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posted by fanblog

2014年05月24日

冷却水のエア抜きと、その方法!


エンジンの冷却水を交換した時や、冷却水が減って冷却水系にエアーが入った時などには、冷却水のエア抜き作業が必要です。


冷却水のエア抜きは、ほとんどの車で、ラジエータキャップを外してエア抜きをしますが、最近よく見るようになった、リザーブタンクまで密閉式のタイプでは、リザーブタンクのキャップがラジエーターキャップ代わりになりますので、そこから冷却水の注入やエア抜きをします。


エア抜き作業は、基本的には、

・ラジエータキャップを外し、エンジンをかけておく。

・ラジエータの水が減ったら、冷却水を足し入れる。

・エンジンをかけ続けて、サーモスタットが開く温度まで冷却水温を上げる。(サーモスタットとは、冷却水の温度を一定に保つように働く切り替えの弁のことで、冷却水系に組み付けられています。サーモスタットが開くことでエアーがよく抜けるようになり、開いたかどうかは、ラジエータの口から中の冷却水の流れを見てしっかり流れているかを見るか、ラジエータのロアホース(下側の太いホース)が暖かくなったかで確認できます。)

・エンジン回転を少し上昇させても、ラジエーターの口の所からエアーが出てこなくなるまで続ける。

(エアーは、初めのうちは大きな泡がブクブクと出てきますが、内部の空気が少なくなってくると小さい細かな泡に変わっていき、最終的には全く出てこなくなります。エアーが抜けにくい車では、最後まで細かな泡が消えない事もありますが、その場合はそれ以上はエア抜きはしなくても後で自然に抜けますので問題ないです。)


これで、エア抜き作業は完了ですので、ラジエータキャップをつけて、エア抜きであふれた冷却水を水で流してキレイにすれば終わりです。



ちなみに、エンジンによっては、冷却水のエア抜きの為の、エア抜きバルブがついている場合もあります。

エア抜きバルブは、ラジエータの脇の方にあったり、冷却水系の配管の上の方についていたりして、六角穴で緩めるタイプや蝶ねじタイプのものがあり、そこを緩めるとそこからスーっとたまったエアーが簡単に抜けて、エア抜き作業が短時間にできて非常に便利にできています。








タグ:冷却水
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私は、自動車検査員という国家資格をもって、日々、自動車の整備や検査に携わっています。 自動車検査員というのは、車検などで車が国の定める厳しい検査基準をクリアしているかを判断する役目の人の事です。車の構造はもちろん、法律の知識も熟知していなければなりません。 常に車には厳しい目で接していますが、そうだからこそ、自動車に対する愛情は人一倍持っています!皆さんに少しでも、自動車のいろいろな事を紹介できたらと思います。
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