「ラルマナイ川洞窟」に踏み入る: ホラー好きのフライマン
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2014年05月22日

「ラルマナイ川洞窟」に踏み入る

  3月28日にブログで掲載した「ラルマナイ川に巨大洞窟出現」の最新情報。これまで川の水嵩に遮られて、近づくことのできなかった洞窟に初めて足を踏み入れた。洞窟を跨ぐラルマナイ川は、川幅こそ5メートル足らずだが、雪代の影響で流れが強く一番浅いところでも水深は40センチほど。流れに負ければ足を捕られて下流に流される危険性がある。
 
 装備はデジタルカメラと川を渡るための杖1本。杖を頼りに一番浅瀬を渡りきると、砂礫の山が前を塞ぐ。砂礫はほとんどが正方形や長方形で、鋭角的な形で剥がれ落ちていることから、ある程度硬いのだろうと足を乗せると簡単にくずれる。まるで砂糖菓子のようなもろさだ。その砂礫を上り詰めて奥に向かうと、洞窟は外から見る以上に広い空間を形作っていた。
 ラルマナイ川の洞窟1
ラルマナイ川の洞窟2

 



 

 

 入り口から最も深いところで40メートルはあるだろうか。左右も奥行きとほぼ同じ長さで、天井は有に15メートルは越えている。ちょうど球体を横から半分に切断し、それをさらに縦に半分にした形と言ったほうが分かりやすいかも知れない。ただ、入り口の部分よりも奥に向かうほうが天井は高くなっている。この洞窟の中にテニスコート1面分を作ることができるほどのスペースだ。洞窟の壁はコンクリートで固めたように滑らかだが、天井は砂礫の剥がれ落ちたギザギザな表層が残っている。
 
 洞窟の奥は暗くて入った時には気付かなかったが、写真で見ると壁のあちこちに形の定まらない文様が確認できる。洞窟内から、ほかの出入口でも見つかれば「縄文人の住んだ痕では」と期待が持てるが、どこにもそれらしいものが無いところから、単に草や木が堆積して作られたものだろう。残念ながら、義経の黄金伝説もこの洞窟は関係なかったことになる。
 
 カメラを天井に向けてストロボ撮影しても光が届かない。同じく、砂礫に埋もれた最下部の隙間を撮っても、まともには写らない。そして、天井の砂礫があちこちから剥がれ落ちてくる。ヘルメットも被っていない身で、これ以上洞窟に留まったら危険だ、ということから20分ほどで撤収した。
 3年前に洞窟が出現して以来、人の踏み入った足跡は残っておらず、まだ誰も入った気配は感じられない。今後、恵庭市の教育委員会などが動いて、本格的な調査が始まるものと思う。その上で、洞窟の出入口の管理も行われるだろう。そうでなければ、誰もが自由に出入りして崩落などの事故がいずれ起きる危険性がある。
ラルマナイ川の洞窟3
ラルマナイ川の洞窟4








 写真左上 写真では分かりづらいが、洞窟の入り口は縦5メートル、横は15メートル、奥行きは有に40メートルは越す。内部は驚くことに15メートルの高さまで広がっていた
右上 洞窟内部から撮影。崩れ落ちた砂岩は非常にもろく、踏んだだけで砕ける
左下 壁には茶色の文様も見られるが、自然にできたものだろう
右下 砂岩の崩れなかった箇所は滑らかな壁を形成していた










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