尻別川支流・ソーケシュオマベツ川へ : ホラー好きのフライマン
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2016年08月06日

尻別川支流・ソーケシュオマベツ川へ



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 開かれた渓相で気持ち良い釣行

 喜茂別から美笛峠、あるいは大滝地区に抜ける国道276号線で、双葉の集落を抜けると、尻別川の流れる広島橋に辿り着く。尻別川は、この橋のすぐ上流でソーケシュオマベツ川と合流、次第に川幅を狭めて山岳渓流に代わっていく。

 5年ほど前、この広島橋を起点に尻別川本流と、支流のソーケシュオマベツ川を釣り上がったことがある。広島橋付近は、橋の横に駐車場が備えられており、入渓が簡単なために平日でも釣人の姿が絶えない。
 当時は、友人と2人でルアーとフライで遡行。いずれの川も300メートルほど釣り上がったが、一度のアタリもなく引き返した苦い経験がある。
@.jpg
 それ以降、自分の中でこの広島橋から上流の2つの川は、「釣人の激戦区で、魚影の薄い場所」という、イメージしか湧かなくなった。
 今回、そのソーケシュオマベツ川に入渓することにしたのは、初めに入った尻別川支流・登延頃川での釣行が思わしくなかったことから。
 
 エリア的には、同じ尻別川支流のオロウェン尻別川が登延頃川の隣を流れていて、入渓も楽だった。しかしなぜか、尻別川上流部の様子を見たくなり、車を走らせた。ただ、入渓地点は広島橋ではなく、手前の管理釣り場に向かう道路を経由した上流の橋。

 暫らく走ると、目的の小さな橋が現れた。橋の右側には、川に沿って延びる道がついていた。その道路脇には、釣人らしい車が1台。車を横目に、道なりに進むと牧草地に突き当たるが、行止りの道の脇に川に降りる踏み跡がしっかりと残されていた。
A.jpg
 川は上流、下流ともに視界が開けていて、底まで見通せるほどの綺麗な流れ。先に入った登延頃川は、川幅が狭くて落差の大きな流れ。そして、コーラを水で割ったような水質だっただけに、なぜかホットした。

 川幅は10メートルを越えるが、水深はザラ瀬で30〜40センチほどと、釣り上がるにも苦にならない。大岩や小滝、倒木などの目立ったポイントは少なく、流れは山岳渓流というよりも、穏やかな中流域の趣がある。ふと、千歳川の上流部に似ているような気もした。

 めぼしいポイントが少ないために、深場の平瀬にドライフライを打ち込んでは、釣り上がるを繰り返す。すると、川底の隠れ岩から浮上してフライに飛びつく魚が。それは15センチほどの岩魚だった。同じ場所から、今度は同じようなサイズの虹鱒。ある程度の苦戦を考えていただけに、拍子抜けした。
 その後は、平瀬からのアタリはなくなったが、ようやく現われた、岩で作られた流れ出しの流芯から、サイズアップした20センチほどの虹鱒が飛び出る。
 B.jpg
 上流を見通すと、かなり先までザラ瀬が続く。入渓地点からは、下流域に曲がりくねった流れが見えたので、ここで遡行を折り返して釣り下がることにした。

 下流では、蛇行する流れが魚の居着きそうな大淵、小淵を作っていた。そのひとつひとつの淵にドライフライを流すと、3回に1回の割合でアタリがくる。ただ、フライサイズが大きくて、針がかりしない。

 釣れる魚は虹鱒がほとんどだが、流芯脇からは岩魚も顔を出す。さらに、型もののヤマメも、流れ出しの淵の底から飛び出した。そしてここで脱渓。ある程度釣れたら深追いはしないという、いつもの癖が出てしまった。

 ただ、釣りは止めても、あらためて入渓する時のために、川の様子を見に上流部に向かう。
 上流は、フリーストーン状態の山岳渓流の様相だが、遡行には問題ないようだ。果たしてどのような魚がいるのだろうか、と興味が募る。

 また、釣りには関係ないが、上流に沿って別荘風の住宅が点々と建ち並んでいる。そして、廃墟も数多く残されていた。熊の出没が多そうなこの場所に、以前はどのような人たちが住んでいたのだろう、と今度はホラーネタを考えてしまった。

 最後に、家に帰ってとんでもない間違いを犯したのに気づいた。ネットで尻別川上流域の地図をよく見ると、今回入渓したのは尻別川上流ではなくて、支流のソーケシュオマベツ川だった。今回の釣果を考えると「なるほど、どうりで」と、納得はできた。
C.jpg
 なお、登延頃川では、尻別農地開発橋から入渓して釣り上がった。始めは、ポツポツとヒットした岩魚が、上流にいくほどアタリがなくなっていく。釣り下がると、再びアタリが出始めたが、強い流れに足を取られて水没の憂き目を見たことと、独特の濁りで戦意を喪失した。

写真は、上から尻別川上流で合流する支流ソーケシュオマベツ川の流れ、下流では大淵や倒木などのポイントも現れる、ソーケシュオマベツ川でヒットしたヤマメと岩魚、最後は先に釣行した登延頃川の渓相
 

 
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