支笏湖で「渓流つり」: ホラー好きのフライマン
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2015年07月19日

 支笏湖で「渓流つり」






 7月9日に釣行した、支笏湖のニナル川河口を16日に再び訪れた。前回は、ビデオ設定を間違えてナイトモードで撮影。その結果、アメマスのヒットシーンや雄大な支笏湖のパノラマ風景が台無しとなった。しかし、たった1週間とはいえ、状況は全く異なっていた。ひとつは、あれだけ大量に蠢いていた、河口でのうぐいの産卵が終わったこと。もうひとつは、頻繁に起きていたライズが今回は全く起きなかった。
  ただ、1週間前と決定的に異なるのは、支笏湖に流れ出るニナル川の存在。支笏湖で釣果がなくても、「ニナル川を遡って渓流釣りができる」ということが救いとなった。タイトルの「支笏湖で渓流釣り」は、そのことを指している。
1.JPG
  今回の釣行も、オコタンペキャンプ場に続く、ゲートの閉じられた林道をただひたすら歩いた。熊に対する緊張感は、林道の奥に進む毎に高まっていく。ようやく着いた入釣地点の丹鳴橋を降り、ニナル川に沿って河口を目指した。
 河口が開けると同時に、支笏湖の雄大なパノラマが目の前に迫ってくる。左に恵庭岳、右は風不死岳と煙を吐く樽前山、そして、その山々を映す支笏湖。これも釣人の余禄だろう、この景色を見るだけでもここに来たかいがある。

  しかし、その感動とは裏腹に釣果はあがらない。前回はダブルハンドロッドを携帯したが、今回は4番ロッドだけ。広大なワンドのどこにもライズは見当たらず、湖に突き出た樹木の下で、セミを狙う魚の姿も確認できない。辛うじて、河口の流れ出し横に投じたドライフライに、25センチほどのアメマスがヒット。坊主は免れたが、夏の深まりとともに日中の釣りは難しくなってきているようだ。
2.JPG
   今回の話はここからが本番。5時間に及ぶ支笏湖の釣りを切り上げ、ニナル川に沿って入釣地点の丹鳴橋に向かう。途中の流れにドライフライを打ち込むと、10センチに満たない岩魚や15センチ足らずの虹鱒がヒット。
  前回は橋直下の小滝で切り上げたが、このまま丹鳴橋を越えて上流まで遡る。小滝の下流から河口までは、めだかのような小さなトラウトしかいなかったが、この上流では数は少ないながらも、20センチを越える虹鱒が棲息していた。

 上流に向かう毎に小滝と滝つぼ、水深のある平瀬が現れる。午後4時の陽は上流から射し込んで、下流からは光の反射でフライを確認できない。仕方なく上流からフライを流す。  
所々で虹鱒がヒットするが、岩魚の姿は見えない。普通、渓流では下流で虹鱒ややまめ、上流は岩魚と棲み分けされているのに、ここは逆のようだ。
  この景観がどこまで続いているのだろうか。さらに上流へ遡行したいという気持ちと、黄昏が深まることによる、熊への警戒を促す気持ちが交差。「もう少し早い時間ならば」と、帰り時間を気にする心が好奇心を上回った。
3.JPG
  遡行するたびに現れるニナル川上流の小滝の美しさは絶品だ。釣果が出なくても見るだけの価値はある。一方で、上流は山深い手付かずの自然河川。熊との遭遇は格段に高まるので、完全防備での入渓をお勧めする。また、「川を護るためのリリースは釣人の使命」と、肝に銘じていただけたら幸いだ。
写真@:支笏湖・ニナル川河口の雄大なパノラマ風景、同A:丹鳴橋下の小滝。ここから下流ではめだかのような小さな岩魚や虹鱒が棲息、同B:上流部で連続して現れる小滝群。渓相は見るだけの価値はあるが、熊への警戒感が高まる






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