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2016年09月30日

毛敷生川最上流は虹鱒一色



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 険しい山岳渓流なのに岩魚見えず

(9月28日更新ブログの続き)
 白老・萩野林道を、毛敷生川に沿って敷生川に向かったが、かなり入り込んだ森の奥で倒木が林道を塞ぎ、通行不能となった。またしても、ホロホロ山麓の林道を経由した敷生川上流への釣行は、失敗に終わった。
 あとで林道の塞がれた地点を地図で確認すると、目的の敷生川上流までは残り2キロほどに迫っていた。それでもたどり着けない運命だったのだろう。
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 倒木が通行を妨げた林道の手前には、敷生川の支流・毛敷生川の流れがあった。
この川の上流部を橋から見渡すと、大岩がゴロゴロとした完全な山岳渓流。岩と岩との間を縫っている段差のある流れは、釜を作り淵を作る、釣りには絶好のポイントを形成している。

 橋を降りて、岸辺に立つと更にその感が強まる。釣り下るにも釣り上がるにも、頑強な体力を必要とする険しい渓観が目の前に迫ってきた。
 橋の下には、小さな落ち込みとその先に深い淵が作られていた。魚影の豊かな川ならば、間違いなく魚の棲息する流れだ。
 その落ち込み直下にフライを打ち込み、流れに乗せた。すると、淵の終端から小さな魚が浮き上がった。
フライが淵から流れ出る直前に飛びついたが、残念ながら針がかりはしなかった。ただ、小さくても魚がいたことでモチベーションが高まった。

 前回の敷生川上流を目指した釣行では、同じホロホロ山麓を流れる名も無き渓流で散々な目にあった。ここも同じように魚が棲息していないのでは、という疑心があっただけに、何とか釣りになりそうなのでホットする。
 あとは、カタが小さくてもヒットさせるだけ、と連続して続く釜や淵にフライを打ち込む。

 初めてのヒットは、3メートルはあろうかという大きな岩の下の釜。その釜の流れにフライを乗せると、深い底から魚が浮き上がってきた。そして、フライが引き込まれる寸前にアワセを入れた。
 浅く針がかりした魚を手元に寄せるまで、完全に岩魚だと思い込んでいた。ところが、上がったのは25センチほどの銀毛の綺麗な虹鱒。こんな山深い山岳渓流なのに、という驚きとともに、まだこの川の上流に岩魚が棲息していることを信じていた。
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 下流には、魅力的な淵や流れ出し、落ち込みのポイントが多く見られる。それ以上に、大岩を縫って流れる、上流の渓観に魅せられて釣り上がることにした。それは、上流に行くほど、岩魚の魚影が濃くなるのでは、という思いがあったから。
 ところが、現れた淵や釜から飛び出るのは虹鱒ばかり。入渓の基点となる橋の下から、100メートルほど上流まで遡行したが、釣果は20センチから尺越えまでの虹鱒が6匹。そして、岩魚の姿は無かった。
 100メートル上流で遡行を止めたのは、その少し手前の小滝から、アタリが絶えたことから。その滝が魚止めとなっている可能性が高い。

 上流がだめならば下流へ、という発想はその時点ではなかった。次にウヨロ川の支流に入ることばかり考えていたからだが。今から思えば、下流に釣り下ったら型ものの虹鱒にめぐり合えたのでは、と残念な気持ちで一杯だ。また機会があったら挑戦したいと思っているが。
 ちなみに、その後に訪れたウヨロ川支流では、魚信らしい魚信は皆無だった。中流域で、あれだけヤマメの群れているウヨロ川とは大違いの姿がそこにあった。
 
写真は、毛敷生川最上流の渓観。大岩が行く手を阻み、流れを縫って釜や淵が作られている。その淵や釜でヒットした型ものの虹鱒




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2016年09月28日

敷生川上流走行も途中で断念



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 ウヨロ川支流は見かけ倒し、毛敷生川は予想外


 前回の白老河川の釣行では、ホロホロ山麓で敷生川上流を目指したが、幾重にも交差する林道を迷走して、迷子の一歩手前までいった。詳しい内容は9月14日付けの「敷生川上流はワイルド!!」で。
 そして今回は、そのリベンジのために再び同じルートで敷生川上流を目指した。念のために、私のブログは釣りとホラーが対象。林道走行のブログではない。

  前回の迷走の原因は、毛敷生川の支流に沿って延びている萩野林道のゲートが閉じられていたことにある。当初の計画は、このゲートを潜り、突き当たったウヨロ川上流の二股を左折、道なりに10キロメートル近く走行すると目的の敷生川上流に辿り着くというもの。
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 それを、林道ゲートが閉じられていたことで、カーナビ頼りで別ルートからの走行を図った。そして、林道ゲートの横に立てられていた「このあたりは、毎年山菜とりによる行方不明者が多発、死亡者もでている」という、白老営林署や警察による警告看板がダテではなかったことが後で分かった。(写真

 今回はこの萩野林道のゲートが、営林関係者や山菜とりの人たちによって、開けられるまで待つことに決めた。ところが、すでに鍵は開けられていて、恐る恐る走行。これが後で大慌ての原因となるのだが・・・・。

 林道ゲートから、ウヨロ川上流に流れ込む支流の橋までは、時間にして5分程度か。敷生川上流に向かう前に、ウヨロ川の様子を見るめに、橋を越えてウヨロ川本流を目指した。ところが、途中の崖下はRV車でも走行が厳しそう。
  再び、二股に戻り敷生川上流に向かう。この二股に立てられていた看板には、いつも見る「熊の出没に注意」ではなく、「熊出没地帯」と、当たり前に熊が出没しているかのような内容。いつ出てもおかしくない場所なのだ。
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 ちなみに、ウヨロ川上流に流れ込む橋の下の支流は、後で入渓したところ一度もアタリはこなかった。その支流の下流を流れる2本目の支流も、渓相は見事だが、いくら手を尽くしてもアタリはなく、魚の気配はしなかった。ウヨロ川上流に釣行するのならば、本流しかないのだろうか。

 二股から敷生川に向かう林道は、大雨による亀裂と段差、道路脇からの倒木、崖から転がり落ちた石などが散乱して、とても普通車では走行できそうもない。時折鹿が道を駆け抜けるが、注意は足元に集中。
 二股から20分近く経過して橋が現れた。毛敷生川に架かる最上流の橋で、流れは大岩がゴロゴロしている山岳渓流。岩魚の棲息していそうな釜や落ち込みが数多くみられる。

 この橋を越えて間もなく、倒木が林道を塞いでいた。台風によって倒されたらしく、根っこから引き抜かれていた。ということは、台風以後にこの道を通った車がないということ。倒木の向こうの道は荒れた様子もなく、ノコギリで倒木を切れば通行出来そうだが。仕方なく、今来た道を戻ることに。
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 事のついでに、直ぐ前を流れる敷生川上流でフライをすることにした。ところが、見かけとは大違いで岩魚は一匹も出てこなかった。代わりにヒットしたのは虹鱒。こんな上流の、しかも大岩の連続する段差の大きな山岳渓流なのに。
 この毛敷生川上流の釣行記事は長くなるので、次回に更新する予定。

 毛敷生川の釣行を終えて再び悪路を走行中、突然対向車が現れた。ジムニーで敷生川上流に向かうらしい。この先の林道の様子を伝えて、なんとか萩野林道のゲートに辿り着くと、ダイアル式の鍵が閉められていた。先ほどの車か、それともウヨロ川支流で見かけた釣人の車なのか。
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 ゲートの看板に記載された担当営林署に電話するが、電波が弱くて話が途切れ途切れになる。ようやく通じた方に事情を説明してお詫びをすると、「これからは、入林許可書を取ってから入るように」との指導を受けて、鍵の番号を教えていただいた。
 朝早くにも関わらず、ご迷惑をお掛けしました営林署の担当者にお礼を申し上げます。これからは、入林許可書を取ってから入ります。

写真は上から、萩野林道のゲート横に立っていた看板、ウヨロ川支流の橋の下から見た川の流れ、毛敷生川の上流に架かる橋から見た毛敷生川の流れ、毛敷生川上流でヒットした虹鱒
 


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2016年09月24日

尻別川上流の本・支流に初釣行



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そぼ降る雨の中、釣り上がる

 今年は、新しい釣行先の開拓に取り組んできたために、定番の千歳川や小樽内川、漁川の釣行が激減した。そこで、10日ぶりとなる釣行先をこの3河川のどれかを考えていた。
 しかし、土壇場になってまた方針を転換、結局これまで入ったことのない広島橋から上の尻別川上流と、ソーケオマシュベツ川上流という、尻別川水系に釣行した。自分でも好奇心の強さに呆れている。

 ソーケオマシュベツ川は、ひと月ほど前に国道から1キロほど上流の境橋下流に入ったが、今回は橋から上流の金谷の沢川の流れ出しまでの区間。また、尻別川本流は前回、台風により倒木で通行ができなかったが、今回はこの林道を経由して、最上流にある滝を目指した。

 はじめに入ったのはこの尻別川上流。すでに倒木は撤去されて、上流に向かう林道の走行には支障がなくなっていた。国道から5キロほどで閉じられた林道のゲートが現れて、ここから500メートル先の滝までは徒歩で向かうことになる。
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 その、林道に沿って流れる尻別川を見ると、昨夜からの雨で若干濁りが入っていて、増水気味のようだ。そしてゲートの先は、明るく陽が指しているのならばモチベーションンも高まるが、そぼ降る雨により暗闇が覆っていて、歩いて上流に向かうには気持ちが悪い。 
 そこで、途中で見かけた、開けた300メートルほど下流に入渓、ここからフライロッドを振った。

 祝日の翌日のせいか、はたまた雨による濁りによるものか、ここぞという魅力的な淵や落ち込みからは反応がない。
ようやくアタリが出たのは、入渓地点から100メートルほど上流の小淵。そこまで音沙汰がなかったものだから、ドライが引きこまれたのに反応するタイミングが遅れた。
 その魚はどう見ても尺越えのようだった。そして、そのすぐ後に同じだ所でヒットしたのは20センチほどの岩魚。

 ここから上流、下流で同じようなサイズと、小ぶりの岩魚を追加したが、思っていたいたよりも魚影が薄い。そして釣れるのは岩魚ばかりなので、魚種の豊富なソーケオマシュベツ川に移動することにした。
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 この川は、ひと月ほど前に初めて釣行した。魚の型はほどほどだったが、流れが穏やかで川岸も開けて気持の良い釣りができた。
 今回はその上流に向かった。当然初めての入渓ポイントで、この上流がどのような渓相なのかは分からない。
ただ、橋から簡単に入渓できるために、人気ポイントとなっているようで、その分魚影は薄いかスレているはず。川は、初めの大淵を越えると山岳渓流の様相が濃くなってきた。
 雨による増水もあり、苦労しながら釣り上がる。ここでも、初めにヒットしたのは10センチほどの岩魚。

 小さな落ち込みから、平瀬に代わる流れでドライにヒットした。その後も、変化のある流れの瀬や脇から反応が出てくる。想像した以上に、魚影の濃さを感じる。そして早瀬からは虹鱒が、淵からは岩魚というように、魚種も棲み分けがなされている。
 入渓地点から支流・金谷の沢川の流れ出しまで500メートルほど。ここで脱渓して、林道経由で入渓地点まで戻った。

 尻別川本流の上流域と、その支流のソーケオマシュベツ川ではこうも魚影が異なっていた。ただ、魚の型は本流の方が一回り大きかった。
 そうした、釣りを行う選択肢が恵まれていることは有り難い。今回は行き着くことのできなかった、本流の上流にある滝までの釣行を計画している。
 そして、その滝を越えた最上流まで釣り上がってみたい。そこには、どのような型の岩魚が棲息しているのか、どんな素晴らしい渓観が待っているのか、好奇心は募るばかりだ。

写真は、国道から5キロほど先の尻別川上流域。ここでは岩魚しか釣れなかった。下はソーケオマシュベツ川上流の入渓地点の大淵。型は小さかったが、岩魚と虹鱒の濃さを感じた
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2016年09月19日

釣行を妨げる見えない力



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「敷生川上流はワイルド!!」を動画化

 前回更新した「敷生川上流はワイルド!!」に関連した動画をyoutubeに「敷生川上流、迷走後の渓流」として投稿した。
 実は、17日に同じ場所への釣行を計画していた。今回はより詳細な地図を入手して、前回のように道を迷わぬよう、敷生川上流への走行に綿密なシュミレーションを立てた。
2016y09m19d_115814081.jpg
 ところが、出発前に車が動かなくなるという、思わぬアクシデントが発生、結局その日の釣行はご破算となった。原因は、セルモーターが機能しなくなったこと。古い車にはありがちな故障らしい。

 ただ、それまで問題なく走っていた。すぐにJAFに連絡して整備工場に運んだが、あいにく釣行に耐えられる代車が1台もない。そして休日が続いて、部品の調達は月曜日以降になるという。

 この釣行を妨げる、目に見えない何かの力が働いているようだ。しかし逆から見れば、何も問題なく向かった先の山奥で故障した可能性もある。そうなれば、JAFを呼ぶどころの騒ぎではない。レッカー車も通れない山間で、エンジンのかからない車で野宿をしながら助けを待つしかなかっただろう。

 今回の釣行計画の頓挫は、いかようにも取れる。運命論者の自分としては、この出来事が「初めから決まっていたこと」として受け止めている。そのまま、何も問題なく釣行はできなかっただろう。

 それは、車の故障ばかりではなく、崖崩れで退路が寸断されたり、鉄砲水が発生して流される、あるいは熊に襲われるなど、様々なことも考えられる。
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 ここまで話が飛ぶとオカルトがかってきて、もうひとつのカテゴリーの「ホラー」分野になってしまう。今回の話はあくまでもフライ釣行で、そうした話ではないのだが。

 さてビデオ撮影では、幾重にも交差する林道を迷走することは、想定していなかった。そのため、林道部分の撮影は行わなかった。
 辛うじて、熊の糞と硫化水素臭の漂う赤い川を映しただけ。あとは、林道に沿って流れる名もなき渓流を撮った。初めから林道を撮影していれば、もっと臨場感の高まった動画になったのかもしれない。興味のある方は、前回更新した「敷生川上流はワイルド!!」の記事と合わせてご覧ください。

 写真は上から、山奥い林道に残された大量の熊の糞。同じところにする習性があるようだ。酸化で底の岩や流れる水も真っ赤な川。空気よりも重い硫化水素がこの谷底にたまっていた。下はyoutubeに投稿した動画



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2016年09月14日

更新画面不具合についてのお願い



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ブログ画面の不具合についての確認

いつもブログにご訪問いただき、ありがとうございます

昨日の更新ブログから、一部のブラウザで記事が見づらい状況となっています。
具体的には、写真と記事が重なり、記事が読めません。
発信元のfanblogsにも連絡を行い、修正に向けて取り組んでいますが、もし、
ご覧になられている記事がこのような状態の方は、下のコメント欄に状況等を打ち込んで
ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

コメントは非公開ですので、修復のために何卒ご協力をお願い申し上げます。

敷生川上流域はワイルドだ!!



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ホロホロ山麓を流れるヤマメ河川


 昨年からの懸案だった、敷生川上流への釣行を果たすため、13日の朝早くに白老に向かった。毛敷生川を含めて、敷生川には何度か釣行したことがあるが、砂防ダムから上流には入ったことがない。
 昨年も、上流を目指して林道経由で上流を目指したことがあった。ところが、前年9月の大雨で道路が寸断、林道のゲートも閉じられて、結局は行き着くことができなかった。
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 何故こんなに、敷生川上流に拘るのかというと、これまで中流域ではろくな釣果がなかったことから。その点、上流では望むような釣果が得られるだろうという、不甲斐ない釣果を払しょくしたいがため。それと、根っからの源流探訪癖が大きいかもしれない。

 敷生川上流に向かう林道は、昨年同様荒れたままで、途中のゲートも閉められているだろう、との予測から、今回は別のルートで目指すことにした。途中まで毛敷生川に沿って走る萩野林道を経由。
 その先でぶつかるウヨロ川上流を左折して、ホロホロ山の山麓を横断するという、まるで登山の縦走を思わせるような計画を立てた。
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 ところが、この萩野から敷生川に向かう林道は幾重にも枝分かれして、ダウンロードして持って行った地図はまったく役に立たない。そして、頼みのカーナビも道路のない場所を表示している。
 それでも、途中の森の奥深くを流れる渓流が何という名前なのか分からずに竿を出した。道に迷い、最後に行き着いた先は硫化水素臭が漂う、酸化で水も川底も赤茶けた川。この上流には温泉が湧いているのかもしれない。
 また、そこに至るまでにも、林道の真中や道路脇に熊の糞の塊が頻繁に見られた。

 敷生川の上流に行くことを諦め、今走ってきた道を記憶を頼りになんとか戻ることができた。枝分かれした、途中のゲートが閉じられた林道の看板には「山菜取りの方が何人も迷子になっている場所なので、入る時には要注意」と書かれていた。迷子になるのも当然の場所のようだ

 このまま帰るのも悔しいので、途中の林道に沿って流れる渓流に入ることにした。川の大きさは、小樽内川を小型にしたような本格的な渓流。はたしてどんな魚がいるのか。
 上下流ともに見通しが利くのは、前回の台風による氾濫で河原が広がったせいだろう。流木や流れ出た土砂の積み重なった跡がしっかりと残っていた。

 流れ出しから平瀬に代わる場所に、カディスを流すと小さなアタリが。針がかりはしないが、魚は棲息していることがわかり気を取り直す。
それからすぐに小さな淵でヒットしたのは、ピンコサイズのヤマメ。その後も、ヤマメ河川のようで10センチを頭にヤマメばかりヒットする。
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 この場所から500メートルほど釣り上がったが、次第に藪が深くなりここから釣り下がって脱渓。考えてみれば、林道の起点に近い場所とはいえ、ここも奥深い森の中。熊が徘徊していてもおかしくはないわけで、再度警戒心を強める。


 ようやくカーナビが正常に戻った。それによると、この名無しの川は毛敷生川に流れ出るようだ。その流れ出し付近まで車を走らせる。ダンプカーの行きかう砂利採取場の横を流れている。
 暗渠で上流と下流が分けられていて、先ほどの山岳渓流から穏やかな里川の流れに代わっていた。例えると千歳のママチ川か。そして、棲息する魚はヤマメだけ。ただ、型は大きくなり、20センチほどのヤマメもヒットする。

 川から上がると、釣りの好きそうなダンプカーの運転手さんが話しかけてきた。「ここはヤマメしかいないが、秋になると嫌になるほどアカハラが遡上してくる」という。
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 目的の敷生川で釣行できなかったが、その分新しい発見があった。何よりも、林道の奥深い場所に流れる硫化水素臭の漂う川は驚きだった。
 その上流には、間違いなく温泉が湧き出ているだろう。後で地図を調べると、毛敷生川支流のフジ川に流れ込む支流のひとつのようだ。また再び訪れることがあるだろうか。

写真は、ホロホロ山の麓を流れる名無しの川の上流の様相と下流の流れ。そこでヒットしたヤマメ。下は温泉臭が強く漂う赤茶けた川。多分、毛敷生川支流フジ川の枝川だろう
 


 
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2016年09月09日

「飛生川上流へ釣行」を動画化



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またも天気が大荒れで厳しい釣行

 今日も台風崩れの低気圧の影響で、北海道全域で雨模様。9月に入って、まともに釣行できたのは数えるほど。当然海岸も、シーズンを迎えたアキアジ釣りは時化が続いて竿を出せた日は多くはない。
 河川は、1級河川のほどんどが濁流となり竿の出せる状況ではない。特に、旭川を中心とした道北河川は厳しい状況が続いている。
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 8月下旬から9月初旬に相次いで上陸した台風の合間を縫って、白老・飛生川上流に釣行した。飛生川の上流に架かる橋から300メートルほど釣り上がると、この川のランドマークともいえる滝が現れる。
 釣果は、小さなヤマメが数えるほどだったが、この川の特徴である澄み切った清冽な流れは心を癒す。
 この飛生川上流を、15年ぶりに訪ねたアングラーから「川の清冽な流れは変わっていなくても、釣果や釣れるサイズは当時と比べて大きく異なる。下流の堰堤の影響では」というコメントをいただいた。
 今回初めて入った飛生川上流は、思いのほか心やすまる流れだった。これに釣果が伴えば申し分なかったが、人気河川だけに休み明けの入渓はさすがに厳しいと感じた。
 次回は、滝の上流に棲息する岩魚を目的に釣行する計画を立てている。

 今回、再び天気が崩れて釣行できないところから、9月3日に更新した飛生川上流の滝までの遡行を映したビデオを編集、動画をyoutubeに投稿した。釣果は少ないですが、澄み切った流れに心癒されます。もし良かったらご覧ください。

写真は飛生川上流にある滝の様子。下は、今回youtubeに投稿した動画



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2016年09月03日

台風後の釣場探しは難しい



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 尻別川支流の最上流部に釣行

 珍しく休みの間隔が短かくて、29日から僅か4日を空けての釣行。ただ、台風11号が3日前に通過した後だけに、河川の氾濫や増水が治まり切っていないと思われる。
 目安となる豊平川を見ると、増水は少し収まったものの、濁りは抜けていない。これが十勝や日高、道北の河川ならばもっと厳しい状況にあるだろう。

 河川の回復状況を考えた上で向かった先は、尻別川の上流部。それも、濁りが解消されたと思われる源流に近い流域。もし予定地がダメでも、近隣に数多くの支流があり、その内のどれかは釣りになるだろう、と考えた。
KC4A0014.JPG
 ところが目的地途中の河川を見ると、喜茂別川はいつもよりも流れが早く、濁りも入っている。8月初めに釣行した登延頃川は、明らかに増水が解消されていない。
 そしてオロウェン尻別川は増水と濁りが酷いほか、いつも入る場所は倒木で道が塞がれていた。
肝心の尻別川本流も、増水が治まっておらず強い濁りも残っていた。

 ただ、向かった先の尻別川上流と支流ソーケシュオマベツ川の合流地点は、河原は開けていて流れも穏やか。これを見て「上流では、何とか釣りができるだろう」と期待が高まる。
 
 向かった先の尻別川上流部は、途中の管理釣り場付近で倒木が道を塞ぎ、それより先は通行できない。仕方なく、近くの橋から入渓を試みようとしたが、ザラ瀬ばかりで流れも速いために断念。Uターンして、ソーケシュオマベツ川の上流部に向かう。
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 ソーケシュオマベツ川の上流部に沿った林道も、ところどころ大雨に削り取られていて、道の真中に穴が生じたところもあり、まともには通行できない状況だった。そして、ようやくたどり着いた先は、ソーケシュオマベツ川支流の金屋の沢川。
 崖が崩れ落ちて、もうこれ以上先はいけない、というところで車を止める。
川は思ったよりも澄んでいて、山岳渓流というよりも、里川の様子を漂わせる流れだ。

  川幅も、フライを打ち込むには支障がなく、倒木やボサの多い上流に釣り上がった。少し釣り上がるだけで、ザラ瀬だったり、淵が続いたり、倒木が流れを止めるといった、至る所にポイントが作られている。
 それらのポイントにドライを打ち込むと、岩魚ではなく虹鱒がヒットする。ソーケシュオマベツ川では、虹鱒と岩魚が半々だったのに、その支流のこの川は虹鱒だらけというのは、予想外だった。
KC4A0006.JPG
 さらに釣り上がっても渓観は変わらない。流れ出る山々が低いせいなのか、里川という様相に変化は見られない。ただこの段階でも、崖崩れで林道が機能していないために、脱渓することができない。
 そして、深さを増す森への恐怖が高まる。先ほど鳴らした爆竹を再度鳴らす。一回の釣行で2度も爆竹を鳴らすのは今年初めて。それほど、熊が突然現れ出てもおかしくないように両河原の藪が迫る。

 釣果というと、相変わらず虹鱒のオンパレード。型は最大でも20センチほどだが、これはという落ち込みや淵から確実に姿を現す。フライではなくルアーならば、型ものもヒットする可能性が高いだろう。

 この先にどのようなポイントが待ち構えているのだろう、という好奇心よりも、見通しの利かない藪の向こうへの恐怖心が勝り、1キロほど上流から釣り下った。
別に熊の唸り声を聞いたり、足跡や糞を見つけた訳ではないが、自らの防衛本能がそうさせた。
KC4A0016.JPG 
 思っていたとおり、上流部では河川の回復が進んで釣りができた。中流域も、今度の日曜日には増水や濁りも解消されて、何とか釣りのできる状態に回復するのでは。しかし、くれぐれも無理をしないで安全な釣行を心がけて。

 写真は、ソーケシュオマベツ川支流の金屋の沢川。急激な気温の上昇で水蒸気が発生して、幻想的な風景に。川は小さいが至る所にポイントが。釣れるのはほとんどが虹鱒で最大でも20センチほど



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