日高のトラウトフィッシング (2): ホラー好きのフライマン
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2018年07月15日

今年初の日高河川釣行



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大雨の後遺症で竿を出せず

 西日本では、雨が収まっても豪雨による被害が留まる所を知らない。北海道も、つい4〜5日前に大雨となったところが多く、道東や道北の一部に洪水警報が出されるほどの荒れようだった。

 幸いにして、道央ではそこまでの降雨量ではなかった。そこで、「雨が止んでから2日が経ったので、増水は収まっただろう」と、13日の早朝に日高地方の河川に赴いた。

 頭の中では、雨後の様子が白老の各河川や、札幌圏では千歳川や小樽内川の穏やかな流れのイメージしか浮かんでいなかった。それが間違いだったと気付いたのは、高規格日高道から見た鵡川や門別川の様子から。
 目的地の新冠までの河川は、ほとんどが褐色の激しい流れで、増水は収まっていなかった。
KC4A0027.JPG


 もともと、白老や道央圏の川と、日高河川の流域の規模を計算に入れなかったことが大間違いだった。更に追い討ちをかけたのは、新冠ダムの放流。そのために、ダムから下流は入川する場所がない。例え入川できたとしても、このきつい濁りに対応できる釣り方はない。

 それでも、ダム上流に流れ出る支流やダムインレットを越えれば、何とか釣りが出来るのでは、と林道に車を進める。林道には、すでに片付けられているものの、所々に崖崩れの痕が残っており、2日前の大雨がどれだけ激しかったかをまざまざと感じた。
SPTM0011.JPG

 新冠大橋から30分ほど過ぎた頃に、林道の脇に転がり落ちた大きな岩が留まっていたり、陥没で道幅が半分ほどになった箇所も出てきた。再び強い雨が降れば、崖が崩れて戻ることが出来なくなると、この時点で戦意が喪失。
 ただ、どうしても諦めきれないので、この場所からそう遠くない静内川上流に行くことにした。

 しかし、中流域から見る静内川は、河原一杯に広がった褐色の流れが新冠川と変わらない。それでも、支流には清流のシュンベツ川が流れ出ている。
 シュンベツ川は、河原が開けているので竿を出すことが出来るだろう、と静内川との合流地点の双川橋まで来た。その時に見たのは、あのシュンベツ川の広い河原が、濁流で埋め尽くされている光景だった。
SPTM0010.JPG

 それでも、上流まで行けば釣りのできる箇所があるはず、と車を走らす。春別ダムの放流がシュンベツ川の濁流の原因だったが、中流域を過ぎても増水と濁流は変わらない。

 いくらなんでも、最上流にあるイドンナップ川まで竿が出せないはずはないと信じて、春別ダムの手前まできた時に待ったが掛かった。

 折からの雨で、痛んだ林道の補修作業をパワーショベルを使って行なっていたのだ。
 工事の責任者から、どこに行くのかと聞かれて「釣りのためにイドンナップ川に行く」と答えると、「昨日も、様子を見るために春別ダムの上流に行ったが、まだ水は引いていない。今週一杯は川に下りることは難しいから、来週出直したほうが良い」との話。ここでも泣く泣く逆戻りした。
2018y07m15d_130437460.jpg

 では近くにある静内ダムはどうかと、キャンプ場方向に車を走らせる。自分でも、つくづく諦めの悪い男だと思う。
 
 キャンプ場手前の入り江に差し掛かると、静内ダムに流れる濁りのない川の流れ出しでライズが発生していた。
 ここでようやく竿が出せると、河原に降りてダムのインレットまで歩く。

 しかし、あちこちで起きていたライズの正体は、湖底から湧き出たガスか涌水のようで、あぶくを伴って湧き上がっていた。また、河口でのライズはウグイの産卵だった。

 結局、遠出したこの日の釣行は、無駄に終わってしまった。こんな日をこれまで何度経験したことか。できるだけ、こんな日を少なくしたいが、自然には勝てない。

写真@A静内川支流のシユンベツ川を目指したが、ここも濁流がひどく双川橋の下の河原は埋め尽くされていたBシュンベツ川上流の流れ。奥に見えるのは発電所ダムC静内湖キャンプ場手前の入り江。ライズの正体はガスか涌水だろう

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2017年09月02日

静内川を諦めて苫小牧東港へ



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  フクラギのヒットシーンは確認できたが・・
 
  北朝鮮が日本海を越えて、襟裳岬沖にミサイルを着弾させた8月29日の午前中、自分はよりにもよって襟裳の途中にある静内に向かっていた。高規格・日高道の下り線は、平日にも関わらず車の通行量が異常に多い。STVなどの放送車の姿も見られるところから、多くの車の向かう先は襟裳岬なのだろう。
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 なぜ静内に行ったのかというと、前日までの強い雨が当日の午前中まで残り、道央圏はどこに行っても雨の影響は避けられない。
 ならば、少しでも影響の少なそうな静内川中流でブラウンと虹鱒を狙ってみよう、との考えから。
 静内川は今年6月に一度入った切り。その時に、まったく釣果のなかったことが後押しした。

 ところが、静内の手前にある鵡川、門別川、新冠川といった河川は、皆一様に強い土色の流れ。これでは、いくら雨に強い静内川でも無理だろう。
 
 そう思ったとおり、静内川も中流域でも強い濁りが入っていた。ならば、シュンベツ川の流れ出る上流へ、という気持ちになれないのは、まだこの雨模様が続くとの予報から。

 せっかくここまで来たのに、このままでは帰れない。ならば、行先を港内に切り替えて「ふくらぎ」と「かんぱち」を狙ってみるか、と帰路の途中にある苫小牧東港に立ち寄ることにした。
 東港は8月8日以来の釣行で、ブログにコメントを寄せていただいている、「釣り命」さんの情報を頼りに足を延ばした。
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 前回釣行した8日は、台風5号が北海道に上陸した日。まだ苫小牧には台風のに伴う雨、風の影響は及んでいなかったが、朝焼けとなま暖かい風によって、ただならぬ気配が感じ取れた。
 そのせいか、平日でも釣人で一杯となる発電所のフェンス前には、4人の釣人しかいなかった。

 ただ、海面には小さなナブラが右に左に移動、そこへ大型の魚が飛び込んで追い掛け回していた。ナブラとは別に、30〜40センチの魚が頻繁にジャンプを繰り返す。
 
 フェンス前の釣人は、ナブラにルアーを打ち込むが、自分も含めて誰のロッドにもアタリらしきものはない。今回はそのリベンジでもある。

 遠くへ寄り道をしたせいで、苫東港に着いたのは昼直前。いつものフェンス前には、飛ばしサビキとサビキの垂らし釣りを行っている2人組と、ジグを熱心に打ち込んでいる3人のアングラーしか姿はない。
 
 時間的にかなり厳しいのは分かっているが、「自分は釣れなくても、何とか姿だけでは見たい」と、他の釣人の様子ばかりを窺う。

 海面には頻繁にナブラが立ち、そこにふくらぎが襲いかかる。バシャバシャと、逃げ回る小魚の跳ねる音が響く。そのナブラの中心にジグを打ち込むが、見向きもされない。

 30分ほどして、群れが入ってきたのか、フォールとジャークを繰り返していた左隣のアングラーに、30センチほどのふくらぎがスレががりでヒット。
 その奥に陣取っていた、昨夜から来ていたというアングラーにも、同じようなサイズのふくらぎがスレがかりであがる。これが今日3本目とのこと。
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 それでも自分にはアタリはこない。もしかして、ジグを食わせるのではなく、スレを狙った釣り方でなければ釣果が上がらないのかもしれない。
 それだけ魚影が濃いということなのだろう。だからといって、簡単にヒットするわけではなく、上の2人のヒットは単発で終わった。

 午後3時まで粘ったが、いつの間にかナブラも起きなくなり海面のざわめきも治まった。初ヒットは、当分先になりそうな予感がしている。

写真は@8月29日の苫小牧東港の昼の様子。釣人の姿は少ないA前日の夜から来ていたという釣人があげたフクラギ

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2017年07月28日

新冠川中流域を釣行したが・・・



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新子やまめは濃いが、型物の姿なし

 今年は、新しいポイントの開拓をテーマに、これまで行ったことのない場所に釣行したいと考えている。実際に釣行したのは、前回更新した白老にある渓流の1箇所だけだが、行きたい河川や湖は山ほどある。

 26日に訪れた新冠川もそのひとつ。ここは、大型やまめで知られる人気河川。20数年前に、1度だけ下流でルアー釣りを行なった経験があるが、当時から大物の棲息する気配を感じていた。

 今回、新冠川釣行を後押しをしてくれたのは、日高門別港や鵡川漁港でのショアトラウト釣行にコメントを寄せていただいた「カメさん」の「ブログで取り上げられた日高門別港や鵡川漁港は、サクラマスが濃い場所ではない。かえって、新冠川河口の方が期待ができる」という言葉から。

 新冠川が、やまめの超激戦区だというのは、以前から聞いていたが、河口でそれだけサクラマスが濃いのならば、上流では大型やまめも期待できるのでは、ということから今回釣行することにした。
 2017y07m28d_153249826.jpg

 ただ、具体的なポイントが分からない。そのため、昔発刊された釣りのポイントが記述された雑誌を片手に、カーナビ頼りで川を溯ることに。目指したのは新冠大橋。
 そこに行き着く前に、川の流れを確認するため、出会った橋々で車を停めて上流下流を眺める。が、いずれも水量が多くて遡行は難しそう。

 ようやく遡行できそうな景色となったのは、泉地区に架かる御影橋から。そこから、川に沿って延びる小さな道路に入った。しばらく道なりに行くと、魚道の設置された堰堤が現れた。
 ここも人気ポイントらしく、針や仕掛けの入っていた空箱があちこちに残されていた。
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 早速フライを準備。堰堤の落ち込みに#10のカディスを投入したが、全く反応がない。仕方なく、下流の瀬の脇に打ち込むと、川底から小さな魚がフライに飛びつく。
 それが頻繁に起きるが、フライが大きすぎて針がかりしない。どうも、5〜6センチの新子やまめのようだ。

 堰堤の上流が気にかかり、魚道横の梯子をよじ登って上へ。そこは、下流とは異なる緩やかな流れが続いていて、カーブ付近では大淵が作られていた。ルアーには丁度よい流れだが、フライはどうか。
 初めはドライで、次にニンフを打ち込んだが、小魚さえも反応しない。先ほどの下流の瀬脇のほうがアタリがくるのは、どうしたことか。
 この場所から上流に釣り上がるには、水量が多くて危険なために、本来の目的地の新冠大橋に向かう。

 ようやく現れた新冠大橋の上流には、先ほどよりも大きな淵と、水深のある平瀬が続いていた。だが、釣り上がるには高巻きする必要があり、今回は無理してまで上流に拘らないことにした。

 橋の横から支流も流れ出ているので、いざとなったらこの支流を溯ることにして、まずは大淵を目指す。ここも、フライよりはルアーに適した場所なのだろう、攻略が難しかった。
 時間的にも午前7時を回ったところで、陽はぐんぐん上昇。陽が昇る前の、朝まず目ならば可能性はあるだろうが、この条件のもとでは難しい。実際に、日陰のない淵の底から飛び出る魚はいないかった。
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 夏のやまめや虹鱒は、流芯に溜まることが多いことから、今度は早瀬に乗せて様子を見る。すると、早瀬から瀬脇にかけて小さな魚が何度もフライに飛びつくが、ヒットしない。
 どうも、先ほどと同じく新子やまめのようだ。新子だけを見れば、魚影は濃いのだが。
 
 支流はどうか、と今度は支流に向かう。
 この渓流は、最大でも2メートルほどの川幅で、普通ならば竿を出さない場所。まずは、何が棲息しているのかと、小さな落ち込みに#12のメイフライを流す。すると、すぐにフライをくわえて底に潜ろうとする。 
 ヒットしたのは、10センチに満たないチビやまめだった。魚を確認したことで、この渓流では深追いするのを止めた。
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 やはり正確な情報がないと、新規のポイント攻略が難しいと感じさせる釣行となった。

 ちなみに、2年前の夏に、新冠川の隣の静内川に合流するシュンベツ川を、釣り下がってきた釣人と話をした。その釣人の魚篭の中には、5〜6センチの新子やまめが20数匹。
 やまめの解禁後、多くの釣人が入ったことから、型物がほとんどいなくなったという。多分、新冠川でも同じような状況なのだろう。それとも場所の問題か。

写真は@御影橋の上流に設置された堰堤。落ち込みでは反応がなかったが、瀬脇で新子やまめがフライをいたずらするA新冠大橋から見た下流部。上流部は大淵と平瀬が連続しているB新冠大橋の横に流れ出る支流C支流の落ち込みでヒットしたチビやまめ
 

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2017年06月07日

静内川中流とシュンベツ川上流へ



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フライはまだ早いのか、いずれもノーヒット

 6月6日に渓流のフライ釣行を計画していたのに、北海道は6月2日から全道で雨模様となり、5日の朝まで雨が残った。この長雨が及ぼす濁りと増水で、渓流釣りは難しい状況。止水域についても、5月初旬と変わらぬ低い気温で、例えば支笏湖などは冷たい風に打たれて立ちこむという、あまりに厳しい状況が予想される。

 それで、しかたなくショアトラウト釣行で残したポイントに行くことにした。その釣行先は日高門別漁港。ここは、冬から春にかけてアメマスが居付くことで知られ、春先からサクラマスも入り込むショアトラウトの有力ポイント。ただ、アメマスはすでに川を遡り、サクラマスも最終盤を迎えてヒットする可能性は限りなく小さい。
2017y06m07d_105310217.jpg

  選択肢が余り残されていないので、それを覚悟で釣行した。朝4時過ぎに現地に到着。内防波堤には投げ釣りの人の姿は見えるが、いつも行く度に目にする外防波堤内側に場所を取るアングラーは見えないのも当然か。海面には、時折りライズらしきものが発生。
 「もしやサクラマスでは」と、その場所にミノーやジグを打ち込むが反応はなく、追ってくる姿もない。

  一度のバイトもなく3時間が経過。その間、外防波堤内側の人気ポイントには誰も来ない。気を入れなおすために内防波堤の様子を見に行くと、先ほど来のライズの正体が分かった。
  投げ釣りに沢山のウグイが掛かっていた。時期的にウグイの産卵期にあたり、川を遡るウグイが港内にも入り込んでいた。

 サクラマスのライズではないと分かって意気消沈。門別漁港に見切りをつけて、ここから1時間もかからない静内に行くことにした。目的地は静内川の中流。
「日高地方のやまめの解禁はまだ先だったろうか」と考えながら着いたのは、田原頭首工上流の「るべしべ橋」を渡って河岸道を行った、やぶに囲まれた場所。敢えてここを選んだのは、以前この上下流で型もののブラウンと虹鱒をあげたことがあったことから。
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 ただ、その頃とは時期が異なるし、日高も長雨で川のダメージは少なくないはず。恐るおそる川を覗くと、増水気味ながらあまり濁りははいっていない。あとはどのフライに反応するのかだけ。川に立ちこんでみると、水温は6度もないようで予想以上に冷たい。

これではドライは無理と、ニンフを流れに乗せて沈める。入川地点から50メートルほど下流の倒木の周りでアタリがきた。ただ、このアタリは小魚特有のもの。その後もアタリは来るが、針り掛りはしない。
しばらく下った、流れの穏やかな対岸で頻繁にライズが起きていた。そこを目がけてニンフを流すが反応しない。ならばドライではどうか、と#12のメイフライを流してみた。

その3回目に水しぶきを上げてヒットしたが、針りに掛からない。同じことが3回ほど続いて、再び小さなニンフを流したが、これにもアタリはくるもののヒットしない。残念ならがミッジフライは持ってきていない。

この場所を諦めて、下流に移動したが、増水で対岸に渡ることができない。ならば上流へと向かうが、同じく入川した場所から50メートルほどで、水嵩のある強い流れに阻まれて遡行することができなくなった。結局、釣りができたのは入川した場所から100メートルほどの区間に限られていたようだ。

 時間はまだ11時前。このまま静内川沿いに道路を上って、支流・シュンベツ川の上流まで行ってみるか、と車を走らせる。 シュンベツ川への釣行は今回で3度目となるが、上流への釣行は初めて。なので、釣果よりもポイント開拓に目的を置いた。
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静内川とシュンベツ川の出会いから、春別ダム方向にハンドルを切り、林道を走ること20分で春別発電所に着いた。その下の、石で埋め尽くされた駄々広い河川敷に降りて、シュンベツ川の流れにドライフライを乗せる。川は、長雨の影響がまったく無かったかのように、底までクッキリと見える。
時折現れる淵に時間を割くが、フライはピクリともしない。ニンフに変えても同じだったので、場所の選択を間違ったのかもしれない。再度車を走らせて上流へ向かった。

 20分ほどして現れたのは春別ダム。ダムサイトを渡って、右に回ればシュンベツ川の最上流、直進すればイドンナップ川。そこを直進して、イドンナップ川の降り口まできた。
だが、先ほどの発電所下のノーヒットのシーンが頭に残り、「まだフライは早いのでは」とモチベーションが高まらない。イドンナップ川の水量の多さと、速い流れに畏怖を感じたといったほうが正解なのかもしれない。結局は、再度挑戦するための上流探索に終わったが、この経験を何とか次回に活かしたいと思っている。

 写真は日高門別漁港の様子、静内川中流域の流れ、シュンベツ川上流の駄々広い河川敷とシュンベツ川の流れ

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2015年03月27日

双川ダム直下でブラウン

 今年最高の気温が予想された今日27日、久しぶりに親しい仲間と日高方面に釣行した。初めは、サクラマスシーズンを目前にした浜益海岸を計画していたが、強風と3メートルを越える波の予報。ならば、漁港内でもアメマスやサクラマスが期待できる日高に方向を転換、一路日高門別漁港を目指した。現地には6時前に着いたが、すでに先客2人がルアーをセットして釣りの準備をしていた。

 この漁港では、昨年6月に悔しい思いをした。当時、午前中の2時間を費やしたルアー釣りでは、一度だけアタリがあったものの、釣果は得られなかった。その後、帰り支度をしていた12時過ぎに、4人を載せた工事車両が自分の車の横に駐車した。車から一人がルアー竿を持ってメタルジグを遠投。あろうことか、その一投目に40センチのサクラマスがかかった。
港内で釣れたサクラマスは結局その一匹だけだったが、「同じ場所で同じようなルアーを使ったのに何故だ」と、落ち込んだ。

 それから何度か訪れて、日高門別川海岸でアメマスを上げたことはあったが、漁港内では未だ釣果はない。今回は、仲間を誘ってその雪辱を晴らそうという狙いもあった。釣りの専門紙でも、アメマスが有望などと記されていたが、午前6時から4時間粘ってもアタリらしきものはない。先行者も諦めて漁港を後にした。
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 気分を変えるために、さらに日高路の奥に行くことにした。目的地は静内川とシュンベツ川の合流点。ここも昨年9月に訪れて、30センチほどのブラウンを釣ったことがある場所。今回は、合流点からさらに上流の双川ダムの流れ出しに場所を据えた。果たしてこの時期に魚がいるのか、という不安があったものの、景観が美しく釣果は二の次となった。

 我々の後から、この場所に入った地元のアングラーに話を聞くと、「夏や秋は虹鱒やブラウンが釣れるが、この時期は初めてで、様子を見に来た」という。ダムの流れ出し直下が一番のポイントらしい。そこに、5グラムのスプーンを打ち込んで沈めると、グイグイと底に引きずり込むようなアタリ。巻き上げると30センチほどのブラウンだった。さらに大物をと意気込んだが、その後は音沙汰なし。再び、日高門別漁港と苫小牧東港を経由して帰路についた。
 苫小牧東港のフェンス前は相変わらずの賑わいぶりで、サビキに60センチ越えのアメマスがかかった姿を、仲間が呆然として見ていたのが印象的だった。

 写真上左:静内川の上流にある双川ダム。何しろ景観がすばらしい、同上右:ダムの流れ出し直下で釣れたブラウントラウト、同下:相変わらず賑わいを見せる苫小牧東港のフェンス前

※ 3月23日付のブログ、「朝里川河口海岸の紹介」の文中で、「海岸に降りるためには、線路を越えなければならない」との記述は法律遵守の観点から削除させていただきました。正しくは、「朝里川の河口に出るには、橋の上流側のたもとから河原に降り、河原づたいに線路の下をくぐる」です。

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2014年09月11日

初めてのシュンベツ川

  先ほど5時35分に石狩地方に「大雨特別警報」が発令された。札幌市全域で洪水の恐れから避難勧告が出されるなど、数十年に1度の記録的な大雨となった。こうした災害時に不謹慎のそしりを免れないが、まだそれほど大雨の影響が出ていなかった昨日、日高の静内川に釣行した。

 昨日の十勝・太平洋側と胆振の登別、白老、苫小牧での大雨による災害を知ったのは、札幌に戻ってからのこと。特に胆振地方はひどい大雨だったようだ。当日の天気予報でも、苫小牧や白老は大雨が予想されていた。その隣の日高地方の予報は一日中曇りだったために、以前から計画していたシュンベツ川と静内川の合流点への釣行を強行した。

 札幌を発ったのが7時半。途中で買物などに費やした時間を含めて3時間の行程だった。結果論だが、同じ時間を使うのならば何度も釣行した十勝の札内川や戸蔦別川、音更川などの大場所に行けたと思う。
 静内川では過去に中流域で釣りをしたことがあるが、シュンベツ川との合流点付近は初めて。やまめの解禁時期には多くの釣人が押し寄せ、とくに静内川に流れ込む場所は虹鱒釣りで名をはせる。今回はその大物虹鱒を釣るのが目的。
 
 シュンベツ川と静内川の合流点に入るには、双川ダム手前の双川橋の横にある道路を川に向かって下る。河川敷は砂利や小岩で形成され、流れのすぐそばまで車が入ることができる。  
 合流点付近で車を止めたが、その場所には先行者のジムニーが止まっていて、本流竿を用いた餌釣りを行っていた。
シュンベツ川の流れ込む箇所だけは水が透き通っているが、双川ダムから流れ出た水には濃い濁りが入っており、ドライを認識させるのは難しそう。本流竿を駆使した先行者にもあたりはないようだ。邪魔をしないように、双川ダムよりの上流に場所を据えた。

 シュンベツ川上流から下ってきた釣人がこちらに向かってきた。話を聞くと、「上流のダムまで遡行したが、ほとんどが小さなやまめで大きな魚は釣れなかった」と、びくを見せてくれた。中には新子クラスのやまめが10数匹。
もともと、シュンベツ川の遡行は計画に入れていなかったために、それほど気にも留めなかった。しかし、後になって自分も遡行することになるとは、その段階では考えもつかなかった。
 
9月1日1
9月11日2














  合流地点では、視認性の問題でドライが厳しいことから、沈めて流すマラブーを使用。これを流芯に乗せるが、水圧が思いのほか強くあっという間に流される。流芯脇に打ち込むとリトリーブが楽にできるようになった。その3投目に初めてのあたりがきた。引きはそれほど強くないが、10メートルほど下流でジャンプした瞬間に針が外れた。多分虹鱒だろう。 
それから何度かあたりらしいものはあったが、針がかりしない。釣りを始めてから30分後に、ようやく釣れたのは20センチほどのブラウントラウト。黒と赤の斑点は変わらないが、体は全体的に白っぽい。この川独自の生態なのだろう。
 さらに大物をと意気込んだが、その後は全くあたりがなくなった。いつの間にか本流竿の釣師も帰ってしまった。自分も場所を変えることにした。
 
 静内川では、ここから5キロほど下った頭首工の傍で30センチのブラウンと虹鱒を釣ったことがある。実績のあるその場所に移るか、あるいは遡行しやすいシュンベツ川の上流を目指すか。結局、初めてのシュンベツ川上流を遡行することにした。
 河原はまるで茶路川のように歩きやすく、開けていた。所々に鮭のホッチャレも見える。遡行するたびに現れる落ち込みや淵にドライを打ち込むと、新子クラスのやまめが反応するが、大物の気配はない。2キロ先のダムまで目指そうと思ったが、河原に残された多くの釣人の足跡に意欲が失せて帰路につくことにした。
 いつになったら、大物を手にすることができるやら。
写真上左:シュンベツ川と静内川の合流点をのぞむ。同上右:マラブーにきた20センチほどのブラウン。全体的に白っぽいのが特徴。










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