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2021年10月23日

大雨の後の真狩川に釣行



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川を覆う灌木やイタドリに大苦戦

10月20、21日と全道的に降り続いた雨による河川の増水を懸念して、22日の釣行は降雨の影響が薄い湧水河川に変更した。
今回は特に、湧水河川の中でもヤマメに実績のある真狩川上流に行くことにした。
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前回14日の釣行先も真狩川を含めたが、この川は水流の強さは同じでも上流域と下流の様相は全くの別物。上流域にはこれまで何度も入渓しているので、それなりの安心感があり釣果もある程度期待できる。

ただ、真狩川上流域と言っても、今回は湧水の湧き出る最上流域ではなく、サケマスふ化場のある泉地区から真狩村市街地にかけての釣行。
この区間には初めて入るが、果たしてヤマメは飛び出すか、はたまたオショロコマが姿を見せるのか、胸をワクワクさせて入渓した。

最初に竿を出したのはふ化場下流にある橋から。イタドリや灌木に覆われた自然河川で、川の太さは最大でも3メートルほど。流れは直線的で低い堰堤が各所に設けられている。その堰堤の流れ出しや淵がポイントとなっているようで、釣人の踏み跡がそうした場所にしっかりと残されていた。
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フライを打ち込む前にまず、川を覆うイタドリや灌木、枯れた草などを取り除く作業が待っている。ただ、いくら取り除いてもフライを打ち込む3回に1回は、せり出した木や草に引っかかる。また、何とか打ち込みに成功しても魚の反応は薄い。
この川がいくら雨に強くても、いつも以上に水量が多く、流れも速いことが原因のようだ。

入渓してから暫らくして、下流に穏やかな流れの平瀬が現れた。そのポイントからようやく10センチほどのメタボなヤマメがヒット。さて、これからと勇んで釣り下るが、狭い川幅ときつい流れは変わらない。それでも、所どころに出来た遅い流れの中から、15、6センチの虹鱒が連続してヒット。

さらに下って行くと、いつの間にか開けた場所に出た。どうも公園内のようで、真狩村の市街地に着いたようだ。
結局、2キロほど下ったことになるが、その釣果はヤマメが1匹に虹鱒2匹と言う散々な有様。
いつものように、ふ化場から湧水池まで釣り上がれば釣果も違ったものになったのかもしれない。しかし、大雨の後でも竿を出せただけ満足しなければならないだろう
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折角だからと、今度は真狩川支流の知来別川に入渓することにした。入渓地点を探すうちに、魚道の無い砂防ダムが現れた。ダムの下流にはもう一つの小さな川が流れ込れ込んでいる。砂防ダム下のプールにドライフライを打ち込むが、まったく反応がない。
ならばその下流に作られている平瀬はどうか、と#10の派手目のカディスを流した。それにも何の反応もなく諦めかけていると、フライが水中に引き込まれた。

遅れて合せを入れると、25センチ前後の岩魚が暴れながらネットに入った。てっきりヤマメかオショロコマしか頭になかったので、少し戸惑う。
さらにもう1匹と追い打ちをかけるが、ヒットしたのは後にも先にもそれ1匹だけで、それ以降アタリがない。

何故なのかは、その下流に行きついて分かった。そこにも魚道にない砂防ダムが築かれていた。先ほどの岩魚は砂防ダムと砂防ダムの間で命を繋いできたのだろう。何とも複雑な気持ちでこの川を後にした。
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この知来別川は真狩川との出合から、そのすぐ上流が面白いのかもしれない。また、最上流域はオショロコマが棲息しているのだろう。今回のような中流域には手を触れずに、再び釣行することを考えている。

写真@細くても水流の強い流れが特徴の真狩川上流域A川を覆う灌木やイタドリに邪魔をされるB真狩村の市街地を流れる真狩川C今回の釣果のチビヤマメと子虹鱒、知来別川の岩魚。




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2021年10月16日

尻別川に流れ出る支流を転々と



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本流の釣果は厳しくとも小物が好調

秋の深まりと共に水温の低下も進んで、ドライフライのできる日も限られてきた。
今年の釣行は新規ポイントの開拓に力を入れようと思っていたが、こうしてフライフィッシングのできる日が少なくなると、それも叶わぬものとなりそうだ。
10月14日の釣行は、占冠付近の鵡川支流への釣行を検討していた。前日に十勝への私用を兼ねて現地の下見を行った。翌日の釣行ポイントを物色するためだ。
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しかし、札幌から高速道路でも2時間半が掛かるという長い走行距離に二の足を踏んだ。結局は以前から計画していた、これまで入ったことの無い尻別川の下流域に流れ出る支流ポイントへの釣行を実行する事にした。

具体的には真狩川とルベシベ川、それに名無川の三河川で、いずれもニセコ町の郊外で尻別川に流れ出る。真狩川とルベシベ川は上流域に何度か入渓したことはあるが、名無川は上流も含めて今回が初めて。
樹木が鬱蒼として岩のゴロゴロした渓流景観の上流域と比べて、下流域は市街地に近い分、流れが穏やかで里川の趣が強いだろう。そして流れが太く、尻別川に近いことで虹鱒やヤマメの型ものが期待できるのでは、と考えた。
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初めに入ったのは、ニセコ町市街地から5分ほどの真狩川最下流。魚道の備わった低い堰堤の下に場所を設けた。数日前の雨のせいか、予想以上に濁りが強く、ドライフライだけではなくウェットフライも厳しい状況。竿を出して30分も経たずに場所を移動することにした。

次に向かったのはルベシベ川最下流。上流に向かってあぜ道が作られており、かなり上まで車を走らせることができる。しかし、低い堰堤が次ぎから次に現れて、とても竿の出せる雰囲気ではない。尻別川との合流地点から釣り上がれば、それなりの釣果が期待できるだろうが、今回は見送ることにした。

そして最後は今回初めて釣行する名無川。ここも橋の横からあぜ道が上流まで続いており、それを利用してポイント散策。橋から500メートルほど上流に、流れ出しから平瀬に代わるポイントが現れた。その上流も落ち込みや大岩、淵などが連続している。
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その平瀬に#10のカディスを流すと、フライには掛からない小魚がすぐに反応。フライを#12に替えると10センチ余りのヤマメがようやくヒット。
しばらく同じサイズが反応した後、早瀬から流れだしに変る場所で20センチに足りない虹鱒がヒット。同じ場所で10センチほどの岩魚も上がった。
今回狙っているサイズとは程遠いが、そこそこ魚影は豊かな川なのだろう。

再び移動することに。今度は尻別川の上流域に流れ出る支流。実際には尻別川支流のそのまた支流で、雨の後など水量が増えるときでなければ釣果が上がらない渓流。棲息しているのは虹鱒と岩魚が半々。時にはヤマメの型ものも姿を現す。一昨年の同じ時期には、30センチ越えの虹鱒が5匹ヒットした。

今回はその条件を満たしており、支流の流れだし地点から釣り上がった。
いつもならば、浅い平瀬や流れ込みなどの小さなポイントからもアタリがあるのに、水量が多いためか100メートルほど釣り上がっても小さな反応しかない。#10のカディスにようやくヒットしたのは、曲がり込みから落ち込みに変る流れの二分したポイントから。15センチほどの岩魚だった。
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上流は同じような流れ込みと淵、流れだし、平瀬などの好ポイントが連続。そこから15センチほどの虹鱒や岩魚が続けざまにヒットする。しかし、狙っている型ものの気配はない。500メートルほど釣り上がっての釣果は、15センチから20センチの虹鱒が4匹と15センチ未満の岩魚が3匹。

今回は、尻別川本流2か所でもウェットフライを行ったが、まったくの坊主状態。それと比べると、支流では小さいながらもアタリがあるだけ釣りを楽しめた。
渓流フライシーズンは、残すところあと半月ほど。それまでに満足のいくフライ釣行を行いたいが、果たしてどうなるのだろうか。

写真説明@真狩川の下流。堰堤下にフライを流すが、濁りは強くて釣りにならないA名無川の下流域は、流れの穏やかな里川の雰囲気。小ヤマメや虹鱒、岩魚がドライにヒットしたB尻別川の上流域に流れ出る支流のそのまた支流。こんな小さな渓流だが、魚影は濃いC今回ヒットした虹鱒や岩魚、小ヤマメ


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2021年10月08日

尺アメマスと20センチヤマメがヒット



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3週間ぶりの釣行先は尻別川下流域の支流

9月18日以来約3週間ぶりのブログの更新。この間も9月30日に尻別川支流に釣行したが、前日からのまとまった雨により目的地は濁流状態。
上流域では何とか竿を出せるのでは、と何カ所かの渓流を回ったが、いずれも褐色の流れが収まっていない。
最後は、雨にあまり影響されない湧水河川の最上流部まで足の延ばした。結局ここも増水が激しく、丸1日が無駄足となった。
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前回訪れたのは、同じ山の名前が付く尻別川の支流。これまで釣行した支流とは異なり、尻別川下流域に流れ出る渓流釣りでは知られた河川だ。
自分にとっては初めての渓流だが、「型ものヤマメが期待できる」という知人の甘言につられて釣行計画を立てた。
今回10月7日の釣行は前回の計画をそのまま移行。現地には日の出時間と同じ朝6時に到着。前回は濁流で竿を出せなくても、次の釣行のためにここぞというポイントを確認、それによって今回入渓する場所はすぐに決まった。

尻別川との出合から1キロメートルほどの場所で、魚道を備えた堰堤が姿を見せる。堰堤下には二つの流れが作られていて、その下流50メートル先に平瀬が続いている。幸い、この時期には避けて通れない鮭の遡上は見られない。
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その流れのひとつに#10のドライフライを流すと1投目から反応が。小さな魚が何度もイタズラするが、フライが大きすぎて食いつけない。そこから下流に、流れ込みから平瀬に変わる目的のポイントが現れた。

平瀬は30メートルほどの長さだが、水深がそこそこあり、魚がいれば定位しているはず。上流からウェットフライを流してみると、すぐに反応が。上がってきたのは10センチほどのヤマメ。先ほどからドライフライにイタズラしていたのは、このサイズのヤマメだろう。

それでも、型ものがいるのではとフライを流し続けていると、竿をしならす大きなアタリがきた。動きを封じて、岸に引き揚げた魚は30センチほどのアメマス。
このポイントではこれ以上アタリがないので、次のポイントに移動。川に沿ってあぜ道が付いているので移動は楽だが、それだけ釣人の入り易い川なのだろう、あちこちに踏み跡が残されていた。
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今度の場所は流れ込みから淵に代わる1級ポイント。魚が居着いていても可笑しくない場所だが、フライに小魚だけが悪戯する。大場所だけに、魚がスレているのだろう。すぐに移動することに。

次の場所は、ここから100メートルほど上流。川が開けて見通しは利くが、全体がザラ瀬気味。それでも、岩と岩の間の落ち込みや流れ込みなどのポイントが散見される。そうしたポイントにフライを投じると、3回に1回は小さな魚が反応。10センチを超すヤマメは空を飛んで手元に来る。

どうも、下流よりも魚影が濃いようで、そんなアタリが何度か続いたあと、20センチ余りの虹鱒も釣れるようになってきた。魚の居着いていそうな小さな平瀬からは、20センチ越えのサビの入ったヤマメも飛び出した。
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ところが、その先はザラ瀬の続く景観が広がり、ポイントらしいポイントが見つからない。時間も予定の11時を過ぎたことからここで終了。この日の釣行を終えた。

この渓流の最大のポイントは、支流の流れ込む橋から上流だという。今回はウェットフライト兼用のために下流域に釣行したが、また来る機会があったら、上流域にも挑戦してみようと思う。

写真説明@魚道が機能している堰堤の下に入渓A堰堤下流の平瀬Bザラ瀬の続く上流域Cこの日釣れた30センチほどのアメマスと20センチのヤマメ、同サイズの虹鱒


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2021年09月18日

秋の余市川本流の厳しさを実感



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 銀山頭首工で小ヤマメだけがヒット

今回の釣りはどこに行こうか、と行先を迷った末に9月16日に釣行したのは、大江頭首工下流の余市川中流域。今年ここまで4回釣行した場所だ。だからと言って、過去の釣果は指を折って数えられるほどの貧果。

それなのに、これだけの回数を赴いたのは、思わせぶりの景観とウェットフライに適した流れに魅入られたから。例え貧果に終わっても「ここには大物が潜んでいる」と思い込んで、性懲りもなく何度も通い詰めてきた。
いずれその呪縛も解けるだろうが、まだその時期ではないようだ。
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今回の入川地点は仁木町の月見橋より下流にある、以前に一度入ったことのある橋の下から。ザラ瀬から流れ込み、淵、そして平瀬と連続した格好のポイントが作られている。ここに来れば、誰しも竿を出したくなるだろうという場所だ。

しかし、以前の釣行では小さなヤマメしか手にすることができなかった。それは、雪代が遅くて水温が低いなどの時期的な影響だろうと思っていた。
今回は、初夏まで増水で立ち込むことが困難だったポイントが、対岸まで渡れるほどに水量が減少。それによって、ウェットフライを狙ったポイントに打ち込むことができるようになった。
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問題は魚影は、流れの遅い淵では何度も鮭の跳ねが起きるが、流れ込みや流れだし、平瀬といった魚がいれば定位しているはずの其々のポイントからは、竿を出してから2時間が経過しても何の反応もない。

ここはもともと極端に魚影の薄い場所なのでは、との疑念が沸き起こる。結局今回も魚の姿を確認することができなかった。
ならば、ここから10キロほど上流の銀山頭首工はどうだろうか、と思い直して移動することにした。
この頭首工の下流は、岩盤底に切れ込みの入った流れだしや淵が作られており、過去の釣行ではフライに幾匹ものヤマメがヒットした。

しかし今回はどうした加減か、頭首工から100メートルほど下がってもまったくアタリはこない。頭首工は、遡上しやすい魚道が機能しないために、それに代わりゲートを全開。これによって水量は多くて、水流も鮭でも登れないほど激しい流れとなっていた。頭首工直下の流れの中に、遡上できない鮭が溜まっていた。こうしたことが下流の魚に影響を与えているのか。
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頭首工下流を釣り下ることを諦めて、今度は頭首工の上流に向かうことにした。
頭首工のすぐ上流に支流も流れ込んでいて、緩やかなザラ瀬から代わる流れ出しや淵、水深のある平瀬などのポイントが連続する。ここでは過去に型もののヤマメを釣り上げたことがある。今回はどうだろうか。

支流の流れ込みから平瀬、淵に代る絶好のポイントに上流からウェットフライを流す。魚がいれば絶対にアタリが来るはず、と身構えるが、流すポイントを代えるなどあの手この手で攻めるが、まったく手ごたえがない。

ここから上流200〜300メートルまで、長いザラ瀬が続いている。そしてその先に荒瀬が見え隠れしているが、これまでの釣行ではそこまで釣り上がったことがない。
今回は1匹でも魚の姿を見たい、と荒瀬まで遡行した。途中の水深の無いザラ瀬で、小さなライズが発生していた。どうも新子ヤマメらしいが、フライには掛からない。
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ようやく荒瀬に到着。荒瀬の下流には水深のない早瀬が築かれていた。そこに今度は小さなドライフライを流す。すると、フライを引き込もうとする魚がスレがかりした。10センチ足らずヤマメだった。同じ場所にフライを流すと、連続してアタリが。先ほどと同じような小ヤマメがヒットするが、それ以上のサイズはいないようだ。

さらに釣り上がろうと上流を見ると、遠くに釣人らしい姿が見える。ここから300メートルはあるだろうか。彼はどこから入ったのだろうか、と考えるのと同時に、この日の釣りを終える事にした。この時期の本流釣りは、思った以上に厳しいと実感した釣行だった。

写真説明@大江頭首工下の余市川中流に今年5回目の釣行。景観は素晴らしいが魚影は極端に薄いAB銀山頭首工に場所を替えたが、ここも小さなヤマメしか相手にしてくれなかったCヒットしたのはこのサイズの小ヤマメ
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2021年09月10日

尻別川上流でウェットフライ



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平瀬に変わる場所で型ものヒットも・・・

先週の9月2日は、白老と苫小牧の境を流れている別々川上流に釣行したが、釣人ならば誰しも入るだろう橋下のポイントに入渓して大苦戦した。
元々の予定ポイントは今回よりもかなり下流。ならば、どうして入渓ポイントを間違えたのか。
それは、その2週間前に釣行の下見で訪れたインクラの滝広場から、社台川上流に抜ける林道ゲートが開かれていたことが原因。
「別々川で釣果が上がらなくても、社台川に移動して竿をだすことができる」と、できるだけ社台川に近いポイントに入ったことから。
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しかし2日は、社台川上流に抜ける林道ゲートの鍵が閉じられていて通行できなかった。この2つの失敗が釣行計画を大きく狂わせた。
最終的には、別々川からウヨロ川上流に移動したわけだが、ブログの通り釣果は散々な結果で終わった。

そして今回9月9日は、ウェットフライだけで釣果を求めたいと、1か月半ぶりに尻別川上流に赴いた。
最初に向かったのは、超競合ポイントの上尻別橋。橋から200メートルほど下流に作られた渕や流れ出し、平瀬では雨後などのタイミングでヤマメや虹鱒などの型ものが釣れることがある。
ただ、ここでの自分の釣果は20センチ前後のヤマメや虹鱒、岩魚。型は大きくはないし魚影も薄い。それでも、ウェットフライへの反応が楽しくて釣行を重ねてきた。

9日も、河原に多くの釣人の足跡が残されていて、初めから厳しい釣果が予想できた。それでも1匹ぐらいは、と上流からウェットフライを流し込む。
だが、何度竿を振っても反応はない。
あまりのアタリの無さに、この場所から100メートルほど釣り下がったザラ瀬で納竿。次のポイントに移動することにした。
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次の場所もウェットフライに適したポイントで、釣人が余り入ることのない直線化した長いザラ瀬が続く。ただ、その後に流れが変容。流れ出しから魚の溜まっていそうな平瀬に変る。
ザラ瀬でも、シーズンによってはヤマメがヒットすることはあるが、この日は全く反応がない。

100メートルほど下って、いよいよ平瀬が姿を見せる。その平瀬への流れ込みでウェットフライにようやくアタリが。初めにきたのは10センチ足らずのヤマメだった。
ため息をつきながら、再び対岸の深場にフライを打ち込む。すると、向こうアワセでグイグイ引き込むアタリが。ラインをやり取りしながら手元に寄ってきたのは20センチほどの虹鱒。

そして続いて右に左に暴れまくる大きなアタリが。余りの暴れっぷりにラインのコントロールが利かず、針がすっぽ抜けてしまった。アタリの大きさから言って40センチクラスの虹鱒だろう。
これに気をよくしてさらに釣り下る。
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平瀬の下流は5メートルほどの細い荒瀬に変わり、ウェットフライへの反応がなくなった。そして200メートルほどして再び大渕が現れた。この淵では、過去に姿の確認できなかった大物をバラしたことがある。
期待を込めてフライを流れに乗せるが、今回は小さな魚さえも姿を見せなかった。

入川ポイントから1キロほどきた地点で、川の流れは再び平瀬から荒瀬に変わった。どう見ても魚の気配がしないことからここで納竿。
アタリは少なく大物もバラしたが、競争の激しい尻別川でまだ開拓する余地の残されているポイントがあることを嬉しく思った。

写真説明@超競合ポイントの上尻別橋の下流。淵や平瀬が続いているが、魚影は薄いA次に向かったのは長いザラ瀬の続くポイント。ザラ瀬の先の平瀬で大物がヒットしたが痛恨のバラしB結局、当日の釣果は20センチほどの虹鱒と小ヤマメだけ



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2021年09月03日

雨が上がっても厳しい釣果の別々川 



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20センチ越えヤマメと新子が数匹

9月最初の釣行先は、先週8月26日に訪れた白老・別々川。前回は大雨の後で増水が解消されていなかったことから、まだ辛うじて竿を出すことのできる上流の砂防ダム下に場所を据えた。
しかし釣果は散々なもので、フライに飛びつく魚は皆無。泣く泣く他の川に移動した。
今回は過去の釣行と同じように、砂防ダムよりもかなり下流から入渓、林道に架かる最初の橋まで釣り上がる事にした。
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別々川は前回よりも水量が少なく、平瀬とザラ瀬の連続する流れに中州や砂利岸が姿を現す。が、この渓相に記憶はない。自分の知っている別々川は、流れがもっと細く、釣り上がる毎に蛇行や倒木が次々に姿を見せたはず。
どうも今回入った場所は、自分の知っている別々川のポイントからかなり上流のようだ。

ただ、どこに入ろうと魚の姿を見られればいいと、そのまま釣り上がることにした。
早速第1投を打ち込む。不思議なのは、水深のある平瀬からは全く反応がないのに、ザラ瀬でフライを銜えきれない小さな魚のアタリが続く。


最初のヒットは50メートルほど釣り上がった落ち込み脇の淵から。20センチ越えのヤマメだった。以前の別々川の釣行では、このサイズが連続ヒットした。だから今回もと、期待は高まる。
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上流には、ザラ瀬から平瀬が交互に続く穏やかな流れが見える。そして、「ここは絶対に魚が居着いている」という絶好のポイントが現れた。
上流から慎重にドライフライを流し込む。だが、ヤマメの新子らしい小さなアタリはあるが、引っ手繰るような大きなアタリはこない。

このポイントでアタリが来ないとは。見た目よりも魚影が薄いのか、それとも多くの釣人が入ってスレたのか。
そのいずれも正解のようだ。というのも、上流に遡行するほど小さなアタリさえもなくなってきたから。
砂防ダムから釣り下がるのがこの場所の一般的な傾向らしい。だから、砂防ダムや橋が近くなるにつれて魚影が薄くなるのだろう。

結局、午前5時半から3時間余りも費やしての釣果は、20センチ強のヤマメ1匹と新子ヤマメ3匹という貧果。再び以前入ったことのある下流からの入渓をする気にもなれず、次の河川に移動した。
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新しい釣行先は、今年初めてのウヨロ川。目的の一つは、シーズンになると川一面を埋め尽くす鮭の遡上を見ることだが、今年はまだ早いのか、橋の上からは1匹の鮭も確認できなかった。

そして林道を経由して上流へ。これ以上道がない、という地点まで乗り入れるつもりだったが、そこにはすでに先客が。
仕方なく、高巻きしてその上流に向かうことにした。
藪漕ぎして川に出ると、その場所からは上流、下流ともに遠くまで見通すことができた。しかし、そこには先客の姿は見当たらない。
細い流れの早瀬から流れ込み、そして淵や平瀬、岩陰といったポイントが相次いで現れた。ここでも小さなアタリはあるが、1時間ほど上り詰めても、15センチほどの岩魚が1匹だけ。
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上流にある砂防ダムまでは、まだ3キロメートル以上あるだろう。そこまで釣り上がる気はないが、何とか型ものをとモチベーションを高める。
午前8時半から入渓して2時間が経過したが、相変わらずアタリは小さいまま。これ以上粘ってもきりがないと、ここで脱渓。
今回も、狙っていた型ものヤマメにはかすりもしなかった。

海岸は鮭釣り一色。川での釣行を終えて、どれだけ鮭が上がっているのか確かめるために、錦多峰川の河口に向かった。ここ河口導流堤では、これまで遡上する鮭をタモで引き抜く人や、隣のサーフでは浮きルアーで鮭を狙う釣人で一杯だった。
ところが、今年は導流堤の上にもサーフにも人の姿はない。錦多峰川自体が鮭釣りの禁漁河川になったのだろうか。


写真説明@穏やかな渓相の別々川上流域Aここでは20センチ越えのヤマメが1匹だけB今年初めてのウヨロ川。こんなポイントなのに魚影は極めて薄い
Cウヨロ川での釣果は15センチ足らずの岩魚と新子が数匹


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2021年08月27日

毛敷生川支流で45センチの虹鱒



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大雨の影響を避けらず釣場転々

先週の千歳川に続いて、今週の釣行も大雨の翌日。全道的な降雨で、最期まで行先を決めかねていた。再び雨に強い千歳川と言う訳にもいかず、考えあぐねた先は「本流は無理だろうから、鉄砲水発生の可能性が少なく型ものヤマメが狙える渓流を」と、苫小牧近郊の別々川に決めた。
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今年は一度も別々川に入っていないが、これまでの釣行では20センチ越えのヤマメや尺近い岩魚の釣果に恵まれた。今日のような悪い条件でなくても、近いうちに釣行することを考えていた。久しぶりの別々川の流れはどうだろうか。

現地到着は午前5時半。時間的には日の出と重なり、森の中でも見通しは利くはずだが、札幌を出発してから降り続いている小雨により、薄い闇が川を覆う生憎の天気。そして肝心の別々川は、濁りの入った濁流気味の流れ。水嵩はいつもより30〜40%多いのでは。
無理をすればフライを打ち込めるが、ここぞというポイントは濁流に覆われて形も見えない。
それで仕方なく上流の砂防ダム下に入ることにした。

轟音と飛沫を上げて砂防ダムから流れ落ちた川は、釜の無いプールを作る。そこにドライフライを投じても、勢いよく押し流されるだけ。
水の勢いが弱まるプールの端にフライを漂わせてアタリを探るが、ヤマメ新子特有の小さなアタリしか反応はない。
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このままポイントを探しながら釣り下がる。降雨の前ならばアタリがあっただろう岩陰や肩、小淵、流れだしなどの好ポイントも、今日の増水では意味を持たない。
結局、高巻をしながら100メートルほど下ったが、やはり魚が飛び出ることはなかった。せっかくの場所なのに、残念で仕方がない。

当然こうしたことも考えて次善の策を練ってきた。ひとつは雨に強い飛生川上流、そしてもう一つは上流域に堰堤や砂防ダムの林立する毛敷生川中流。ただ飛生川は、魚影は濃いが型ものは難しい。それに対して毛敷生川は、水量如何でウェットフライもできる。それで毛敷生川に向かうことにした。

いつも入る毛敷生川中流域の鉄橋下は、やはり水嵩が高くて濁りの入る難しい流れ。それでも急流からの流れ込み、そして平瀬に代わるポイントが何カ所も見られ、ウェットフライをその流れに乗せて様子を探る。
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平時であれば向こうアワセでアタリのくるポイントだが、1、2度ヤマメ新子らしいアタリがきたほかは沈黙。ここも雨の影響が大きかったようだ。ならばこの上流の堰堤はどうだろう、と再び移動。

堰堤の魚道からは、川の水が飛沫を上げて激しく流れ落ちてくる。その魚道脇に出来た淀みを中心にウェットフライを打ち込んでいると、ようやく向こうアワセで10センチほどのヤマメがヒット。本日初めての釣果だ。しかしその後は、どこに打ち込んでもアタリはこない。

また移動を考えて、車に戻る途中にある小さな川に目がいった。ここはいつもは枯れ沢か岩を湿らすチョロチョロした流れだが、この大雨のせいか水量が多く、ところどころに落ち込みや淵、流れ込みといった、それらしきポイントを作っていた。試しにフライを打ち込んでみると、増水を避けてこの支流に逃げ込んだのか。すぐに13センチ余りのヤマメが飛びついた。
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ならばこの支流の上流まで釣り上がろうか、と川の先を見ると、平坦なザラ瀬が奥まで続いている。とてもフライを打ち込めるポイントはない。

この日最後に赴いた先は同じく毛敷生川の支流。この川の名称はどの地図を見ても記載されていないが、過去の釣行では25センチ余りのヤマメを手にしたことのある穴場。
やはりこの川もいつもより水量が多く、倒木や岩陰などでつくられるポイントはほとんどが隠れている。ドライフライで釣り上がってから100メートルほど来た地点で、岩陰から大きなアタリが。

魚は上流下流と暴れまくるが、姿は見えない。0.6号のティペットなので無理はできないと、魚のなすがままに。ようやくおとなしくなったのを見計らってネットを投入。上がったのは45センチに少し欠ける予想外の虹鱒だった。これを最後に当日の釣りを終えた。
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それにしても先週、今週と雨に祟られたが、次回は今回の釣行で発見した全く新しいポイントに行こうと思っている。

写真@別々川上流域の砂防ダム。この下流に釣り下がったが増水に祟られたA毛敷生川も雨に強いはずだが、この日は立ち込むことも難しかったB上流部の魚道のある堰堤でウェットフライを流すC毛敷生川の支流。火山灰底で水量が多いと遡行が難しいD今日の釣果は12センチほどのヤマメと45センチ弱の虹鱒

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2021年08月20日

熊の目撃相次ぐ千歳川上流



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 大雨を避けて釣行した18日にも

今月3回目の釣行先は、散歩コースとも言える千歳川上流。当初は十勝の札内川や戸蔦別川の上流を計画していた。
しかし、前日までの降雨の影響を考慮して、少しぐらいの雨ならば釣行に支障のない千歳川上流を選択した。
それと、ウェットフライとドライフライが同時にできることも魅力だった。
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千歳川上流域には複数の分流、つまり本流から分かれて再び本流に合流する短い流れがある。そこは流れが穏やかなために、ヤマメやブラウン、虹鱒の稚魚の揺りかごとなっているが、時折型ものがヒットすることもある。

だからいつもこのポイントに入る時には、フライは出来るだけ稚魚を傷つけないように#8から#10を使用してきた。
今回もこのラインシステムで本流に流れ出る河口から釣り上がった。

この分流の流れ出し上流にある倒木下の淵で小さなライズが起きていた。第1投をそこに打ち込む。しかし、小さな魚が飛びつくがフライが大きすぎて針がかりしない。
どうもヤマメの新子のようだ。さらに奥に広がる淵に向けて釣り上がるが、その途中のザラ瀬でも小さな魚がフライに悪戯する。
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ようやく針に掛かったのは倒木で作られた流れの遅い深い淵から。
ヒットしたのは17、8センチの小さなブラウン。そしてその上流の平瀬から20センチ前後のヤマメも連続ヒット。

大物に備えてフライを替えていると、川の上にあるあぜ道を通る釣人らしい人から「すいません!」との声がかけられた。「ここから上流の対岸にクマが現れたようです。気をつけてください」との事。
この場所は市道からも近く、よほどの事でもない限り熊と遭遇することはないはず。とりあえず、分流を遡行して本流からの流れ込みまで行くことにした。

本流は、前日までの雨にも関わらず増水した気配はない。このまま本流を釣り上がる事も考えたが、先ほどの件もありウェットフライを流して川を下ることにした。
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20メートルほど下った地点で小さなヤマメとブラウンがヒット。しかし型ものの気配はしない。
結局、この分流でのドライフライと本流のウェットフライでは、17センチほどのブラウン2匹と20センチ前後のヤマメ1匹、20センチほどのうぐい1匹に、スレがかりの新子ヤマメが数匹と言う釣果。
熊が現れたという話がなければ、さらに上流を遡ったかもしれない。


ここから下流にいつも入るウェットフライに適したポイントがある。そこに場所を代えることにした。
目指したポイントには車が1台留まっていた。竿を出しているようだが、どこにも姿は見えない。

このポイントに降りて、早速ウェットフライを流す。ヤマメの解禁直後ならば、ラインのスィングが終わった地点で向こうアワセでアタリがくる。しかしこの時期は小さなアタリはあるが、針には掛からない新子ばかり。
それは100メートルほど釣り下っても変わらない。それでも、15センチ前後のヤマメを何とか釣り上げてこの日の釣行を終えた。
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結果的に、本流よりも分流の方がアタリは多く型にも恵まれていた。
千歳川はあまりにも馴染みすぎているだけに新しい発見は少ないが、当日の熊出現の情報は少し驚いた。
千歳市のHPによると、今年は千歳川上流での熊の目撃情報が多いようで、これからは他人事ではなくなるのでは。皆さんも上流に入る時には、くれぐれも熊対策を忘れずに!

写真説明@千歳川本流から分かれて流れ出る分流AB緩やかな流れの中からヤマメやブラウンが飛び出るC本流はウェットフライに適した流れだが、この時期の魚影は極めて薄く、辛うじてヒットしたブラウン



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2021年08月14日

真夏の余市川本流釣行



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 魚の気配がしない大江橋下流

7月中旬から8月第1週の期間、北海道は約100年ぶりの猛暑となった。そして第2週は、一転して初秋の気温まで下がるという乱高下状態。
その第2週にまとまった降雨があり、12日に余市川中流に赴いた。
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本来、真夏の本流ほど釣果の得られない場所はないはず。それなのにわざわざ釣行したのは、降雨によりどこまで魚影が回復したのかを見極めるためだった。
今回の釣行先は大江頭首工の下流域。型ものヤマメをウェットフライで釣るのに適した川幅と水量があり、今年はこれまで3回訪れた。
だが、このポイントは見た目とは裏腹に、3回とも思っていたような釣果は獲られなかった。

単に釣果を獲るだけならば、ドライフライで白井川や然別川などの余市川支流、あるいは隣町の堀株川を遡行した方が確率が高いのは分かっている。問題はウェットフライができるかどうか、ということ。

その点でこの大江橋下流は条件にマッチしているが、何度も貧果に見舞われた。それでも釣行するのは、百戦錬磨の悪女に魅入られた純朴な少年のような心境と言った方が分かりやすいだろう。
ちなみに、この場所でのこれまでの釣果は、10センチにも満たないヤマメ数匹と20センチ未満の虹鱒が2匹。なので、今度こそはと意気込んで川に降りたが・・・。
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現地の大江橋には5時前に到着。橋の下の淵から釣り下ろうとしたが、すでに先客がルアー釣りを終えて帰ろうとしていた。
試しにこのポイントでフライを流してみたが、ここぞという淵や平瀬からの反応は全くない。

仕方なく、いつもの大江橋下流の橋まで戻って入川した。
この場所は長い平瀬と流れ出しの続く、いかにも魚の居着きそうなポイントに見える。しかし実際には、小さなヤマメと小型虹鱒のほかは釣果のない、見た目だけの場所。それなのにまた竿を出した。

他の川ならば間違いなく魚が居着いているだろう、流れ出しから平瀬に変わる30メートルに及ぶポイントにウェットフライを流し込む。・・・反応なし。その下流にはもっと長い平瀬が続いている。この場所で前回は小型虹鱒がヒットしたが、今回はどうだろう。
下流に流したウェットフライは手ごたえのないまま戻ってくる。
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何の反応もないまま長い平瀬からザラ瀬に変わる場所まで下ってきた。その100メートルほど下流に大きな淵と平瀬が作られている。ここでも反応がないのならば、もともと魚影の無い場所と諦め切れる。

流したソフトハックルにようやく小さなアタリがきた。感触からして小さなヤマメらしいが、針には掛からない。同じようなアタリが連続するが、やはり針がかりしない。

真夏の本流釣りが厳しいのは当たり前だ。それは分かっていたが、ここまで魚影が薄いとは。
諦め切れずに、今度は上流の銀山頭首工まで向かうことにした。これまで頭首工の下流では、この時期でも小さなヤマメが相手をしてくれた。今回も、と川に降りようとすると、ここでも先客がフライロッドを手に釣り下っていた。
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頭首工の上流は、支流の流れ込みが作る淵と長い平瀬が続く。3年前の夏にこの場所に入ったことがあったが、その時はドライフライで25センチ近くのヤマメを釣り上げた。今回も夢を再びと、型ものヤマメを狙って釣り上がることにした。

流れは、3年前と比べて淵や平瀬が長くなったように見え、当時と比べてポイントが増えたように感じる。初めにドライフライを流して様子を探る。が、平瀬や岩陰、肩、淵などのポイントからの反応はない。ならばとウェットフライを流してみた。・・・これにも反応はない。
結局この場所でも坊主に終わった。

この時期の本流釣りの厳しさを身に染みて理解できた。特に今年の夏は異常な酷暑が続いて、夏枯れ状態なのだろう。
次回は少しエリアを広げてた渓流釣行を計画している。

写真説明@大江橋下の淵にフライを流したが・・・A平瀬が続く絶好のポイントなのにアタリはこないB川の上を電車が通過する余市川らしい風景C銀山頭首工の上流にもこんなポイントが続く。しかし、夏枯れなのかアタリはこない



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2021年08月01日

尻別川本流で苦戦も支流で挽回



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こんな上流の支流にもブラウンが棲息

北海道の今年の夏は、本州よりも暑い日が続いている。特に旭川や帯広、北見などの内陸地は35度を越える猛暑となるなど、厳しい暑さとなっている。
札幌圏でも、連日の30度越えで熱射病患者が増加、とても釣りどころの話ではなくなってきた。
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それでも、暑さ対策を施せば何とかなるのでは、と7月最後の釣行として29日に尻別川上流に赴いた。
今年の尻別川本流の釣行は今回で3回目と、余市川に次いで多い。ただ過去2回は、入ったタイミングの問題からほとんど坊主に終わり、悔しい思いをした。

当日の気温も30度を越えるとの予報。ならば早めに現地入りして昼前には釣りを終えようと、札幌を3時半に出発。現地の寒別橋には5時前に着いた。
いつも入るポイントでこの時間に釣人と遭遇したことはなかったが、今回はすでに1台の車が。
車を降りて入川の準備をしていたのはイケメンの若いアングラー。「熱心ですね」と話しかけると、「ここはラフティングが来るので、早めに入らないと」との事。自分と同じ思いをしている人がここにいた。
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優先権を持つ先行者にポイントを決めてもらい、自分は下流に入ることに。そこは支流の流れ出る場所で、ウェットフライを試すには丁度よい川幅と水深がある。
心配していた渇水もそれほど酷くはないが、6月下旬と比べたら1割ほど水嵩が低い。

問題のアタリはというと、小さなヤマメらしき反応はあるが針がかりはしない。
今日初めてのヒットは、釣り始めてから1時間後に#10のプロフェッサーにきた22、3センチの虹鱒だった。が、この後が続かない。
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暫らく粘った後の帰りしなに、支流の淵と平瀬の混じるポイントで#10のドライフライを流してみた。
すると、3投目に虹鱒特有の水面を割るような大きなアタリ。上がってきたのは予想外の20センチ余りのブラウンだった。

昆布川の流れ出る中流域では何度もブラウンを釣ったことはあるが、この場所では初めて。「ここまでブラウンの棲息域が広がったのか」と複雑な気持ちに。
再びフライを打ち込むと、続けざまにヒットしたのは15,6センチの虹鱒とヤマメ。本流よりも支流の方がアタリがあるのは水温のせいか。

その教訓をもとに、ここを後にして向かったのは尻別川上流に流れ出る支流。ここも釣人の激戦区で、午前9時を過ぎたこの時間では誰か彼か入渓しているはず。
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幸いにもう帰ったのか、いつも止まっている場所には車の姿はない。水量はいつもの2割ほど少なく、釣りを行うには支障はないが、ポイントはかなり失われている。
そして突然の雨。雨粒は大きいものの、それほど激しい降雨ではないために、魚がいるのかいないのか疑心暗鬼で釣り上がる。
ザラ瀬の続いた後に現れた流れだしにドライフライを流してみると、1投目から反応が。

アタリの大きさから、小さなヤマメではと再び打ち込むと、この川で初ヒット。上がってきたのは17、8センチほどのヤマメだった。
そして同じ場所から同サイズのヤマメもヒット。その少し上流の平瀬からは15センチに欠ける岩魚と、それよりも小さな虹鱒が連続してヒットした。
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さらに、その上流のポイントでも小さな岩魚とヤマメがヒットするなど、アタリが続いた。このポイントに最近釣人が入っていないか、あるいは降りだした雨が魚の警戒感を和らいだのかは定かではないが、予想外の釣果。

ブロックで築かれた岸から釣人がいつも竿を出している、大物の居着きそうな深場の人気ポイントに差し掛かった。
しかしここではアタリは皆無。多くの釣人が入るために、魚影が極端に薄くなっているのだろう。

上流を見渡すと、奥までザラ瀬が続いている。そしていよいよ雨も本降りに。仕方なくここで脱渓することにした。
この雨は美笛峠から支笏湖まで降り続き、濃霧も発生。昼間なのにヘッドライトを点けて走行するほどの見通しの悪さとなった。

写真説明@初めに入ったのは、尻別川と支流の出会いAここでは20センチ強の虹鱒しか釣れなかったB支流でヒットした小型ブラウン。こんな場所にまで棲息域を広げたようだCさらに尻別川上流に流れ出る支流Dここではヤマメと岩魚が連続ヒットした


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