尻別川水系への釣行 (3): ホラー好きのフライマン
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2019年08月27日

 良型ヤマメを求めて尻別川支流の支流へ



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 渇水残るものの、上流でヒット相次ぐ

 今月6回目の26日の釣行先は、尻別川中流域に流れ出る穏やかな湧水渓流。過去3度ほど入渓したことがあるが、釣れたのは20センチ前後の良型ヤマメ。
 過去に一度最上流にも釣行したが、急流の山岳渓流には小さな岩魚しかいなかった。

 今回はこの尻別川支流、正確には支流の支流中流域でヤマメでを対象に釣り上がる計画。
 現地到着は午前9時と遅くなったが、この渓流は日中でもアタリがあるために、それほど神経質になることはなかった。
 ただ、熊の出没情報が異常に多い地域なので、これまで以上に緊張感を高める。
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 この渓流の釣行は昨年6月以来1年ぶりで、ヤマメの解禁を待って出かけた記憶がある。何カ所も低い堰堤が築かれた先には、頭首工が設けられていて、それから先の上流はヤマメの代わりに岩魚が大半を占めると聞いている。

 前回は、その頭首工を目指して中流域から釣り上がった。しかし、500メートルほど行った先の上流に、これから入渓するための準備をしていた釣人の姿が。
 「今年初めての釣行なので」というその釣人の言葉に、ここまで18センチから22センチのヤマメが7匹ほど上がったこともあり、入渓を譲った。

 余談だが、当日は本流の尻別川が渇水状態から平常の水量に戻り、釣行するには何の問題もないように見えた。
 しかし、平日でも多くの釣人が入っているのに、どのエリアでも釣人の姿が見えなかった。なぜだろうか。
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 支流の入渓場所は、いつもと同じ中流に架かる低い堰堤の脇から。台風10号で大雨に見舞われたが、それからかなり時間が経っているせいか、水量が少ないように感じる。
 また水勢も穏やかで、ザラ瀬の続く場所にはヤマメの溜まるポイントが見当たらない。それでも、ボサの下や倒木の作る淵などのポイントでは、小さな魚が#10のカディスに悪戯する。

 ヒットのないまま500メートルほど釣り上がった。その先は前回、後から来た釣人に入渓を譲って遡行できなかったエリア。
 中流域と同じように水量は少ないが、小岩が多くなり砂利底と次第に山岳渓流の様相となってきた。
 そして、小さな淵や小岩の作る流れだし、平瀬とポイントが次々に現われる。
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 この日初めてのヒットは、そうした流れだしから平瀬に変わる場所。流芯に乗せたフライを一気に持って行ったのは、20センチオーバーのヤマメ。
 その場所からからアタリが多くなった。もしかしたら、ヒットの無かった中流域では多くの釣人が入っていたのでは。そうとしか考えられないように、竿を動かすのが忙しくなった。

 先ほど記したように、この渓流では上流で岩魚を釣ったことはあるが、中流域ではヤマメの釣果しかない。15センチから18センチのヤマメが連続ヒットしたあと、小淵上流の流れ込みから大きなアタリがきた。
 ネットを持つ手元に寄ってきたのは、30センチを少し上回る虹鱒だった。その前に大きなアタリをバラしていた。同じようなサイズの虹鱒だったのかもしれない。
2019y08m26d_221804896.jpg

 さらに、中流域では姿を見たことのない泣き弱サイズの岩魚も淵の底から上がってきた。その後もヤマメと虹鱒にヒットが続き、脱渓地点の頭首工までにヤマメが6匹に虹鱒3匹、岩魚1匹という釣果となった。

 前回の余市川中流釣行では、大物をバラした上に小さなヤマメ1匹と散々な目にあった。それもこれも、型もののヤマメを狙っての事。これからの釣行も、ヤマメの棲息する河川以外は考えていない。年内には、念願の尺ヤマメを手にすることができるだろうか。

写真説明@A山岳渓流と言うよりも里川に近い尻別川支流の支流B渇水気味の流れから飛び出た20センチ越えのヤマメC珍しく尺越えの虹鱒も
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2019年08月05日

「真夏の尻別川上流を行く」動画を投稿



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  本流と支流のボサ川でフライ釣行


 8月に入っても干ばつ気味の天候が続き、渓流への釣行計画を幾度も練り直している。だからと言って、水量の安定している本流への釣行は、誰もが同じことを考えているために競争が激しい。

 仕方がないので、今回の釣行は諦めて7月中旬に赴いた尻別川上流での釣行の模様を、動画編集してyoutubeに投稿した。
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入釣場所は尻別川の上流部で、今回初めて入ったポイント。浅い平瀬が200メートルに渡って続き、そこを釣り下ってウェットフライを流し込んだ。
 
 川底が砂利で、ポイントらしいポイントは無かったが、対岸の深いトロ場から小型の虹鱒やヤマメが飽きない程度にヒットする。
 平瀬の先に姿を現した淵では、流し込んだウェットフライに強烈なアタリが。0・8号のティペットを騙しだまし引き上げるが、敢え無くプッリン。
 落ち込む気持ちを堪えて、近くに流れ出る支流をドライフライで釣り上がる。
 ボサが覆う小河川だが、魚影は思いのほか濃く20センチクラスの虹鱒が次々にヒットする。少し上流に行くと、今度は岩魚が顔を出した。尺を越えた岩魚がヒットしたのも同じ場所から。 
2019y08m05d_160140904.jpg

 ビデオ撮影は、尺岩魚を引き上げたところで電池切れとなったが、その後もヒットが続いて予想外の釣果となった。
 小さな河川は渇水で釣りにならないのに、この支流は水量が豊富でこの時期でもしっかり釣りができる。次回は、さらに上流に釣り上がることを考えている。

写真@尻別川上流の浅い平瀬が続くポイント。小さな虹鱒やヤマメしか出てこなかったAボサが覆って釣りずらいが、魚影の濃い支流Byoutubeに投稿した動画


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2019年08月01日

7月最後の釣行先は、渇水避けて尻別川へ



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 本流の魚影は薄く、支流は水量が半分以下

 少雨だ渇水だ、と言いながら7月が終わった。この1か月間、正確には6月中旬からの干ばつにより、渓流に行く計画がいつの間にか本流に変わってしまった。
 8月には、何とかまとまった雨が降って欲しいが、予報で期待できるのは台風ぐらい。

 7月最後の釣行は、札幌で今年何度目かの真夏日を記録した31日。渇水で、いつものポイントが水溜りに替わった姿は見たくない、と渓流はあきらめて、水量の安定した尻別川本流を選んだ。

 7月中旬から下旬にかけて真夏日が連続した。それに対応して、釣行時間を早めているので、ある程度離れた場所にも行くことはできる。しかし、着いた先の思わぬ姿を考えると、どうしても安全パイを選んでしまった。
2019y08m01d_084032236.jpg

 今回の入釣ポイントは、寒別発電所付近。ザラ瀬から流れ出しに代り、大淵を作る大物の居着きそうな場所。(写真@)
 ここがダメならば、すぐに他のポイントに移動する計画。この場所では、昨年1度だけ坊主を経験したくらいで、ハズレは少ない。
 水量は少し減水気味だが、釣りをするには問題はない。

 ただ、いつもよりも濁りが入っていて、ドライフライでは厳しそう。それでも、流れ出し横の緩い流れを中心にドライを流して様子を見る。
 何度流しても寄ってくる魚の姿はなく、ウェットフライに替えようと思ったその矢先、30センチほどの魚がフライを横切る。そしてフライを銜えたまま、水中に潜りこんだ。

 予想もしていなかったアタリに合わせ遅れて、魚はフックを外して逃げてしまった。魚種は確認できなかったが、ビデオカメラに映り込んだ姿からして、岩魚かアメマスだったのでは。

 それでも、魚がいることが分かりドライフライ、ウェットフライを駆使してアタリを探る。しかし逃がした魚のせいか、その後は音沙汰なし。
 この流域はラフティングの経路になっており、時間が遅くなればラフティング船団に邪魔される。その前に勝負し無ければならないと、ここを諦めてしばらく行った下流に向かう。
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 ここも、太いザラ瀬が流れ出しに代り、淵を形成するポイント。A簡単に入ることのできる人気ポイントなので、魚影は薄い。ただ、今回は誰も入っていない。

 何とか釣果が得られるのでは、上流からウェットフライで釣り下る。しかし魚影の薄さは予想以上で、ヒットしたのは20センチほどの虹鱒1匹。ここも正味1時間ほどで、次の場所に移動。

 今度は、上流に架かる橋の下のポイントを狙う。初めて入った場所だが、いつも釣人が入っており、対岸に築かれた深いポイントに興味を持っていた。
 長く続く曲りのポイントを、ウェットフライで釣り下る。だが、見かけはいいのに全くアタリはこない。
2019y08m01d_085004671.jpg 

 ここも早々に離れて、ラフティングの来ない上流のポイントに移動。前回の釣行で釣り下がった場所だ。今回は、逆に釣り上がることを考えたが、ザラ瀬が上流の奥まで続いて、ポイントらしいものが確認できない。
 
 仕方なく、目の前にあった流れ出しから代った淵を重点的に攻める。何度かウェットフライを流しているうちに、向こうアワセでアタリが。ジャンプを繰り返して暴れる魚は、先ほどよりも少し大きな虹鱒。C

 結局、この場所ではこの1匹に終わった。昼も近くなったので、最後にと上流で尻別川に流れ出る支流のソーケオマシュベツ川に入渓。Bようやく渓流らしい渓流に入ったが、入渓地点に着いて愕然。水量が半分もないのだ。
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 いつものポイントはただの水溜りとなり、淵は川底をさらしている。それでも、大淵が小さな淵となって残っているが、多くの釣人がそこに集中するものだから、魚影がさらに薄くなっている。そのために、フライに飛びつく魚は皆無。
 自宅の帰りしなに、車窓からみた渓流のほとんどが河原をさらしていた。実際に考えている以上に渇水の影響は深刻だと思った。

写真@寒別付近の尻別川のポイント。流れはいつもと変わらないが魚影は薄いようだAそのポイントから下流の流れ。見た目は良いが、人気ポイントのためにアタリは少ないB最後に入った支流のソーケオマシュベツ川。渇水が酷く、水量はいつもの半分ほどC今回の釣行でヒットした虹鱒。合計2匹の釣果で散々な目に

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2019年07月17日

渇水の中で安定感抜群の尻別川



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 上流で大物をバラすも、支流で尺岩魚

 いつも暦の上の連休日は、仕事が休みでも釣行することはほとんどない。
 今回もその例に漏れず、釣行は見送った。そして連休の終わった16日、渇水で渓流は難しいだろうと、水量の豊富な尻別川上流域に向かった。
2019y07m16d_213354718.jpg
 この3連休中には、尻別川上流にも多くの釣人が入ったと思われる。
 それを覚悟の上で向かった先は、いつもの入川ポイントではなく、ザラ瀬と浅い平瀬が続く、あまり釣人に注目されない場所。

 浅瀬とは言っても、そこそこ水深があることから、ウェットフライを上流から流し込んで釣り下ろうという計画。
 ヤマメの型ものを狙っての釣行だが、場所が場所だけにそれほど期待はかけていない。
 
 現地には午前9時に到着。橋の下の入川ポイントには、すでに釣人の姿が。幸い釣り上がっているようなので、ウェットフライを強い流れに乗せて下流へ歩みを進める。
 浅い平瀬が200メートルほど続いたあと、川は細くて強い流れに変わる。
 2019y07m16d_212953746.jpg

 まずはそこまでを、と川の真中に立ち込んでフライをスウィングさせる。(写真@)が、そう簡単にはアタリは来ない。初めの1匹は、下流に50メートルほど行った地点から。

 引きは強く、何度もジャンプを繰り返して寄ってきたのは、20センチほどの虹鱒(A)。それを機にアタリが連続する。
 2匹目も同じような虹鱒で、それ以降も30〜50メートル間隔でヒット。小さいながら、12〜3センチのヤマメも。

 しかし、川幅の狭まった地点からはアタリが遠ざかる。さらに下流に下って行くと、大渕が姿を現した。そこにウェットフライを流し込んで、スウィングさせようとした瞬間、向こうアワセでヒット。

 フライをひったくるように下流に逃げる魚は、軽く40センチは越えていそうな大きさ。ドラグを効かせたリールから、ラインが次々に引き出される。

 ティペットは0・8号のフロロカーボン。強烈な引きにどこまで耐えられるのか、自信がない。そうした不安は現実となり、フライを銜えたまま、ティペットごと持って行かれた。

 後で撮影した動画を確認すると、やはり40センチは越えていそうな魚だった。それが虹鱒なのか、岩魚だったのかは判別はつかなかったが。
2019y07m16d_213614047.jpg 

 バラしたショックは残っていたが、再度気力を振り絞って釣り下ることに。すると、前方に左から本流に流れ出る支流の姿が。

 これをやり過ごし、さらに下流に釣り下ろうとすると、50メートルほど先の河岸に釣人が現れた。
 ルアーを対岸に打ち込んでいるようなので、それ以上下流には下って行けない。
 
 一度川から出て、再度釣り下ろうとも考えた。だが、先ほどの淵からアタリが止まったまま。ならば、流れ出る支流を遡ったほうが、釣果は得られるのでは、と支流へ方向転換。
 
 この支流(B)は、川幅が5〜6メートルと小さいながらも、水量は多くて水圧が強い。
 流れのほとんどが早瀬といってもいいほどで、濁りも入っているといった、釣りをするにはかなり厳しい環境にある。
 試しに、流れの緩やかな瀬脇にドライフライを打ち込んだ。すると、3回に1回はフライに反応するが、小さくて針がかりしない。

 そして、しばらく行った上流の平瀬から、本流と同じようなサイズの虹鱒が飛び出る。同じ場所からアタリが続くので、魚影はかなり濃いようだ。
 
 さらに釣り上がると、流れ出しから変わった平瀬が現れた。その平瀬から、今度は20センチ余りの岩魚がヒット。
 落ち込みの下流からも大きなアタリが。今度はティペットを1号に替えたので、なんとか堪えられるはず。暴れる魚を手元に引き寄せて確認すると、尺越えの岩魚(C)だった。
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 結局、本流との出合から200メートルほど釣り上がった。この支流では、20センチ級の虹鱒が5匹に、20センチから30センチの岩魚が3匹。釣果は、尻別川本流よりも多かった。

 あのまま本流を釣り下っても、釣果はそれほど得られなかったと思う。たまたま入った支流で、思わぬ釣果があったわけだ。だから釣りは、何が起きるのか分からなくて面白い。

写真@尻別川上流域の景観。この奥の大淵で大物をバラしたA長く続く平瀬でヒットした20センチ級の虹鱒B尻別川に流れ出る支流の渓観Cこの支流でドライフライにヒットした尺岩魚

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2019年06月20日

渇水が酷く渓流から尻別川に移動



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川を渡る熊らしき動物を確認

 このところの少雨で、札幌近郊の渓流は渇水状態にある。札幌に限らず道内各所も同じなのだろう。
 前回更新の支笏湖・ニナル川の枯れ沢状態は衝撃的だったが、そこまで酷くなくても水量が通常の半分程度しかない渓流が増加しているらしい。
 これにより、釣行先の変更を余儀なくされている。
2019y06m20d_211700551.jpg 

 6月20日に入った札幌近郊の渓流も、これまであったポイントの3分の1が消えるといった、渇水の影響が現れていた。こうした厳しい環境変化の中で棲息する渓流魚のことを思うと、この場にいることが申し訳なく思った。

 替わりに向かったのは、他の河川が渇水状態でも安定した水量を保つ大河・尻別川。
 時間的に、中流域ではラフティングが頻繁に行われていると考えて、ラフティングの区間から外れた上流域で竿を出すことにした。

 一昨年以来足を踏み入れていないポイントで、ここからウェットフライで釣り下がる。
 現地には9時に到着。入渓地点に沿ったあぜ道には、すでに2台の車が止まっていた。仕方なく入渓を諦めて、さらに上流に移動。崖を瀬にした平瀬の深いポイントが目につき、そこで竿を出した。

 いくら渇水に強いとはいっても、水量は通常の3分の2ほどで流れも遅い。早瀬から淵に変わるポイントにプロフェッサーを流し込み、スイングさせたフライを逆引きして魚を誘う。

 この段階では、魚が溜まっているのかまったくの疑心暗鬼。上流から5歩釣り下って初めてアタリがきた。
 魚は下流に向かって走り、ラインをグイグイ引っ張る。向きを上流に替えたのを見計らって竿を立て、そのままネットイン。上がったのは、尺前後の太った岩魚だった。
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 これは幸先が良いと、淵から深い平瀬に替わったポイントに何度もウェットフライを流し込む。しかし、先ほどの岩魚のヒットに警戒したのか、魚は出てこない。

 この場所から下流はザラ瀬が続く。ザラ瀬の終わりから少し下った、コンクリートブロックで覆われた河岸脇の平瀬にウェットフライを打ち込む。流れの先では、羽虫を捕食するために小さな魚が繰り返しジャンプする。
 
 そうした小さな魚がウェットフライに食いつくが、針が大きすぎてヒットしない。何度か食いついた魚のうち、15センチ以上の虹鱒だけがフッキング。早瀬から大渕に代わったポイントでは、20センチほどのホウライ鱒もヒットした。
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 この大渕を越えると、またザラ瀬が続いていた。そこで15センチほどの虹鱒を追加して今度は釣り上がることに。
 再び、大渕でドライフライを打ち込み、新たに20センチちかい虹鱒がヒット。

 その時ふと上流方向を見ると、先ほどのコンクリートブロックの河岸に向かって、上流から白と黒の大きな袋のような物が流れてくるのが見えた。その場所までの距離は50〜60メートルほどか。
 
 初めは、狐か狸が対岸に向かって泳いでいると思った。しかし、コンクリートブロックに上がったその四足動物は、ラブラドールなどの大型犬ほどの大きさで、あっと言う間に繁みに隠れた。
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 ここで初めて熊の可能性を考えた。この場所は、毎年熊の出現情報が相次いでおり、足跡や糞などは珍しくもない。昨年秋には、ここから上流に架かる「いろは橋」の真中で大量の熊の糞が溜まっていたことも。

 いずれは熊との遭遇があると考えていたが、いざその場に立つと思っていたよりも落ち着いていた。これが鬱蒼とした森の中だったら、果たして冷静でいられたのか。
 その後は当然、釣りを止めて駐車してあった車に駆け込んだ。

写真@尻別川上流でウェットフライを流すAこの写真のコンクリートブロックの河岸に熊らしき動物が川を渡り姿を消したBプロフェッサーにヒットした尺前後の岩魚Cホウライ鱒らしき魚もフライに


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2019年06月08日

令和元年6月の尻別川釣行



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型もの虹鱒がお出迎い

 5月16日以来、今年2回目の尻別川釣行を実施した。前回の釣行先は、曲りと淵の交差する上流ポイントとその近くの支流。支流は少し時期が早すぎたのか、20センチ強の虹鱒。また本流では、尺に欠ける岩魚の各1匹と低調だった。
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 6月7日に赴いた先は、前回よりも下流で支流との出会いがあるポイント。いつもラフティング船団が釣りの邪魔をして、ゆっくりと釣りを楽しむことができない場所でもある。
 というのも、ラフティングがこの場所に押し寄せるのは午前10時。それまでに釣果を出さなければならない、という時間に追われての釣りだから。

 なので、今回は午前6時半に入川した。人気のあるポイントなので、平日でも釣人が絶えないことを考慮。実質3時間半の釣行で、果たして釣果はあるのか。
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初めに、本流に流れ込む支流を渡り切って、まずは支流の流れにフライを打ち込むことにした。この支流は、ヤマメが濃く解禁から早い時期は、中型ヤマメを何度か手にしてきた。その流れ込みの淵に、上流からカディスを流し込む。

 その3投目に、激しい水しぶきが上がる。アワセを入れるよりも早く、フライをくわえた魚が下流に猛ダッシュ。その猛攻を堪えてネットで捕えたのは、40センチに欠ける銀毛まぶしい虹鱒。
「この1匹で、今日の釣りは終わってもいい」と思うほど嬉しかった。

 ここから本流に移動。広いザラ瀬の流れを、一本に集めた急流が姿を見せる。本来は、ウェットフライで川面直下や底を狙らうのだが、ここでも先ほどと同じカディスを使用。流芯から外れた瀬脇を中心に何度もフライを流す。
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 急流から淵へ、流れの変わるポイントでドライフライはたたずむ。しばらくして、川底から急浮上する魚の姿が。そして、アッというまにカディスに食いついた。
 竿をグイグイしならせ逃げ回るが、アタリ自体は先ほどの虹鱒の方が大きい。糸切れを用心しながら、手探りで寄せてネットイン。

 上がったのは、先ほどよりも一回り大きい虹鱒。40センチは越えているだろう。
 このポイントでは、過去最長サイズだ。
 ドライフライにくるのならば、ウェットフライの方がヒットの確率は高い。#8のブラックセッジを、ダウンクロスで沈めて逆引きーを繰り返す。
 これには一度だけガツンというアタリが来たが、その後は静まり返ったまま。
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 本流を下って、再度平瀬と支流の流れ出しが交差する場所に移動。全体的に浅瀬が広がるが、スイングさせたウェットフライに何度か虹鱒やヤマメがヒットしたポイント。ウェットフライの活躍場所である。
 ヒットの無いまま釣り下って行くと、流れは平瀬からザラ瀬に変わり、魚の気配も薄くなってきた。再び川の流れ出し付近に戻り、ウェットフライを逆引きする。

 伸びきったラインからようやくアタリが。でも、これまでのアタリよりも小さい。それもそのはず、20センチ強のアメマスよりも白点が小さい岩魚だった。
 そして、岩魚のヒットしたポイントから再びガツンというアタリ。派手なジャンプを繰り返して、ネットに入ったのは本日3匹目の虹鱒。これも30センチを越えていた。

 突然、上流からゴムボートとカヌーが押し寄せた。ラフティング船団だ。時計を見ると9時50分、10時までまだ間があるのに、と思いながら、この場での釣りを諦めた。

 尻別川は、ヤマメの解禁以後だけではなく、いつも多くの釣人の押し寄せる人気の場所。年々大物が少なくなっているという。自分のような釣り下手の人間にとっては、今日の釣果でも十分満足。ただ、これからの季節はそう簡単にはいかない、という予感がする。
 尚、ブログに先立ちyoutubeに「令和元年6月の尻別川釣行」として動画を投稿、良かったらご覧ください。

写真@平日の尻別川本流の流れ。ザラ瀬から大渕に代わるのが特徴のポイントA平瀬からザラ瀬に変わるポイントからも魚が飛び出たBCこの日ヒットした虹鱒




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2019年05月17日

今年初の尻別川でウェットフライ



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 上流で尺余りの岩魚も、支流は惨敗

 ポッカリと時間の空いた16日、サクラを求めて遠征するには時間が中途半端なために、今回は諦めて尻別川に釣行した。
 尻別川のフライ釣行は今年初めて。本流でのウェットフライと、支流でのドライフライを行う事にした。

 時間はすでに午前10時ちかく。海と違って、この時間でも極端に魚の喰いが渋ることはないだろうが、それでも朝まずめと比べるとアタリは減少する。
 2019y05m16d_184133584.jpg


 今回の場所は尻別川の上流で、昨年何度かウェットフライ釣行したポイント。川の流れは、雪代も終わり夏場の様相だが、流れの筋が大きく変わり、幾つものポイントが消えていた。
 その残り少ないポイントのひとつに、クロスストリームで#8のウェットフライを流し込む。しかし、ポイントが短いのでうまく泳がせない。
 
 それから20分後、釣り下りながら投じたダンケルトに今日初めてのアタリ。引きはそれほど強くはない。何がヒットしたのか、慎重に寄せると30センチには欠ける岩魚だった。
 このポイントでは、虹鱒やヤマメをヒットさせたことはあるが、岩魚は初めて。早い時期は、岩魚が主役なのはどこの河川も同じなのか。
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 大きな倒木が流れを変える場所にきた。倒木の向こう側はトロ場で、魚が溜まっているのでは、とフライを流し込んで逆引きする。すると、川底の障害物に根がかりでもしたかのように巻き上げられない。
 
 それでも、ラインは少しづつ手元に戻ってくる。海で言ったら、大きな昆布が絡んだのと同じ感覚だ。だけどおかしい。ラインから振動が伝わってくる。

そして、ズルズルと下流に向けて動き出した。それを耐えて手元に寄せようと巻き上げるが、フッとラインの緊張が解けてしまった。
 多分、フライを丸飲みしたので、アタリの感触がなかったのだろう。それを悔やむよりもと、もう一度とフライを流し込む。
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 今度は、明確な小さなアタリがくる。ヒットしたのは15センチにも満たないヤマメで、針が大きすぎてすぐにバレてしまった。
 この先にはポイントらしきものが見当たらず、移動することに。
 しかし、先ほどのアタリは一体何だったのだろうか。

 次の場所は尻別川支流。これまでの釣行では、この時期でもドライフライに20センチ級の虹鱒やヤマメ、岩魚が反応したが、今日はどうだろうか。

 上流に向けて釣り上がろうと上流を見ると、二股から一本に変わる川の流れが昨年とは変わっていた。
 昨年は、左の流れが本流だったのに、今回は右の流れが太くなり流れも急だ。慣れた左の流れを遡ると、ポイントらしいポイントが浅瀬に変わり、釣りにならない。
 流れが一本になった上流は、大きな変化はないのにドライに反応する魚がいない。

 試しにウェットに変えると、ようやくそれを追いかける小さな魚の姿が確認できたが、ヒットしない。
 今度は、下流で一本になった流れをウェットフライで釣り下ることに。現れた小さな淵では、フライにアタックする魚の感触はあるが、フライが大きすぎるのかヒットしない。
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 尻別川との出会いが迫るポイントで、ようやく20センチほどの虹鱒がヒットした。が、本日はそれ一匹で終了。
 まだ時期が早いとしか考えられない。ただ、水温は10℃を越えているので、魚がいればドライにも反応があるはずだが・・・。

写真@尻別川上流の流れでウェットフライを試すAダンケルクにヒットした30センチ余りの岩魚C尻別川支流に移動したが・・・Cこの川でようやくヒットした虹鱒

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2018年11月16日

 この時期でもドライフライで釣果



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 再度、型もの虹鱒を求めて尻別川分流へ

 11月14日、前回のブログで更新した尻別川分流に再び赴いた。ほとんどのフライフィッシャーが納竿しているこんな時期まで、渓流でドライフライを行うのは、自分としても通水河川を除けば初めてではないかと思う。
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 それもこれも初冬にも関わらず、札幌での初雪が現時点でもまだ観測されていないほど温かい日が続いていることから。
たださすがに早朝の中山峠は、7合目付近から道路脇に薄っすらと雪が積もるなど、いつ本格的な積雪になってもおかしくはない状況だ。
 
 目的地の尻別川分流に到着した午前6時半の現地の気温はマイナス1℃、水温計の水中の温度は5℃を指していた。この川は湧水河川なのではと思っていたが、やはり山麓からの流れを集めた山岳渓流だったようだ。

 となると、寒さに強い虹鱒のほかは期待できない訳で、前回入渓してから1週間近くが経っており、その間の気温の低下は無視できない。

前回の入渓では、泣き尺の虹鱒が2匹と25センチの虹鱒がヒット。さらにこの上流ではまだ大きな虹鱒が期待できる、という助平心から今回の釣行となった。

 今回の入渓地点は、前回脱渓した場所。ここから釣り上がって、渓流全体の流れを見極めようという計画だ。
 まずは前回の釣行で、ドライフライの着水と同時にアッという間にフライごと持っていかれたポイント。ここに#8のカディスを打ち込むが、反応はない。
 この淵を越えてさらに上流へと向かう。川底は砂地がほとんどで、遡行は楽だがポイントが乏しい。ようやく現れた落ち込みや、倒木下の小淵からドライフライに反応する魚はいない。
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 入渓から1時間ほど経って姿を見せた曲りの淵は、夏ならば必ず魚が溜まっている場所なのに、底から浮きあがってくるものなない。
 両岸は次第に狭くなるが、流れの強さは変わらない。

 2時間ほどして現れた、流れ込みから淵に変わるポイントでようやくアタリがきた。ヒットしたのは30センチに少し欠ける虹鱒。(この釣行で使用したウェアラブル・ビデオカメラに捉えることができたが、雨粒がレンズにかかり中心部分がゴースト状態。なので、ビデオは頭の部分しかはっきりしていない)
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 いくら寒さに強い虹鱒と言えども、この水温では活性が低下するのだろう、前回のようにはアタリはこない。
 この日の2匹目は、脱渓寸前の小淵でヒットした20センチほどの虹鱒。まだ奥の深い渓流で、全体を見極めることはできなかった。

 成夏ならば、ヤマメや岩魚も期待できると思う。釣人の少ないのが何よりだが、その分だけ熊と出会う可能性の高い川だ。事実、熊出没中の看板があちこちに立てられていた。
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 帰りしなに、この渓流よりもさらに小さな尻別川分流に立ち寄った。
余り知られていないこの小渓流はヤマメ河川だが、この時期でもいるのだろうかと恐る恐る入渓。
 何しろ、先ほどの渓流よりも深さを増す森を流れており、昼でも鬱蒼としている。結局、500メートルほど釣り上がったが、15〜6センチのヤマメが1匹と散々たる有様。腰が引けていだから当然の結果か。

 今回は仕事休みが二日続き、翌日の15日は千歳川支流の紋別川に釣行した。この様子は次回に更新する予定だが、果たして今年のフライ釣行のラストランを飾ることができたのだろうか。

写真@今回入渓した尻別川の分流の流れAようやくヒットした泣き尺の虹鱒Bさらに小さな分流へCヤマメが1匹だけ相手をしてくれた
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2018年11月08日

尻別川の分流で虹鱒が好反応



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 浅瀬の続く湧水河川を遡行する

 北海道の11月は晩秋で、いつ降雪に見舞われてもおかしくないのに、季節外れの暖かな日々が続いている。この分では、山岳渓流もまだフライ釣行の可能性があるのでは、と欲がでてきた。しかし、さすがに気温低下の著しい山間部でのドライフライは難しい。
 なので今月は、できるだけドライフライのできる河川を選んで釣行することにした。
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 その計画に沿って前回は、支笏湖近辺の勇払川と植内川に釣行した。だがそこは、ブログに記した通り悲惨な結果に終わった。もともと競争の激しい場所で、釣人が一人入っただけでも魚影が薄くなる。
 だから、よほどタイミングが良くなければ、釣果に恵まれないのは分かっていたが、これほどまでとは、というのが正直な気持ち。

 こうした反省を踏まえて、11月6日に向かった先は尻別川の上流。当然、ドライフライでは難しいので、ウェットフライとニンフを使用して水面直下と川底を狙った。この場所では、小型の虹鱒と25センチ余りのヤマメが何度かヒットしたことがある。しかし、もともとは人気ポイントで、よほど早い時間に到着しなけらば釣果は難しい。

 当日も一番乗りをしたのに、人気の大淵や水深のある平瀬からは何の反応もない。それも当然で、前日に入ったと見られる3〜4人のグループらしい足跡があちこちに残されていた。

 この場所を諦めて次に向かったのは、尻別川の分流。つまり、支流のまた支流の小河川。確信はないが、源流部は山岳ではないので、多分湧水河川なのだろう。そんなあいまいな判断でこの分流に入ったのには訳がある。
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 ここでは、尻別川支流で思わしい釣果が得られなかった時に、尺岩魚や型もののヤマメを手にしたことがある。しかし直近の釣行では、河川改修工事が行われたせいか、いくら遡行を続けても反応はなかった。もっとも、ここも釣人の足跡が残っており、その影響のほうが強かったのかもしれない。だが、さすがにこの季節になれば釣人は入っていないだろ、と検討をつけて入渓した。

 今回は、まだ上ったことのない地点まで遡行することにした。上流の川底はほとんど砂地で、浅瀬の続く流れは魅力に欠けるが、ちょっとした流れ出しや小淵でフライに反応する魚がいる。
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 初めにヒットしたのは、浅瀬の小さな流れ出しから。#10のカディスに食いついたのは、25センチほどの虹鱒で、それも入渓してから10メートルもいかない場所。これは幸先が良い、と上機嫌で遡行を続けたが、淵や水深のある平瀬などの、ここぞというポイントでは無反応。
 考えて見ると、先ほど虹鱒がヒットしたのは、餌釣りやルアーでは攻めきれないほどの浅い場所。

 だから、見向きもされなかったのだろう、と攻略方法を変更して浅瀬のポイントに絞り込んだ。これが功を奏したのか、1匹目と同じようなサイズの虹鱒がヒットした。
 遡行開始から2時間ほどした、長い平瀬の続く場所にカディスを投じた。それが着水して、ものの1秒も経たないうちに水中に引きずり込まれ、あっという間にフライごと持って行かれた。姿は確認できなかったが、ヒットしたらこの日最長の魚だったと思う。
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 結局、入渓から2キロの区間で合計5匹の虹鱒を釣ることができたが、ほとんどが25センチ前後。残念ながら、狙っていたヤマメは手にすることができなかった。

 この時期でも、ドライフライを行える河川があるのは嬉しい。また、この河川以外にも可能性のありそうな渓流を見つけたので、近いうちに釣行する計画だ。

写真@尻別川上流のポイント。多くの釣人の足跡が残されており、一度のアタリもこなかったA分流の小渓流。川底は砂地で浅瀬が続くBC思いがけなく25センチ級の虹鱒のヒットが続いた

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2018年10月05日

 尻別川上流から釣行を再開



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 地震被災者の方々に思いを寄せる


 9月6日に発生した北海道胆振東部地震から1か月を迎えようとしている。現地の厚真町や周辺町村の被害は予想を大きく上回り、被災した町民の方々の生活はまだ平常時には程遠い状況にある。

 被災者に心を寄せるために、この1か月間のブログ更新は過去の釣行動画だけにした。被災者の皆さんが苦しんでいる姿を見て、新しい釣行記を掲載する気にはなれなかったからだ。
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 更新の再開は未定だったが、ようやく自分の心に踏ん切りがつき釣行記を再開することにした。ただ、思いはいつでも被災された方々に向いている。一刻も早く平常の生活に戻られるよう、切に願っています。

 釣行を再開したのは10月3日で、尻別川上流に赴いた。ここには7月から8月にかけて何度か訪れた。狙いは、ウェットフライを駆使した型もののヤマメ。
 ところが、川を取り囲む様子が以前とは異なっていた。この1か月の間に台風21号が通過、その後の地震の発生により川の姿は大きく変容した。

 渇水状態で水量が少ないのは当然だが、対岸にあった崖が崩れ落ちて土砂が押し出されているほか、手前の河原も上流からの流木やごみが散乱、川の氾濫で流れが土手まで押し寄せた跡が残っていた。

 すでに流れは落ち着いているが、深くえぐれていた対岸は川底がみえるほどに浅くなっている。そこにウェットフライを打ち込み、スィングさせて反応を探るが、何の手応えもない。
 100mほど釣り下がったが、対岸の川底はさらに浅くなり、ポイントの役割を果たしていない。仕方なく、今度は上流にある淵をピンポイントで狙うことにした。
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 淵の上流から、大きめのウェットフライを流して逆引きを繰り返す。ここは、いつも釣人の絶えない人気ポイントで、前日も多くの釣人が入ったはず。なので、ほとんど諦めの心境だったが、5回目のスィングにアタリがきた。

 ヒットしたのは小型のニジマスだったが、対応が遅れて途中でバレてしまった。そして、同じ場所で再びアタリが。今度はしっかりと針がかりした。上がってきたのは25センチ余りのヤマメ。今日はまだ、誰も入っていなかったのが功を奏したのかもしれない。
 その後アタリは遠のき、場所を移動することにした。
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 次に向かったのは、ここから少し離れた中流域。いつもラフティング船団に邪魔をされる場所で、今回もそれを覚悟して入った。支流の流れ込むこのポイントは、これまで小さな虹鱒とヤマメしか実績がない。
 しかし、ウェットフライを流してスウィングさせるのには丁度よい流れで、ドライフライを行うのならば入らなかった場所。

 流芯にフライを乗せて、下流から逆引きを繰り返した何度目かのリトリーブにアタリがきた。ところが、耳にかけたビデオカメラの操作に手間がかかり、巻き上げ途中でバレてしまった。
 手ごたえからして、それほど大きなサイズではなかったために、バラしたショックはなかった。
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 それから暫くして、先ほどよりも引きの強いアタリが。跳ね回る魚を無事ネットイン、それは30センチに欠ける虹鱒だった。
 その後、アタリらしいアタリもなくなったことから、ドライフライに替えて上流の背脇に打ち込むも、いつもは反応する小さなヤマメのアタリさえこない。

 そして不思議なことに、あれだけ騒ぎまくって川を下っていたラフティングの姿が、午前10時を回っても見られなかった。ここにも地震の影響が表れているのかもしれない。
 季節はもう秋を迎えて、数の少ない釣り残された大物だけが対象となってきたようだ。

写真@景観の変わった尻別川上流の現在の姿Aここでヒットした25センチ余りのヤマメB支流の流れ出るポイントでウェットフライを流すCようやくヒットした泣き尺の虹鱒


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