豊平川某支流へ釣行 A: ホラー好きのフライマン
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2016年07月18日

豊平川某支流へ釣行 A



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渓相は見事でも、遡上阻む砂防ダム

 砂防ダムと砂防ダムの間だけで完結する釣場は少なくない。7月5日に更新した「今年初の豊平川某支流」で取り上げた渓流も、上流下流に砂防ダムが構築されているポイント。そうした砂防ダム間に棲息する魚は、一度川が氾濫すると回復に長い時間がかかり、場合によっては魚棲まずの川となることもある。自然災害ばかりではなく、釣人による乱獲が一因となることも。
A (2).jpg
 初めから、「この場所の上下流には、魚道のない砂防ダムが構築されている」と分かっていれば、種の保護のため余程の身勝手なアングラー以外は、釣った魚を無条件にリリースするだろう。今回釣行した、豊平川某支流もそのような場所。

 釣行できる時間は6時間ほどしかなく、選んだ場所は家から40分ほどの渓流。休日には釣人銀座と化し、熊の目撃情報も相次いでいるという点では、5日に釣行した川と似ている。しかし、渓相だけをみれば大岩や大淵、小滝、滑床の続くこちらの川のほうがダイナミックかもしれない。
 前回の「今年初の豊平川某支流」をシリーズ第1弾として、今回はその第2弾として更新した。
B.jpg
 近所の川だけに、これまでこの川にはかしこまって入渓したことはない。しかし、今回入渓してみて、まだ入ったことのないポイントが残されていたことに気付く。
 今回は、初めてこの川に流れ込む支流から入渓、本流との合流点を目指す。そして合流する場所に着くと、これまで見たことのない景色。多分、この下流にあると思われる大淵でいつも足止めされたために、ここまで来たことがないはず。

 この川には、魚道の無い砂防ダムが下流に構築されている。そのダムの下は、休日には餌釣りからルアー、フライと、多くのアングラーが入っている。だから、当然砂防ダムの上流にも、釣人の入った形跡があるだろう、と探してみたが鹿の足跡ばかり。「なぜだろう」と、頭をひねりながら釣り上がる。

 上流は、大淵小渕に流れ出し、流れ込み、平瀬、小滝、滑床のえぐれなど、垂涎のポイントが続く。ここで魚が川面を割って、ドライフライに食いつけば、最高のシチュエーションとなるのだが、そうは話は進まない。こんな魅力的なポイントなのに魚の気配はなく、ドライフライはただ流れ出るだけ。

 何故魚がいないのか、薄々分かってきた。先ほど記したように、この川の上下流域には砂防ダムが構築されており、その間に棲息していた魚が、3年前の大雨で一気に流された。それが現在まで影響しているのだろう。釣人の入った形跡がないのも、それで説明がつく。
A (1).jpg 
 それでも、氾濫を免れて残っている魚がいるのでは、と釣り上がる。入渓から2時間後、川の遡行を遮る倒木が現われた。倒木の下は、水没した枝が走る深い淵となっており、餌釣りやルアーでは攻略できそうにないが、ドライフライならば可能。
 そこにフライを落とすと、今日初めてのアタリ。15センチあまりの虹鱒がヒットした。魚を確認後、すぐにリリース。魚のいたことが何となく嬉しくなった。ただ、その後は上流に釣り上がってもアタリはこなかった。

 入渓から3時間ほどして、目の前に魚道の無い巨大な砂防ダムが現れた。地図上では、堰堤の構築を確認しているが、これほど大きな砂防ダムとは考えてもいなかった。
 結局、このダムがここに棲む魚の遡上を阻んでいるわけだ。「せめて、魚道ぐらいつけてもいいのでは」と、ブツブツいいながら、浅い淵を形成するダムの流れ出しにドライを投じる。そして、周りを観察しているうちにアタリが。条件反射でピックアップすると、さきほどより一回り大きな虹鱒。
C.jpg
 淵から流れ出しに変わる場所でも、この日最大の20センチほどの虹鱒がヒットした。そして、ダム直下の流れだしからはパーマークの残るヤマメなのか、虹鱒なのか判断できないトラウトがヒットした。その1匹がこの日の打ち止め。
 諦めずに、この場所まで釣り上がったことで数匹の釣果を得たが、この川の現状を垣間見たことで、満足感は全く湧かなかった。

写真は、上から魅力的な流れが続く豊平川某支流、上流と下流には魚道のない砂防ダムが構築されている、魚影の薄いこの川でヒットした虹鱒とヤマメ

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この記事へのコメント
koitelさん、こんにちは!
40年ぶりに訪れる川は、思い出が沢山詰まっていると思います。
川の姿は、当時と大きな変化はないと思いますので。
ただ、こんなに市街地に近いのに、熊鈴を鳴らさなければ遡行できません。
もし、行かれる場合はくれぐれも警戒を怠りなく。
訪問、ありがとうございました!!
Posted by bukki at 2016年07月20日 13:45
こんにちは。

見覚えのあるこの渓は、ひょっとして私が生まれ育った里にある、アノ川ですね。

私が物心ついた時には、既にカジカとドジョウとウグイしか釣れない川になっておりました。

後に虹鱒や山女魚が放流され、程々に遊べる川になりましたね。

しかし、当時、この砂防ダム一帯は、クマの心配など殆どなかったんですが、近年は生息数が増えて危険地帯になりましたね。
なにせ、大動脈の230号線をも、フツウに横断してるようですから。

もう40年以上も川をのぞいてません。

お盆に帰った時にでも、寄ってみようと思います。
ちっちゃい時の薄れそうな記憶が、詰まってますから。
Posted by koitel at 2016年07月20日 10:13
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