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2022年08月06日

日高釣行も大雨の影響で苦戦



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二世宇川上流でようやく釣場確保

8月最初の釣行先は、昨年7月15日に釣行して以来1年ぶりの沙流川支流額平(ぬかびら)川。
幌尻岳を源としている清冽で強い流れが特徴で、ザラ瀬は多いが川幅は本流の沙流川と遜色がない。
ただ、昨年の釣果は2時間の釣行で10センチから12センチほどのヤマメが3匹と散々な釣果だった。しかし「広い河原で思いっきりフライロッドを振りぬきたい」と、今回の釣行先に決めた。
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そうした想いは、現地に着いた早々打ち壊された。8月に入ってからの大雨の影響は、4日現在すでに解消されただろうと考えた。しかし濁流でこそないが、濁りはきつくて水量も多く、とてもフライを流せる状況ではなかった。
ならば、支流はどうだろうかと宿主別川と総主別川も立ち寄るが、いずれも濁りがきつくて竿を出す気にもなれない。

折角ここまできて竿を出せない事態を避けるために、当初額平川の後に入渓を予定していた二世宇川に行くことにした。
5時半に到着して実際に竿が出せたのは、それから1時間半後と、時間を大きくロスしてしまった。
これで二世宇川に入ることができなかったら、何のために2時間もかけてここまで来たのか。
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二世宇川は今回さすがにいつもの清冽な流れではなく、コンクリートを薄めたような濁りが入り、水量もいつもの倍ほど。上流で多くの支流が流れ込んでおり、この支流の流れ込みが濁りを薄めるのでは、と前回行った場所からさらに上流奥深くに向かう。
ようやく到着した先は、林道ゲートが閉じられた手前の場所。

ここまで来ると濁りは解消されたが、単調なザラ瀬が広がりポイントらしいポイントが見つからない。それでも、ようやく竿を出せると勇んで河原に降りる。
昨年のこの川での釣果は、1時間半の釣行で17センチを頭に15センチ前後のヤマメが8匹と同サイズの岩魚が2匹、それに10センチ前後のバラしたヤマメが10数匹。ヤマメの濃い河川で、今回も型ものヤマメを狙った。
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初めはザラ瀬の中の小さな流れ出しや倒木、小渕を探して上流からウェットフライで釣り下ることに。最初にヒットしたのは、#10のソフトハックルに食いつくほど餌に飢えていたのか5センチにも満たない稚ヤマメ。暫らく下ってもヒットするのは同じようなヤマメで、サイズは大きくならず型ものの姿もない。

下流にはザラ瀬が続いていて、これ以上釣り下っても時間の無駄と、今度はドライフライで遡行することにした。
ウェットフライでもヒットしない型ものが、ドライにくるはずはないのだが。
だが、ウェットフライで対応できなかった倒木下や瀬脇の淀みなどに、慎重にフライを打ち込むとしっかりとした反応が。
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何度かのあたりの後にヒットしたのは、少しサイズアップしたヤマメ。12、3センチほどと満足のいくような型ではないが、この悪い条件の中で釣れたことが嬉しい。
上流に向かっても、ポツリポツリとアタリは続く。

最終的に9時半に脱渓した。この2時間の釣果は、13センチほどのヤマメを筆頭に小型ヤマメ8匹。サイズは不満だが、こんな条件下で何とか釣りになった。釣ったヤマメは全てリリースした。
今回は釣行前にもっと下調べを行えば防げたはず。現地情報確保の必要性をまざまざと感じさせた。

写真@濁りがきつくて水量も多い額平(ぬかびら)川上流部AB二世宇川の上流域。ここもいつもよりも水量は多いが濁りは解消されていたC何とかフライにヒットした小型ヤマメ

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2021年07月17日

 二つの沙流川支流でヤマメを狙う



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 額平川では苦戦したが、二世宇川で好釣果

7月3回目となる7月15日の釣行先は、昨年初めて訪れた沙流川支流の額平(ぬかびら)川。
この川は、幌尻岳を源としている清冽で強い流れが特徴で、ザラ瀬は多いが川幅は本流の沙流川と遜色がない。
昨年はこの中流域にあたる幌見橋から入渓、約2キロを釣り下がりながら10数匹のヤマメと同サイズの岩魚を数匹釣り上げた。
2021y07m17d_204008400.jpg
ただ、ヤマメのサイズは平均で10センチほど。そのうちの1匹がかろうじて20センチ前後と、釣果はそれなりにあるが型ものはほとんどいなかった。
 今回は幌見橋よりかなり下流に入渓。というのも、ザラ瀬がほとんどの川なので、ポイントから次ぎのポイントまでがあまりにも距離が長い。
 それならば、直接落ち込みや流れだし、淵や平瀬の集中するポイントに入った方がいいと、今回の場所を選んだ。

 現地到着は午前4時40分。すでに陽は昇っているが、川面に朝もやの立つ幻想的な景観が迎えてくれた。
 そこに黄金色の朝陽が差し込み、朝もやは文字通り霧散して遠くまで見通せるようになった。

 最初にウェットフライを打ち込んだのはザラ瀬から流れ込み、そして淵に代わるポイント。それぞれ、いかにも魚の居着きそうな雰囲気を醸し出している。
 しかし、いくらフライを流しても反応がない。こんな一級ポイントなのに、と首をかしげながら長い平瀬の続くポイントに移動。
 ここでようやく小魚特有の小さなアタリがあったが、針がかりはしない。
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 この段階で、「入った場所ではなく時期が悪かったのでは」との不安が。
 ようやくフライにヒットしたのは、入渓地点から500メートルほど下流の大曲が作る淵と流れ出しのポイント。それも12、3センチの小さなヤマメで、それ以降もこれを上回るサイズは出てこなかった。

 結局、今回の額平川では2時間の釣行で10センチから12センチほどのヤマメが3匹と散々な釣果。そして、こんな場所なのに河原には真新しい足跡が残されていて、どうも型ものは抜かれたような気配が。

 まだ6時半だというのに、太陽は次第に輝きを増して汗だく状態。このまま釣り下がれば体力の消耗が激しいと、河畔林が陽を遮る川に移動することにした。
 
 額平川では、宿主別川との出合に新しいダムの建設工事が進められており、主だった支流はその影響を受けている。とくに宿主別川は川の流れが平たんになり、魚影もかなり薄くなったという。
 なので、ダム工事の下流に当たる場所に流れ出る総主別川に入ることにした。
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 総主別川は河畔林が陽の光を防いでくれるが、流れは額平川との出合までの下流域が山岳渓流の様相。それに対して上流部は、糸のように細く浅い流れが続く。
 ようやく表れた溜まりも、ドライフライにはまったく反応しない。30分ほど遡上して、遠くを見通せる場所が表われた。そこから上流を望むと、ザラ瀬以外のポイントが見えない。

 これでは釣りにならないと、車を止めた入渓地点に戻るがことにした。だからと言って下流部に釣る下る気持ちも湧かない。
 すると、一台の車が乗り入れてきた。どうも地元の釣人らしいが、「ここはまったく釣れない日もある」とのこと。ポイントはやはり下流のようだが、これを機に移動することにした。
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 沙流川には、今回の額平川のような多くの支流が流れ込んでいる。狙いをヤマメの型ものに絞っている関係で、次に入渓したのもヤマメで知られる二世宇川。
 額平川のようなザラ瀬は少なく、上流には多くの支流が流れ込んで山岳渓流の様相を見せるが、下流から中流域は大岩を抱き込んだ穏やかな流れが続く。

 今回はその上流部の始まりとなる三号橋から入渓する事にしたが、その途中で河川工事が行われていた。砂利を積んだダンプカーがひっきりなしに走り、とても渓流釣りを行う雰囲気ではない。さらに、入渓予定の三号橋まで改修工事が行われていて毅然。
 止む終えず、さらに上流に向かい林道から程遠い場所から入渓することにした。

 さすが上流部だけに流れは細いが、落差のある分だけ適度なポイントが作られていた。ザラ瀬から平瀬に代わったポイントにドライフライを打ち込むと、すぐに小魚特有の反応が。
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 何度か打ち込んだ後に針にかかったのは10センチほどのヤマメ。がっかりしながら遡行を続けると、大岩が作る淵と流れ込みが姿を現した。
 そして、そのポイントからようやく15センチ越えのヤマメがヒットするようになった。
同じようなポイントからも17,8センチほどのヤマメが連続してヒットする。

 今年に入ってから、これほどヤマメが釣れる場所は初めてだろう。ふと、「同じ沙流川の支流だというのにこの差はどこから来るのだろうか」と、疑問に。

 結局この支流では、1時間半の釣行で17センチを頭に15センチ前後のヤマメが8匹と同サイズの岩魚が2匹、それに10センチ前後のバラしたヤマメが10数匹という釣果だった。
 時間があればさらに上流に向かったのだが、この天気では熱中症の心配もあり、入渓地点から500メートル付近で脱渓した。
 さすが日高を代表する大河・沙流川の支流だ、というのがこの日の感想だ。

写真説明@川面に漂う朝もやが幻想的な景観を作った額平川の中流域Aここでヒットしたのは10センチ前後のヤマメB額平川の支流・総主別川。上流部は渇水で細くて浅い流れが続いていた。当然、釣果はゼロC同じ沙流川の支流・二世宇川の上流付近で竿を出したDここでは15センチ前後のヤマメと岩魚が相手をしてくれた


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2020年10月16日

沙流川中流の釣行で身体ごと流される



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 季節の深まりか魚の活性が鈍る

 北海道でこの秋一番の冷え込みとなった10月15日、本流でのウェットフライを目的に沙流川の中流域に赴いた。
 今年の沙流川水系への釣行は、10月1日以来2回目。前回は二風谷ダムに流れ出る支流でヤマメを狙った。
 今回の目的地はその出会いからさらに上流の竜門橋下流。ベンケイワナイ川やペンケロップ川などの、舌の噛みそうな支流が流れ出る場所を選んだつもりだったが・・・。
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 何しろ初めてのポイントで、この中流域の釣果情報はネットぐらいしかない。そこでアンテナに掛かったのが平取町岩知志近辺のポイント。
 地理院地図とグーグルアースを眺めながら、「ならば、それよりも上流にある竜門橋から釣り下れるのでは」と、行ったこともない場所なのに、期待を募らせる。

 前回の沙流川支流は、到着まで2時間半を要して5時半に着いた。今回もそのつもりでいたが、日高自動道は午前6時まで厚真インターから先は工事のために通行止め。
 仕方なく、到着時間を7時に変更して札幌を5時に出発した。
 今回は、前回のような複数の町道や農道などのない1本道。迷う心配はなかったが、日高富川インターから目的地の竜門橋までは、7時の到着予定が、結局7時半に延びるほど遠かった。
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 そして竜門橋下の流れは、上流にある岩知志ダムが放水を止めているために枯れ沢状態。
 支流の流れ出る場所を探していると、竜門橋から3キロほど戻った地点に水力発電所。この下流はザラ瀬気味の単調な流れだが、水量が豊富で川幅も太くウェットフライには最適。

 水深は深いところでも1メートル半ほどか。川に立ち込み、流芯目がけてウェットフライを送り込む。しかし、アタリのない時間が刻々と過ぎていく。
 そして、入渓地点から500メートルほど釣り下って、ようやく流れの変化する場所が表われた。

 ここで何とか1匹でも、と流芯に向かって足を進める。立ち込んだ場所の水深は50センチもないはずだが、川底に大きな岩が隠れていた。
 流芯近くの流れは早く、そして水圧も強い。そこで岩に足を取られたものだから、ひとたまりもない。強い流れにもまれて、身体ごと下流に押し流された。
 ようやく立ち上がれたのは、足を取られた場所から7メートルほど下流。幸い、竿は握ったままで流されなかったが、身体は胴長を通して下着までビシャビシャ。
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 普通、これほどのアクシデントならば、車に戻って衣類を乾かすなどの対応が当たり前だろう。しかし折角ここまできたのだから、とずぶ濡れのまま釣り下ることにした。
 幸いこの日の天気は晴れで、陽の出ている時は寒さを感じなかった。ただ、ここまでして魚が出て来なかったら最悪だろう、と自虐的な独り言。

 態勢を立て直して、再びあのポイントにウェットフライを流し込む。すると、ようやく小さなアタリがラインを通して伝わってきた。
 何度目かのアタリの後、ようやく手元まできたのは10センチほどのヤマメ。このサイズのヤマメが先ほどからフライを悪戯していたようだ。
 再び釣り下がると、これまでよりも大きなアタリがきた。派手なジャンプを繰り返して上がってきたのは、ガラのない20センチ強の虹鱒だった。
 ここから下流は、何の変哲もないザラ瀬が続いている。そして陽が陰り、気温が急速に下がっていく。
 堪えていた身体の寒さも限界にきて、車に戻ることにした。そして、ヒーターを利かせて身体と衣類を乾かす。

 衣類が乾いたのを見計らって、今度は前回釣行した支流の上流に向かった。
 この支流も、前回よりは増水気味で濁りも入っている。淵を形成する対岸に渡るのも一苦労。その淵から飛び出たのは、10メンチに満 たないヤマメと25センチほどの痩せた岩魚。どうも今回は条件が悪かったようだ。それとも、水温の低下で魚の活性が鈍ってきたのか。
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 帰りしな、「今一体何が釣れているのか」を探るために苫小牧東港に立ち寄った。フェンス前には、20人近くの釣人が竿を出していて、サビキやルアー、投げ竿、フライなど、おもいおもいの釣りに興じていた。
 港内にはサヨリが入ってきているようで、それを追ったフクラギの姿もフェンスの上から確認できた。
 ジグを用いている人は、その40センチほどのフクラギを何本も上げていたが、これから冬に向かいアメマスの回遊も始まるのだろう。

写真@沙流川・竜門橋下流にある発電所下の流れAここで沈没を味わったB前回入った支流の上流を攻めたが・・・C今回の釣果は虹鱒と岩魚だけ
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2020年10月03日

沙流川支流をウェットフライで釣り下がる



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 ヤマメの濃さは実感できたが型ものは・・・

 10月最初の釣行先は平取町近辺の沙流川支流。最近の釣行は小さな渓流が多く、流れが多様で平瀬の少ない場所ばかり。必然的にドライフライの出番が多くなり、ウェットフライを使うケースがほとんどなかった。
 なので、次回の釣行は思う存分ウェットフライを泳がせられる河川を、と考えていた。
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 そして、知人から聞いた最近の沙流川での釣果。日勝峠に近い上流で50センチオーバーの虹鱒や、型もののアメマスを連続ヒットさせたという。
 自分の狙っているヤマメの型ものが出るポイントではないらしいが、その下流や支流では尺ヤマメの可能性もあるだろう、とネットでポイントを検索。その結果、二風谷ダムに流れ出る支流のひとつに目が行った。

 そこは流域が長く、河原が広くて川も太いところから、ウェットフライを用いるのに最適だろう。そして何よりも、ヤマメの魚影が濃いということが決め手となった。
 沙流川本流の釣行は、5〜6年前の初春に遡上アメマスを狙って河口で竿を出したことはあるが、その上流はもとより支流への釣行は全くない。今回はどのような釣果になるだろうか。

 そうした不安と期待を胸に10月1日の釣行がスタート。現地の状況が全く分からないために、午前5時の到着を目標に午前3時に札幌を出発。
 前もって国土地理院の地図を用意。それにカーナビを併用して走行していたが、現地が近くなる毎に道が入り組んで迷ってしまった。
 それでも少し遅れたが、5時半に現地の目的の橋に到着。
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 早速橋の上から川を眺めると、河原の広さは想像通りだが。ずっと奥まで浅いザラ瀬の続く流れ。岩や倒木は無く、魚の溜まりそうなポイントが見えない。しかし、ウェットフライを流すには好適だ。肝心の魚影はどうだろうか。

 橋の下の幅10メートル、水深30センチほどの流れにウェットフライを投じる。すると、一投目からラインを通して微かなアタリが伝わってくる。グイグイ引っ張るのではないために、小魚が悪戯しているのが分かる。

 こんなに浅いザラ瀬からでも、簡単にアタリがくるほど魚影は濃いようだ、と少しホッとする。が、最初にヒットしたのは、用いたウェットフライには不釣り合いの10センチほどのヤマメ。
 釣り下る毎に、20センチにも満たない岩魚も姿を現すが、肝心の型ものは出てこない。
 下流に下って300メートルほど行った、曲りの流れだしポイントで少しサイズアップ。それでも平均15センチほどで、最長でも20センチ弱と目的の型ものとは程遠い。
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 当初は下流に架かる3キロ先の橋まで釣り下る計画だったが、その半分まできてもザラ瀬の景観は変わらない。相変わらず小さなヤマメのアタリは続くが、これ以上下っても釣果は見えている、と諦めて脱渓することに。
 
 今回は僅か2キロ弱の釣り下りだったが、それでも20匹近くのヤマメと3匹の小型岩魚がヒット、魚影の豊かさは感じられた。
 もともと、ポイントの分からないまま入渓したことが間違いだった。地図上では太い流れが上流20キロ近くに渡って続いている。
 もし今度来ることがあったら、ヤマメの棲息する最上流域まで足を延ばそうと思う。

写真説明@目的地の橋の下からザラ瀬の続いた流れを見渡すA所どころにこうしたポイントも現れるが、数少ないBヤマメの濃さは実感したがサイズは平均15センチほど。最長でも20センチ弱と型ものは少ない。それに小さな岩魚も


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2020年07月03日

ヤマメ解禁の静内川に釣行したが・・・



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 シュンベツ川河口でヤマメ以外の釣果
 

 道央圏でのヤマメ解禁からひと月が経過。道北と日高も7月1日に解禁した。そのヤマメを求めて、6月から尻別川や余市川の本支流、白老のウヨロ川と毛敷生川、浜益川支流などに釣行してきた。6月中の釣果は芳しいものはなく、浜益川支流で上がった18センチがここまでの最長。
 そして今回は、日高・静内川本流に赴いた。
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 今年はどうもペースが上がらない、と行きつけのフライ用品専門店で泣き言を言ったら、「他のお客さんも、今年はヤマメは不振だと言っていたので、どこも厳しいかもしれない」との返事。
 それでも、ヤマメが順調に活性している場所があるはず、と今回の静内川釣行となった。ここでもハズレを引いたら、本格的に新ポイントの開拓に動くしかない。その覚悟で臨んだのだが・・・。
 
 7月2日は、日の出時間と合せて午前4時に現地に着くよう札幌を出発。そして日高の天気は、午前9時から雨との予報。だから、勝負は4時からの5時間だけ。今回の雨は降水量が多いということで、無理はできない。

 これまでの静内川釣行は、御園橋上流と最上流のシュンベツ川との出会いだけ。
 しかし、今回は敢えて超競争ポイントの御園橋下流を選んだ。
 と言うのも、ヒットすれば大物の確率が高いウェットフライを使用するためだ。その点で御園橋下流の太くて速い流れが、ウェットフライに適していると考えたから。
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 河岸に降りると、予想以上に多くの足跡が残されていた。水量の多い早い流れの下には、大物が潜んでいるのでは。ここに入った釣人のすべてがそう感じるだけの川相だ。
 だが、流芯に乗せて流したウェットフライには何の反応もない。それでもポイントを探しながら300メートルほど釣り下がった。
 結局2時間ほど粘ったが、アタリは一度だけ。それも、浅く針がかりした小魚のようで、すぐに針から外れた。

 この時間ならば、最上流のシュンベツ川の出会いも間に合うのでは、と一路静内ダム方面へ。到着した双川ダム下流に流れ出るシュンベツ川の合流点は、いつも釣人が竿を出しているのに誰の姿もない。
 そしてシュンベツ川の水量は、すでに渇水が始まっているようで、いつもの半分ほど。

 シュンベツ川の流れと合流する場所に、重点的に#8のソフトハックルを流し込む。全くアタリのないまま、50メートルほど釣り下った地点でようやく針がかりのする魚がヒット。
 上がったのは鱗のほとんど無いトラウト。初めはホウライマスかと思ったが、ここではチップの放流を行っていた歴史がある。判断のつかないままリリース。写真を載せたので、分かった方は教えてください。
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 そしてまた少し釣り下ると、今度は定番のブラウントラウトがヒット。しかし、その後はいくら釣り下ろうとも反応がない。
 結局、静内川本流では新子を除きヤマメの姿は確認できなかった。

 時間も8時近くになり、空はいつ雨が振りだしてもおかしくないほど暗くなってきた。
 最後の足掻きとして、静内ダム近くにある渓流に入ることにした。ここは初めて入る場所で、虹鱒と岩魚それにヤマメも棲息するという。

 川幅3メートル足らずの流れだが、十分に渓流としての雰囲気を備えている。果たして魚は、と今度はドライフライを打ち込む。少し深い平瀬に蠢くのは、どうも産卵で遡上したうぐいらしい。
 うぐいを避けるために流芯にフライを流すと、ここでの初めてのアタリ。上がってきたのは17、8センチほどの虹鱒。さらにその上流からも同じサイズの虹鱒がヒットするが、岩魚やヤマメの姿はない。

 ならば、もっと上流に釣り上がろうと考えていると、突然大粒の雨が降りだした。時計の針は9時少し前。こんな時だけ天気予報が当たるとは。
 本流と違い、鉄砲水の恐れがある渓流なので、慌てて入渓ポイントまで戻った。
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 静内川まで来て、ヤマメを手にすることができなかった悔しさから、帰路の途中にある千歳川の上流に立ち寄る事にした。
 当然雨は降り続いているが、千歳川は少しの雨ではビクともしない安定感が持ち味。いつものように、上流から下流に向けてウェットフライを流してアタリを探る。
 
 この場所で坊主になったことがほとんどないだけに、期待が大きかった。しかし、それは見事に裏切られてしまった。新子のアタリはあるが、針がかりする魚の気配が全くないのだ。ここで釣果がないということは、ほかでも難しいという事か。
 次回は、本気でヤマメポイントを開拓しようと考えている。

写真@静内川の御園橋下流でウェットフライを流したが、見かけ倒しでほとんどアタリはなかったAシュンベツ川の流れ出る静内川上流Bここでヒットしたのはホウライマス?とブラウンの子供C静内ダム付近の渓流。ここでは小型の虹鱒がヒット
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2019年07月04日

日高釣行第1弾、新冠川でヤマメ確認できず



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 平日なのに多くの釣人が押し寄せる

 7月1日にヤマメが解禁された日高の新冠川に釣行した。
 ドライフライならばどの渓流でもよかったが、ウェットフライに拘ったためにこの川を選んだ。太い川幅と強い流れが魅力の新冠川には、昨年5回ほど釣行した。ただ、釣りになったのはたったの1回と、無駄足が多かった。
 雨による濁りや、増水による影響がてき面に表れるためだ。それだけ釣行のタイミングが難しい川ということで、今回も半分諦めていた。
 
 日高も少雨のために渇水状態にある。そのために、新冠川もいつもならば立ち込むことのできない場所でも、遡行ができるほど水位が下がっていた。
 また水質も透明感はないが、この時期としては及第点をあげられるような濁り具合だった。
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 ところが、解禁からまだ四日も経っていないというのに、ヤマメの姿はほとんど見ることができなかった。
 それ以上に驚いたのは、平日だというのに多くの釣人が。
行くポイント、行くポイントには必ず軽トラックが止まっていて、橋の下の流れにも本流竿を手にして立ち込んだ釣人の姿があった。

後で分かったことだが、当日は上流にある人気ポイントの新冠大橋に抜ける林道が、落石のために川の手前で閉鎖されていた。そのため、上流に入れなかった釣人が中流域に集まったものと考えられる。
 
 それにしても解禁からまだ四日目、実質三日しか経っていないのに、この有様は異常だ。もともとヤマメが少ないのか、それとも解禁前から釣ったヤマメを持ち帰ったためなのか、それは分からいが。
 
 今回入った場所は新冠川の中流域。橋の名前でいうと明和橋から御影橋の区間。距離に換算すると7〜8キロぐらいか。いつもは、ドライフライのために上流に入渓するが、今回は、ウェットフライへの拘りと大物が潜んでいそうな深場の多い中流域に行くことにした。
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 初めに入ったのは、そのひとつの橋の下のポイント。午前4時というこの時間に、川に入っている釣人は誰もいないだろう、と高をくくっていた。
しかし、それぞれの橋のたもとには、決められたように軽4輪トラックが1台づつ。始めは農作業かなと思ったが、いずれも本流竿を手にした釣人。地元の農家の人たちのようだ。
 
 この様子では、週末にはさらに釣人が増えるだろう、と思いながらあらためてポイント探し。
 ようやく、曲がった流れから淵に変わる「これは」というポイントが見つけた。幸い誰の姿もない。淵の上流の流れは平瀬が続き、その上流はザラ瀬が続いている。

 その水深のある平瀬に、#10のウェットフライをダウンクロスで打ち込む。魚がいれば反応があるはず、と淵までの100メートルほどの区間、何度もプロフェッサーを流したが、一度もアタリはこない。
 そして、着いた淵の回りは足跡だらけ。淵からも魚信はなかった。フライが大きくても、小さな魚の手ごたえがあって当たり前なのに。

 場所が悪かったと、移動。今度は、魚道のある砂防ダムの下流に向かう。川筋に沿って続くあぜ道を経由して、鬱蒼と繁る森の中を抜けた先にある砂防ダムにも先客が2名。一人はダムの下流へ、もう一人はダムの上流にいるようだ。
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 ダム下にはプールが作られ、魚さえいれば確実に釣れる場所。事実、遡上したサクラマスなのだろう、大きな魚が何度も跳ねていた。ということは、ヤマメや虹鱒もいるのでは、とフライを沈めて様子を探る。しかし・・・。

 いくらアピールする柄のウェットフライを打ち込んでも、小さな魚のアタリさえない。プールを諦めて先客が入った後を追うように、下流にウェットフライを流しながら釣り下る。アタリにないまま50メートルほど下ると、下流から釣り上がってくる釣人が。
 仕方なく元の砂防ダムに戻ると、あらたに2人の釣人が。

 再びポイント探しに走り回るが、橋という橋には必ず1、2台の軽トラックや軽自動車が止まっている。
 ならば、本道から入るあぜ道の先をと探しているうちに、川に面したポッカリと空いた場所に出た。ただ、ザラ瀬で直線的な流れ。なので多くは見込めないだろう、と釣り下がる。
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 ここまできてアタリは皆無。小さくて良いからなんとか1匹でも、と思っていると、対岸の下から小さなアタリが。何度か打ち込んでると、ようやくヒットした。上がってきたのは、思いもかけないブラウンで、それも15センチほどのミニサイズ。
それからもう1匹ブラウンを追加したが、ヤマメはスレがかりした新子が1匹だけ。

 再々度場所を異動。今度は下流の川幅が狭い割には、流れの遅いポイント。見た目は濁りがきつくて、初めから釣果は難しいと感じていた。その通りに、たった1匹の釣果は20センチほどのブラウンだった。
流れ出しから淵に変わる川底に、50センチほどの死んだサクラマスが見えた。まだ銀毛が残っているので、産卵後ではないと思う。
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 文字に起こすと、それぞれのポイントでの釣りはかなり短いが、実際にはそれぞれの場所で2時間近く使っている。なのにこの体たらく。入ったタイミングが悪かったのか、それとも場所の問題か。いずれにしても魅力のある上流部は除いて、新冠川中流域は当分の間行くことはないだろう。

写真@初めに入った曲りの先に淵が存在するポイント。足跡だらけだったA砂防ダム下の流れは魅力的だが、ここにも多くの釣人が。B直線的な流れで、初めからあきらめていたポイント。やはり、ブラウンの20センチがヒットしただけC最後のポイントの流れ出し付近で見つけた、水中に沈んでいる死んだサクラマス。ここで産卵したとは思えないが・・・Dなんとか20センチのブラウンがウェットフライにヒットしたが、あとは散々な結果

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2019年01月28日

日本海の荒天を避け日高路に釣行



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苫小牧東港フェンス前の立ち入り禁止続く

 まだ年明けから1か月も経過していないが、何故か休日と天候の悪化が重なる日が多い。釣行を計画して取り止めた日が、このひと月の間に3日ほどあった。この釣行が全てブログに掲載できれば、月末まできて更新にジタバタすることもなかったはず。

 その中で、何とか釣行できたのは1月25日。当日は日本海で風雪が吹き荒れ、札幌でも降雪量が1日で20センチを上回った。そんな天候で、普通ならばとても釣行などは考えられない状況だった。
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 しかし、月末まであと僅かなのにブログの更新がままならないという焦りから、比較的天候の落ち着いていそうな日高路を選択した。立ち上がりが午前8時と遅かったために、予定した日高門別の到着は10時を過ぎる見通し。

 もう少し時間に余裕があれば、新冠川河口海岸や静内川河口海岸も考えていた。だが、今回は日高釣行の初っ端として、日高門別とむかわ漁港を選択した。その後は、苫小牧東港の現状を確認することに。

 とはいうものの、釣果の見通しが立っての釣行ではない。どちらかといえば、ショアトラウトではそれほど実績のない場所で、今回は様子見の現地訪問と割り切った。

 日高門別までの海岸線は、遠目で見る限りでは風もなく波も落ち着いている。これが日本海ならば大時化だっただろう。

 日高門別漁港に到着したのは、予定通り午前10時。漁港内はこの時期、船揚場付近でアメマスを狙うアングラーを見かけることが多いが、チカ釣りらしい3組の釣師が竿を並べていたほかは人影がない。その船揚場の前後を狙って、13グラムのスプーンを投じる。地元の釣人に聞いた話では、ここは軽いスプーンに実績があるとのこと。
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 トイッチングを加えたり速度を変えて巻き上げするが、これを追う魚の姿はない。もう少し早い時間ならば、それなりのアタリがあったのかもしれない。ここで1時間ほど粘ってから、次に向かうのはむかわ漁港。

 むかわ漁港のショアトラウトのポイントは船揚場付近。日高門別漁港よりも広い港なので、遠投して広範囲を探ることに。その第1投を巻き上げる途中にゴツゴツと、スプーンにアタリ。
 
 ヒットしないままに手元に引き上げる寸前、40センチほどの茶色の魚がルアーを追ってきた。
 第1投から魚影を確認できたことから、本気になってルアーを投じるが、その後のアタリは皆無。時間はすでに午後1時を回っており、次の予定地の苫小牧東港に向かう。

 苫小牧東港は、胆振東部地震による道路の液状化現象で立ち入りが禁止された。その後の情報が入ってこないために、直接様子を見ることにした。残念ながらまだ一般車両は通行止め状態で、港内にはいることができない。
 
 せめて、フェンス前まで歩いて行けるのならば、と遠目に排水基部を眺めるが、徒歩でも港内の立ち入りが規制されているのか、釣人の姿は見えない。

 この苫小牧東港フェンス前の代替ポイントとして、同じ東港内の一本防波堤にアングラーが集まっているとの話を聞いた。それを確かめるために再度移動。確かに、防波堤には2組のアングラーがルアーを投じていたが、あまり芳しくない様子。
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 せっかくここまで来たのだからと、一本防波堤横のほとんど波のないサーフで1時間ほどルアーを遠投。一度もアタリは来なかったが、目の錯覚か沖合30メートルほどのところにイルカらしき姿を確認した。
 
 今回の釣行も全てウェアラブル・ビデオカメラで撮影している。そこに映っているものと再生してみたが、黒い影が波間に現れて消える瞬間しか記録されていなかった。肉眼で見た尾びれや黒光りする体型から、確かにイルカだと思ったのだが・・・。

 今回の釣行も、日本海側の悪天候を突いたとはいえ完敗だった。アマちゃんさんから紹介された、海の気象アプリを活用して無駄足にならなかったことが救いだった。

写真@シーズンになるとサクラマスも入ってくる日高門別漁港Aむかわ漁港の船揚場付近。遠投したルアーを、40センチほどの茶色の魚が追ってきたが、ヒットさせることはできなかったB苫小牧東港の一本防波堤横のサーフ。ここもサクラマスのポイントとして知られるようになってきた


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2018年10月26日

新冠川、静内川、千歳川でラストラン?



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 不完全燃焼から再度挑戦を望む

 秋も終盤を迎えるに至っても、まだ腰が落ち着かない。「渓流釣りも場所を変えたらもう少しできるのでは」「中流ならばなんとかなるだろう」と、納竿することへの自己反発がくすぶっていて、次のステージとなるショアトラウト釣行への移行が定まっていない。
 ここは完全燃焼するしかない、と今年のフライフィッシングのファイナル釣行として日高の本流釣りを選択した。
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 10月23日に向かった先は新冠川中流。ラストランを尺ヤマメで飾りたい、との気持ちから選んだ。今年の釣行先として、新冠川ほど裏切られた場所はない。
 今回を含めて今年は5回通ったが、釣りができたのは今回のみ。あとは大雨による増水や濁流がひどくて、水の澄んだダム湖上流にも入ることがままならなかった。
 それほどまでにしても、懲りずに新冠川に釣行したのは、ウェットフライで大型ヤマメを手にしたいという思いから。

 今回ようやく中流域に入川できたが、時期は鮭遡上の真っ盛り。いくらヤマメを狙っていると言い張っても、鮭の密漁者に間違えられる可能性が大きい。ならば、堂々と人目の付く場所で竿を振ったほうが良い、と橋の上から丸見えとなる場所でウェットフライを行った。
 しかし、ようやく実現できた新冠本流釣行なのに、狙った獲物は皆無。それどころか、ヤマメ以外の魚も見当たらない。
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 ダウンクロスで流した大型ウェットフライに、2度ほどひったうるような強烈なアタリがきたが、多分鮭だと思われる。
 下手にスレがかりなどしょうものならば、0・8号のティペットは簡単に切られてしまう。ここで2時間ほど粘ったが、それ以外のアタリが全くなかったために場所を移動。今度は、隣の静内川中流に行くことにした。

 静内川で、上流ではなく中流を選んだのは、新冠川の釣行と同じ理由から。ただただ大型のヤマメを求めてのこと。
 入った先は、頭首工上流の幾筋もの流れが交わる場所のはずだった。だが、着いてみれば渇水がひどく、上流で本流に流れ込む渓流よりも細い。これでは、ヤマメどころか他の魚も難しい。

 それに加えて、ブナを通り越し白と黒のブチ模様となった鮭が、数少ない淵に溜まっている。そこには他の魚の姿も見えない。何とか竿を出せる場所がないかと上流、下流へと向かうが、流れのない平瀬か淀んだ淵しか見当たらない。
 
 ようやく見つけたカーブの流れ出しで、ドライフライに緑がかった小さなブラウンがヒットした。結局、新冠川と合わせて当日の釣果はこれ1匹だけ。何とも情けないラストランとなってしまった。
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 翌24日も、午前中の私用を除けば釣行する時間はある。そして、時間的に近郊しか可能性がないために千歳川上流を選んだ。
 ここも鮭の遡上真っ盛り。インディアン水車で放された鮭が最上流まで上り詰めるために、あちこちで飛び跳ねる鮭の姿が確認できる。 

いつもの入川箇所に立ちこみ、ダウンクロスでヤマメを狙う。#10のソフトハックルをスィングさせて魚を誘うが、夏のようには反応がない。
 それでも、流芯から平瀬に変わるポイントで15センチほどのヤマメがヒット、この後に希望をつないだが、いつも飛び出る流芯脇や緩い流れの平瀬からは反応がない。
 しばらく釣り下った先で、ようやくヒットしたの小さなはブラウン。それから長い沈黙が続き、下流の流芯脇に投じたマーチブラウンに、20センチ余りの1ブラウンがヒットした。季節的にブラウンが中心となってきているのならば、大型サイズが来てもおかしくはないのに、その兆候すらなかった。
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 正直、こんな釣果で今年のフライ釣行を終えるのは悔しい。次の休みは鮭の遡上のない河川で最後の勝負をしたい。さて、どこに行こうか

写真@新冠川中流の橋の下で型ものヤマメを狙ったが、鮭の遡上ばかりが目立ち他の魚の姿は見られなかったA渇水状態の静内川中流。ここも鮭の遡上真っ盛りで、厳しい釣行となったBようやくヒットしたのは緑がかったチビブラウンC水量が豊富な千歳川だが、小さなヤマメとブラウンのヒットだけで、大物の姿はなかった

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2018年08月06日

再度、夏の日高路で渓流ウェットフライ



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  20センチがアベレージの虹鱒とブラウン

 道内の猛暑は、8月3日頃をピークに、ようやく平年並みに戻ったようだ。逆に、4日からは夕方など寒さを感じるほど、気温も下がってきた。多分、今シーズン最後の真夏日となったはずの3日に、再び日高路への釣行を行なった。
 何とか、新冠川でウェットフライを行ないたい、という思いが足を向けさせたのだ。当日は、予報では札幌を始め各所で30度を越える真夏日になるとのこと。前回の余市川の件もあり、熱中症対策を充分に考えて午前3時に札幌を出発した。
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 仮眠を取りながら、目的地の新冠大橋に着いたのは午前5時半。ところが、前回の濃いカフェオレ色から、少しは薄くはなったものの、濁りはまだ残っている。6月下旬、7月中旬の2度に渡る豪雨の影響が、ここまで長引くものなのだろうか。

もしかして、1年の中で底まで見通せる澄み切った流れは、数少ないのでは、という疑念も。仕方なく方向を転換して、7月25日に釣行した渓流へ向かった。

 この渓流は奥が深く、そしてダムや堰堤が何基も構築されているところから、流れが各所で遮断されている。前回は、中流のダムの下まで釣り上がったが、今回はダムの上に入る事にした。

 前回釣行の余市川では、暑さ対策を何も講じずに入渓したことで、熱中症になりかけた。今回はその反省として、11時までに脱渓をすることに。河原の全くない余市川と、今回のような広い河原を持つ渓流とでは、当然日射量が異なる。逃げる場所の少ない、この渓流こそが本当に危険だと思うからこその対策。
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 今回入渓したダム上流も広い河原が続いて、眺める景色は下流と変らない。問題は、林道がすぐ横を走っていることから、下流よりも入渓しやすいこと。

途中の入渓口には、平日だというのの、すでに何人かの先行者の車が止められており、さらに上流に向かう車が何台も通り過ぎていく。

 河原に降りると、やはり多くの足跡が。それは、前回の場所よりも多くて、入った場所を間違えたのか、と一瞬後悔。気を取り直して、上流に向けて歩き出す。遡行ではなく、歩くという表現がピッタリするほど、浅いガラ瀬と広い砂利の河原が一体となっている。

 始めに、流れの速いインレットの平瀬にドライフライを投じるが、全く反応はない。100メートルほど上ったところで、姿を現した流れ込みにウェットフライを投入して様子を探るが、同じく無反応。
そして、上流の同じような流れ込みに何度かフライを投入するが、ウェットフライは沈黙したまま。
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 入渓地点から300メートルほど上った流れ込みから、ようやくアタリが出始めた。スィングさせたソフトハックルにヒットしたのは、20センチほどの虹鱒。
そして、同じサイズが続いてヒットする。どうもこの渓流では、これが虹鱒のアベレージサイズのようだ。

 さらに500メートルほど行くと、コンクリートで固められた護岸が作る淵が姿を見せた。水深はあるが、流れは遅くてウェットフライを逆引きすることしかできない。

その流れ込み近くで、ようやくアタリが。ヒットしたのは、同じく20センチほどの虹鱒。この淵からはこの2匹だけと、見た目とは大違いだった。

 ここまで、直射日光を避けようになかったことから、この場所で一気に汗が噴出す。
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 川は右にカーブして、河畔林の下に淵を作る。ここでも、ウェットフライにはアタリは来ない。さらに上り詰めて上流を見ると、河原はあくまでも広く、真上にある太陽から逃げられるような場所が見当たらない。
 
 脱渓を決めた時間にはまだ間があるが、入渓した場所から1キロの地点でUターン、今度はドライフライで釣り下がった。

 すると、先ほどアタリのなかった淵から、本来ならばウェットフライに来るはずの岩魚がヒット、その下流からも岩魚が飛び出した。いずれも虹鱒を上回る20センチ越えのサイズ。
 さらに、流芯からアベレージサイズの虹鱒も。締めくくりは、遡行途中にあった淵での虹鱒と変らないサイズのブラウン。
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 結局、この日は10時半に脱渓した。ダムを挟んでの、下流と上流の釣行だったが、サイズ的には下流の方が少し大きいと感じた。また、釣果や魚種がほとんど変らなかったのが不思議だった。
 型ものこそいなかったが、熱中症対策さえしっかり行なえば、夏の渓流釣には打って付けなのでは。そう考えながら、この場所を後にした。

写真@Aどこまでも河原が続く日高のとある渓流。日差しを避けながら釣り上がったBCこの場所のアベレージサイズなのか、20センチ前後の虹鱒とD25センチ余りの岩魚

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2018年07月28日

真夏の日高渓流で尺岩魚



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大河は大雨の後遺症で釣りにならず

 西日本での集中豪雨に続いて、今度は列島の西東で記録的な猛暑が発生。お年寄りを中心に、多数の方が熱中症で亡くなられた。そして、被害はさらに拡大していきそうな状況にある。
こうして続けざまに起きる異常気象は、いくら自然災害に免疫のある日本人といえども、これまで経験したことがないほどの短い頻度で発生していることに、怖さを感じる。
これで終わりなのか、それともこれから台風や地震などが待ち受けているのか。

  猛暑については、北海道でも日中30度を越える地域が広がるなど、ジワジワと魔の手が忍び寄ってきている。これからの予想はつかないが、お盆過ぎまではこの気象を覚悟しなければならないのかもしれない。
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  こうした中、7月25日に日高路に釣行した。猛暑で苦しんでいる人々が多数おられる中で、釣行記を記すのは心苦しいが、いずれ己も味わう運命と割り切り、ブログを更新することにした。

  真夏の釣行といっても、緯度の高い渓流は適度な気温が保たれていて、快適に竿をだすことができる。今回訪れたのは、新冠川や静内川からそう遠くない場所。

初めは、新冠川中流でウェットフライを行なう予定だったが、下新冠ダムから放水されたのはカフェオレ色の河水。
6月末から7月中旬にかけての大雨の後遺症で、とてもフライができる状況にない。そして次に訪れた静内川も同じような状態。

それでも、シュンベツ川との合流地点で何とか入川したが、同じことを考える人がいるようだ。平日の朝にも関わらず、5人の釣人が双川橋の下で竿を出し、シュンベツ川を遡っていた。
ここでも、双川ダムからの流れ出た静内川は、新冠川よりも強いカフェオレ色。
透明なシュンベツ川と静内川の合流地点では、交じり合うことも無く2色に分かれた流れが作られていた。

そのシュンベツ川河口にウェットフライを流してみたところ、5投目に10センチほどのヤマメがヒット。そして、フライごと持っていかれた強烈なアタリが。
こんなに釣人が入っているのに、そこそこのアタリがきた。ただ、フライが大きかったせいか、ヒットしたのは最初のヤマメだけ。ティペットを切って逃げた魚種は分からなかった。
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結局、ここからそう遠くない渓流に移動することにした。そうは言っても結構な距離があり、初めて入る場所なので、期待よりも不安が募る。
到着したのは、大岩と砂利、滑床が入り混じり、淵と流れ込み、流れ出しが交互する山岳渓流。

崖を降りてすぐ目の前にあった淵に、まずはウェットフライを流し込んで逆引き。すぐに反応がでるが、ヒットしたのは4投目。飛び出したのは15センチほどのヤマメと見間違う銀毛が眩しい虹鱒。
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しかし、ウェットフライはすぐに見切られて、アタリがなくなった。ならばと、#10のカディスを投入。すると、2投目に派手なスプラッシュ。ヒットしたのは20センチを越える岩魚だった。
この淵ではさらにヒットが続いて、3匹目に尺を越える岩魚もあがった。下流にある落ち込みや平瀬でも岩魚の飛び出て、ここでも尺に近いサイズがヒットした。

また、流芯からは20センチほどのブラウン、小淵からは尺余りの虹鱒が大ジャンプを見せるなど、魚影の濃さを感じた。
ところが、釣り上がった上流のダム下のプールからは、ドライフライ、ウェットフライ、ニンフなど、何を用いてもヒットしない。多くの釣人が入っているせいか、魚自体も少ないようだ。
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結局この渓流では、尺越えを頭に15センチ以上の岩魚が7匹、15センチから27〜8センチの虹鱒5匹、それにブラウンが1匹という釣果。淵や流れ込みで岩魚、瀬で虹鱒と、棲み分けが明確だった。

中流域でのウェットフライは出来なかったが、フライ釣行としては今年初めて、満足のいく釣りができたのでは。機会があれば、この場所での釣行をyoutubeに動画投稿したいと思っている。
さて、次はどこにいこうか。

写真@流れの透明なシュンベツ川(左)と合流する双川橋下の静内川。平日にも関わらず、多くの釣人が入っていたA日高の奥深い渓流に移動BCDここで尺越えの岩魚や泣き尺の虹鱒、ブラウンがヒットした

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長い人生の中で、お金はなくても時間だけは贅沢に使える今しかできないこと、やりたいことが沢山ある。それを少しづつでも実現していきたい。
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