2014年08月05日

札幌近郊「白井川」支流

 札幌圏の白井川といえば、一般的には余市川支流のやまめと虹鱒の名河川・白井川のことをいう。同じ白井川でも豊平川支流の白井川は、豊羽鉱山から流れ出た鉱山毒の影響で魚の棲めない川といわれている。実際に、支流の右股川との合流地点から上流は、堰堤に遮られていることもあるが、ほとんど魚の姿は確認できないようだ。しかし、堰堤から下流域は虹鱒と岩魚が棲み、週末ともなれば多くの釣人が押し寄せる。

 白井川下流には何度も入ったことがある。入渓するタイミングが非常に難しく、通算しても入渓地点の朝日橋から上流にかけて、20センチ前後の虹鱒や岩魚を数えるほどしか釣ったことがない。ただ渓相は見事で、とくに秋の紅葉時期は絵になるカットが目白押しだ。それに引かれてこの川を訪れているともいえる。

 この白井川の下流域も、支流の右股川がなければ魚の棲息は難しかったと思う。右股川の清純な流れが白井川を中和して、白井川下流を魚の棲める環境に整えた。
 右股川は、白井岳と余市岳の麓が源流の山岳渓流で、白井川に棲む岩魚の種川といわれている。右股川にも3度ほど入渓したことがある。白井川との合流地点から1キロほど上流で、右股川は左股川と合流するが、それぞれの川に沿って延びる林道があって左股川の合流地点までの魚の棲息数は少ない。3度の釣行で釣り上げた経験は、カディスにきた尺に満たない岩魚2匹だけ。
 
 過去の釣行では、白井川との合流地点から右股川と左股川の合流する橋の下までを遡行するルートを選択した。つい最近の4度目の釣行では、川を遡行するのではなく左股川に架かる橋を目指して林道を15分ほど歩いた。そこから逆に白井川合流点に向かって、下りながら釣りをした。

 両河川ともに本格的な山岳渓流で、いずれを行くにしてもゴルジュ状になっていて、フリーストーンで作られる釜や小滝が連続するなど遡行を阻む。上流に向かうには、高巻きするか泳いで渡りきるしかないところも多い。

 下りも容易ではない。しかも、こんな場所なのに釣人の足跡がしっかりと残されている。同じように橋を下って下流に向かった気配だ。そのせいでもないだろうが、普通ならば居ついているのが当然のポイントでもあたりがない。秘密兵器の防水機能付きデジカメで大きな釜の底をのぞくと、稚魚さえ見当たらない。

 下流に向かって魚信が遠ざかるのは、過去3回の釣行で経験済み。釣れないと分かっていても、それらしきポイントではフライを打ち込むのがフライマンの習性。それの連続で、林道では15分の道のりを5時間かけて川を下り、車を止めた白井川合流点に着いた。駐車した天狗小屋には、7台ほどいた登山者の車が1台しか残っていなかった。

 この釣行も、これで終われば「また今回も空振りだった」と苦笑いで済ますことになる。ところが、家に帰ってネットを閲覧していると、たまたま余市岳の登山日記「北大工学部「北工会」誌1978年2月号掲載 [豊平川上流域の岩魚釣り]」が目に入った。

 それには「林道沿いに流れる右股川は、1・5キロほど奥で左股川が合流している。合流点より左股川に沿って三の沢までは、しっかりとした林道がついている。三の沢の林道終点まで進んでから、沢には いると良い。左股川は、好ポイントが連続するのが特徽で、沢がカーブするごとに現れる釜やよどみには気を引かれる。しかし、魚影が濃くなるのは四の沢の出合付近からで、途中のポイン トは眺めるだけにして沢登りに徹した方がいい。四の沢から五の沢にかけての区間は、札幌近郊ではピカ一の釣り場であろう。大物は上がらなくても25センチ前後のものはコンスタントに釣れる」とある。読み方によっては、財宝の隠し場所を著しているようにも見える。
 もう40年ちかく前の話で、環境も大きく変化しているだろう。だが、行くだけの価値はある。近々挑戦するつもりだ。
写真はゴルジュを形成する右股川の上流域
右股川の上流



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