2014年11月06日
砥山栄橋上流で虹鱒
久しぶりの晴天に誘われて、札幌近郊の河川の釣行を計画。時間的に昼近くとなったことから、近場を選択して南区白川から黄金湯に向かう途中にある、砥山栄橋の上流を目指した。豊平川上流では、十五島公園近辺で何度か釣りを行ったことがあるが、うぐいしか釣れなかった。また、黄金湯温泉の奥にある砥山ダムの落ち込みでは、カディスでやまめを、ウーリーバガーで40センチ強のうぐいを釣ったことはあるが、目的の虹鱒や大型アメマスは不発だった。
今回の砥山栄橋から上流は初めて釣行する。週末には、橋の端に釣り目的の車が駐車しているのを何度も目撃、何が釣れるのか興味を持っていた。
ただ、時期的に水温の低下が進んでドライフライには反応しないだろうし、橋の上から見る限りでは、ポイントとなる淵や流れ込みが見当たらない。そうしたことから、今回は釣果を全く期待していなかった。
川に降りてみると、底が小岩や砂利の混じるなめ床で、水深は浅いが橋の上から見た以上に岩盤の切れ目や流れ込みなど、多様なポイントが点在していた。
水温は6度で、ドライフライへの反応はギリギリのところ。橋から100メートル上流のやや深い流れ込みの早瀬にメイフライを流すと、チビやまめが食いついた。小さいながらも釣れたことで「魚はいないのでは」という迷いも吹っ切れた。その後、水深の浅い流れ込みで20センチの虹鱒が連続してヒットする。遡行する毎に落ち込みや支流の流れ込み、淵が相次いで現れて、その都度フライに反応する。
その支流のひとつ、鱒の沢川(後で地図で確認)の流れ込みの深場に#10のビートルパターンを流し込むと、大きな魚が川底からゆっくりと浮き上がってフライに食いついた。激しく抵抗するが、ラインのやり取りで何とか岸まで引き上げると、30センチ越えの綺麗な虹鱒だった。ここまでやまめが1匹、虹鱒が3匹と入渓時点では予想もしていなかった釣果となった。
砥山栄橋から700メートル地点で巨大なプールが現れた。両岸は高巻きのできない巨岩が迫り出して、それが30メートルほど先まで続いている。その上流の左岸に黄金湯温泉の松の湯が見える。
プールの先には、砥山ダムからの流れ込みで作られる大渕があるはずだ。そこは、たびたび訪れている松の湯の露天風呂からいつも眺めている場所で、大物が間違いなく潜んでいるはず。
露天風呂から100メートルほど先の対岸で、今年の春先に入浴客が熊を目撃した。このプールのほとりは、熊が目撃された場所からすぐ近くだ。なるべく、熊のことは考えずにプールにフライを打ち込む。流れの遅い川面には何の変化も現れない。その後、ビーズヘッドのカディスピューパにチェンジしてリトリーブを繰り返すが、全く反応しない。次第に陽が翳ってきたことから、釣り下って入渓地点の砥山栄橋に戻ることにした。
帰りしなに、先ほどのプールについて、ふと思ったことがあった。「雪代が始まる前の春先に、藻岩ダムから遡上した大アメマスが釣れる場所」と釣人の間で噂されていたのは、砥山ダムの落ち込みではなくあのプールではないかと。
写真上左:砥山栄橋から見た豊平川上流、同上右:鱒の沢川の流れ込みでドライフライにきた30センチ越えの虹鱒、同下左:黄金湯温泉の松の湯前の巨大なプール、同下右:浅い流れ込みから20センチほどの虹鱒もヒットした
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今回の砥山栄橋から上流は初めて釣行する。週末には、橋の端に釣り目的の車が駐車しているのを何度も目撃、何が釣れるのか興味を持っていた。
ただ、時期的に水温の低下が進んでドライフライには反応しないだろうし、橋の上から見る限りでは、ポイントとなる淵や流れ込みが見当たらない。そうしたことから、今回は釣果を全く期待していなかった。
川に降りてみると、底が小岩や砂利の混じるなめ床で、水深は浅いが橋の上から見た以上に岩盤の切れ目や流れ込みなど、多様なポイントが点在していた。
水温は6度で、ドライフライへの反応はギリギリのところ。橋から100メートル上流のやや深い流れ込みの早瀬にメイフライを流すと、チビやまめが食いついた。小さいながらも釣れたことで「魚はいないのでは」という迷いも吹っ切れた。その後、水深の浅い流れ込みで20センチの虹鱒が連続してヒットする。遡行する毎に落ち込みや支流の流れ込み、淵が相次いで現れて、その都度フライに反応する。
その支流のひとつ、鱒の沢川(後で地図で確認)の流れ込みの深場に#10のビートルパターンを流し込むと、大きな魚が川底からゆっくりと浮き上がってフライに食いついた。激しく抵抗するが、ラインのやり取りで何とか岸まで引き上げると、30センチ越えの綺麗な虹鱒だった。ここまでやまめが1匹、虹鱒が3匹と入渓時点では予想もしていなかった釣果となった。
砥山栄橋から700メートル地点で巨大なプールが現れた。両岸は高巻きのできない巨岩が迫り出して、それが30メートルほど先まで続いている。その上流の左岸に黄金湯温泉の松の湯が見える。
プールの先には、砥山ダムからの流れ込みで作られる大渕があるはずだ。そこは、たびたび訪れている松の湯の露天風呂からいつも眺めている場所で、大物が間違いなく潜んでいるはず。
露天風呂から100メートルほど先の対岸で、今年の春先に入浴客が熊を目撃した。このプールのほとりは、熊が目撃された場所からすぐ近くだ。なるべく、熊のことは考えずにプールにフライを打ち込む。流れの遅い川面には何の変化も現れない。その後、ビーズヘッドのカディスピューパにチェンジしてリトリーブを繰り返すが、全く反応しない。次第に陽が翳ってきたことから、釣り下って入渓地点の砥山栄橋に戻ることにした。
帰りしなに、先ほどのプールについて、ふと思ったことがあった。「雪代が始まる前の春先に、藻岩ダムから遡上した大アメマスが釣れる場所」と釣人の間で噂されていたのは、砥山ダムの落ち込みではなくあのプールではないかと。
写真上左:砥山栄橋から見た豊平川上流、同上右:鱒の沢川の流れ込みでドライフライにきた30センチ越えの虹鱒、同下左:黄金湯温泉の松の湯前の巨大なプール、同下右:浅い流れ込みから20センチほどの虹鱒もヒットした
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豊平川本流とその支流は、地味ですが魚影の濃いポイントが多くあり、時間のあまりない時に入るのに適しています。
これから秋本番を迎え、虹鱒ほかヤマメも大型化します。
どうか、安全第一の釣行を楽しんでください。
これからも、皆さんの参考になるような釣行記を発信していきたいと考えています!
職場の先輩の影響で令和から釣りを始めまして、釣り場等ブログ参考にさせてもらってます。
だいたいいつも千歳川〜支笏湖、夕張川、札幌市内〜定山渓間に釣りに行ってまして、先週こちらの記事参考に砥山栄橋から小金湯まで釣行に行ってきました。
道中いずれも違う深場で2チェイス、2バラシで4匹ニジマスを確認、ボウズでした。(泣)
小金湯前のプールには数cmのニジマス?の群れがいましたが他は反応はなかったですね、岩乗り越えた所で釣人複数いたので道路沿いに歩いて橋まで戻り帰宅。また行ってみたいと思います。