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2018年09月14日

抗がん剤治療:副作用始まる?


 抗がん剤投与の点滴で 
 シスプラチンが漏れ 血管炎を起こしてしまったが
 そのほかには 特にトラブルもなかった


 当日は 寝つきがよく気持ちよく眠りについたのだが
 利尿剤のせいか いつもなら起きない夜中にトイレ!
 
 尿量も多くて 夜中に一人でビックリしてた(笑)




 翌日
 朝食はなんということなく完食!


 回診に来たK先生が 握りこぶしをぐっと出して

 「頑張れ! 頑張れ!
  これからが いろんな意味で本番だからね!」と



 本人としては 根拠のない自信のようなものがあり
 
  ” 意外に 副作用なんて大したことなかったりして ・・・”
 なんて ほくそ笑んでた!


 
 午前中は 調子が悪くなることもなく
 売店に行き「ごま塩」を購入!
 
 
 お塩 うまぁ〜〜〜〜い!!!

 ごま塩舐めながら 水を流し込む妖怪(笑)


 シャワーも気分良く ルンルンで八分音符




 さて、と  そろそろ昼食か・・・と時計を見た時

 きました!!!!!


 ” う・・・・気持ちわる!  つわりか?!”

 え? こんなに急にくるの? うっそー!

 
 もう そこからは胸やけのような感覚に覆われ
 なんとも言えない気持ちの悪さが続く



 「副作用は 1週間以内に出てくることが多いので
  毎日の体調に注意しておいてね」



 K先生は そんな風に言ってたので
 副作用が出るとしても まだ先だと思っていた

 単純な性格なのは認めるけれど こんなに急に
 わかりやすい症状って出てくるものなんかな?


 当然 昼食はパス! 
 気持ちが悪くて とてもじゃないけど食べられない

 それでも できるだけ水は飲むようにした!

 
 つわりの時を思い出し 何か口に入れれば
 少しは気持ち悪さが紛れるかな?と
 階下へ

 売店で 大好きなグレープフルーツゼリーを買った


 部屋に帰って 期待しながら口にしたが・・・・


 味が・・・・無い!!!

 いやいや いきなりの ” 味覚障害 " ですか?


 入院中は食べることだけが楽しみなのに・・・
 かんべんしてくださいな(泣)



 何をしても 気が紛れず 
 ますます 気持ち悪さが強くなってきたところで
 早々に 夕食の時間・・・

 
 廊下から聞こえる 配膳カートの音

 ここで 煮魚の匂いに 完全ノックアウト!!!


 
 食事を摂ろう! 水を飲まなくちゃ!という意識は
 完全に吹っ飛んだ!


 
 K先生が 来てくれた

 「もう来ちゃったか・・・!
  でも 大丈夫! 想定内だから心配しないでね」と

 「それよりも 予想してたよりも尿量が減ってるので
  利尿剤の点滴するね」



 そうこうするうちに 看護師さん達に
 手早く 点滴ルートを確保される


 今日は 迷わず 左手だ(笑)

 あぁ〜〜〜 今夜はトイレ通いで熟睡は無理だな・・・



 この日は こんな感じでバタついて終わった









  

 
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2018年09月13日

在宅医療について:父と私の場合


 以前 ちょっと触れた事があるが
 
 私は自宅を離れ 単身赴任の形で
 実家の両親の手助けをしている

 子供達も成人し独立して 
 夫の転勤もなかった中でのいいタイミングだった



 「介護」というほどの大げさなことではないが
 90歳と82歳の両親なので 自身で動ける事が
 だんだんと少なくなって来ている


 加えて 両親ともに心臓の手術を経験しているので 
 定期的な検診のほか 服用薬の管理も重要だ




 今年の暑さは 夏生まれの父にもさすがに辛かったようで

 総合病院の心臓外科外来で あまりにも長い待ち時間に 
 具合が悪くなってしまい大変だった
 
 年一回の 総合病院での診察なので
 本人も気を張って行っていたのだが・・・




 先週 私と母だけで 父の掛かり付け医に行った

 連日服用している薬を処方してもらうための
 定期的な通院だ


 そこで 思い切って 父の主治医に相談してみた
 

 「先生 父の通院がなかなか難しくなりました。
  デイサービスも もう3ヶ月ほど休んでいます。

  総合病院で 順番待ちの間に具合が悪くなり
  帰宅後 その疲れで 翌日朝まで眠ってしまったこともあり
  本人が 通院に苦痛を感じるようになりました。

  外出するための着替えさえも嫌がるようになり
  母からの 着替えるようにとの説得にも応じなくなったんです。

  お薬は処方していただきたいし 私としても
  定期的に状態観察をしていただきたいので
  この際 在宅で診ていただくことは出来ませんか?」



 先生は 長いこと父を診ていてくださっているので
 とても残念そうではあったが にこやかに

 「お父様が辛いのであれば 無理強いはしませんよ。
  
  さっそく 在宅医療専門に活動しているクリニックに
  連絡を入れます。

  2〜3日中に 最初の訪問の相談電話があると思いますよ」




 ここでも 先生に恵まれて良かった・・・と安堵した


 その日の午後には すぐに連絡が入り
 昨日 訪問医と担当事務の方、研修生が来宅してくれた


 イメージしていたより ずっと親身になってくださり
 どんな小さな質問にでも 丁寧に答えてくださった

 もう それだけで 充分すぎるほどの安心感
 全てをお任せしよう!と思えるほどだった





 私もガンになってから 自身の命の閉じ方を
 日々 真剣に考えている

 実は 葬儀はもう手配してあるし

 通院できなくなったり 寝たきりになった場合を想定して
 在宅医も候補だけで 2、3件のクリニックを
 選んである(その時に 空きがある方に依頼するつもり)




 初めに 病気を宣告された時
 ショックだったのは言うまでもない


 しかし ものすごく そう とてつもなく 
 ポジティブに捉えるなら

 その時の自分の病気の進行度は

 あらゆることに対して
 「実行可能期間」なり「準備期間」があるという状態だった




 震災で実母を亡くした友人は言っていた

 「何もしてあげられなかったし 何も出来なかった。

  何よりも 本人が ”死 の自覚” を持っていないまま
  あちらの世界に行ってしまったのが哀しい。

  どんなにか悔しかったろうに・・・」



  「死の自覚」という言葉が 当時ピンとこなかったが
  今は 文字通り 痛いほど理解できる!






 病気になってしまったのは まぎれも無い事実だ!



 けれど そうなってしまったからこそ なおさら思う



 「同じ時間 生きてる時間
 
  泣いてる時間があったら 笑おうよ!!」と









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2018年09月12日

抗がん剤治療:アリムタとシスプラチン投与

 
 2012年 6月7日

 さぁ いよいよ点滴当日!!!



 9時に看護師さんが来て 再度スケジュール確認

 昨日までのレクチャーで 流れも内容も把握している
 ただただ何事なく 無事に初回の投与を終えたい


 2月の手術の前後から比べると
 血管が弱くなって来たのか 単なる採血の時にも 
 なかなか血管が定まらず苦労して来た
 (もちろん 看護師さんの方が・・・だが)



 案の定 治療本番のこの日も血管が・・・

 やっとの事で右腕の血管を確保!
 利き手を長時間束縛されるのは不安だったが
 とにかく 確実に投与できる血管を、と



 K先生から説明があった通り
 初めは 輸液からの点滴


 輸液〜吐き気どめ〜アリムタ〜輸液〜シスプラチン
 〜利尿剤&カリウム〜抗生剤〜輸液の順だ


  ” ん? K先生 6袋って言ってなかった?
   輸液含んだ薬液の種類が6つっていうことなの?”


 点滴順を確認して ため息(嘆)
 予定通り7時間以内で終わってほしい!!!




 9時45分 点滴開始

 アリムタ点滴に入る前に トイレにも行けた!
 
 右手に 結構長い針が入っているのだが
 心配していたよりも ずっと楽だった

 

 アリムタは ”急速投与”とのことで 
 何と 700mlを10分で投与!!!

 血管内に急速に入っていくのがわかるくらい!
 血管が冷たくなってく〜〜〜(汗)

 こんなに急いで入れて 血管持つかな・・・?
 心配になった

 アリムタの次の輸液も無事終了



 昼食も無事に食べられたし
 ここまで 体温・血圧・吐き気等の異常はなし!

 

 そして 次のシスプラチンもそろそろ終わるぞ!という時


 とうとう血管が限界に!!!!!



 何と 血管からシスプラチンが漏れ出したようで
 点滴針の周囲が 赤黒く腫れて来た!!!!!
 

 ” うわぁ〜〜〜 これは大変なことになっちゃったよ”

 漏れているのに気づいてすぐ 
 赤黒さが広がると同時に 痛みもどんどん増して来た!




 すぐにナースコールして 看護師さんに来てもらう!

 「これはダメです!! すぐに針を左手に刺し直します!」

 的確に処置をしていただき ほとんど時間差もなく
 左手に点滴針移動!


 残りのシスプラチンから最後までは左手から




 針の刺し直しもビックリしたが
 利尿剤を入れ始めてからも大変だった!



 狭い狭い病室の一番奥の窓際から 
 病室斜め向かいのトイレまで
 点滴台をガラガラ押しながら ほぼ10分おきに移動!


 トイレから帰って来ても またすぐに尿意が・・・


 点滴の後半は トイレへの往復に体力を使った

 尿量も計ることになっていたが 400とか500mlに近い量!
 ヒェーーーー 計量カップ ギリギリですけど!


 けれど その量にめげずに とにかく水を飲み続けた




 最後の輸液が終わったのが 6時近く


 予定より少しかかったが 
 左手の血管までも ダメにならないように 
 少しスピードを落としてくれたのかな?


  
 何はともあれ 1回目の抗がん剤投与は終了!!!


 とても疲れた感じがしたけれど
 夕食は ゆっくりと完食できた!


 
 あとは 副作用が軽く済みますように!!!



 赤黒く腫れてしまった 痛みの残る右手を見て
 思わず 神頼みしていた









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2018年09月08日

抗がん剤治療:薬剤師からのレクチャー


 翌日 昼食前に薬剤師さんからのレクチャーがあった


 これまでの薬歴 アレルギー歴 

 食物の中での好き嫌いの有無



 栄養士さんからの聞き取りと重複する箇所も多々あった

 いずれも 副作用や
 これからの生活においての体調管理に直結することなので
 正直に 1つ1つ自分でも確認しながら
 答えていった
 


 実際のところ 常時服用しているものは無いし
 サプリメントは 市販されている
 「野菜酵素」のカプセルを 飲んでいるに過ぎない

 この時ばかりは 持病がなくて本当に良かったと思った


 O先生からは 最初の診察の時に
 「糖尿病では無いですよね?」と念を押されていたが
 薬剤師さんからも 持病が無いのはいいことですね、と褒められた


 
 以前服用していた  UF Tのこともきちんと伝えた

 自分なりの感覚で なんとなく最初から合わなかったと



 「薬というのは 本当に薬効に個人差があります。
  
  同じ薬でも その時の体調・病歴等によって
  効き目が違ってくるということもあるんです。

  特に 明日からの化学療法は 
  経口薬より 早くに影響がわかりますから
  投与中でも 何かおかしいと感じたならば
  遠慮なくナースコールして下さいね。

  ドクターからも言われているとは思いますが
  とにかく 十分に水分を摂ってください。」
 
  それだけでも 副作用の出方は違ってくることがあるので」




 
  まだ若い薬剤師さんだったが
  本当に親身になってくれた

 
  私が不安に思っていることも 
  いちいち頷きながら聞いてくれて
  納得するまで 丁寧に教えてくれた


 
  
  
  私は ドクターはじめ医療関係者の方々に
  本当に恵まれたと思う

 
  何人か相性の悪い看護師さんはいたのだが
  自分の体調が今一つ優れない時などだったので
  人として「嫌い」などと感じた方は誰一人いなかった


  患者さんに接しているのだから 当たり前のようだが
 
  母が 心臓の大手術を受けた時のドクターは
  技術は最高峰で 完璧な手術をしてくださったが
  最後まで 人としては好きになれなかった(←わがまま?笑)



  
  何はともあれ 周りの人に励まされ 助けられて
  頑張ろう! 生きていこう!と
  そのつど 覚悟を決められたのは大きかった







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2018年09月07日

抗がん剤治療:K先生からのレクチャー


 外は6月初めだというのに とても暑そうだ
 天気予報では 予想最高気温が30度と言ってた!

 頭の中は心なしか 熱くなっていたが(笑)



 午前中にシャワーの順番がきた!
 明日は入浴不可だから さっぱりしようと張り切った



 シャワー後 病室へ戻ると すぐに呼び出しが!

 K先生からのレクチャーの時間だ



 相談室へ入ると K先生が一人で座っていた


 「さぁ いよいよ明後日になりました。

  極端な話 やる事は点滴ですから 
  それ自体は何も特別な事はありません。


  これから続いていく治療の
  抗がん剤を点滴していく上での 色々な影響のことを
  改めて 確認していただくための面談です」


 
 K先生がかしこまって話をしているだけで
 不思議な気持ちになった


 前もって グーグル先生やO先生から
 少しずつ 知識を得ていたし
 アリムタに関する冊子もいただいていたので
 さらっと目を通しておいた


 この「さらっと」というのが
 学生時代からの悪いクセで(笑)
 
 副作用のことばかり気になって
 薬全体の項目や 点滴方法等は飛ばして読んでたような・・・



 「ニャンままさんは PCで色々調べてらっしゃるし
  O先生からも概要は聞いていると思います。

  冊子も読んでくれましたね?

  なので ここではもう一度復習するだけです」



 そう言って 家庭教師のように 冊子を開いて
 重要事項説明・・・という感じで 淡々と
 ポイントを読み上げていく


 特に注意点として

 骨髄抑制と下痢、そして湿疹の副作用のことを
 詳しく話してくれた

 程度の差はあれ 多くの患者さんで
 見られる副作用ということだった



 ” 骨髄抑制  怖くない?
 なんでも引き起こされそう・・・"
 
 また 不安が高まる


 「それから 点滴は2つの薬だけを入れるのではなく
  輸液や吐き気どめ そして利尿剤も
  間に挟んで点滴していくんです」


 O先生が言ってた 点滴の内容だ!


 「点滴する液の袋が 合計6つになります。
  次々に交換して入れていくわけです。
  時間としては おおよそ7時間くらいかな?」



 お、、おぉーーーーーー!!!

 点滴で「7時間」とな!? 長すぎない???

 冊子に書いてあったっけ? やっぱり見逃してたのか!?




 正直 ゲンナリ・・・・
 
 だから 化学療法は嫌だったんだよな・・・
 7時間も繋がれてるの??
 
 あぁーーー 鬱陶しい



 「それから 忘れてはいけないこと!
  水分と塩分をしっかり摂ってください!」


 塩分?  水分ならわかるけど・・・


 「大量にお水を飲んでもらわないといけないんです。

  なので 吐き気より先に水を飲めるように
  塩分もしっかり摂って下さい。

  さっき言ったように 点滴に利尿剤も入るので
  意識的に 塩分と水分を摂らなくてはならないんです」



 そういうことか
 ・・・って 塩分摂れって書いてあったかな? 

 ここでK先生がニヤッと笑って

 「柿ピーとか 味塩とか・・・ね」と!
 
 いやいや どこまでが本気で どこまでが冗談なんだか



 しつこいくらい「水分摂ること」を 強調されて話が終わった

 それにしても 1日2.5~3リットル希望!とは絶対無理だわ!

 怒涛のレクチャーを受け 昼食は完食!

  

 食後は 様子見(見舞いではない 笑)に来た
 友人達と 食堂で楽しくおしゃべり





 それから  本当の病名を伝えていなかった
 子供達と実母に 手紙を書いた
 


 「2月の手術は 癌になった右肺上葉を切除したものでした。
 
 残念ながら転移して 化学療法に入ります」・・・と
  

 





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2018年09月05日

 抗がん剤治療へ:入院


 2012年6月3日
 

 抗がん剤治療のための入院
 またも 日曜日(笑)

 2月の手術のときと違い スムーズに
 手続きが終わり 病室へ




 ” あぁ 帰ってきたんだな・・・”

 何と 2月退院時と同じ部屋
 そして 同じ窓際のベッド


 ” 4ヶ月ぶりのただいま! 今回もよろしくね ”

 心の中で ベッドにお願いしてた


 また この狭い部屋で頑張らなくちゃ!




 主治医はO先生だが 病棟での投薬関係は
 K先生が担当とのこと

 術後に色々励ましてくださって お世話になった


 「おや! ニャンままさん 元気そうだね!」

 「今回もお世話になります」

 「退院時にも その笑顔が出るように 頑張ろうね」


 若い頃 サッカーをしていたと言うK先生は
 いつでも ハツラツとしている!

 大きな声で励まされて こちらの心持ちも強くなる


 当日は 治療計画の説明が少しあったくらい

 ま、日曜日だし 先生方がいらっしゃる方が不思議なのだが・・・




 翌日 月曜日

 朝の回診 ズラーっと先生方が(笑)

 外科(呼吸器)の主治医O先生 K先生 
 そして何故だか 消化器系の外科のK"先生とE先生

 この消化器系の先生方が 総じて声が大きくて
 隣のベッドの患者さんに話している事が 
 部屋中に聞こえるくらい!!

 患者さんのプライバシーはないの?と思う


 私は呼吸器なのに サッとカーテンを開けて
 「元気そうだね〜〜〜 ニヤっ」


 いや 頼むから勘弁してほしい!!!

 引きつった笑顔で 朝の挨拶だけはしておいた




 夕方 O先生から 改めて説明があった

 「あさってまでは入浴可です。
  明日はK先生からお話
  明後日は薬剤師よりレクチャーがあります。

  予定では7日に点滴したいんだけど
  少し腎機能が落ちてるから 水をもっと飲んでてね」

  
 
 入院時の説明の時に 水はたくさん飲むようにと
 看護師さんからも言われていて 
 自分としては 結構飲んでたと思うんだけど・・・

 「あと1リットルくらいは飲んでてもいいな」

 これから夕食という時間帯に 寝るまでに
 1リットルはキツイ(汗)


 毎日 出来るだけ飲むように心がけねば!


 点滴が 明後日と聞いて
 少し 拍子抜けしてしまったが

 

 夕食前に 栄養士さんから 
 抗がん剤治療の際の食事について
 レクチャーがあった


 副作用で 
 味覚が変わったり 口内炎ができたり と
 通常通りの食事ができなくなる方もいるとの事

 「もし 何かあったら すぐ対応しますので
  遠慮なく言って下さいね」


 ” 副作用 " か・・・・・

 本当に始まるんだな




 その夜は 時間が2月に戻ったような
 何だかずっとここにいたような感覚で
 
 退院するイメージも持てないまま
 消灯後の天井を ボーーっと見ていた

 






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2018年09月03日

職場への報告


 先生と化学療法をすると決めて帰宅


 治療は ガンマナイフだけで終われるとは
 自分でも思っていなかったけど


 化学療法となる・・・気が重い





 翌日出勤してすぐ 直属の上司に報告


 「半年近くの治療ですか・・・
  私としては 辞めるという事は
  考えてほしくないですね

  繁忙期ではないので 所長に打診します」


 
 いやいや そんな・・・・


 今回は 手術とは違って
 長い期間の治療になるし


 それに 一応辞表も持ってきてるし・・・


 オロオロする私を尻目に

 すぐに 所長に確認してくれた



 
 何と!!!

 半年間は アルバイトを雇うので
 治療に専念してもらって構わない、と
 
 どうして辞めるの? 戻って来れるでしょ?と



 そんな風に言っていただけるとは!



 けれども 当時の私は うれしいながらも 
 あまりのことに恐縮してしまった


 「お言葉に甘えさせていただくとしたら
  化学療法の入院時だけ休んで
  他の日には 出勤させてください」
 
 と お願いしてみた



 すると 

 「どういう形の休みにするか あるいは
  治療なしの時のみの勤務にするか等は
  総務次長と面談して 方向性を決めるように」と






 翌日 早速 総務次長と面談があった




 いつもにこやかで穏やかな人柄の方だったが

 一通りの挨拶と状況説明をすると
 にわかに 表情が曇った



 「ニャンままさん
  
  病気の事を 軽く見すぎてはいませんか?

  抗がん剤を点滴する、という化学療法を
  しっかり受け止めていますか?

  残念ながら 貴方が考えている以上に
  治療は過酷になるかもしれないのですよ?」




 なるべく 考えないようにしていた
 
 調べると色々とわかってくる副作用や 
 その後の様子などを



 自分の身体のことは 病気がわかってから
 以前よりずっと 把握していたつもりだ
 
 最初の抗がん剤が合わない、と感じたり

 転移した時は ただ事ではない!
 転移場所を知りたいと 先生に訴えたり




 けれど 化学療法は未知数で 

 副作用の程度も 個人によって差があり過ぎる
 


 押し黙ってしまった私をみて 
 総務次長が 口を開いた



 「私の家内が 乳がん経験者です。
 
  すでに手術から5年が過ぎていますが
  抗がん剤治療の時は 本当に大変でした。

  病気と治療を甘くみないでください。

  中途半端に 仕事に出てくるなんて
  そんなふうに考えないで下さい。

  半年間 休業して
  治療に専念して下さい!!!

  病気と正面から向き合って
  ご自分のためにも ご家族のためにも
  しっかり治療してきて下さい!」






 何だかもう 頭の中がグワングワンしてきた


 総務次長の奥様が 乳がん経験者?
 
 半年間 休業して治療に専念???
 
 正社員でもないオバさんなのに・・・





 ここまで言ってくださって 
 もう 感謝の念しかない


 本当にいいのだろうか?
 皆さんに迷惑ではないのだろうか?



 
 結局
 
 翌日の6月3日入院時から 
 化学療法7クール後までの10月いっぱいまで
 お休みをいただける事になった




 さぁ いよいよ 化学療法だ!!

 自分の中で 出来れば後回しに・・・と
 考えていた治療だ!!!


 でも 今なら 
 体力も体重も 充分すぎるほどある(笑)


 職場の皆さんにも 理解していただいた上に
 たくさんの激励も・・・・


 
 肺腺がんごときに負けずに

 「完全復帰」を目指してやろうじゃないの!!!


 俄然 力が湧いてきた!!!











 
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2018年08月31日

4か月ごとの定期検診


 昨日は O先生のところでの定期検診だった


 4ヶ月毎に血液検査と画像診断(レントゲンやCT)

 
 今回は 7月にPET検査を受けていたので
 画像検査は省略


 血液検査では 腫瘍マーカーの上昇は無し
 腎臓系の数値が少し下がってる

 

 「1つだけの腎臓で頑張ってるんだし 
  この夏の暑さで疲れてるのかな?
 
  それほど重大な数値変化でも無いし 心配ありませんよ」



 にこにこしてそう言われると 心底ホッとする

 



 「今日は ニャンままさんにある写真を見てもらいたくて」


 先生が出したのは 怪しい影らしきものは何も無い
 キレイな胸のレントゲン写真だった


 「え? もちろん私のでは無いですよね?
  肋骨も折れてないし・・・」




 「80代女性の肺腺がんの患者さんのものなんですよ。
  綺麗でしょう?

  なんと 目で確認できるガンは無くなったんです!!!」




 おぉーーーーー!!! 80代?


 
 その方は 比較的早期に腺がんが見つかり
 胸腔鏡で手術できたんだそうだ


 ただ 程なくして 首の両側のリンパ節に転移が見つかり
 放射線治療とイレッサ服用で対応したとのこと

 
 そのタイミングで 1番適応しているスタンダードな治療をしただけだ、
 と先生は言う



 「腺がんについては 昔と違って色々な薬が出ています。

  ガンのタイプによる分子標的薬も出来ているし 
  免疫療法等も選べますからね。

  スタンダードな化学療法というと 副作用の辛さなどを心配して
  毛嫌いなさる方も多いですが(←私だ!)
  患者さんの症状によって 薬の種類と治療をうまく組み合わせれば
  効果が期待できるんですよ

  体調が良ければ チャレンジしていただきたいのが本音です」




 結果として 今では私も 非常に元気で
 仕事もし 親の面倒もみながら普通に暮らしている


 信頼できる先生に出会って 

 嫌だなぁと毛嫌いしていた 化学療法をし

 知識乏しく「使用差し止め裁判」の印象しかなかった
 イレッサを服用し 

 その後 放射線治療をし・・・・と 80代のその方と
 順序こそ違え ほぼ同じ治療をしている



 スタンダード、と良く先生が言っているが
 やはり 症例が重なって研究されている治療なので

 グダグダ言ってないで 体力・元気があれば
 とにかくやってみることも大事なのかと思う



 「昔は 転移性脳腫瘍ができると 余命は1年と
  言われていたのに 
  
  今は 放射線治療がいろいろ発達しているから
  ガンマナイフやサイバーナイフ等で 対応できるし

  ニャンままさんのように 治ってしまったような
  状態にまでなる方も多いんですよ

  私もいいものを見せていただいている、という感じです」


 何やら 嬉しい♩

 加えて

 「こんなに落ち着いている状態が続いているのは
  やはり 明るい方向を向いているからでしょうね」と



 笑うと免疫力が上がる!と言うのは信じている
 
 実際 気分がいいからだ


 出来うる限り ストレスからは離れている




 あくまでも私のケースだが・・・
 転移するときには 何かしらの要因があった

 思い当たる事がピッタリと重なる

 これについても 少しずつ記していこうかと




 心がけ次第で タダでできる「笑う」事
 
 これ 本当に大事です!!!



 
 右肺上葉をとって 6年半

 何だか あっという間だった気がする




 まだまだ 生きますよ〜〜〜〜!








 


 
  

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2018年08月27日

さあ 次の治療はどうする?


 ガンマナイフ治療の退院2日後

 主治医のO先生の所へ


 体調を見て無理せず来てね・・・と言われていたので
 特に予約もせず 11時頃に出向いた


 何となく予感はしていたのだが 緊急手術が入ってしまった

 午後3時に出直し願います、とのこと


 

 午後 出直すと やはり30分くらい待たされたが

 にこやかに先生が出迎えてくれた


 「ガンマナイフの治療 お疲れ様でした。
  腫瘍が大きくなりすぎないうちで良かったですね。

  すぐに結果が出るわけではないけれど
  ニャンままさんは元気いっぱいなので 
  多分 しばらくこのままでいけるでしょう!

  これから定期的に検査しながら
  また腫瘍ができるような事があったら
  ガンマナイフの治療を予約します。
 
   あまり 深刻に考えなくて大丈夫ですよ。」



 そう ガンマナイフの結果はすぐには出ない


 レーザー光線で粉砕してやっつける!という
 アニメのようにはいかない
 
 ガンマ線を当てた腫瘍部分が 
 縮小したり 消滅したりと 
 時間をかけて 変化していくのだ


 2〜3ヶ月後に 治療効果を確認するため
 脳内MRI撮影をするとのこと 




 「さて 本題に入ります。
  
  ニャンままさんは 2月の手術で
  がんの原発箇所の右肺上葉と
  縦隔膜リンパ節は取りました。
  
  ・・・が、脳内 複数箇所と
  左副腎に転移してしまいましたね。

  右肺上葉にあった腫瘍は大きかったので
  がん細胞は 全身に存在していると思われます。

  目に見える腫瘍になっていないだけなんです。

 
  なので 私としては 
  あらためて スタンダードな治療から
  始めていきたいと思っています。

  6月になったら入院して 抗がん剤の点滴を
  始めていきたいのですが いかがですか?」





  手術後に服用した薬が 自分には合わなくて
  結果的に 脳転移までしてしまったのだから

  残りは 放射線治療と化学治療だな、と覚悟はしていた


  薬はまだ嫌だから 
  放射線治療を希望しようかな?
  
  放射線治療をするとしたら・・・

  脳には ガンマナイフを施術したので 
  ” 見えるところ" は左副腎だけだな

  ・・・なんて のんきに構えていたのに
  
  やはり 化学療法ですか・・・(泣)



 
  ここで先生が 重ねて
 
  「左副腎は 抗がん剤が適応しているか確認するのに
   転移した状態のままにしておきたいのですが よろしいですか?」
 
  と 聞いて来た

 
  ひゃーー!! 炭鉱のカナリア?
  いや ちょっと違うか(笑)




  生活には支障がないようだし

  何より 先生が 効果を確認するために
  そうしたいと言うのだから

  私がどうこう言うことではないな、と

 
  こうなった以上 グズグズ言ってないで
  患者としても 覚悟を決めねば!!!


  これ以上 転移されたら たまったもんじゃないし



 

  「先生にお任せしますので よろしくお願いします」



  「では、6月最初の日曜日に入院予約をいれます。

   実際 化学療法を始めるのは 入院後3〜4日後に
   なると思います。

   使用する抗がん剤は アリムタとシスプラチンというものです。

   一緒のタイミングで投与していく薬剤等は 入院後説明しますね。

   点滴後 数日間 副作用などの症状を確認するので
   最低10日から2週間は入院となります。

   この治療を 3週間ごとに6〜7クール行う予定です。

   その間 左副腎の様子を見て 期間の短縮・延長が
   あるやもしれません。


   アリムタを投与する場合 ビタミンB12の注射を打っておくと
   副作用が楽になる事がわかっています。

   これから レントゲン・採血の後 その注射を打ってから
   帰っていただくようになります。

   それと 葉酸を毎日飲むように処方します。

   これも 副作用を軽くするためなので 忘れずに
   飲み続けて下さいね。」



   ” また 入院か・・・・”
  
   と思わずため息が出たが 前を向いていかない事には!!!



   採血・レントゲン撮影 そして
   
   病気になってから 何度目かの
   痛い痛い筋肉注射で ビタミンB12を打ってもらい

   またまた入院に際しての説明など・・・
  
 
   6時近くになって やっと帰宅できた




   化学療法が決まった事もあり
  
   足取りは重く 口の中が緊張で
   乾いていた



   あ、職場にも報告しなくちゃ・・・
   
   今度こそは辞表かな? 長期間だしなぁ




   今までの 入院や治療よりも
   精神的に ドッと疲れた1日だった







          
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2018年08月25日

ガンマナイフを終えて


 一夜明け 先生が回診に来てくれた


 「ニャンままさん 眠れましたか?」

 
 前日よく眠れなかったこともあり
 眠さはMAXだったが
 傷の部分が枕に当たって痛かったと伝えた


 赤くなった枕と傷の具合を診て

 「出血が結構あったみたいだけど
  今は治ってますね。

  朝食 食べられそうですか?」



 起きてから 特に気分も悪くなく
 ベッドを降りるときも ふらつくようなことはなかったと言うと

 「では、10時までに熱が出るようなことがなければ
  午前中に退院して大丈夫ですよ」とのこと


 
 うれしい反面 
 ” え? 傷このままでいいの?” と(笑)



 朝食後 看護師さんがきれいに処置し直してくれた


 「出血は落ち着いていますが 
  傷のかさぶたが きれいに剥がれるまでは 
  なるべくシャンプーは控えて下さいね。
  洗顔時も 気をつけて下さい。

  無事 終わって何よりでした。
  おつかれさまでした。」



 同室の皆さんにも心配された出血だったが
 落ち着いてよかった!




 2泊3日の日程通りに
 3日目 午前10時には 退院した!!!


 予定通りに治療が終わったことの解放感で
 帰り道の運転は 文字通り ルンルンだった


 午前中の退院だったので 夕食の買い物まで
 ゆっくり済ませて帰宅した










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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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