2016年02月10日

7つの好機|イノベーションを生み出す

企業は、絶え間なく新しい価値を創造し、市場にその価値が受け入れられなければ存続することはできません。市場に受け入れられる新たな価値創造が「イノベーション」です。



企業がイノベーションを実現する事により、社会がより便利で豊かな状態に変わっていきます。世の中を変える新たな価値を提案して、消費者の共感や支持を得て事業を成功に導く為に、イノベーションは重要な役割を担います。



イノベーションを生む7つの機会として
組織・産業の内部に生じる事象

 1.予期せぬ事

 2.ギャップ

 3.ニーズ

 4.産業構造の変化


組織・産業の外部に生じる事象

 5.人口構造の変化

 6.認識の変化

 7.新しい知識の出現


イノベーションとは、これらの7つの機会が相互に関連しあって実現します。


1.予期せぬ事


予期せぬ成功、失敗などの出来事は、イノベーションの機会と考えます。


まったく予想をしていなかった商品が大ヒットした!などが予期せぬ成功です。予期せぬ成功は、あらかじめ計画されていなかった”まぐれ”として軽くみられる事もあります。


マネジャーはこのような予期せぬ成功をイノベーションの機会ととらえ、成功要因などを分析する事で新たな価値の発見をする事が出来ます。


これに対して、予期せぬ失敗は、単純に計画が正しくなかったり、実行計画が失敗したものとして考えられます。もちろんその際も、原因分析をする事が大切です。


しかし、しっかりとした計画に基づき慎重に実施したにもかかわらず予期した結果が出なかった場合には、予想外の変化がそこにはあると考えます。


予期せぬ事は、一歩前に進む事ができるイノベーションの機会と捉えます。



2.ギャップ


理想と現実のギャップはイノベーションの機会となります。


例として、好景気で需要が伸びている市場にいながら、自社の業績が悪く、需要の伸びから予想される業績と実際の業績との間にギャップがある場合、その需要を満たす新たな製品やサービスを開発する機会であると考えます。まさにイノベーションです。


また、逆に競合他社などが誤った認識に基づいた事業展開を行っていると気付いた場合は、自社にとってビジネスのチャンスがあります。多くの消費者は機能が少なくても安価な商品を望んでいるのに、競合の打ち出す商品は、多機能で高価な商品を供給している、などという状況です。



3.ニーズ


自社の商品やサービスを利用している顧客のニーズを満たす事が出来る、新たな商品があれば大きなビジネスチャンスです。ですから、「ニーズ」もイノベーションの機会となります。


ニーズを読み取る事がチャンスとなる例としては、企業の固定費として収益を圧迫する人件費に対して、「削減したい!」というニーズは、依然としてどの業界でも存在しているものです。


人件費を削減できるようなイノベーションは、広く受け入れられる可能性があるでしょう。



4.産業構造の変化


産業と市場の構造変化は絶好の機会となります。


急速な成長を遂げている産業では、産業構造の変化が起きやすく、従来行われてきた方法が即陳腐化し、全く新しい方法が生み出される事があります。



5.人口構造の変化


市場における人口の増減、年齢構成や所得の変化など、人口構造の変化は「3.ニーズ」にも影響を及ぼします。


特に、全人口の中で最も多い人数を構成する年代の推移は注目しておく必要があります。たとえば、団塊の世代が40代、60代、70代と迎えた場合、その世代の欲する商品やサービスは当然変化します。


将来的な人口・年齢構成の変化を読み取ることで、イノベーションを生み出す事が可能です。超高齢化が目の前の現在がいい例と言えます。



6.認識の変化


イノベーションの機会として、認識の変化(消費者の認識変化)の例として、野菜の認識において、傷一つなく形のそろった野菜が最良である、という認識だったところに、多少傷がついているような「分けあり品」でも問題ない、という認識の変化が現れた時がイノベーションの機会となります。



7.新しい知識の出現


これは、発見・発明の事で、イノベーションと言えば思いつく事象がこれにあたるでしょう。


たとえば、青色発光ダイオードの発明、普及により信号機の光源がLEDに取って代わるなど、社会に大きな変化をもたらしました。


新しい知識の出現によるイノベーションは、社会で重要な役割を果たします。しかし、この手のイノベーションは長期間の試行錯誤であったり、多くの失敗を繰り返して生み出されるものである事が多いです。





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2015年09月07日

イノベーター理論

イノベーター理論は第1回のビジネスマネジャー検定にも出題された部分であり、その内容を理解しておく必要があります。


イノベーションから収益を得る「イノベーター理論」


イノベーションが波及するステップ
イノベーションによって生み出された商品やサービスを消費者に普及させ、適切な利益を得る為に参考にするのが、「イノベーター理論」です。


消費者を5つのタイプに分類し、それぞれの特徴に合わせたマーケティングを実践してイノベーションを普及させるという考え方です。1962年にスタンフォード大学の社会学者である「エヴェリット・ロジャース(Everett Rogers)」が提唱しました。


消費者の購買行動の特徴から「イノベーター」「アーリー・アダプター」「アーリー・マジョリティ」「レイト・マジョリティ」「ラガード」の5つに分類しています。


消費者の5つのタイプ

【イノベーター(Innovators:革新者)】
・そのような製品かわからないものでも、新しい技術を使った製品には「使ってみたい」という考えをもっている。
・専門知識に裏打ちされた好奇心から、イノベーションを活用した新しい製品を入手したがる。
・自分の価値観は社会の中で、特異なものだと考えている。

【アーリー・アダプター(Early Adopters:初期採用者)】
・イノベーター同様の知識と旺盛な好奇心のもとで、積極的な情報収集を行い判断します。
・自分の価値観は社会と調和していると考えている。
・イノベーションが社会に対してどのような影響を及ぼすかを予見する力がある。

【アーリー・マジョリティ(Early Majority:前期追随者)】
・新製品を利用する事で、仕事の効率化やコスト削減が図れるか?という効果を重視するタイプ。
・新製品を購入する際には多くの人に利用されているか?という実績を重視視するタイプ。

【レイト・マジョリティ(Late Majority:後期追随者)】
・新製品などの採用には慎重。
・大多数の人が使用するのを確認した後に新規製品などを試す傾向がある。

【ラガード(Laggards:遅延者)】
・流行に関心が薄く、一般化した製品やサービスのみを取り入れる傾向がある。
・製品が成熟し、衰退期を迎えた頃に購入を始めるタイプ。

5つのタイプの構成割合
イノベーター理論.JPG


革新的な製品は、まずはイノベーターとアーリー・アダプターに向けて提案します。両者をわかりやすく表現すれば「マニア」と言えるわけで、新しい製品やサービスを自ら試すことを楽しみに感じている人たちです。


それぞれが、新製品などを購入している段階が過ぎると競合他社が同様の製品・サービスを市場に投入してくるので、自然と競争が激しくなってきます。





『イノベーションとは?』
新しいアイディアなどから社会的意義のある新しい価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす変革を指します。一般的には、「新しい技術の発明」までを、イノベーションの意味と捉えられがちですが、その自発的な変革により新しい価値を生み出して大きな変革を起こす事です。「新結合」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」など。

タグ:消費者
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【国政・経済に恐縮ですが
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管理職マン
地元中小企業の管理職。課長という立場。チームの再編を経て、課長代理と主任の二人を部下に。30代半ばにして、若干失速気味。部下の育成に手を焼いていると認識している今日この頃。 業績貢献と社員の育成、マネジャーはやることいっぱいですね。
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