」と言ったが
 
 丁重に(笑)お断りした!


 自分が逆の立場だったら
 「痛い 痛い!!」と唸っている夫の側で
 一体どういう顔でいればいいのかわからないし・・・


 「他人」そのものの関係であったその当時
 夫がそばにつきっきりというのは ゾッとする事だった

 正直 この痛みの中 夫がいようといまいと
 全く関係のない事で・・・



 案の定 熱は翌朝になってもそれほど下がらず

 せっかく 朝イチで様子を見にきてくれた麻酔科のイケメン先生にも
 笑顔で挨拶できなかったばかりか 痛みの愚痴ばかりで(泣)


 尿管・ドレーン・点滴のルートなどはそのまま


 けれども 昼近くに
 酸素マスクとフットポンプは外してもらえた
 
 それだけでも 開放感にホッとした

 ・・・と安心していたら 担当の看護師さんが一言


 「さ! ベッドから降りて足踏みしますヨォ!」


 は? まだとても痛いし

 いま 看護学生さんに清拭してもらって 
 何だかさらに痛みが強くなったから 
 楽な姿勢に直ろうかと思っていたのに


 「フットポンプも外れたので 少し運動しましょうね」ですと!



 学生さんに支えられ やっとの思いでベッドから降りる


 上がりません!! 足が!!!

 足自体は痛くも痒くもないのだが 少しでも膝を上げると 
 脇腹が釣れて ビリビリっと音を立てるくらい痛い


 開腹手術ほどではないのだろうけれど
 腹腔鏡下の手術でも 術後は痛い!!!


 「無理です〜〜〜 泣」

 
 弱音を吐いては見たものの 看護師さんは容赦なかった!


 「大丈夫!!!  

  点滴スタンドは 学生さんが引きますから 
  病棟を半周してきてみましょう!」


 半泣きしながら 足を引きずって(上がらないんだもの)
 とてつもなくゆっくりと 病棟の廊下を歩いた


 さすがに疲れがひどく 

 午後は痛みが引かないまでも
 ほんの少し ウトウトと昼寝らしきものができた



 夕方 夫が面会に来ると告げたら

 「では ご主人様とも一緒に歩行訓練しましょうね!
  念のため 痛み止め入れておきますね」


 
 大学病院は 患者にも学生さん並みにスパルタなの?

 患者さんが多すぎて 早く退院させたいの?


 そうは思いながらも
 素直に 夕方も 無言無表情の夫と歩行訓練

 側からみたら 仏頂面の変な夫婦だっただろう


 
 この歩行訓練で 変に体をかばったせいか
 この夜は 背中と腰が ミシミシいって また寝不足だった







   
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2019年12月12日

手術終了


 ここはどこなんだろう?

 右脇腹が とても痛む!!!



 手術室にいる時に 名前を呼ばれた程度で目が覚めて
 自分でも覚醒していたと思っていたが

 知らず知らずのうちに またウトウトとしてしまい
 その間に 病室らしきところに戻ってきたようだ


 ふと気付くと 長い弾性ストッキングとは違い
 ハイソックスタイプのものを履かされていた

 フットポンプに足入れする前に履いていたんだっけ?
 何だか その頃から記憶が曖昧になっている

 あぁ 点滴が始まっていたからだ


 加えて今回は 電気毛布にくるまっているわけでもなく
 普通に 冷えも震えも全く感じなかった

 あの足湯のようなフットポンプが効いていたのだろう

 そもそも 全身麻酔といっても
 今回は 大きく開胸した前回と違い
 硬膜外麻酔はしていないし 麻酔の量などが違うのかも?

 などと 素人考えながら 痛みに耐えつつ考えていた



 看護師さんが二人 周りを忙しそうに歩いて
 様々な機器を確認している


 「ニャンままさん お疲れ様でした

  手術は無事に終わりましたよ
  時間も 4時間はかかりませんでした

  弾性ハイソックスは 原則明日まで着用です

  どこか痛むところがあったり 辛いことはありますか?」



 声につられて 目を開けると
 ICUなどとは違い 普通の個室のようだ

 ナースステーションの前にあった 回復室なのかな?

 顔を横に向けると
 顔色の悪い夫の顔と 心配そうな母の顔が並んでいた
 
 コンタクトレンズが入っていないはずなのに
 妙にハッキリと見えた


 けれど 
 3カ所開いていたであろう " 穴 " の辺りがジンジンと痛む

 どうしても 酸素マスクの中で呼吸が荒くなる


 その事を訴えると 
 
 「一応 点滴で痛み止めを入れてありますが
  もう少し様子を見て 痛みが酷くなるようなら 
  どう対処するか 先生と相談しますね

  まだ熱も少しあるので そのせいかもしれません」



 またしばらく我慢しないといけないのか・・・

 前回の手術終了時間は午後5時だったけれど
 今回は やっとお昼!


 長く痛むのは嫌だな・・・と思っていたら

 夫が口を開いた

 「出血量も少なくて 術中も安定してたって
  インスタント診断では やっぱり肺がんの転移みたいだよ

  とにかく 後はゆっくり休んで回復を待つしかないよ」



 「本当に無事に終わってよかったね
  これで 安心して帰れるわ」

 母も 心底ホッとした様子だった







     
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プロフィール
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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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