2018年05月07日

トルクレンチがなくてもできる、適切なタイヤの締め付け!


タイヤの付け替え時に、タイヤの締め付けを適切に行わないと、タイヤが外れたり、ボルトが折れたりして、重大な事故や故障につながりますので、タイヤを適切な強さで締めることは大事な事です。

どのくらいの力でタイヤを締め付ければいいか、前回の記事でトルクレンチについては紹介しましたが、今回はトルクレンチがなくてもできる締め付けを紹介します。


そもそも、タイヤの締め付けには、車載工具にもあるL字レンチ(ハブナットレンチ)や、ナットを素早く回せる十字レンチ(クロスレンチ)などを使い、自分の力加減で締め付けていたものです。

DSC_0577.JPG

これはL字レンチ(ハブナットレンチ)ですが、一般的な車載工具として、車のトランクの下などに、スペアタイヤと一緒に収納されていたりします。


このL字レンチでも、トルクレンチなしで、タイヤをしっかり適切な力で締め付けることができます。


ではどのくらいの力加減で締め付けるか、というと、L字レンチの端のほうを握り、自分の体重を強くグッと乗せるように掛けて締め付ける。これだけです。

というのは、このL字レンチ、タイヤのナットにかけて締める際、手で握った位置がだいたいナットの方から20〜25cm位になり、掛ける体重(力)が50kgほどだとして、計算すると、ナットに掛かる締め付けトルクは長さと力をかけて求められるので、1000〜1250kg・cmとなり、単位を変えると100〜125N・mになります。

これはちょうどタイヤ締め付けトルクの値(乗用車で103N・m)になります。

実はこのように、車載工具でもあるL字レンチは、ちょうどよくタイヤが締め付けられるように設計されていたのです。


ちなみに、L字レンチに乗っかって足でガンガン締め付けるのは、明らかに締めすぎになり、ボルトがねじ切れる恐れがありますので、なさらないようにして下さいね。


同じように、十字レンチ(クロスレンチ)でもタイヤの締め付けは、レンチの端の方を握って体重をグッとかけての締め付けで、ほぼ適切な締め付けトルクになります。

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このようにすれば、トルクレンチがなくてもL字レンチや十字レンチで、適切にタイヤを締め付けることができます。


参照記事
  自宅でのタイヤ付け替え作業には、クロスレンチがあるといい!

  工具関連での記事参照


また、適切な締め付けトルクは、一応、純正タイヤでの値ですので、社外品のタイヤホイール・社外品のナットの場合は必ずしも適切でない場合がありますので、注意して下さい。

その場合、適正トルクより、少し強めに締め付けるか、または、しばらく走行後にナットを再度締め付ける、ゆるみがないか点検する、などを行ったほうが良いかと思いますので参考になさって下さい。














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私は、自動車検査員という国家資格をもって、日々、自動車の整備や検査に携わっています。 自動車検査員というのは、車検などで車が国の定める厳しい検査基準をクリアしているかを判断する役目の人の事です。車の構造はもちろん、法律の知識も熟知していなければなりません。 常に車には厳しい目で接していますが、そうだからこそ、自動車に対する愛情は人一倍持っています!皆さんに少しでも、自動車のいろいろな事を紹介できたらと思います。
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