課長の資格「ビジネスマネジャー検定」その学習ブログ

2種類のコミュニケーションのうち「ノンバーバルコミュニケーション」はさらに、4つの分類に分けることができます。それぞれのポイントを押さえて意識していく事で、効果的にコミュニケーションを取る事ができます。

その１
◆パーソナル・スペース

相手との角度・距離・視線の高さの事です。話を聞いてもらいたいとき、または相手が話しやすい状況など、部下とのコミュニケーションの目的に合わせて環境を作り出すことで意図した結果に進めやすくなります。例えば、一対一で話をする際、安心感を持って自分の話を聞いてもらいたいときは・・・

・お互い真正面に向かい合うのではなく、自分との角度を90度くらいにする
・適度な距離を置く
・視線の高さを同じにする

このような工夫により、安心感を与えることを心がけましょう。


その２
◆セルフ・プレゼンテーション

簡単に言えば「見た目」です。髪型や、衣服、香水、化粧といった見た目は、相手に大きな印象を与えます。初対面であればあるほど、その印象は強く残ります。マネジャーは常に部下や周囲から見られていることを意識し、身なりを整えておく事を心がけましょう。


その３
◆ボディー・ランゲージ

身振り手振りのジェスチャーなどに加え、表情やアイコンタクトを指します。コミュニケーション学では、自分の周りに一人でも人が存在すれば、その人に何かしらのメッセージを送っていると捉えます。普段の何気ない行動から、多くの情報が発信されていると認識する必要があります。

表情は「言外の意思表示」といわれるほど強い印象を与えています。また、「目は口ほどにものを言う」など、古くから目の表情はコミュニケーションの重要な要素として認識されています。どのような表情が相手に交換を与えるのかを、日頃から意識することが大切です。

身振り手振りだけで、ある程度の意思疎通は可能です。コミュニケーションのツールとして体を動かすと言う事は、相手への理解度を増すことにつながる事を心得ておきましょう。


その４
◆パラ・ランゲージ

話をする際の声の大きさ、高低、調子やスピードを指します。経験があると思いますが、言葉の内容が優れていても、話しての調子や大きさ、トーンなどで相手への響き方が変わってきます。日本語は語尾によって話の内容が「否定形」なのか「肯定形」なのかが変わってくることが多いです。その為、最後まで明瞭に話すことを心がけましょう。