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2019年08月31日

2014年 6月 2



 6月の半ばを過ぎ
 O先生のところでの定期検査の日が来た


 前回 少々マーカー値が上がっていたので
 今回は 造影MRIだ!



 もちろん 朝食抜きの検査だったが
 連日の暑さのせいで 水分だけでは不安だった


 この頃は 量はそれほどではなくても
 3食きちんと摂って 体のバランス(物理的にも)を
 取っているような状態だった


 出廷に向かって やはり、というか
 この私でも?というほど痩せてしまっていた
 
 洋服のサイズばかりではなく 靴まで緩くなってしまった程だ

 当然のことながら 何となくふらつくことも多くなっていた


 不思議なことに 自分の中では
 この状態が病気につながるものでは無いと確信していた

 そう思えるほど
 今振り返っても「裁判」というのは尋常なものではなかったのだ


 そんなわけで MRIの結果自体は全く気にしてはいなかった



 予想していた通り O先生から
 「今回も 画像では何の異常もありませんでしたよ」の言葉が!



 ただ また腫瘍マーカーの数値が・・・

 今度は CEAの方だ

 最高値5のところが 8.3まで上がっていた



 「うーーん・・・ 

  急な暑さや仕事等で痩せちゃったのか
  何かしら 体の中に変化があったのかと思ったんだけど

  画像では異常が無いので この数値の上昇は
  どう解釈したらいいのか 正直迷うところです」



 結局 来月もう一度採血をしてみて その結果で判断する事に


 帰る間際に O先生が言った

 「少し痩せて来たけど 食欲があるからと安心しないでね

  ほんの少しでも違和感を感じたら すぐに来てくださいね」と



 
 そのころは サッカーW杯の日本の試合にイライラするくらいで
 仕事や日常生活には 何の不自由もなく

 とにかく 裁判が早く終わることだけを祈る日々だった








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2019年08月28日

2014年 6月


 この年は 5月末から 毎日暑い日が続いていた


 最高気温が30度を超える日も度々あって 
 職場の外回りの掃除などは 正直こたえた

 その暑さのせいなのか 
 サッカーW杯を控えた ドキドキソワソワ感のせいなのか(笑)

 イレッサの湿疹がまた酷くなっていた

 梅雨も何処へやらのお天気続き・・・



 そんな暑い日々が続く中 アパートで使っていた冷蔵庫が壊れた!

 長男が使っていたお古ではあるけれど もう壊れるの?という感じ

 冷凍庫は使えるが 冷蔵スペースが冷えない!!という事態!!


 いつものように 自宅で娘と夕食を共にしている時
 「お兄ちゃんの温冷庫持っていけば?」とのアドバイス

 次男が寮の先輩からいただいた コンパクトな温冷庫のことだ

 「えーー? あれまだ使える?
  清涼飲料水の懸賞か何かで当たったやつでしょ?」などと 
 きゃっきゃ騒いでいると 


 何と!!  夫が帰宅して来た!!!



 出廷時に顔を合わせてから 半月以上経っていた
 
 まともに鉢合わせするのは 法廷内以来のことだ
 

 あの時見たように 青白い顔のままで
 無言で リビングに入って来た

 娘は気を利かせたのか そそくさと二階へ



 「プー先生から言われたんだけど
  まだ少し あちら側が動くみたい

  あの証言をした事で 何か言われた?」


 こちらを振り向くことさえしない夫だったが
 背中を向けたままで

 「私の中の真実を言っただけです

  〇〇(次男)から 
  あなたがすごい証拠を持っていると聞かされ
  これ以上 あちら側にも迷惑をかけられないと思ったまでで」



 グッジョブ 次男!!!(笑)



 所詮は そんなものなんだろうな・・・・

 あちら側にも、というより 自分もこれ以上
 子供達から最低のレッテルを貼られるのは嫌だったのだろう

 結局は " 保身" に他ならない


 いかなる理由があっても 犯罪を犯してはいけないのと同じで
 私の中では いかなる理由があっても不倫はダメだ!!!


 以前 それを見て見ぬ振りをして来た自分に対して
 甘かったとしか言いようが無い


 と同時に 夫は 私のことよりも
 子供達に対しての感情で更生する方向にしたんだな、と



 これから 裁判の判決がおりるとして

 私自身は この人とどうやって向き合っていくのだろう?


 まるで 拒絶のオーラが冷たく揺れているような

 見るからに硬く 壁のように見える夫の背中を見て
 ボンヤリと考えていた 






    
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2019年08月27日

2014年5月の検査


 出廷が終わり 2、3日すると

 胸に引っかかっていた針のような感覚が
 ようやく 少しずつ薄れていった

 夫が 限りなく真実に近い証言をしてくれたことは
 都心の息子二人にも伝えた

 こちらの想像をはるかに超える緊張感の中で
 " 本当によくできました " という感じだったよ、と

 息子たちは 
 そんなことは当たり前のことだし
 私の評価は " 甘い" とのことだった(笑)



 20日に O先生のところへ定期検査へ

 この日は 採血と造影CTだった


 「相変わらずの元気さ いいですね!」と
 笑顔で応対してくれるO先生!!


 本当に 主治医がO先生でよかったと思う
 
 何でも聞ける雰囲気と 
 真摯に答えてくれる誠意ある対応

 思わずニヤついている私に向かって 
 先生が 少し首をかしげた


 「CT画像には 何の異常もみられないんだけど・・・

  採血の結果では 腫瘍マーカーが少し上がっていますね」


 検査結果の表を見ると

 CA19-9のマーカー値が ほんの少しだが
 既定範囲の最高値より上昇していた!!!



 「うーーーん 
  大げさに考えるほどの数字ではないけれど・・・

  何の心配もないと言い切れるものではないかな?

  この数字は動きがあるし 極端に上下する人もいるから

  ただニャンままさんの場合 しばらく動かなかった数字だからね
 
  やはり注意してみていかないといけないね」



 この腫瘍マーカーの数値は よく動く数字らしく 
 体調の変化だけで すぐ顕れる人もいるらしい



 「他には特に心配する症状がないので 
  一ヶ月後に 造影MRIを予約しておきますね

  もちろん その時に採血もするので 
  このひと月の経過観察という事で診てみましょう」



 
 初めての出廷で バタバタしていた分
 自分が思うよりも ストレスを抱えていたのかもしれないな?


 けれど とにかく山場は過ぎたので 心配事は激減した!


 これから来月の検査まで 余計な事は考えず

 仕事を楽しみ 娘との時間を楽しみ
 真夏の息子の結婚式を楽しみに待っている事にした

 
 口角が上がる楽しいことばかり考えていたら
 また 何事もない平和な日々が来てくれるだろうから♪








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2019年08月23日

2014年 証言を終えて


 とりあえず 法廷での証言は終わった


 夫が限りなく事実に近いことを証言したものの
 被告側は ここに至っても全否定で呆れるばかり

 
 プー先生によれば

 これからも少々あちらは動くだろうけれど
 被告側に対してのポーズのようなものだろうから
 こちらは気にしませんとのこと


 え?  まだ何かやるつもりなの?

 もういい加減 勘弁してほしいのだが・・・




 とにかく 2014年5月は この裁判のピークである
 法廷での証言についてのことで明け暮れた



 翌日 仕事で傍聴できなかった義姉を訪ねた


 裁判所での一部始終を報告
 
 とにかく終わった事に対しての 暖かい労いをいただき
 やっとホッと一息という心持だった


 そして 心配してこう言ってくれた

 「あなたは 今は出廷が無事に終わって元気そうにしているけれど
  病気で治療中だという事をわすれないでね!

  気を張っていた分 これから夏に向けて疲れも出ると思う
  とにかく 無理無茶をしないでね!」と



 そうだ!! 思い出した!!!
 

 病気のことを忘れていたわけではなかったが 

 何より 次男の結婚式を控えていたのだ!!!

 彼の仕事の関係で 盆休み中しかスケジュールが取れないので
 夏の暑い盛りに挙式する事になっていたのだ



 あぁーーー それまでに
 この面倒くさい裁判が きちんと終わっていてくれるといいな



 楽しみでもあり 裁判のこともあり
 何となくスッキリしない感覚のまま 義姉宅を後にした







   
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2019年08月21日

そろそろ夏も・・・


 次男一家が来てくれた盆休み

 娘夫婦も 少しの時間でも、と駆けつけてくれた


 子供達 孫達に囲まれて楽しく過ごした

 幼子の笑顔と笑い声には 本当に癒される


 今の自分にとっては 
 泣き声さえも可愛く思えるのだから不思議だ

 自分が子育て中には とてもそんな余裕はなかったが
 
 
 夫も休みを合わせてくれて 一緒に行動した
 


 2014年の裁判から 約5年・・・

 色々あったが
 今は 私が単身赴任という別居の形で
 精神的には とても落ち着いている

 夫との結婚生活は 別居期間を除いても
 実家で過ごした年月よりも長い
 
 なので 家族というくくりで言えば 情はある(笑)


 けれども 私が単身赴任になった経緯にも 
 夫側の呆れる程の事が色々あるが・・・


 裁判が結審になるまでのことも もう少し書いていくが
 これもまた やれやれ・・・というしかない(笑)



 そろそろ夏の終わりの気配も 近づいてくるこの頃

 再開した仕事の疲れを残さぬように
 無理せず 更新していくつもり

 
 明日も仕事 頑張らなくては!!!








     
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2019年08月15日

夏休み


 今年のお盆は
 先週末から 仕事のシフトがびっちり入っていた

 同じ部署の友人宅の新盆があり
 皆で協力し合っているのだ



 お母様が亡くなられてしまい 
 女手のないご家族なので 通夜・告別式の時から
 嫁いだ彼女が 一人で奮闘している 


 酷暑の中 
 あまり頑張りすぎないで欲しいとは思うのだが・・・



 そんな中 明日から日曜日まで
 お休みをいただける事になった!!!


 金曜日からは
 他の社員さん達が夏休みを終えて
 順繰りに出勤してくるので

 人数的に余裕ができ お休みできるという訳



 サービス業なので 9連休とはいかないまでも
 みんなそれぞれに 3〜5日のお休みを取れたので
 リフレッシュできたのではなかろうか?



 自分も お休みをいただけた事に 感謝 感謝!
 


 そして何と!
 次男一家と娘夫婦が 訪ねてきてくれるという♪

 長男は 新婚さんだし お嫁さんのご実家だとして・・・も

 楽しい夏休みになりそうだ!!!



 梅雨寒から一転した 毎日いかにも夏らしい暑さ

 この暑さ 正直辛いこともあるけれど
 体調に気をつけて 満喫しよう!!!


 やったね!!  な・つ・や・す・み!!!






       
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2019年08月13日

証言 5


 証人・原告側の証言が終わると 休憩に入った


 ホッとして プー先生と顔を見合わせたが
 プー先生は " これからですよ!" という表情をしている


 それはそうだ!!!
 いよいよ 被告側への尋問ができるのだから!


 席を立って トイレに行こうとして
 夫がいないのに気づいた

 
 傍聴に来てくれていた友人が
 「ご主人 証言が終わってまもなく帰ったよ」と

 K氏も 
 「勤務中に時間休をもらって来てたのかもしれませんね」と
 それぞれ 教えてくれた


 
 友人は 
 狐目の彼女とそのご主人に対して とても怒っていた


 「何なんだろう? あの人たち!!!

  被告席に座っているというのに ツンケンした顔して 
  口を尖らせちゃって!!!
  すごく品のない いやぁーな感じ!!!

  ご主人なんて 傍聴席から身を乗り出してたよ!!!
  嘘ついてるのは あちらさん達なのに!!!」

 と まぁ 私の代弁をしてくれているようだった(笑)



 トイレに向かうと 
 その途中の部屋(磨りガラスの控え室?)から
 被告側の所長先生の声が聞こえてきた

 ハッキリとは聞き取れなかったが
 夫が証言を翻した事によっての 
 質問事項の内容を再度検討しているんだろう


 やれやれ・・・
 嘘をつくと それを取り繕うのに 
 その何倍も嘘をつかなくてはならないんだな・・

 ご苦労様です




 そして 最後 
 いよいよ 被告側への尋問が始まった


 狐目の彼女は 宣誓書朗読の時から 
 また 口を尖らせたままだった

 何となく感じる 不遜な態度
 
 あんな風にしたら 裁判官への心象が悪くなるのに・・・

 所長先生達に指導していただかなかったのか?と
 あちら側の心配までしてしまった
 


 被告側弁護士からの質問は 
 終始 今までの証拠の確認等に割かれた

 下手に突っ込んだ質問をしても
 夫の証言との矛盾が出てきてしまうので
 慎重に言葉を選んでいるようだった



 プー先生も 粛々と

 彼女のご主人名でのメールが偽物である証明
 音声データ中の 彼女自身が発した数々の言葉の確認
 等々 細かい矛盾点を一つ一つ論破していった



 全ての尋問が終わったのは もう4時近くだった



 無事終わった事に とにかくホッとして
 プー先生 友人 K氏へ 心からお礼を言った



 最後に プー先生から 最高の褒め言葉をいただいた


 
 「証言台に立つという経験は 
  普通の人の人生の中には ほとんど無い事です

  ニャンままさんは お見事でしたよ!!!

  嘘をついていなくても あれほど堂々と証言できる人は
  なかなかいらっしゃらないのです

  お子さん達にも ぜひご覧になっていただきたかったです
 
  お母さんは 病気にも自分の人生にも正面から向き合ってますよ、と」







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2019年08月12日

自分はどうしたいのか?


 思いがけない裁判官からの問いかけに

 自分でもどう答えていいものやら
 思わず言葉が詰まってしまった


 裁判が終わったとして

 病気を抱えてしまった自分は
 どんな風に生きていくのが望みなのだろう?


 ただただ 夫と狐目の彼女とそのご主人に対して
 自分の中の正義感をきっちりと示すことを目的とした訴訟

 
 結論としては 負けるわけはないと思っていたが
 
 さて その後のことになると
 正直なところ 明確なビジョンは持っていなかった


 もう " 信頼 " できなくなってしまった夫とは
 離婚した方が苦しくはないのだろうな?とは思っていたが
 
 いざ 現実問題として考えると そうは簡単にはいかないだろう



 一人だけの収入では 
 今までのように暮らしていくことは とてもできそうにもない
 
 扶養の範囲内での条件を外してもらうとしても
 通院・治療が続いているうちは それ相当のお金もかかってくる


 家族型のガン保険にしか加入していなかったため
 離婚 即 解約で 治療費等はもちろん全て自腹だ!

 後から降りてくる保険金は 当然ゼロになり苦しくなる



 今のアパートは かろうじて自分の給与と貯金から
 どうにか家賃を払っているものの

 試算してみれば 
 数年後には 暮らしていけるかどうかも危うい



 この頃は まだ末の娘が大学生ということもあり
 卒業まではこれ以上の心配はかけたくなかった





 裁判官からの最後の問いかけ・・・


 何分くらい経っただろう?



 「病気の自分を支えてくれていたとばかり思っていた夫に裏切られ
  もうこれ以上 信用することができなくなりました

  どういう形に落ち着くのかは 正直まだわかりませんが
  たぶんこれからも 一緒に住むことはないと思います

  自分としては 真剣に病気と向き合う以外
  余計なストレスを抱えて生きることはしたくないので」



 " 離婚 " という言葉は 出て来なかった

 

 けれど 
 " これからも一緒には暮らさない " という決意表明じみた
 明確な言葉が出てきたことに 自分でも驚いていた







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2019年08月09日

証言 4


 夫の証言の次は
 いよいよ原告である私の証言の番だ



 証言台に行き 宣誓書を朗読する

 それにしても 自分は 何の悪いこともしていないのに

 いざ 証言台の前に立つと
 声と足の震えが ずっと止まらない

 やはり 法廷という場の空気感がそうさせるのだろうか?


 裁判官からも 良心に基づき嘘のないように、との念押し

 訴えた本人なのだから「偽証罪」には問われない



 プー先生の質問から始まるのは 精神的にも助かった
 
 " 台本通り " に答えるのだから ゆっくり正確にと心がけ

 裁判官の表情を確認しながら しっかり目を見て答えていった



 プー先生からの主尋問は 滞りなく答えることができた

 ここでやっと 足の震えが止まったほど緊張していた



 緊張が解けたと同時に 喉の渇きが尋常ではないことに気づいた

 しかし 法廷内には余計なものを持ち込めないと
 プー先生に言われていたので 水も飲めない

 必死に唾を飲み込み 少しでも喉を潤そうと努力した


 
 次に いよいよ被告側からの尋問だが 

 夫が打ち合わせの内容をひっくり返したため
 想定尋問も 微妙に質問を変えなくてはならず
 
 " こんなとこ聞くの? " という質問まであった



 音声データ確認の例を取ると

 狐目の彼女の言葉
 「ご主人のことを好きになったのは確かです
  その想いの強さが伝わって そういう関係になりました」

 ここでの「そういう関係」というのが 
 不倫と解釈するのは いささか無理があるのでは?と言う

 「はっきりしたことを言っているわけではないですよね?」と
 あちらの若い弁護士先生が尋ねる

 所長先生は 仏頂面で腕組みをしているままだ

 
 思わず 頭に血が上ってしまって声を荒げた!

 「会話の文脈をしっかり聞いていただければ
  " そういうこと" が不倫関係を示しているのは
  明らかですよね?

  そうではないと言うなら この指示語は何を示しているのですか?」

 まるで 現代文の授業の一コマのようなセリフだ(笑)



 質問に答える時には
 " 必ず裁判官に向かって " と言われていたのに

 この時だけは 思わず被告席側に向かって 大声を出してしまった!!

 当日の口頭弁論中で 一番の大声(笑)



 その後も やたらと細かいことを突っ込むように質問されたが
 あまりのバカバカしさに はいはい・・・という感じだった




 被告側からの質問が終わった後
 裁判官から2、3の質問があった

 文字通り 確認だけで 
 こちらが緊張するような問いかけはなかった

 
 そして 問いかけの最後に

 「ご病気を抱えて このような状態になり
  大変お辛いと思いますが

  裁判が終わった後 どのような生活を送りたいとお考えですか?」




 自分のターンが終わって 緊張が解けているところに
 全く想像だにしなかった質問だった


 " これからの自分 " ・・・本当はどうして行きたいんだろう?






          
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2019年08月03日

証言 3


 プー先生からの質問に対しての答えで
 渋々ながら ホテルに行ったことを認めた夫


 慌てまくる被告側の弁護士先生達

 無表情の狐目の彼女
 赤黒い顔を余計に真っ赤にしている彼女のご主人


 それらを まるっきり他人事のように
 原告席からぼんやりと見ていた



 初めからこうなる事は分かってたような錯覚に陥った
 
 いや 不安ながらも確信していた部分もあったのかも・・・


 次男の「お母さんはもっとすごい証拠を持っている」という
 その言葉が 夫の頭の中でグルグル回っていたのだろう


 彼の「ビビリ」の部分が いい感じで発揮されたのか?


 いずれにせよ 夫は本当のことを証言した


 ほんの少しのタイムラグの後 
 思わずプー先生と顔を見合わせてしまった

 
 " 本当のこと 言っちゃってますよ " 的な意味で(笑)




 その後の 被告側の弁護士からの質問は
 シナリオとして 全く想定していない展開になったのだろう
 

 こちらで聞いていても グダグダだった


 あちらの弁護士事務所の所長先生も
 思わず質問を始めてしまいそうな姿勢に・・・

 打ち合わせとは真逆の事を証言したのだから
 苛ついているのも無理はない

 その苛立ちが 全て表情に出ていた



 裁判長から 念押しの質問でも
 ホテルに行ったこと自体は間違いないと証言した夫

 「偽証罪」に問われないよう「真実」を言ったのだ

 後から証拠など出てきでもしたら それこそ大変だから


 
 正直に言えば やはりホッとした

 ビビリではあるが 子供に対して
 父親としてのプライドがいくらか残っていたのか、と



 全ての尋問が終わり 夫は憔悴しきった顔で
 傍聴席へと戻って行った






               
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プロフィール
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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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