2014年08月14日

「白井川支流・左股川釣行記」@

  8月5日付けブログ(http://fanblogs.jp/bukki/daily/201408/05/)に掲載した、北大工学部「北工会」誌1978年2月号 [豊平河上流域の岩魚釣り]の白井川支流・左股川の記事に触発されて、13日に釣行した。お盆は殺生が禁じられており、昔は釣りをしていると「なんと罰当たりが」と怒られたものだが。
 この「札幌近郊 白井川支流」の続編を2回にわたって掲載する。1回目は36年前に記された北大工学部「北工会」岩魚釣りの内容と、今回釣行した左股川上流部までの行程を。

  「北工会」誌の白井川支流左股川の記載は、「林道沿いに流れる右股川は1・5キロほど奥で左股川が合流している。合流点より左股川に沿って三の沢までは、しっかりとした林道がついており、三の沢の林道終点まで進んでから沢に入ると良い。
 左股川は好ポイントが連続して、沢がカーブするごとに現れる釜やよどみには気を引かれる。しかし、魚影が濃くなるのは四の沢の出合付近から。途中のポイン トは眺めるだけにして沢登りに徹した方がいい。
 四の沢から五の沢にかけての区間は、札幌近郊ではピカ一の釣り場であろう。大物は上がらなくても25センチ前後のものはコンスタントに釣れる」という、釣人ならば誰でもよだれを流すような内容。

 ただ、もう36年も前の話で、生態環境は大きく変わっているはず。まして自然繁殖で生をつないできた岩魚は、一度環境が崩れると元に戻るのに時間がかかる。最悪の場合「魚棲まずの川」になりかねない。現に、白井川との合流地点から二股橋までの区域は、乱獲のせいかそうした傾向にある。今回の釣行はそれの確認も大きな目的。

 天狗小屋のある、白井川と右股川が合流する林道ゲート前を9時30分に出発。20分ほどで、右股川と左股川の合流する「二股橋」に着いた。前回は、この橋を降りて下流の白井川との合流点まで釣り下った。結果は8月5日に記載したとおり惨敗に終わった。
写真1
写真2














  二股橋を背に、右の右股川に沿って延びる林道は白井岳方向、左の左股川に沿って延びる林道は余市岳に続く。ただ、左股川の林道は三の沢で終り、余市岳を目指すには四の沢、五の沢を遡行するしかない。
 二股橋から余市岳方面に向かった。左股川の流れる深い谷底から、激流が岩や崖にぶつかって発する地鳴りのような音が、熊鈴の音をかき消す。山側の崖下には、瓦礫の散乱した最近の落石の後が残されている。
写真3
写真4














  林道は次第に傾斜を増して、登山道の様相を呈してきた。一の沢、二の沢を経て三の沢に着いたのは、天狗小屋の林道ゲートを潜り抜けてから1時間後の10時30分。「北工会」誌に記載されていたとおり、三の沢から先は道がない。余市岳に向かうにはこの三の沢を下って左股川に降り、そこから沢伝いに遡行するのが一般的らしい。

 左股川に降りるには、釣人も登山者と同じように40度ちかい勾配の三の沢を50メートルほど降らなければならない。沢水で滑る足元に気をつけながら、何とか谷底まで着いて釣りを開始したのは、出発してから1時間10分後。
ようやく目にした深い谷底を流れる左股川は、大雨による増水が収まっておらず、はじめから厳しさを感じさせた。

 自分の釣りキャリアの中で、ここまで歩いて現地到着に時間をかけたことは記憶に無い。釣り道具を持っていなければ、そのまま山登りに移行することができるほどだ。
 これほど時間をかけなくても、安全に釣りを楽しむ場所はいくらでもある。しかし、ここまできたからこそ得られる感動があることを後で知った。
以下、次回掲載予定

写真上左:スタート地点の天狗小屋のある林道のゲート、上右:右股川と左股川の合流する地点に架けられた二股橋。下左:急勾配の三の沢。ここから30メートルほど下り左股川に降りる。下右:増水で流れの急な左股川上流












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この記事へのコメント
これは次回記事が楽しみですね!
自分も林道を歩いてポイントに、というのは長くても30分程度です。
それ以上は、やはり色々不安な事もあり足を伸ばしませんねぇ。
過去の記録を見て心躍るというのは確かにあります。
自分も20年ほど前に手に入れた本で静内の各ダム湖、新冠の各ダム湖などの記事を見て
モチベーションが上がった事を思い出します。
でもその時点で記事は1980年代のもので実際に釣行した際には
かなり渋かったという経験があります。
川、海共に20年前と現在では状況にかなり変化がありますよね。
そういう中で当時の環境を維持している河川は本当に貴重ですね。(^−^)
Posted by あき缶 at 2014年08月15日 11:02
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