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2017年08月28日

雨後の飛生川でやまめ釣り



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型物はいないが、安定した釣果

 後先が逆になったが、23日に訪れた白老・飛生川の釣行の模様を載せる。
飛生川への釣行は、上流下流を合わせて今年2回目。前回は、飛生川のランドマークとも言える小滝を高巻きして、上流部に遡行した。
 滝の上流では、岩魚やアメマスを期待したが、結果は予想外の坊主。入渓したタイミングが悪かったのか、それとも事前に得た情報が間違っていたのか、今となっては定かではない。
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 今回の釣行は、中流域からその小滝を目指そうというもの。距離にして3キロほどか。前日降り続いた雨の影響からか、白い濁りが入りいつのも透明感はない。ただ、増水は収まったようで、水量や川幅、流れの強さはこれまでと大きな違いは見られない。

 段差のある流れのあちこちに、岩で作られたカタや落ち込み、平瀬などのポイントが次々と現れる。そこへ、#10のカディスを流すと、すぐに1才魚のやまめが反応。

 だが、フライが大きすぎて銜えることができない。カタでようやくヒットしたの、15センチほどのやまめ。このあとも、同じようなサイズのヒットが続いた。
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 入渓地点から500メートルほど釣り上がったときに、大淵が姿を見せた。ここは、昨年20センチ越えが連続ヒットした場所。ところが、今回はどうフライを打ち込もうとも、アタリはこない。
 辛うじて、流れ出しで13〜14センチのヒットしただけ。やはり、入ったタイミングが影響しているのか。

 ここから上流は今回初めて釣り上がる。初めの淵からしばらく行くと、先ほどよりも大きな淵が現れた。淵の幅が広く、春先などの増水時は遡行が難しそうだが、渇水気味の夏場は問題なく渡り切ることができる。
 幾分流れのある淵の真ん中にフライを落としたところ、小さなアタリが頻発。ようやく針がかりしたのは、10センチにも満たない幼児クラス。ここにも型物はいなかった。
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 その後も大淵が。淵の連続する区間では、小さなアタリしかでない。ルアーで攻略するのがいいのかもしれないが、水深が浅く、大物の居付いている感じはしない。
 この淵を越えた先に、何度か利用したことのある林道に架かる橋が見えてきた。ここまで来れば、ポイントは大体分かる。前回フライを投じたポイントからは、この日一番となる18センチほどのやまめがヒット。
 橋を越えた水深のある平瀬や、大岩の作る流れ出しからも15〜16センチのやまめが飛び出した。さらに上流には、飛生川のランドマークの小滝が見え隠れする。
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 ここまでの遡行時間は2時間半。帰りの時間を考えて、ここから釣り下ることにした。もう、この時間になると陽は頂上付近に達し、立ち込めていた霧も消し飛んで、気温が一気に上昇。汗だくで入渓地点まで戻った。

 そして感心したのは、入渓した時点で、あれほど濁りのはいっていた流れが、今は底まで見通せるほどに透明感を回復したこと。さすが飛生川と、言わずにおれない。

 なお、今回の釣行の模様と、小滝を越えて上流に釣り上がった8月13日の釣行を合わせて動画を編集、「2017 飛生川への釣行」としてyoutubeに投稿する予定。よかったら見てください。

写真は@前日の雨のせいか、濁りのつよい流れの飛生川中流域A連続して大淵が現れるが、反応は薄いBやまめの魚影は濃いが、時期的に小型ばかりで型物は皆無Cようやく現れた林道に架かる橋


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2017年08月25日

アヨロ川河口で浮きルアー



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 いよいよ鮭釣りの本番を迎える

 8月22日未明から降り出した強い雨は、22日の午前中には全道に広がった。地域によっては集中豪雨となったところもあり、道央圏でも増水した河川が多かったようだ。
 翌23日には天気は回復したが、増水が解消された河川は少なく、せっかくの休日なのに釣行できないおそれがでてきた。
そこで、過去の例から雨に強いやまめ河川をピックアップして、地元の河川情報をネットから仕入れた。
 
 なぜ「やまめ河川」なのかというと、ここ数ヶ月の釣行先が岩魚やアメマス河川が中心だった。そこで、久しぶりにやまめの姿が見たい、ということから絞り込んだもの。
 候補に上がったのは、千歳川と白老のウヨロ川、飛生川。この三河川は、めったなことでは濁流が起きない。特に千歳川は、これまでの雨後の釣行で、水の濁りは入っていても、釣りのできない状況になったことはない。
KC4A0037.JPG

 近場の千歳川に心が傾きかけたときに、「そういえば鮭の遡上が始まった。アヨロ川河口やアヨロ海岸はどのような状況なのか」と、鮭の様子が気になった。結局は、その思いからアヨロ川河口に近い飛生川に行くことにした。
 飛生川の釣行では、中流域から入渓して上流の小滝まで釣り上がった。この様子は次回のブログに掲載することにして、今回はアヨロ川河口の鮭釣りの模様を載せた。

 昼までに飛生川の釣行を終え、海岸を横目にアヨロ川河口へ。アヨロ海岸では、海岸一帯に何十本という釣竿が林立。9月1日の河口規制に向けて、すでに場所取りが始まっていた。
 これまでは、ビニールテープで自分の縄張りを囲っていたが、何かの指導が入ったのだろう。ビニールテープの代わりに、持ち主の姿が見えない釣竿が立ち並んでいた。それはまるで、”自分の縄張り”を主張しているかのようだった。
KC4A0039.JPG


 アヨロ川は、中流に鮭鱒孵化場が設けられている関係から、秋には河口の導流提を通って大量の鮭が遡上する。それを狙った釣人が休日、平日を問わず集まってくる。

 23日も平日の正午だというのに、河口の両サイドに合わせて6〜7人の釣人が浮きルアーを投じていた。まだこれでも少ない方で、日曜日ともなれば狭い先端に10数人が陣取るという。
 先端でルアーを投じていた人に話を聞くと、「朝の3時頃に、河口前に大量の鮭が押し寄せてきたが、ルアーには見向きもしなかった。上げた人も少なかった」という。また、「陽が昇った後にも何度かナブラが立ったが、この場ではスレがかりで1本上がっただけだ」とも。魚影は濃いらしいが、ルアーを追わないようだ。
KC4A0043.JPG
 アヨロ川も、9月1日から12月10日まで河口規制が設定され、左海岸、右海岸ともに150メートルの区間の釣りは禁止となる。それまでの間、アヨロ海岸よりも熾烈な場所取り争いが繰り広げられるのだろう。


写真は@アヨロ川河口にある導流提。河口の右左は、どう見ても3〜4人が限界だと思うのだが。A先端から浮きルアーを飛ばしてアタリを待つ釣人B竿が立ち並ぶアヨロ海岸。持ち主の姿は見られない
 
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2017年08月17日

豊平川上流部に流れ出る支流の源流へ



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 荒れ果てた登山道の向こうに大型アメマス

 8月16日、豊平川上流に流れ出る支流の源流部に近い渓流を訪ねた。登山ルートにもなっている林道に沿って流れるこの渓流は、上流で二股に分かれる。二股の右と左の川の上には、それぞれ登坂ルートが設けられている。
 結局は同じ山に向かう訳だが、右の登坂ルートが主流で、左のルートは現在ほとんど使用されていないようだ。2年前にこの渓流を訪れた時には、登坂ルートを兼ねた左側の林道は、しっかりと役割を果たしていたのに。
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 今回同じルートを辿り、左側の登坂ルートに沿って流れる渓流の奥まで足を進めたが、二股地点からは藪だらけで見る影もないほど荒れ果てていた。
 現在の正規登坂ルートでなくなったのが原因なのだろうが、藪の下に残された轍だけが、かつて林道だったことを教えてくれた。

 午前8時40分、ほとんど藪漕ぎと変わらない状態で、二股の左登坂ルートを登り始めた。深い谷底からは、激流が崖に当たって起きる、ゴーという地鳴りのような音が聞こえてくる。目的地はここから40分先、スタート地点からは1時間少々の行程だ。
 2年前は、この爆音が届かなくなる地点まで足を進めたが、今回はいつまでたってもその音が消えない。もしかして、行き止まりの沢を通り越して、獣道に入ってしまったのでは、と崖の後ろを確認。先ほど通り過ぎた、手前の一の沢から僅かしか歩いていない。どうも、藪だらけの道が距離感を狂わせたようだ。
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 そこから程なくして、林道はようやく行き止まりに。この先は、崖が続いて歩行はできない。山頂に向かうハイカーは、一度ここから沢を下って、谷底の川づたいに頂上を目指す。目的は違うが、自分も渓流に降りるために沢を下る。その沢は、崖の下の藪の中にあった。

 沢から谷底の渓流までは50メートルほどだが、沢の傾斜は40度と急勾配。足を滑らせたら、真っ逆さまに川に叩きつけられる。恐る恐る足元を確認しながら、谷底に着いたときには緊張感が解けて、思わず岩にへたりこんでしまった。
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 さて、2年ぶりの渓流。前回は淵や流れ出し、落ち込みや平瀬などの段差のあるポイントから、20センチ強のアメマスが次々にヒットした。最大で尺を越えた魚も手にした。それも、僅か200メートルの区間でのこと。
 今回は、前回のような鉄砲水の心配も無く、登り詰めることのできる所まで行くことにした。

 まず、先ほどの枯れ沢の下に作られた平瀬に、#12のメイフライを打ち込む。すると、すぐに15センチほどのアメマスがフライを引き込む。その隣の小淵に打ち込むと、また同じようなサイズがヒットする。前回のような20センチ越えはこない。 
 フライを#10のカディスに変更すると、狙い通りに25センチほどのアメマスがヒット。しばらく行った上流の平瀬からは尺越えも飛び出した。ひとつのポイントで、必ず1匹は反応するほど魚影が濃い。

 大淵の岩の影に落としたフライには、見た目で40センチを越えた大物がヒットした。しかし針がかりが浅く、痛恨のバラシ。もしかして、渓流ではこれまで最大ではなかったか、というほどの大型アメマス。悔しさが募る。(その瞬間は、ビデオカメラでしっかりと撮影)

 釣り上がるほどに魅力的なポイントが現れる。特に水嵩のある平瀬では、フライが着水すると同時にヒットするほど活性化している。
 ただ、20センチ前後のサイズばかりで、先ほどのような40センチ越えの魚は出てこない。
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 2時間ほど釣り上がったときに、上流に小滝が現れた。高さは4〜5メートルほどで、足場が無く高巻きは難しそう。釜は3〜4メートルほどの深さなのか、底が見えない。
 ここには大物が潜んでいるはずと、滝の落ち込み際にフライを落とす。すると、底からフライを目がけて大きな魚が浮上。フライに食いつくが、すぐに吐き出す。正体を見極められたようで、その後二度と出てこなかった。

 今回の釣行はここで終了。狙っていた大物を手にすることはできなかったが、魚影の濃さは想像以上。しっかりと子孫を残したアメマスがいたことに安堵。年寄りには余りにも過酷な行程から、二度と来ることは無いかもしれないが、いつまでもこの姿を保ち続けてもらいたい、と願っている。


写真は@藪と化した林道。かすかに残る轍だけが頼りA崖下の渓流。手付かずのポイントが築かれているBカディスにきた尺アメマスと20センチ級のアメマスC上流部に出現した小滝。高巻きは難しそう

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2017年08月14日

6基の堰堤を越えた先は



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 豊平川支流の源流に釣行したが・・・

 苫小牧東港に釣行した次の日の8月10日、夕方まで時間ができたので、以前から考えていた豊平川支流の最上流部に行くことにした。この川は、下流から中流域は何度も入ったことはあるが、上流部は様々な問題から足を踏み入れたことがなかった。
 ひとつは、山深い場所ならではの、熊の相次ぐ出没。もうひとつは、堰堤や砂防ダムが連続して構築されていて、それを高巻きしなければ上流に出ることができないこと。
 実際に、どれだけの砂防ダムが設けられているのか、地図の上では判断できない。
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 10日は午前8時に現地到着、車で行ける最後の場所から入渓した。入渓した地点の川幅は3〜4メートルで、段差の少ない流れを形成しており、山岳渓流としては比較的穏やかな渓相だ。

 ここから釣り下り、虹鱒ややまめを狙うのが一般的らしいが、堰堤を越えた上流は、「岩魚や虹鱒の魚影が濃い」との話が、釣りのガイドブックに記載されている。それを確かめるために今回の入渓となった。

 入渓地点からすぐ上流は、滑床と大岩の交差したポイントが続き、その地形が作る流れ出しや平瀬、淵は、見た目にも魚が居付いていそうな感じがする。しかし、ここからすぐ上流の堰堤までの区間を、以前にもフライで釣り上がったことがあったが、見た目とは裏腹に魚の気配はなかった。
 それは今回も同じで、魅力的に思えるポイントに打ち込んだカディスは、何の反応も無くただ流れでるだけ。
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 だからこそ、この堰堤を越えた上流部がどうなっているのか、ガイドブックに記された話が本当なのか、を確かめたかった。
 まずは、堰堤下の落ち込みの釣りもそこそこに、堰堤を高巻きして上流に出た。昇った堰堤の上から上流を見渡すと、そこから100メートル先に砂防ダムの姿が見えた。この区間は、当然魚の気配はない。
 そしてまた砂防ダムを高巻き。今度は少し距離は長いものの、再度上流に堰堤が登場。もちろん、この区間も竿をだしたが、魚はいなかった。

 そしてまたまた堰堤が・・・・。ダムや堰堤がどこま続くのだろう、と不安になりながら6度目の高巻きを終えた。
 今回でようやく連続する砂防ダムを昇りきったようで、上流には行く手を阻む構築物の姿が見えない。(後で地図を詳細に見ると、ここから2キロ先にも堰堤らしき印がついていた)

 渓相も、下流とは打って変わって荒々しい岩だらけの本格的な山岳渓流。「ここまで遡行すれば魚はいるだろう」と、大岩の作る流れ出しや肩、小渕にドライフライを打ち込む。が、下流域と同じように、フライはピクリともしない。
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 これまでの渓流釣行で、下流や中流域で魚の姿はなくても、上流で思いもかけない魚影の濃さを何度か経験してきた。
多分、この渓流もそのひとつだろう、と期待を募らせたが、そうではなかったようだ。

 遅かれ早かれ、この渓流の上流釣行を行なうことを決めていた。今回の釣行でその結論が出た訳だが、入ったタイミングが悪かったのか、それとも魚住まずの場所なのかは判断がつかない。

写真は@入渓地点から200メートルほど上流に構築された堰堤A3つ目の堰堤から下流を望むB連続する堰堤や砂防ダム群を越えた上流に行き着いたが、ここも魚影は確認できなかった

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posted by bukki at 09:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 源流釣行

2017年08月11日

台風の直前に苫小牧東港へ釣行



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 ナブラ相次ぎ出没も、ふくらぎは確認できず

 8月9日の釣行先は、久しぶりの苫小牧東港。東港は、今年も1月から6月までの間、ショアトラウトを狙って何度も通った。それ以来の釣行だから、2ヶ月ぶりに訪れたことになる。

 ブログにコメントを寄せていただいている「釣り命」さんの、「東港内でふくらぎをヒットさせた」、という情報に惹かれて、今回の釣行となった。東港で、実際にどのような釣りが行なわれているのか、その様子を見ることが主眼。あわよくば、自分もふくらぎを釣り上げようなどとは夢にも思っていない。
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 たださすがに、台風5号が北海道に上陸するというその日に、釣行することはないのでは、と思ったのは事実。それにも関わらず、「行ったら行ったで何とかなるだろう」と、開き直って車を走らせる自分が怖い。

 現地到着は午前4時を少し回ったところ。辺りを見渡すと、いつも混雑しているフェンス前には4人の釣人しかいない。そのいずれも、まだ暗い海面に向かって、黙々とルアーを投じている。

 到着してからしばらくして、東の空に真っ赤に染まった朝焼けが登場。そして、周り一帯を幻想的な大気が包み込むように、厚い雲間を通してまばゆく輝く陽の光が差し込んできた。それもこれも台風の予兆なのだろうが、なかなか見ることのできない景色。

 しばし気象ショーを見物してから、海面に目を向けた。先ほどから、小さなナブラが右に左に移動しているのが分かっていたが、あれは一体何の魚か。そこへ大型の魚が飛び込み、ナブラは四散して形が崩れる。そしてまた、ひとつにまとまって移動する。
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 ナブラとは別に、30〜40センチの魚が頻繁にジャンプを繰り返す。飛び跳ねているのはボラだろう、と見当をつけたが、ナブラを追い掛け回す大型の白い魚は何だろう。

 先着のアングラーが、そのナブラに向けてルアーを打ち込んでいるが、誰のロッドにもアタリらしきものはない。これだけ派手に海面がざわついているというのに。
 ルアーに反応するふくらぎだったら、すでに誰かが釣り上げているだろう。それが上がっていないということは、あの白い魚はふくらぎではないようだ。

 自分も、メタルジグをナブラの周りに打ち込んではフォールを繰り返す。が、反応する魚はいない。試しにミノーを投じたところ、今度は有に40センチはありそうな体の白い魚が追ってきた。だが、その魚は体が角張っていて、流線型のふくらぎとは全く違う。多分ボラなのだろう、ジグに反応しない理由もそれで説明が付く。
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 ならばと、今度は小さなスプーンを打ち込む。しっかりと沈めてからリトリーブすると、今日初めてのゴツンというアタリ。海面に姿を現すまでは、ボラかふくらぎだろうと思っていたのだが。それは、あいにくの40センチほどのうぐい。力が一気に抜けてしまった。

 時間が増すごとに、台風に伴う厚い雲が押し寄せてくる。釣りを開始してから3時間ほど経ったのだろうか、辺りが一気に暗くなり、雨が本降りとなってきた。当初の目的は果たせなかったが、これを切っ掛けに帰ることにした。
 
 台風の合間の釣りは、追っかけられているようで忙しない。しかし、いつもは見ることのできない風景を見ただけでも、得した気分となった。

写真は@朝焼けに染まる苫小牧東港の空A東の空からは黄金色に輝く太陽が顔を出したB台風が近づいているというのに、海面には波ひとつない


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2017年08月03日

今年3回目の支笏湖、美笛でも撃沈



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  場所を変えた小渓流でやまめと遊ぶ

 今回の更新ブログで、今年初めて支笏湖への釣行を掲載する。実際には6月、7月と2度ほど赴いたが、思った釣果が得られなかったことから、更新を取りやめた。
 6月に訪れたのは、樹木の枝が湖岸に張り出した虹鱒橋下のポイント。ここはブログで何度か取り上げているので、ご記憶の方もいると思う。4時間粘って30センチのうぐいが1匹だけと、情けない結果となった。
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 次は7月中旬の北岸・伊藤温泉前。昨年の例に倣い、蝉フライを用意して大型トラウトを狙ったが、ここもチビアメマス1匹だけ。いずれも、朝まずめに合わせるために5時前に入湖。時間的には問題がなかったはずなのだが、どうも嫌われてしまったようだ。

 今回8月1日の釣行先は、支笏湖で1級ポイントといわれる美笛川河口。初めの計画は、超激戦ポイントのこの場所ではなく、隣のニナル川河口。美笛キャンプ場を経由した湖岸ルートか、オコタンペキャンプ場につながる道々37号線経由での山道ルートのいずれかを考えていた。

 どちらも徒歩で40分ほどかかるが、この時間はキャンプ場が営業していないために、山道ルートを選んだ。
 ところが、ゲートの閉じられた道路の手前に、工事用のロープが張られて車を停めるスペースがない。途中の美笛橋のたもとまで戻れば停める事はできるが、どうも山道の奥の方で工事が進められている様子。なので、ニナル川河口を諦めて、今来た道を引き返し美笛川河口に向かう。

 そしてまた問題が。これまでは、美笛川河口付近まで車を直接乗り付けることができたのに、その入口の湖岸にあるヒメマス釣り用の貸しボート乗場が、一般の釣船で一杯になっていた。さらに、河口に向かうあぜ道にロープが張られて通行できない。

 いつからこうした状況になったのか。仕方なく、交通の邪魔にならない、ロープからかなり離れた場所に車を止め、徒歩で河口を目指した。
 こうした状況だからなのか、河口にはルアーを操るアングラーが1人だけ。美笛川の流れ出しに立ちこんで、黙々とロッドを振っていた。

 幸いに天気は薄曇りだったが、波は一つも無い。だから、ボイルやライズはすぐに発見できる。小さな魚のナブラが、湖岸の浅い場所で頻発。その付近で小さなライズが多数起きていた。

 沖合い30メートル付近では、そこそこの型と思われる魚のライズが頻繁に見られる。虹鱒だろうか、20センチから40センチを越えた魚が、ジャンプを繰り返して姿をさらけ出していた。
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 さすが、美笛川河口の朝まずめ。他の場所ではこうした派手なライズを見ることは少ない。場所を変えて正解だった、と思ったのもつかの間、沖のライズやボイルに打ち込んだミノーを追ってくる魚がいない。

 書き忘れたが、フライの遠投力に自信がないことから、今回はルアーとフライの二刀流で臨んだ。ルアーで広範囲を探り、近場のライズはフライを打ち込むことにした。

 しかし、いつの間にか主役はルアーとなり、ライズが起こるたびにスプーンやミノーを打ち込んだ。ルアーの届かないところで、大型魚がジャンプを頻繁に繰りかえす。そして、沖合い30メートル付近では中型の魚なのか、ライズが右に左に移動する。

 こんな状況なのに、小魚さえもヒットしない。仕方なくフライにチェンジ、大型カディスを結んでライズの多発する場所に打ち込む。が、フライのすぐ横でライズが起きているのに、カディスはピクリともしない。
 今度は、マラブーを沈めてはリトリーブを繰り返す。それでもアタリはこない。「こいつらは、一体何を食べているのだろう」と、半分諦めモードに。

 河口の先端にいたアングラーはすでに撤退、新しく来たアングラーもいつの間にかいなくなった。
 これが支笏湖・美笛川河口の平常なのだろうか。それとも、朝まずめではなく、夕まずめが正解だったのでは。
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 ここでは魚を見ることが叶わないと、支笏湖から40分ほど先にある渓流を訪ねることにした。
 そこは、以前から興味を持っていた小河川。こんな時でもなければ入ることの無い渓流で、何が棲息しているのか、どの水系なのかも分からない。

 林道を走り行き着いたのは、山岳にしては穏やかな流れの小さな渓流。川の規模からしたら、無謀とも思える大型のフライを結んで、小さな落ち込みに第一投。
 底からフライを突く魚を確認するが、当然ヒットはしない。上流の早瀬で初めてヒット。釣れたのは13〜14センチのやまめだった。その後も、同じようなサイズのやまめのヒットが続く。こんなに小さな川なのに魚影は豊かだ。
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 迎えた砂防ダムを高巻して上流へ。今度は岩魚がいるのかもと期待したが、平坦な流れが奥まで続いて、魚影は確認できなかった。
 「自分には、大型魚よりも小型の魚が向いているのかもしれない」、そう思わせる1日となった。

写真は@まぶしく輝く支笏湖の朝焼けAB沖でライズが頻繁に起きていた美笛川河口の様子C支笏湖の後に訪れた小さな渓流Dそこでフライにきたやまめたち


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