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2017年08月14日
6基の堰堤を越えた先は
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豊平川支流の源流に釣行したが・・・
苫小牧東港に釣行した次の日の8月10日、夕方まで時間ができたので、以前から考えていた豊平川支流の最上流部に行くことにした。この川は、下流から中流域は何度も入ったことはあるが、上流部は様々な問題から足を踏み入れたことがなかった。
ひとつは、山深い場所ならではの、熊の相次ぐ出没。もうひとつは、堰堤や砂防ダムが連続して構築されていて、それを高巻きしなければ上流に出ることができないこと。
実際に、どれだけの砂防ダムが設けられているのか、地図の上では判断できない。
10日は午前8時に現地到着、車で行ける最後の場所から入渓した。入渓した地点の川幅は3〜4メートルで、段差の少ない流れを形成しており、山岳渓流としては比較的穏やかな渓相だ。
ここから釣り下り、虹鱒ややまめを狙うのが一般的らしいが、堰堤を越えた上流は、「岩魚や虹鱒の魚影が濃い」との話が、釣りのガイドブックに記載されている。それを確かめるために今回の入渓となった。
入渓地点からすぐ上流は、滑床と大岩の交差したポイントが続き、その地形が作る流れ出しや平瀬、淵は、見た目にも魚が居付いていそうな感じがする。しかし、ここからすぐ上流の堰堤までの区間を、以前にもフライで釣り上がったことがあったが、見た目とは裏腹に魚の気配はなかった。
それは今回も同じで、魅力的に思えるポイントに打ち込んだカディスは、何の反応も無くただ流れでるだけ。
だからこそ、この堰堤を越えた上流部がどうなっているのか、ガイドブックに記された話が本当なのか、を確かめたかった。
まずは、堰堤下の落ち込みの釣りもそこそこに、堰堤を高巻きして上流に出た。昇った堰堤の上から上流を見渡すと、そこから100メートル先に砂防ダムの姿が見えた。この区間は、当然魚の気配はない。
そしてまた砂防ダムを高巻き。今度は少し距離は長いものの、再度上流に堰堤が登場。もちろん、この区間も竿をだしたが、魚はいなかった。
そしてまたまた堰堤が・・・・。ダムや堰堤がどこま続くのだろう、と不安になりながら6度目の高巻きを終えた。
今回でようやく連続する砂防ダムを昇りきったようで、上流には行く手を阻む構築物の姿が見えない。(後で地図を詳細に見ると、ここから2キロ先にも堰堤らしき印がついていた)
渓相も、下流とは打って変わって荒々しい岩だらけの本格的な山岳渓流。「ここまで遡行すれば魚はいるだろう」と、大岩の作る流れ出しや肩、小渕にドライフライを打ち込む。が、下流域と同じように、フライはピクリともしない。
これまでの渓流釣行で、下流や中流域で魚の姿はなくても、上流で思いもかけない魚影の濃さを何度か経験してきた。
多分、この渓流もそのひとつだろう、と期待を募らせたが、そうではなかったようだ。
遅かれ早かれ、この渓流の上流釣行を行なうことを決めていた。今回の釣行でその結論が出た訳だが、入ったタイミングが悪かったのか、それとも魚住まずの場所なのかは判断がつかない。
写真は@入渓地点から200メートルほど上流に構築された堰堤A3つ目の堰堤から下流を望むB連続する堰堤や砂防ダム群を越えた上流に行き着いたが、ここも魚影は確認できなかった
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