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2016年12月25日
[ネタバレあり]ベイマックス(2014)〜きみがいてくれてよかった・・・マーベル原作のロボットアクション!
『ベイマックス』Big Hero 6(2014・米)
監督/ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
脚本/ジョーダン・ロバーツ、ドン・ホール
原作/ダンカン・ルーロー、スティーブン・T・シーグル
製作/ロイ・コンリ
指揮/ジョン・ラセター
音楽/ヘンリー・ジャックマン
主題歌/AI『Story』
製作会社/ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
【映画ネタバレ】ベイマックス
<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>
近未来の都市サンフランソウキョウに住む14歳の少年ヒロは、叔母キャスのカフェ兼住居で兄タダシと暮らしていた。ヒロは飛び級で高校を卒業した天才少年だったが、目標もなく、ロボット賭博をして毎日を過ごしていた。
そんな姿を見かねたタダシはヒロを大学へ連れて行く。科学オタクでもあり、タダシの研究仲間でもあるフレッド、ゴー・ゴー、ワサビ、ハニーレモンの4人と出会ったヒロは、タダシが人の心と体を癒すケアロボット、ベイマックスの開発をしていることを知り、驚く。
大学にはロボット工学の第一人者キャラハン教授がいたこともあり、ヒロは大学に入ることを決意する。入学条件は教授を感心させる発明をすることで、ヒロはタダシの助言を得て、マイクロボットという小さなロボットを作り上げる。操作者の頭に装着した神経トランスミッターで制御し、多数のマイクロボットの集合体を思うままの物体に変化できる発明だ。
発表会でヒロの作品は好評を博し、大学入学が決まる。しかし直後に会場が火災に見舞われ、取り残された教授を助けに戻ったタダシが爆発に巻き込まれ、帰らぬ人となってしまう。
自分の部屋でただ一人、タダシの死を悲しむヒロの前にベイマックスが現れる。ベイマックスは落ち込むヒロをなぐさめようとする。その時ヒロのジャケットから1つだけ残ったマイクロボットが動き始める。火事に巻き込まれ、会場で燃えつきたと思っていたが、ひとつだけ残っていたようだ。
ヒロとベイマックスはマイクロボットの動きを追って謎の工場に辿り着く。そこではマイクロボットが何者かの手によって大量生産されていた。突然、ヒロは歌舞伎のようなデザインをした仮面の男に襲われる。ヒロは何とか逃げて警察に駆け込むが、相手にしてもらえない。
ヒロはマイクロボットを盗んだ犯人を追うため、ベイマックスに鎧を着せ、再度工場に向かう。痕跡を追い、港に向かうとまた仮面の男が現れ、襲い掛かってくる。そこへ、ベイマックスが連絡をしたことで不安に思ったタダシの友人4人が助けに来る。カーチェイスを繰り広げ、命からがら逃げたヒロたちはフレッドの家で対策を練る。
ヒロ達は戦いに備え、各々別の能力を持った特殊なスーツを作る。仮面の男は隔離された小島にいることをつきとめ、全員で向かう。実験施設のような小島の奥で仮面の男と出会い戦いとなるが、その正体は死んだと思われていたキャラハン教授だった。
施設に残されていた映像から、クレイテック社の転送装置の実験で、教授の娘アビゲイルは異次元空間に飛ばされてしまったことがわかる。教授はその復讐のためにマイクロボットを利用しようとしていた。兄タダシを見殺しにした教授をヒロは憎むが、ベイマックスを研究し、多くの人を救うことを目指していたタダシの映像を見て、復讐心を鎮める。
教授の暴走を止めるため、皆はクレイテック本社に現れた教授と戦いになる。ヒロ達は大量のマイクロボットに苦戦するも、各々の能力を最大限に発揮し、マイクロボットを転送装置に吸い込ませることで無力化に成功、彼の復讐を防ぐ。転送装置は暴走を続けるものの、限界を迎えて崩壊しつつあり、全ては終わったかに見えた。
その時、ベイマックスが装置の奥に生命反応を感知した。教授の娘アビゲイルが異世界内で生きていることを知ったヒロは、ベイマックスと共に装置の奥の異世界へと飛び込んでいく。
無事にアビゲイルの乗ったポッドを発見し脱出しようとするも、瓦礫と衝突し、ベイマックスが破損してしまう。戻る手段を失ったベイマックスはヒロに別れを告げると、ロケットパンチでヒロとポッドを元の世界へ送り返す。
時は流れ、ヒロは大学に通うようになった。仲間と共に悲しみを乗り越えて前に進むヒロは、ある日ベイマックスが自分に託したロケットパンチが、何かを握りしめている事に気がつく。それは兄タダシが作ったベイマックスのデータだった。ヒロはベイマックスを自力で完成させて彼と再会し、仲間と共にサンフランソウキョウの街を守るヒーロー・・・BIG HERO 6として、今日も人々を助けるのだった。
エンドロール後、フレッドは父の肖像画の裏にある隠し部屋を見つけてしまう。そこにはヒーロー服と武器が置かれていた。そこへちょうど父が帰ってくる。驚くフレッドに父は「さぁ、ヒーローについて語り合おう」と言い、物語は幕を閉じる。
<END>
ピクサーがお送りする3Dアニメのアクション作品です!ポスターと予告で「癒し」を前面に押し出しておきながら、バリバリのヒーローもの、バトルアクションで、いい意味で裏切られた逸品です。ラストは映画館で号泣してしまった・・・
大好きな兄を失い、落ち込む主人公ヒロの心の傷を癒すロボットとしてベイマックスが登場するのが今の時代にマッチしていて、また、ベイマックスのマシュマロ感も親しみやすいですね。特に印象的な、ベイマックスがヒロを乗せてサンフランソウキョウの街中を自由自在に飛び回る場面は、CGの完成度が高いだけでなくて風を切る疾走感も最高です。
日本版のポスターと海外版ポスター、そして原作マンガの表紙をはっておきます。この大幅なデザイン変更は大変良かったと思います。
劇中はたくさんディズニーキャラが隠されていますね。ロケットパンチの試し打ちで壊される石像は「アナと雪の女王」のハンス王子。ヒロの部屋のごみ箱に「モンスターズインク」のマイク。街に「シュガーラッシュ」の看板などなど。改めて探すのもいいですね。
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!
2016年12月08日
2016年12月07日
[ネタバレあり]トム・ヤム・クン!(2005)〜トニー・ジャー主演2作目の古式ムエタイアクション!
『トム・ヤム・クン!』Tom-Yum-Goong(The Protector)(2005・泰)
監督/プラッチャヤー・ピンゲーオ
脚本/プラッチャヤー・ピンゲーオ
製作/プラッチャヤー・ピンゲーオ
製作総指揮/ソムサーク・テチャラタナプラサート
出演者/トニー・ジャー、ペットターイ・ウォンカムラオ
ボンコット・コンマライ、金星 (チン・シン)
撮影/ナタウット・キッティクン
【映画ネタバレ】トム・ヤム・クン!
<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>
タイ東部の村。そこではムエタイ兵士の末裔チャトゥラバートたちが、王に献上するゾウを育てながら穏やかに暮らしていた。ゾウの審査会の日、カーム(トニー・ジャー)が育てていたポーヤイと子象のコーンの2頭が動物密輸組織に連れ去られてしまう。
カームは密輸組織のアジトに辿り着くが、すでにベトナム人のジョニーという男が連れ去ったと聞く。そんな折り、タイからオーストラリアにゾウが密輸されたというニュースが流れ、単身オーストラリアに向かうカーム。
シドニーを訪れたカームは、何者かの陰謀により警察たちに追われる。タイ出身のマーク巡査にも追われ、カームは捕まってしまうが、移送中にタイ料理レストラン「トム・ヤム・クン」の前で車が止まり、探していたジョニーの姿を見つける。その後を追うが、ローラーブレードをはいたチンピラ達に邪魔されてしまう。
カームはブラという女性の助けもあり、レストラン「トム・ヤム・クン」内部に入る。そして巨大な吹き抜けのあるレストラン内の螺旋階段を駆け抜けながら、何十人もの敵をムエタイで倒していく。上層階の部屋に入ると、そこではサソリやサル、コウモリ、ヘビなどのゲテモノ料理を出す部屋だった。ゾウがさらわれた理由は料理に出すためだったのだろうか。しかし、カームは倉庫で子象のコーンを見つける。さらに、囚われていたマーク巡査を助け、闇の料理店は警察に摘発される。もう一頭のポーヤイの行方はわからないままだ。
カームとマーク巡査は寺院に身を隠す。しかし、組織からの追っ手がやって来て、火を放つ。さらにカポエラ使い、剣術使い、大男TKが現れて戦いになる。カームは大男に苦戦するが何とかその場から逃げる。
カームはコーンを連れて敵のアジトに乗り込む。ボスのところまでたどり着くが、そこにはポーヤイの骨で作られたゾウの置き物があった。ショックを受け立ち尽くすカームだが、寺院で戦った大男が再び現れ、戦いになる。一方的に攻められるが、ポーヤイの骨を腕に巻きつけて武器として使い、大男の腱を切って倒す。
そして、ボスがヘリで逃げ出そうと屋上で宙吊りになっているところを、カームは飛びヒザ蹴りで落とす。二人は下の階に落下するが、カームはポーヤイの牙の上にひっかかり助かる。組織を壊滅させたカームのもとに子象のコーンが迎えにやってくる。
<END>
「マッハ!!!!!!!」に続くトニー・ジャー主演映画、「トム・ヤム・クン」です。いわゆる、ストーリーはあるけどあまり気にしなくてもいい系の、ド派手な格闘アクション映画ですね。ムエタイがメインで使われていて、トニー・ジャーらしさが前面に出ています。
マーク巡査を演じたペットターイ・ウォンカムラオとの掛け合いなど、中々どうでもいいシーンもありますが、それ以外は目を見張るかっこいいアクションが見れますね。一番好きなのは燃え盛る寺院の中でのカポエラ使いとの戦いですね。ここまでわかりやすく、かっこいいカポエラは初めて見ました。しかもこのカポエラ使いは鉄拳3のエディ・ゴルドのモーションキャプチャも担当されたそうで、懐かしさに感動しました。鉄拳はそこそこやりましたが全然うまくならなかったですね・・・
とりあえずニコニコ動画ですが、カポエラシーンのリンクはっておきます。
ちなみに、ちょっとやり口が汚いんですが、これの続編のタイトルが「マッハ!無限大」なんですよね。多分、「トムヤムクンじゃわかりにくいって意見があったので、一見さんをだますためにマッハの続編っぽい邦題にしよう」って事なんでしょうね。さらに言うと、続編は相当ひどい出来でした。見てらんないです。
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!
2016年12月06日
[ネタバレあり]96時間(2008)〜拉致された娘のタイムリミットは96時間
『96時間』Taken(2008・仏)
監督/ピエール・モレル
脚本/リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
製作/リュック・ベッソン
製作総指揮/ディディエ・オアロ
音楽/ナサニエル・メカリー
撮影/ミシェル・アブラモヴィッチ
編集/フレデリック・トラヴァル
配給/20世紀フォックス
【映画ネタバレ】96時間
<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>
カリフォルニア州に暮らす元CIA工作員のブライアンは、長年アメリカ政府の下で秘密工作の任務に携わっていた。しかし現在はCIAを引退し、一般会社の警備職に就いて平穏に暮らしていた。別れた妻レノーアは資産家スチュアートと再婚し、17歳になるブライアンの娘キムもそこで暮らしていた。ブライアンは、離れてしまったキムとの絆を修復したいと思っていた。
ある日キムがブライアンに会いたいと電話してきたので会ってみると、海外旅行を許可するサインを頼まれてしまう。海外は危険であると説き、一度は断るブライアン。未成年が海外旅行をする場合には保護者のサインが必要で、キムは親友アマンダとのパリ旅行を楽しみにしていたので落胆する。その後、娘の喜ぶ顔見たさに結局サインしたブライアンは、キムに国際電話を渡して定時連絡を入れるよう言う。
パリへと向かうキムとアマンダを空港で見送るブライアン。しかし海外旅行は危険だというブライアンの不安は的中する。キムとアマンダが滞在するパリのアパートに謎の4人組の男が現れ、親友アマンダが連れ去られてしまうのを、キムはブライアンとの電話中に目撃する。
動揺するキムにブライアンは冷静にアドバイスする。「お前も誘拐される。電話を床に置き、相手の特徴を大声で言え」と。その直後、大きな物音とともに「ヒゲ、180cm、右手に月と星のタトゥー」とキムの叫び声が聞こえる。誘拐犯らしき者が電話をとる音が聞こえたのでブライアンは「お前を必ず追い詰め、殺す」と伝える。
ブライアンはキムを奪還すべく、行動を開始する。元CIAの同僚から犯人一味はアルバニア系の人身売買マフィアで、マルコがそのグループのリーダーだと知らされたブライアンは、妻の再婚相手スチュアートのプライベートジェットでパリへ向かう。人身売買は速やかにおこなわれ、「96時間」経過するとほぼ助からないという情報を得たブライアンは急ぐ。
パリ警察の刑事ジャン=クロードからマフィアの縄張りを聞いたブライアンは、売春がおこなわれる工事現場に行きキムのジャケットを持っていた少女を見つける。麻薬漬けになった少女を介抱し、グループのアジトが天国通りにあることを聞き出したブライアンは突入する。しかしそこにキムの姿はなく、キムの親友アマンダが急性麻薬中毒で死んでいた。
アジトで捕らえらマルコは、キムが電話で特徴を伝えた男だった。彼を電気椅子で拷問し、キムの行方を聞くと、すでに地下マーケットに引き渡したと言う。命乞いをするマルコに、ブライアンは電気を流し続けたままその場を去る。
警察が賄賂をもらって人身売買の組織を見逃している事実を知ったブライアンは、それに加担するジャン=クロードを訪問すると、ジャンの妻を撃って脅し、組織のボスの居場所を調査させた。96時間というタイムリミットがせまり、ブライアンは焦る。
ブライアンは組織で行われているオークションに向かい、競売にかけられているキムを見つける。そしてキムを購入した者はアラブ人の富豪ラマンであることを知り、後を追う。ブライアンはラマンのヨットに忍び込み、ボディガード達を皆殺しにする。ラマンはキムにナイフを突き付けて取引しようとするが、ブライアンは躊躇せずラマンを撃つ。無事救出したブライアンはキムとアメリカに帰り、空港でキムは母と義父に迎えられる。
<END>
愛する娘を拉致された元CIA工作員のパパが悪者をぶちのめす爽快アクション映画です。個人的に好きな映画ベスト10に入ってます。
とにかくパパが強い!マシンガン持ったマフィア5人を瞬殺できます。
行動力がすごい!数十人いる誘拐犯グループのアジトに単身突入し、犯人を見つけ出してます。
賢い!わざと相手に話させて手がかりをつかんでます。娘との電話・マルコの「グッドラック」・客引きの盗聴、などなど。
容赦ない!悪者は電気椅子で殺すし、命乞いは聞かない!
こんなことができるCIAって組織はすごいですね!映画では「元CIA」って肩書は万能すぎでしょう。
続編が出てますね。「96時間」→「96時間リベンジ」→「96時間レクイエム」です。ちなみに「96時間ビギンズ」というパロディ動画もあったのでリンクはっておきます↓
◆96時間
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◆96時間リベンジ
■ブルーレイ版 | ■DVD版 | ||||
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◆96時間レクイエム
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◆96時間コレクション(全3作)
■ブルーレイ版 | ■DVD版 | ||||
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!
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