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2016年08月30日

苫小牧・錦多峰川河口でアキアジフィーバー



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導流堤上ではタモですくい上げる姿も

 8月29日は丸1日の休み。行先は前から白老河川と決めていた。中でも、冷たく透き通った、清冽な流れが魅力の飛生川上流は、外す訳にはいかない。この飛生川上流の釣行の模様は次回の更新に載せる予定。

 飛生川からの帰りに立ち寄ったのは、アキアジシーズンの本番を迎えた白老の各海岸。
さすがに、台風10号が北海道に近づき、上陸の可能性が高まっている中では、大波に向けて竿を出す姿は見えない。

 ただ、仕掛けを付けない竿を何メートルにも渡って並べたり、ロープや紐で場所取りをしているところに、アキアジシーズン独特の縄張り意識が感じられる。
 特に、1級ポイントとして知られるアヨロ海岸は、河口規制前の場所取りが酷い状況だ。
アヨロ河口.JPG
 8月中旬から、河口規制の始まる9月1日まで、ウキルアーの釣人の絶えないアヨロ川河口も、時化による大波が押し寄せていた。波は、導流堤の奥まで覆いかぶさり、立ち入りできない状況。それでも、導流堤横の海岸にはウキルアーの釣人の姿が見える。
 橋の上から川を覗くと、すでにブナ化した数匹の鮭の姿は確認できたが、数は多くはなかった。
 そこから今度は、苫小牧方面に向かった。
 途中の糸井海岸は、白老海岸と比べて押し寄せる波は小さくなったものの、竿を出せるほど穏やかではない。なので、ここでも縄張りを誇示する縄を張った棒が目立つ。
錦多峰川海岸.JPG
 苫小牧市街に入ると、錦多峰川河口がやけに騒がしかった。見ると、導流堤の上には、長いタモを持った10数名の人たちが、脇目も振らず川を覗き込んでいる。

 時折、「そっちに行ったぞー」とか「今度は2匹だ!」などの歓声が、導流堤先端から奥に広がり、一斉にタモを川の流れに差し込む。遡上する鮭を待ち構えて、タモですくい上げている訳だ。

 導流堤下の河口海岸では、ウキルアーの釣人40数人が一列に並んで竿を出していた。海岸と言っても、右側の導流堤までの50メートルほどの砂浜。そこに、40数名が一列になって、黙々とルアーを投じる姿は異様だ。
 そして、その後ろの砂浜には、同じような格好の釣人が20〜30人、自分の番を待っているかのように、控えていた。

 見ていると、ウキルアーにくる鮭は一帯で10分に1匹ぐらい。そして導流堤からは、3〜5分に1匹の割合で鮭ののぼる姿を確認できた。嫌でも、先端から歓声が上がるので、姿を確認しなくても鮭の遡上する数が分かる。

 平日の月曜日でこのような状態。では、昨日の日曜日はどのような様子だったのだろう、と思ったが、そら恐ろしくなり考えるのをやめた。
 河口規制はあと2日に迫る。こうした姿が見られるのももう僅かだ。
錦多峰川河口.jpg
 この河口の上流にある、鮭捕獲場所に立ち寄った。捕獲場所前のプールには、数えきれないほどの鮭が黒く固まって泳いでいた。ほとんどがブナ化した鮭で、銀毛の姿は見えない。
 先ほどの河口で上がった鮭も、銀毛の鮭は見えなかったことから、現在の群れは新しい群れではないようだ。河口規制が始まると、白老、苫小牧海岸も秋のシーズンを迎える。

 写真は29日のアヨロ川河口の模様。波が導流堤の奥まで押し寄せて釣人の姿は見えない。下は、苫小牧・錦多峰川河口海岸の模様。写真奥に導流堤に立ってタモで鮭を狙う人たちの姿が見える。導流堤下の海岸では、ウキルアーの釣人40数人が一列に並んで竿を出していた



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2016年08月28日

余市川上流のオショロコマ



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台風の後遺症収まる

 休日と台風などの荒天が重なって、半月以上釣りに行けない日が続いた。そして今日28日は、半日の休みながらようやく釣行ができた。今回の釣行先は、8月2日に更新した、キロロ付近の余市川水系での釣行の続きとして訪れた、余市川最上流部。
2016y08m28d_111451512.jpg
 8月2日は、余市川支流・朝里沢の川と、朝里沢の川のすぐ横を流れる余市川上流で、虹鱒と数匹のオショロコマを釣り上げた。
 余談だが、朝里沢の川での釣行記を読まれた方から、「昔は虹鱒がいなかったのに、すっかり様変わりした」との話を寄せていただいた。また、釣具店の店長からは、「朝里沢の川の上流にある池で虹鱒が放流され、それが川に流れでたのでは」との情報も。いずれも、朝里沢の川が虹鱒河川に代わったことを驚いていた。

 この朝里沢の川では、目的としていたオショロコマの姿は確認できなかったが、「さらに上流の登山道付近では、型は小さいがオショロコマの魚影は濃い」との話も聞いた。

 今回の釣行は、朝里沢の川上流ではなく、余市川の最上流部でオショロコマの魚影を確認することを目的に、キロロリゾート横の登山道を経由して入渓した。
 余市川上流部には、前回脱渓した場所からさらに200メートルほどいった場所に構築されている、堰堤を起点に釣り上がった。

 ここも、台風による増水で川の流れが変わったようで、釣り上がるたびに何カ所も枯れ沢が現われる。しかし、台風による大雨の影響は薄らいだようで、若干水量が多いほかは濁りもなく、快適にフライを打ち込むことができた。
2016y08m28d_112151263.jpg
 ただ、釣果は前回と同様、超小型や小型のオショロコマが中心で、大きいのでも15センチを越えないサイズ。#10のフライに10センチ足らずのオショロコマが食いつくが、それは川の氾濫で捕食活動ができなかったからでは、と考えられる。

 それにしても、前回同様アタリが少ない。その原因はすぐに分かった。 入渓地点では気が付かなかったが、上流200メートル先に再び堰堤が姿を現した。それも2段構築で魚道はない。これならばアタリが少ないのも当然か。

 この2段構築の堰堤を高巻きして上流に向かう。その上流は、フリーストーン状態で山岳渓流の様相が強まる。
 段差の増した流れの中で大岩、小岩、落ち込みが絶好の棲息ポイントを作って、「さらに上流に行けば、魚体も大きくなりアタリも増えるだろう」と、期待を募らせる。
 確かに、堰堤を越えた先の河川は魅力的な渓相を作るが、アタリは相変わらず少なく魚体も小さい。ここぞというポイントでも、ヒットするのは1ポイントに1匹だけで後が続かない。
2016y08m28d_111949319.jpg
 そして、川は次第に登山道から離れて、急峻な崖の下を流れるようになってきた。両岸に樹木が迫り、登山道に立てられていた熊の出没に関する看板が頭をよぎった。
型は小さく、ヒットした数も少ないが、ここまで釣り上がってオショロコマの姿を確認した。当初の目的を果たしたことからと、言い訳のように入渓地点の1キロほど上流で脱渓した。

 この余市川上流よりもさらに山深い、余市川支流・白井川の最上流部で姿を見ることができなかったオショロコマを、リゾート地のキロロで見ることができるとは思いもよらなかった。どのようにして、オショロコマがこの流域に棲息するようになったのだろうか。

写真は、余市川最上流部の2段構築の堰堤、その堰堤を越えて山岳渓流の姿に変わる余市川。下は今回ヒットしたオショロコマ。これでも大きい方で、ほとんどが10センチ未満

 


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2016年08月23日

胆振、日高でアキアジ本番



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9月1日の河口規制前に主要ポイントで熱気

 ようやく迎えた休日なのに、台風の直撃でどこにも行けない。なので、ブログ更新は止まったまま。今週1週間は台風の後遺症で、河川の釣りは濁りや増水が残り、厳しい状況。まともに釣りができるのは、週明けからとなりそうだ。湖も、上昇した水温の影響で夏枯れ状態にあり、朝・夕のまず目時でなければ釣果は厳しそうだ。
 
 では、自らの釣行に替わる更新のネタはないものか、と昨年のこの時期のブログに求めていくと、やけにアキアジの記事が目に付いた。特に、白老のアヨロ海岸や苫小牧沿岸、それに道東での釣果情報など。海岸はいつの間にかアキアジシーズンを迎えていたようだ。
8月24日写真1

8月24日写真2












 今季のアキアジの漁獲量は、回遊数の減少で昨年を下回るとの報道がされている。そうした見通しはともかく、胆振海岸の主要ポイントでは、アキアジフィーバーが勃発、ぶっこみ釣り師の竿が白老から苫小牧の主要な海岸で立ち並んでおり、一級ポイントへのルアー釣行は難しいというのが現状。

 今回、台風の直撃した日高や噴火湾一円から、アキアジ情報がポツポツと上がってきている。台風一過の今週末あたりから本格化するものと見られる。
 現在、台風により大時化状態にあるが、胆振・日高の海岸の回復は早く、二日後には時化も解消される見通しにある。ただ、次の台風情報があり、天気に影響される日が多くなりそう。
 それでもアキアジを狙いたいというアングラーは、「苫小牧近郊運送屋の釣り」さんのブログhttp://ameblo.jp/akabousunrise/entry-10986551980.htmlを参考に。胆振や日高では、9月1日から河口規制がスタートする河川が多く、河口規制対象河川は残り1週間が勝負だ。
 
 新聞の釣り情報では、8月16日に十勝港で港全体で20〜30本、楽古の浜でもあがり始めたとのこと。豊頃の大津漁港でも中型のアキアジが一人5〜7匹。大津、十勝、厚内、旭浜の各港は、台風が通過すれば回復する見込み。

 写真は昨年の8月末のアヨロ海岸でのアキアジ釣りの模様。9月1日からの河口規制前に、大挙して釣人が訪れる。


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2016年08月19日

「余市川上流の遡行」を動画化



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支流・朝里沢の川と余市川上流を釣り上がる

 台風による、河川の氾濫が治まらない中で迎えた休日。湖以外、釣りにならない状況なので、過去に釣行してビデオ撮りした録画を編集した。
 今回編集した動画は、余市川支流の朝里沢の川と余市川上流の本流での釣行の様子。
 この二つの川には、オショロコマが棲息している、ということで8月1日に赴いた。その釣行結果は、8月2日に更新しているので、興味のある方はご覧になってください。
2016y08m19d_110054373.jpg
 余市川本・支流の上流での釣果は、朝里沢の川では予想外に虹鱒の釣果に恵まれた反面、オショロコマの姿は見えなかった。そのオショロコマは、同じキロロの敷地内を流れる余市川本流に棲息していた。ならば、朝里沢の川にもいてもおかしくないが、棲息しているの今回入った場所よりも、もっと上流なのか。

 これまで、オショロコマを目指して、白井川などの余市川支流を何度も釣行してきた。そして今回、ようやくその姿を見ることができた。
 余市川上流は、魚影は濃いわけではないが、オショロコマ独特の薄いピンクの斑点が愛らしく、それなりに感激した。 
 札幌近郊の河川では、オショロコマは絶滅状態にあり、今は棲息河川のよほどの上流にでも行かなければ見ることができない。それだけに、久しぶりの対面で感慨にふけった。

 不思議なのは、白井川最上流の各支流の方が奥の深い流れとなっている。そこで確認できなかったオショロコマが、人里からほど近いこの場所に棲息していること。
 また朝里沢の川では、異常に虹鱒の魚影が濃く、なにか場違いな感じがした。虹鱒の魚影の濃さは過去の放流事業、オショロコマの姿が見えないのは、遡上を妨げる構築物や滝などによって生息域が限定されたのかもしれない。
2016y08m19d_110127295.jpg

 今回の釣行は、いずれの川でも上流域の堰堤や砂防ダムで遡行を妨げられた。その上流はどうなっているのか、は次の目的として再び釣行する計画だ。

 写真は朝里沢の川の模様と、余市川上流の景観。下は「夏の余市川上流を遡行」と題したyoutubeへの投稿動画。余市川上流の動画で、ヒットシーンの撮影のタイミングがずれ、一部シーンに見苦しい場面があります。


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2016年08月12日

登延頃川とソーケシュオマベツ川の釣行を動画化



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尻別川支流の釣行を記録


 8月6日に更新した「尻別川支流に釣行」を、動画化してyoutubeに投稿した。
言葉や文章ではなかなか伝わらないことも、ビジュアル化すると説明が要らなくなる。
 8月6日のブログでは、ソーケシュオマベツ川ばかり取り上げて、登延頃川の事をあまり触れなかった。なので、今回は少し取り上げてみたい。

 入渓日は前日の雨の影響か、登延頃川の流れは強くて濁りも入り、入渓を一時躊躇したほど。もっとも、初めて入るので通常の流れを知らない。もしかして、これがいつもの姿なのかもしれない。
 この川の流れ出しは、尻別橋付近の尻別川。喜茂別から、大滝や美笛峠方面に向かう国道276号線の下を通る。そして、今回の入渓地点は喜茂別から留寿都に向かう国道230号線を、留寿都手前で左折して下った先にある尻別農地開発橋。
2016y08m12d_143904569.jpg
 橋の下は3面壁ではないが、それに近い造作ながら、深い谷底にいるような流れが築かれていた。そして、濁りの入った強い流れは、遡行する足元をすくう。
濁りが強くて釣りにはならないだろうが、と試しに大型のカディスを、流れの止まったカタに投じる。その4投目に15センチほどの岩魚がヒットした。

 まずは、魚が棲息していることと、この強い濁りでもドライフライができることを確認して、遡行を開始。橋の下から険阻な流れが続いたが、100メートルほど上流に、流れの穏やかな淵が現れた。
 ところが、上流に行くほどアタリが遠のき、ここでも魚の姿は見えない。しばらく遡行を続けたが、一段と険阻になる形相に嫌気がさして下流に釣り下った。
2016y08m12d_144018550.jpg
 尻別農地開発橋の下流で何度かアタリが続いたが、流れに足を取られて沈没。全身びしょぬれで、釣りどころではなくなった。
 身体を乾かすために車に戻り、その足でソーケシュオマベツ川の上流に向かった。その後の話は、8月6日に更新したとおり。
 なので、登延頃川の評価はできない。また入渓する気があるのか、と聞かれれば返事に困るだろう。
 ただ、型ものの魚は棲息しているはず。というのも、岸の淀みで水しぶきを上げてフライにチョイスする魚を数度確認できた。残念ながらフライにはヒットしなかったが、軽く40センチは越えていたようだ。
 今回、youtubeに投稿した動画は、この登延頃川とソーケシュオマベツ川での釣行の模様を映した。もしよかったら、ご覧になってください。

写真は動画撮影した登延頃川とソーケシュオマベツ川の様相、下はyoutubeに投稿した動画
 
 

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2016年08月09日

初の夕張川上流でQの猛攻



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 かろうじて尺虹鱒がヒット

 仕事の関係でお盆の休みが取れないために、早めの墓参りに三笠に向かった。今回も、自由に使える時間は午後4時まで。なので、遠出もできず三笠から近い渓流を探した結果、夕張川の上流部へ。
 まだ盆の入りではないので、殺生にあたらないだろう、と勝手な理屈をつけて、桂沢湖を縦断して現地に向かう。ただ、心配事がひとつ。早朝のバケツをひっくり返したような札幌での豪雨だが、日高や南空知には大雨注意報が発令された。

 札幌の雨は午前中早くに終わり、札幌ジャンクションを出発した頃には、天気も回復していた。三笠や夕張の雨は上がったのだろうか、と墓参りをそっちのけに、釣行に思いをはせる。さぞご先祖様も嘆くだろう。

 墓参りの日程は、随分前から決めていた。決まらなかったのは、その後の釣りの予定。始めは、三笠から芦別に抜ける国道452号線に沿って流れる芦別川の上流にあるキムンダムの様子を見ることを考えた。
 このダム湖は、10数年ほど前に大物が釣れると噂に上った場所。残念ながら、その後の情報がないので、この話が本当なのかは定かではない。もし事実だったにしても、多くの釣人が押し寄せて、すでに魚影は枯渇しているものと考えられる。
2016y08m09d_205521399.jpg
 なので、今回は桂沢ダムで芦別方面から90度右にハンドルを切り、夕張に向かった。この道々を走るのは20数年ぶりで、当時の記憶は全く残っていない。幾春別川が、桂沢ダムに流れ込む姿を見たのも初めてかもしれない。

 桂春橋から桂秋橋などの下を流れる幾春別川の上流の渓相に、思わず見入ってしまった。下流域の幾春別川とは全く別物だ。そのひとつの桂夏橋の下の淵で、数人の釣人の姿が。こんな場所で一体何が釣れるのだろうと、興味が湧く。

 幾春川の最上流部を過ぎて、15分ほどで国道横に目的地の夕張川上流に抜ける林道が見えてきた。しかしゲートは閉じられていて、最上流部には徒歩でなければ行き着けそうにない。
 林道に沿って流れる夕張川は、ザラ瀬は多いが適度な流れ出しや落ち込みが散見できる。そこにフライを打ち込んだら、どんな魚がヒットするのだろう、と思うやいなや、崖を下りて川に入る準備を始めた。
2016y08m09d_205656108.jpg

 白い濁りの入った夕張川上流の流れは、札幌の豊平川中流域を思わせる。川幅も同じくらいで、河原と川の境がはっきりしている。上流・下流が開けていて、遡行はしやすい。ただ、フライを流してみても、ザラ瀬や滑床から落ち込みに代わる、絶好のポイントからは反応がない。

 まだ、林道のゲートを潜ったばかりで、誰もが竿を出す場所。アタリがないのも当たり前かと林道に目をやると、新たな釣人の姿が。やはり、平日でもアングラーの押し寄せる人気ポイントらしい。よほど上流に釣り上がらないと、釣果は難しいかもしれない。
 
 入渓から、100メートルほど釣り上がった大きな淵で、今日初めてのヒット。それまでもアタリは何度かあったが、10センチ未満の針がかりしないサイズばかり。そしてヒットしたのは、思いもかけない20センチほどのウグイ。なんでこんな上流にQがいるのか、とこれからの遡行に不安が募る。
 思ったとおり、嫌になるほどウグイのアタリが続いた。しかし、早瀬の流芯からこれまでとは違うアタリが。ジャンプを繰り返して、ようやくネットインしたのは、30センチ前後の虹鱒だった。
2016y08m09d_205355773.jpg
 その後、入渓地点から500メートルほど上流の、林道に架かる橋まで釣り上がったが、あの1匹を除いてヒットしたのは全てウグイ。この先も、ウグイが棲息するのだろう、遡行を断念して川を下る。
 しばらく川を下っていくと、下流から先ほどとは違うアングラーがルアーで釣り上がってきた。平日でもこれだけ釣人が訪れるこの川。果たして、休日にはどのくらいの人が入渓するのだろうか。そう考えると、ウグイ以外は釣れないもうひとつの理由が分かってきた。
 入渓するのは、支流のほうが期待を持てるかもしれない。

写真は夕張川上流の様子。白い濁りが特徴だが、上流にいくほど解消される、下は今回の釣行で唯一の虹鱒


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2016年08月06日

尻別川支流・ソーケシュオマベツ川へ



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 開かれた渓相で気持ち良い釣行

 喜茂別から美笛峠、あるいは大滝地区に抜ける国道276号線で、双葉の集落を抜けると、尻別川の流れる広島橋に辿り着く。尻別川は、この橋のすぐ上流でソーケシュオマベツ川と合流、次第に川幅を狭めて山岳渓流に代わっていく。

 5年ほど前、この広島橋を起点に尻別川本流と、支流のソーケシュオマベツ川を釣り上がったことがある。広島橋付近は、橋の横に駐車場が備えられており、入渓が簡単なために平日でも釣人の姿が絶えない。
 当時は、友人と2人でルアーとフライで遡行。いずれの川も300メートルほど釣り上がったが、一度のアタリもなく引き返した苦い経験がある。
@.jpg
 それ以降、自分の中でこの広島橋から上流の2つの川は、「釣人の激戦区で、魚影の薄い場所」という、イメージしか湧かなくなった。
 今回、そのソーケシュオマベツ川に入渓することにしたのは、初めに入った尻別川支流・登延頃川での釣行が思わしくなかったことから。
 
 エリア的には、同じ尻別川支流のオロウェン尻別川が登延頃川の隣を流れていて、入渓も楽だった。しかしなぜか、尻別川上流部の様子を見たくなり、車を走らせた。ただ、入渓地点は広島橋ではなく、手前の管理釣り場に向かう道路を経由した上流の橋。

 暫らく走ると、目的の小さな橋が現れた。橋の右側には、川に沿って延びる道がついていた。その道路脇には、釣人らしい車が1台。車を横目に、道なりに進むと牧草地に突き当たるが、行止りの道の脇に川に降りる踏み跡がしっかりと残されていた。
A.jpg
 川は上流、下流ともに視界が開けていて、底まで見通せるほどの綺麗な流れ。先に入った登延頃川は、川幅が狭くて落差の大きな流れ。そして、コーラを水で割ったような水質だっただけに、なぜかホットした。

 川幅は10メートルを越えるが、水深はザラ瀬で30〜40センチほどと、釣り上がるにも苦にならない。大岩や小滝、倒木などの目立ったポイントは少なく、流れは山岳渓流というよりも、穏やかな中流域の趣がある。ふと、千歳川の上流部に似ているような気もした。

 めぼしいポイントが少ないために、深場の平瀬にドライフライを打ち込んでは、釣り上がるを繰り返す。すると、川底の隠れ岩から浮上してフライに飛びつく魚が。それは15センチほどの岩魚だった。同じ場所から、今度は同じようなサイズの虹鱒。ある程度の苦戦を考えていただけに、拍子抜けした。
 その後は、平瀬からのアタリはなくなったが、ようやく現われた、岩で作られた流れ出しの流芯から、サイズアップした20センチほどの虹鱒が飛び出る。
 B.jpg
 上流を見通すと、かなり先までザラ瀬が続く。入渓地点からは、下流域に曲がりくねった流れが見えたので、ここで遡行を折り返して釣り下がることにした。

 下流では、蛇行する流れが魚の居着きそうな大淵、小淵を作っていた。そのひとつひとつの淵にドライフライを流すと、3回に1回の割合でアタリがくる。ただ、フライサイズが大きくて、針がかりしない。

 釣れる魚は虹鱒がほとんどだが、流芯脇からは岩魚も顔を出す。さらに、型もののヤマメも、流れ出しの淵の底から飛び出した。そしてここで脱渓。ある程度釣れたら深追いはしないという、いつもの癖が出てしまった。

 ただ、釣りは止めても、あらためて入渓する時のために、川の様子を見に上流部に向かう。
 上流は、フリーストーン状態の山岳渓流の様相だが、遡行には問題ないようだ。果たしてどのような魚がいるのだろうか、と興味が募る。

 また、釣りには関係ないが、上流に沿って別荘風の住宅が点々と建ち並んでいる。そして、廃墟も数多く残されていた。熊の出没が多そうなこの場所に、以前はどのような人たちが住んでいたのだろう、と今度はホラーネタを考えてしまった。

 最後に、家に帰ってとんでもない間違いを犯したのに気づいた。ネットで尻別川上流域の地図をよく見ると、今回入渓したのは尻別川上流ではなくて、支流のソーケシュオマベツ川だった。今回の釣果を考えると「なるほど、どうりで」と、納得はできた。
C.jpg
 なお、登延頃川では、尻別農地開発橋から入渓して釣り上がった。始めは、ポツポツとヒットした岩魚が、上流にいくほどアタリがなくなっていく。釣り下がると、再びアタリが出始めたが、強い流れに足を取られて水没の憂き目を見たことと、独特の濁りで戦意を喪失した。

写真は、上から尻別川上流で合流する支流ソーケシュオマベツ川の流れ、下流では大淵や倒木などのポイントも現れる、ソーケシュオマベツ川でヒットしたヤマメと岩魚、最後は先に釣行した登延頃川の渓相
 

 
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2016年08月02日

余市川水系で初のオショロコマ



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余市川上流と支流・朝里沢川へ釣行

 今月初めての釣行先は、7月28日の更新で取り上げた、余市川支流・朝里沢川と余市川の最上流部。
 前回の釣行では、強風と雨に見舞われて、入渓先を賀老の沢川と余市川本流に変更。その雨の影響が5日経った今でも、道東や道北で続いているとは予想もしなかった。

 幸い8月1日の余市川上流は、ただただ蒸し暑いだけで、釣りを行う分には何も問題は無かった。
 今回は、同じ水系の川でも、盤ノ沢滝から上流は、棲息する魚が下流とは異なるはず、と朝里沢川での釣行後、キロロリゾート内で二股に分かれる、余市川上流への入渓も行うことにした。
@.jpg



 初めに入った朝里沢川は、オショロコマが釣れるという情報で入渓。川に入る場所は多いが、何しろキロロリゾート内。車を道路から離れた場所に置いて、崖下の朝里沢川まで下る。
 大岩、小岩のフリーストーン状態の形相は、一目見ただけで荒れ沢だと分かった。川幅が狭い分、雨の後は増水が酷くて入渓は難しそう。
 川は、キロロスキー場の脇を流れていることから、山の中にいるという感覚はない。しかし渓相は本格的な山岳渓流。落差のある岩を越えるにも、足に力が入る。
A.jpg
 早速第1投、大岩の下の流れ出しに大型メイフライを流し込む。それを何度か繰り返して、入渓地点から50メートルほど上流で初めてのアタリ。
 ヒットしたのは、思いもかけない15センチほどの虹鱒。その後も20センチを筆頭とした虹鱒と、小さな岩魚だけで、オショロコマの姿は見えない。
 それが、入渓地点から300メートルほど上流に構築された砂防ダムまで続いた。

 砂防ダムの上流は、見た限りザラ瀬が続いているようだが、高巻きする術がない。オショロコマが棲息するとすれば、この上流なのだろう、と思いながらも、あきらめて今来たルートを下る。
  入渓地点からさらに釣り下ったが、ヒットするのは相変わらず虹鱒。もしかして、キロロの管理釣堀から逃げた虹鱒が野生化したのか。あるいは、定期的に放流しているのかもしれない、などと考えながら、脱渓して次に余市川上流に向かう。
B.jpg
 余市川上流に入渓するには、余市川から朝里沢川に分離する個所か、キロロリゾートのスキー場の脇を走る林道を経由するか、のどちらかを考えた。結局、見たこともない上流域に直接入ることに。

 その上流域は、余市川という大河が生まれた場所にふさわしい、豪快な流れ。山岳小渓流の朝里沢川と比べると、その違いが分かる。なにしろ大岩や滑床、小滝やその下の釜など、一つ一つの規模が大きい。その分川幅も広いが、遡行する分には苦にならない。

 落差の大きな、流れだしの作る深い淵に大型カディスを投じた。すると、3投目に淵の脇からアタリが。上げてみると、岩魚の魚体に薄いピンクの斑点のオショロコマ。

 このオショロコマを目的に、余市川支流の白井川、そのまた熊の闊歩する山奥の支流に釣行。そうした余市川上流への釣行を繰り返して、手にすることのなかった余市川水系のオショロコマがあっけなく釣れた。
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 しばし、手に取った渓流の宝石といわれる姿を眺めて、感慨にふける。オショロコマは、札幌近郊の河川では絶滅状態にあり、今は棲息河川のよほどの上流にでも行かなければ見ることができない。

 丁重にリリースして、再び釣り上がる。深い淵や流れ出しのあとの平瀬でポツポツアタリが。針がかりしないサイズが多いが、ヒットするのは岩魚とオショロコマだけ。
 そして川は二つに分かれて、いずれの川も堰堤にぶつかる。魚がとても越えられる高さではないので、上流はまた固有の魚の棲息圏となっているのかもしれない。
 
 その楽しみを後日に残して、ここで脱渓。それにしても、白井川上流のオショロコマは、どこに棲息するのか。まだ好奇心は尽きない。

 写真は上から、初めに入った朝里沢川の渓相と、ここでヒットした虹鱒、余市川上流部の豪快な流れ、薄いピンクの斑点が愛らしいオショロコマ



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