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2016年06月23日
雨の後の漁川は釣りにならず
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札幌近郊河川は濁りと増水状態
ちょっと古いが2日前の21日、夕方まで時間が空いたことから、車で30分の漁川に釣行するために4時に起床。この時期は、岩魚やアメマスにヤマメ、虹鱒も期待できた。
ところが、2年前の大雨により川の景観がガラリと変わり、棲息する魚の絶対数も減少。今は当時の3分の1もいるかどうか、という極めて魚影の薄い状況にある。これは、漁川だけではなく隣を流れるラルマナイ川も同じで、大雨の傷跡は癒えていないようだ。
今回漁川を選んだのは、一にも二にも「魚影がどれだけ回復したのか」を探るため。自分にとって千歳川、小樽内川と並ぶホームグランドだけに、思い入れは深い。
大雨の後の釣行は2回ほどで、一番新しいのでも昨年7月。それ以降一度も釣行していない。なので、どのような状況なのかは、サッパリ分からない。ただ、昨年と今年釣行した知人の話では、恵庭湖から遡上したアメマスは回復してきているが、ヤマメや虹鱒の姿は極めて少なくなったという。
前日までの雨のせいで、水精橋から見る漁川上流の流れは強く、水量も多い。なによりも、セメントを溶かしたような濁りから、ドライフライは難しいかもしれない。その覚悟で、林道を経由して1号橋まで向かったのに、橋に到着すると思っていた以上に釣りの難しい状況にあった。
橋脚が流された1号橋の下には、太くて強い流れが二本。それを渡り切らなければ、対岸に出られない。何とか強い流れを渡り切っても、川を遡行するには流れが速い。かつて林道だった崩れた崖か、山沿いのけもの道同然の藪を越えていかなければ、上流に出ることができない。
増水していなければ、遡行するのはそれほど難しくないだろう。仕方なく下流に釣り下ったが、濃いにごりと淵や落ち込みなどのポイントを隠す強い流れの中から、飛び出す魚はいない。
今回のテスト釣行は失敗したようだ。それでもあきらめ切れずに、ラルマナイ川に移動。濁りは漁川よりも若干薄いが、川幅はいつもの倍に広がっている。所作いなく釣り上がったが、いっこうにアタリは来ない。
まだ時間が残っているために、札幌に戻る途中の真駒内川上流に立ち寄る。入渓場所はいつもの小滝1号橋。上流には魚止めの堰堤が設けられており、遡上した魚を狙うにはここが限界。真駒内川も、山岳渓流の特徴で雨に弱い。川幅はいつもの倍近いほか流れも強い。そして濃い濁りと、条件は漁川と変わらない。
真駒内川上流では、途中まで何とか遡行できたが、流れはさらにきつくなってきたので、堰堤までショートカットするために林道を経由。
堰堤の下流の淵で、再度ドライフライを打ち込むが、やはり反応はゼロ。ニンフに替えて水面下や底を探るが、これにも反応しない。
どうしょうか考えているところに、下流から脈釣りの釣人が遡行してきた。どのようにして、あの強い流れを遡行してきたのだろう、と感心したが、釣果はなさそうな様子。
「この際、魚の姿が見られればどこでもいい」と、再々度場所を移動。この川の上流、空沼岳登山道付近まで上ることにした。
フリーストーンで築かれた渓流の景観は素晴らしいが、この上流も大雨の後に魚が壊滅状態となり、簡単に釣れるはずがないのは分かっていた。案の定、一度のアタリもなくとどめを刺された。
ブログに載せられるだけの内容ではないが、結果的に大雨の影響から抜け出すことのできない渓流巡りとなったようだ。
写真は上から、漁川の1号橋からみる上流の流れ。1号橋の橋脚は流されたままで機能していない、真駒内川上流に架かる小滝1号橋付近の景観。流れが強く濁りも残っている、空沼岳登山道付近の渓流の流れ。フリーストーン状態で渓相は良いのだが・・・
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