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2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(他の原種カトレア編)

 2015 サンシャイン蘭展(・埼玉洋らん展・船橋洋らん展)のラストです。

本当は、前回で出し尽して、精根尽き果てたのですが、ダラダラと余韻に浸る時間もまた楽しいので、番外編です。

最後は私が気になった原種カトレア(クワドリ・ワルケ)でフィニッシュです。




C. quadricolor s/a ocurata 'Grato'
珍しいocurata個体でした。

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C. quadricolor 'Actaeon'
ocurataが更にはっきり入った個体でした。

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C. quadricolor 'MU'
濃色で綺麗でした。

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 ワルケはコアなファンが多く、下手すると炎上する、取り扱い注意物件です。

私はワルケヲタではないので、あまりにマニアックな情報はついていけないし、最近のトピックスもよくわかりません(Perfect Blushやrubra系実生がせいぜい)。

しかし今回美しい個体が数点あったので、死ぬ覚悟で紹介してみたいと思います。



C. walkeriana 'Magobe'
オーバーラップして完璧な展開の、雫系ワルケでした。花のレベルも高いですが、この花付きが他に類がない程圧倒的で、咲かせ方のレベルも秀逸でした。ドラえもんを呼んで、スモールライトで小人になって、この下で花見がしてみたいです。それには、まずはドラえもんを作る材料を探すところから始めないといけない訳で、、、、と色々想像させられました。

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C. walkeriana s/a 'Sancha'
迫力や整形感には乏しいですが、ワルケらしいs/aで、嫌味がなくて好きです。

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C. walkeriana (s/a 'Tokyo No.1' × aquinii 'Gloriosa')
ワイハ系s/aは諸説あるようですが、プンクタータのような珍しい色彩がでていて非常に美しかったです。

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C. walkeriana perola-amoena 'Ice Doll'
ちょっと触れると壊れてしまうような、繊細な色彩でした。

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C. walkeriana perola-amoena 'Usubeni'
こちらもそこら辺ではあまり見かけない色彩で、目を惹きました。

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C. walkeriana 'Jungle Queen'
古くからある銘花です。ジャングルの女王、という名前も良い。

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C.walkeriana var. semi-alba ‘Carmela’
形の良いs/a個体。

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C.walkeriana coerulea“Nagara”
こちらはワルケで有名な業者名を冠した個体。

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 そういう訳で、2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の特集は終わりです。

次回からはまた我が家のどうしようもない花や、どうでも良いお話を少しずつ紹介していきますので、夜露死苦。


2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(その他編)

 2015 サンシャイン蘭展(・埼玉洋らん展・船橋洋らん展)の続きです。

今回は私が最近やたらと推しのCymbidiumです。

何故なら、原種のシンビジュームは1秒でフルボッコにされるくらいの美しさがあるからです。

他にも気になっているPhalaenopsisと、綺麗だったVandaにもフューチャーしてみました。



Cym. maguanense
雲南省産のシンビらしいのですが、それ以上の情報はよく分かりません。変わっているシンビです。

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Cym. insigne
半端者だった私を、瞬殺でフルボッコにしたシンビ。ベトナム、中国(海南省)、タイ北部の1000~1700mの冷涼な場所に自生するそうです。花が比較的大きく、白やピンクのカラーバリエーションがあり、交配種の品種改良に大きく貢献した花です。

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Cym. insigne ssp. seidenfadenii no stripe semialba
こちらはストライプがない、セミアルバとのこと。原種の無駄のないシンプルな美しさ、その中でもきらめきを放つ個体、これも美しいですね。

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Cym. insigne
こちらは形の整ったアルバ系。アルバは形の良い個体が少ないそうです。

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Cym. eburneum f.maguanence
芳香のあるピンク色の花を数輪咲かせるが、輪数が少ない。北インド(シッキム、アッサム、カシー山地)、ネパール、ベトナム、北ミャンマー、中国(雲南省の南部)の300~2000mに自生するそうです。4Nがあるそうです。私も先日購入し、栽培しています。「芳香がある」というところが購入の決め手でした。匂いフェチとしては嗅ぎたくて、嗅ぎたくて、、、、。現在のところ多分順調に育っています。ある程度高地に自生するため、寒さに強く、夏はちょっと暑がると教わりました。しかし、自生範囲が広いので、寒暖の適応能力は高いと期待して栽培しています。

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Cym. eburneum f. maguanence
これは名札が合っているのかちょっと疑問でした。eburneum f. maguanenceとして展示されていましたが、インシグネ系に見えました。花が展開していないからそう見えるだけかもしれませんが。

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Cym. hookerianum
緑の光沢のある花で、東ネパール、インド(シッキム、アッサム)、ブータン、中国南西部の1500~2600mに自生するそうです。かなり高地にあるので、こちらはシンビの中でもクール系のようで、warmな環境でも育てることは可能だが、十分に生育・開花させることは難しいとのことです。

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Cym. sichuanicum
中国(四川省)の1200~1600mに自生する希少種だそうです。

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Cym. erythraeum
ネパール、インド北部(Kumaon、シッキム、アッサム)、ブータン、ビルマ、中国(雲南省, 四川省, チベット自治区)の1000~2800mに自生する、花の小さいシンビです。

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Cym. ?
名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、インシグネ系でしょうか。

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Cym. Oiso
小型シンビ開発の初期段階で誕生した、有名な品種。片親にキンリョウヘンを使用した交配種で、池田成功氏によって1956年にRHSに登録されたそうです。Cym. Sazanamiもそうですが、古い交配種は興味をそそります。

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 ここからはバンダの仲間を紹介します。


V. luzonica 'Rio Arroz'
ろまんちっく村でよく見かける個体名?色彩が人目を惹く、ろまんちっくな個体でした。

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Rhy. gigantea
名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、美しい花でお立ち台でした。

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Rhy. gigantea alba
この種はフォルマが多いそうで、こちらはアルバ個体でした。

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Rhy. gigantea 'White'
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V. coerulescens
良い写真が撮れておらず非常に残念ですが、ブドウのような香りのするバンダで個人的に好きです。

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V. sanderiana alba
通常は赤ですが、アルバなので緑で綺麗でした。

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V. coerulea 'PW01'
Pink typeのセルレアということですが、淡い色彩が美しかったです。

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V. yamiensis
V. yamiensisは、V. lamellataのsynonymとのこと。この個体はV. lamellataのやや色が薄めの、基準的な個体だと思います。

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V. lamellata
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V. ?
名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、おそらくV. lamellataのvar. remediosaではないかと思います。 黄色が濃くて素敵です。var. remediosaは、ドーサルとペタルが黄色、lower sepalが茶色、リップが薄いピンクです。

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V. lamellata
こちらも名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、おそらくV. lamellataのvar. boxalliiではないかと思います。しかも、かなり良い個体だと思います。var. boxalliiは、ドーサルとペタルが白、lower sepalが茶色、リップがピンクです。

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V. lamellata 'FN-Beat#6'
こちらもvar. boxalliiですね。こちらも、良い個体だと思います。

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 V. lamellataには他にも、全体的に黄色で、リップに赤い筋が入るvar. flavaというvarietyがあります。

今回は見かけませんでしたが、いつか見てみたいですね。





 ここからは、ファレノプシスです。


Phal. ?
名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、みて下さい、この色彩!血管のような赤い葉脈(花脈?)が、もう、なんていうか、、、くっきりと、、、!

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Phal. lueddemanniana 'Noi'
赤と黄色のコントラストが綺麗な良形のルデマニアナでした。株の状態もさすがですね。

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Phal. lueddemanniana 'You-Oishi' HCC/AJOS
こちらは赤が多めで、Pが覆輪ぽくなっている面白い個体でした。

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Phal. speciosa 'Yuko'
不思議な染め分けがされていて奇妙なのに、何故か品性が感じられ、不思議な存在感を持つ花でした。

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Phal. celebensis 'Spring Grand' SM/JOGA
通常白っぽい花ですが、黄色で、しかも春っぽい黄色で、好きになりました。

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Phal. Lueddeviolacea
多分lueddemannianaとviolaceaの交配だと思うのですが、私好みの花でした。

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 以上が、私が気になった部門でした。







V.tessellata var. semi-alba
こちらはテッセラータのs/a。通常紫ですが、珍しい色彩のフォルマです。

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V.denisoniana
バンダの中では変わった色彩の、芳香のある種。

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Rhy.retusa
こちらは先っちょがピンク色のリンコ。

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Rhy.coelestis
こちらは先っちょがセルレア色の幻想的リンコ。

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’Phal.Brother Girl ‘Brother’
1988年というやや古い品種。色彩が面白いです。

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Phal.cornu-cervi var. alba
コルヌセルビの珍しい色彩アルバ。

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 話は全く変わりますが、マジすか学園4毎週面白いですね。

さくらの演技にはヒヤヒヤしますが、トリゴヤ・スキャンダルの出演、火鍋のケンポウや激尾古高校のKYがなかなかキャラ立ちしていること、1年最強コンビの立ち位置が個人的には嬉しいです。

四天王ヨガのキャラがやや薄かったのが痛かったですが、バカモノに期待しましょう。

やはり1が濃すぎたので(特にゲキカラは神)、あの壁を超えるのは大変です。


 てか、私は今とても忙しいのです。

Zガンダムにもハマっています。

更新が遅れているのはZガンダムのせい。

ガンダムって、アニメのくせにこんなに暗くて良いんでしたっけ?

女・子供が戦争に駆り立てられる悲惨な未来が、複雑な勢力間の相関図の中で描かれています。

戦争をしている両戦士たちは、善と悪だけで割り切ることのできない背景を抱え、各々に小さな正義と大義名分があり、未熟なカミーユを通して描かれる不条理は現在のこのリアルにも通じるものがあり、思わず引き込まれます。


 主人公はいつもだいたい、結局強くて正しくてまぶしくて、我々大半の一般人からはかけ離れている存在でした。

しかし、カミーユをはじめ、アムロ、碇シンジ、エレンなど、絶対的に愛される主人公は未熟で不器用で時にギラギラ尖り、その人間臭さの中にどこか美しさを感じます。

それはかつて絶対的エースだった前田敦子にも感じる素質で、ヒトを惹きつけます。


 子供に何を学ばせようとしているのか。

大人になってから別の視点でみたとき、このクレイジーな作品達は、原種の蘭と同様に凄まじいきらめきを持っていたことに気付かされます。



2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(原種パフィオ編)

 2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の続きです。

今回は私の好きなPaph. fairrieanumをはじめ、原種パフィオにフューチャーしてみました。

まずは、他の原種パフィオとは造詣がやや異なる、Paph. fairrieanumから。

原種パフィオの中でも飛び抜けて異質なこの存在感、どうしても気になります。




Paph. fairrieanum
'Horatio'という個体を使った実生の子供で、親は'Horatio' × 'Grissom'とのこと。この実生からはレベルの高い個体も咲いているようです。'Horatio'を用いた実生は、他にも'Horatio' × 'Tailor'もあるようです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum 'Kinako'
形の良い、大きめの個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum
'Mayumi' × 'Ruru'のsib.から出た個体とのこと。濃色で、特にドーサルの色がくっきりしていて、力強さを感じさせる個体した。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum 'Purple Fair'
親は不明ですが、sib.から出た個体とのこと。こちらも濃色で、リップの色彩も特徴があり面白かったです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum 'Yoko'
濃色で、ドーサルが広くて線の入り方も綺麗で、個人的にはこの個体が1番好きです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum 'Madchen'
ドーサルもそうですが、ペタルの色や形も綺麗な個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 続いて、アルバム個体です。

ちょっと個体数が少ないですが、フェイリアナムのアルバムは神々しい美しさです。



Paph. fairrieanum album
花が大きくて、しっかりしていた個体。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. fairrieanum album 'Ducks'
色彩はこちらの方が透明感があり、美しかったです。

*埼玉洋らん展にて
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 ここからは、私が気になったその他の原種パフィオです。




Paph. insigne 'Oddity'
100年以上前に発見されたと言われる、ペロリック個体。'Oddity'とは、奇人変人という意味らしいです。強健なのかあちこちで見かけますが、こんな大株に出会ったのは多分初めてです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. roebelinii album
フィリピンの低地に自生する種で、philippinenseの変種として扱われているそうですが、フィリピネンセより花が小さいです。その貴重なアルバム個体で美しかったです。今回サンシャイン蘭展では、1000株を超える展示があったそうです。原種パフィオは地味なのでうっかり見落とされがちですが、宝石のような、こんなにも神秘的な美しさを秘めた花が展示されていたことを、1人でも多くの方に再確認して頂ければ幸いです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. micranthum
*サンシャイン蘭展にて
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Paph. micranthum 'Yoko'
色といい、形といい、完璧だった個体。周囲のものがかすんで見えてしまうくらい、別次元に引きずり込まれるような、圧倒的存在感。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph.insigne ’Oditty'
文中にも登場したペロリック個体、オディッティー。

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Paph.insigne variegata
斑入りのインシグネ。

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Paph.insigne var. sylhetense

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Paph.insigne sanderianum
sanderaeには斑点が入りますが、sanderianumにはその斑点さえ消えて、美しいアルバム個体になります。

Paph.insigne var. sanderianum (insigne var. sanderianum‘Hanes’×insigne var. sanderianum‘Elk Grove’ )パフィオペディラム インシグネ サンデリアナム TIZR-80605【現物品】【原種】【耐寒性】

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Paph.micranthum eburneum
eburneumとは通常ピンクのリップが白く、ドーサルやペタルの黄色が濃い個体のことです。

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2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(Paph. wardii編)

 2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の続きです。

今回は特にPaph. wardiiにフューチャーしてみました。

何故なら、、、なんとなくです!!



Paph. wardii
ペタルが短め(反ってるため余計に短く見える?)個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii
sibから出た個体のようで、ペタルが長い(リップがコンパクトだから余計にそう見える?)個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 'Green Space'(SM/JOGA) × 'Sibusawa'(SSM/JOGA)の子供が、4個体出展されていました。

'Green Space'(SM/JOGA)という山木の最高峰個体を使用しているためか、花型が良く、緑の占有率が高い花が咲いていました。

今回出展されていた'Riki'の実生に比べると、ペタルの基部がやや細いものもありますが、好みの問題もあるので何とも言えません。



Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
この実生の中で緑の占める面積が最も多く、ペタルの先端にすすむにつれて、斑点が少なくなっていく個体でした。濃い色も良いですが、このような色も素敵だと思います。花型も良い個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 今回、Paph. wardiiで面白かったのは何と言っても’Riki’(SM/JOGA)の次世代達でしょう。

’Riki’(SM/JOGA) × selfが4個体ほど出展されていましたが、この実生は他とは一線を画した、圧倒的な存在感がありました。


Paph. wardii 'Miyakko'
’Riki’ × selfから出た個体のようで、リップがずんぐりと丸く、ペタル・リップとも斑点の入り方が良く、色のムラもありません。P幅もあり、形も左右均等でバランスが良く、美しい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii
こちらも’Riki’ × selfから出た個体のようです。ペタルの先端に小豆色が差し、上の個体とは雰囲気が異なります。リップの先端の若干の色ムラ、ドーサルの形状が改善されれば、さらにレベルが高くなりそうです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Sun future' (’Riki’ × self)
形が非常に良く、ペタルの斑点の具合や、ドーサルの形も線の太さや入り方も綺麗。スタミノートの周りの透明感もスッキリしていて綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Sun dream' (’Riki’ × self)
こちらも形が非常に良く、リップやペタルの色が綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 他にも、特徴を持った個体や、個体名の付いたPaph. wardii が数点出展されていたので紹介します。



Paph. wardii 'Asahina No.2' SM/JGP
以前ドームでSMを獲った個体のようです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Croe'
*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii '#4'
アップの写真がピンボケで申し訳ないです。half albinoなので、albumを作出する過程で形の良いtipoと掛け合わせてできた、次世代にalbumを産む可能性を持ったtipoということになると思います。中には色の薄い個体もあるかもしれませんが、この交配から純粋なalbumがでることは恐らくないと思います(掛け合わせたtipoのおじいちゃんとかにalbumが使用されていれば話は別ですが)。個体名の#4は、おそらくその識別番号でしょうか。パフィオにおいては、アメリカ等でよく行われる交配の1つのメソッドだそうです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii
全体的に緑が多い個体でした。albumを作る過程で生まれた子供でしょうか。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Obata'
ペタル全体にまんべんなくスポットが入り、綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Minot'
ペタルの長さと、垂れる角度によるのか、ちょっと独特な雰囲気を持った個体でした。ペタルがもう少し横に張り出していれば、花が大きく見えたのかもしれませんが、この個体はドーサルとペタルの関係が各々120°くらいで、数学的バランスがとれていました。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Purple Wings'
色も綺麗で、形も左右対称でバランスが良い個体だと思いました。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii
背景との兼ね合いもあると思いますが、ガンメタでカッコイイ個体でした。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii 'Lulu'
とにかく濃色で、形は決して良いとはいえませんが、逆にそれが独特な雰囲気を醸し出していて、欲しいなと思った個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Silk Hill' AM/AJOS
ペタルもリップも全体的に黒い、カッコイイ個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 続いて、albumの個体です。

albumは通常のtipoに比べると、ペタルが反ったり、各パーツ、特にPが貧弱にみえるものが多かった気がします。



Paph. wardii album
album同士のsib.から出た個体。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii album
'Green Kite' × 'Green Pepper'から出た子供のようです。色も形も良いですね。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii album
*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii album 'Duck'
ドーサルやペタルが細いこともあって、ポーチの入り口が強調されて、ちょうどアヒルのようにみえますね。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii album R&T'
ペタルが反っていますが、色は非常に美しく、株も綺麗です。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii album 'Robinson'
色も花型も素晴らしい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 そういう訳で、Paph. wardiiは'Riki'を使った次世代の個体達が時代を牽引しているようで、濃色、albumにはまだまだ改良の余地がありそうだな、ということが分かった2015年の蘭展でした。


2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(C. trianaei編)

 C. trianaeiには様々なフォルマが存在します。

花型も良いし、我が家でも工夫すればどうにか咲くし、数が多いので入手しやすく、コレクションし易い原種カトレアの1つです。

もしかしたら、原種カトレアの中で最もファンが多いかもしれません。

C. labiata同様、C. trianaeiなしには原種カトレアは語れません。

そういう訳で、折角なので他のフォルマも特集してみようと思います。

 まずはtipo系統から。


C. trianaei 'Kameyama' 
写真だと分かりにくいですが、スラーデン系で一段と大きい花で、迫力があります。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei? 
名札が異なっていたようなので、もしかしたら私の間違いかもしれませんが、trianaeiとしてはsemialbaのような上品な花で、かなりレベルの高い個体だと思います。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei 'O25~Q' 
スロートにも色が乗った、s/a風の良個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei 'Franco' 
こちらもセミアルバのような色彩をした、形の良い上品な個体でした。orlata状のリップが特に美しいです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei 'Rotunda' 
花弁の色がパステルピンクの素敵な個体でした。ロツンダと言われているようですが、「円形」を意味するrotundus(ロトゥンドゥス)から派生したラテン語で、正確にはロトゥンダと発音するようです。ただし、外国語を強引に日本語風に発音しているだけなので、聞き取った人によって捉え方が異なると思います。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei 'Asahina' 
ちょっと他とはテイストの異なる、ふくよか系の個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Ji Roberto' 
ふくよかにsplashが入ったタイプ。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei 'Rot Hexe' 
スロートまで深紅に染まる、labio solid系の美しい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei rubra 'TOTO' 
こちらもlabio solid系。ため息が出るくらい美しいです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei pincelada 'San Agusto' 
現在のスプラッシュ系の元祖、山採りの貴重な個体だそうです。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei splash 'Lyra' 
オープンリップでしたが、P幅があり、リップの色も、splashの入り方も綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Stewart' 
こちらはsplashの有名な個体。今回はオープンリップですが、筋が太くて綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Cometa de Misato' 
スジがペタルの基部まで届き、美しい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Kaiser' 
こちらもスジがペタルの基部まで届き、さらに開花してから時間が経っているためなのかもしれませんが、ちょっとcoeruleaがかったtipoのように見えて美しかったです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Rain Drop' 
rubra系splashで、個人的にはcoerulea splashより好きです。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei rubra flamea 'Gnomos' 
rubra系flameaということで、リップの色も素敵だし、花型も良いし、素晴らしいです。

*サンシャイン蘭展にて
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 続いて、アメシアナやアルバ系。

アルバ系は良い花が非常に少ないです。

フォルマが多いC. trianaeiにおいて、恐らく最も改良の遅れている分野です。

その中でもレベルの高い個体を厳選してみました。



C. trianaei amesiana 
幻想的な色彩のアメシアナでした。色も形も良いと思います。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei albescens 'B' 
こちらも野趣と品を兼ね備えた、美しい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei ('Martha' × 'Pompeo') 
超絶魅惑的交配。このスプラッシュの色、固定していたらとても貴重だと思います。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei alba 'Gold' 
スロートまで黄に染まる印象的な美個体。

*サンシャイン蘭展にて
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 最後は、coeruleaです。

現在はあふれんばかりに存在していますが、ひと昔前までC. trianaeiのcoeruleaは非常に高価だったそうです。

改良が進んで、現在はcoerulea splashの時代です。

ここ最近では、coerulea splashを狙った実生苗が最も売れているのではないでしょうか。



C. trianaei coerulea 'Sulla' 
セルレアの最高峰といわれている個体。やはり素晴らしい花ですね。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei coerulea 'Luna de Laja' 
あまり聞いたことのない個体名ですが、均等のとれた花で大株仕立てでした。

*船橋洋らん展
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C. trianaei coerulea 'Harry' 
株が出来ていない為かわかりませんが、全体的に細めの花でした。情報がないので、本来のポテンシャルもよくわかりませんでした。個人的にはこのくらいの花型の方が、整い過ぎた感がなくて好感が持てます。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea ('Nadiata' × 'Reo Angel') 
色味が深めで、美しい個体でした。

*船橋洋らん展
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C. trianaei coerulea 'Marina' 
今回はややオープンリップでしたが、P幅もあり、さわやかで明るい感じの良個体でした。MCがあるようです。MCされるくらい、当時人気のあった花だったのだなということが伺えます。

*船橋洋らん展
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C. trianaei coerulea 'ESC' 
こちらも情報が少なくて良く分かりませんでしたが、もしかしたら昨年も出展されていたのかも。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Blass Kaiser' 
形の良い良個体でした。実生から出たようです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Blass Drache' 
こちらも同じく良個体でした。上の個体と同一者が出展されたようですが、親が異なり、リップの感じや株高が大きく異なります。どちらも素敵でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 
出回り始めた頃のcoeruleaは貧相だったそうですが、改良が進み、短期間でここまで進化しました。非常にゆったりとした美しい個体だと思います。貧相なcoeruleaの形を改良するため、albaが使用されてきたそうなのですが、如何せんalbaにも良花がありません。時代のニーズに押される形で、自然とあの代表的な花が使われたのでしょう。花型やスロートにその面影が残り、3段飛ばしくらいの勢いで、ふくよかでハイレベルな花にジャンプアップしたのだろうな、という経緯を想像します。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Kamata' 
今回お立ち台にあがった良個体。リップが丸く、青の面積がえらく広いorlata系個体。こういう個体すごく好きです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Taky Huaylla’ 
この個体の放つ青は他の青とは異なっていて、形も良く、更にオーバーラップしていたので、非常に目立っていました。もしかしたらこの個体はflameaも入るのか、、、

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Fusa' 
品のある、希少な個体。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Dos Pinhos' 
こちらも根強い人気のある良個体。

*船橋洋らん展
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C. trianaei coerulea 'Buga de Azul' 
こちらもセルレアの最高峰個体ですね。素敵です。昨年も出展されていたようでした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Gesia' 
出ました、coerulea pincelada系。形も良いし、もう言うことないですね。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Star' 
こちらもcoerulea pinceladaになっていました。よく出ましたね。てか、皆さん良い株をお持ちですよね。

*船橋洋らん展
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 そういう訳で、物凄い速さで進化し続けているトリアネーの特集でした。

個体数が多いので、多くの方が自分の気にいったトリアネーに出会えることを願っています。


2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(C. trianaei s/a編)

 2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の続きです。

今回は特にC. trianaeiの中でも、特にsemialba、特に'Reineckiana'と'Mother Dominican'の実生にフューチャーしてみました。

何故なら私も購入して、気になってウズウズしているからです。



C. trianaei s/a 'Mother Dominican' 
こちらがその片親のマザードミニカンです。P幅が広く、リップの赤が逆ハート型で、黄目が入って美しいセミアルバです。

(*サンシャイン蘭展にて)
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C. trianaei s/a ('Mother Dominican' × 'Reineckiana') 
リップの形や色のバランスが非常に良い個体だと思いました。両親の良いところを合わせたような、理想的な子供じゃないかと思いました。

(*埼玉洋らん展にて)
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C. trianaei s/a ('Mother Dominican' × 'Reineckiana') 
リップのゴジャッとした感じ等、レイネッキアナ寄りの個体なのかなと思いました。黄目とかはマザードミニカンの血を受け継いだのでしょう。リップの色、フリルまで赤くてとても綺麗です。花型も良くて、これもレベルの高い個体だなと思いました。

(*サンシャイン蘭展にて)
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C. trianaei s/a ('Reineckiana' × 'Mother Dominican') 
逆の交配が存在するのか、記載ミスなのか分かりませんが、ここから'Reineckiana' × 'Mother Dominican'になります。私の持っている株も'Reineckiana' × 'Mother Dominican'なので、こちらの方がより気になっています。この個体は上の2つと比べると、派手さがなくおとなしめというか、清楚な色の配置で、個人的にはこちらのタイプの方が好きです。株も小さく見えます。

(*サンシャイン蘭展にて)
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C. trianaei s/a ('Reineckiana' × 'Mother Dominican') 
こちらは更に静寂感があり、ややもすると儚くも感じられる、非常に良いs/aだと思います。

(*サンシャイン蘭展にて)
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C. trianaei s/a 'Toyoda'  
こちらも('Reineckiana' × 'Mother Dominican')から出た個体のようです。個体名が付けてありました。株の状態から予測するに、恐らくもっと良い花型に化けそうです。

(*サンシャイン蘭展にて)
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 そういう訳で、この実生からはやっぱ良い花が咲くなぁーと思ったのでした。

私はこの中では特に@とCが好きですが、他にもs/a splash等も出ているみたいなので、惹かれているのでした。

上記5個体をまとめると、この実生からはスロートは'Reineckiana'に似て細長く、リップは'Reineckiana'寄り、'Mother Dominican'寄り、中間的タイプ、どちらにもあまり似ていないタイプなどバラつき、ペタルとか全体の花型もバラつくようです。


 さて、折角なので他のC. trianaei s/aも特集してみました。

それぞれ違いというか、特徴があるのでこちらも面白かったです。



「第44回 埼玉洋らん展」


C. trianaei s/a 'Angel Lip' 
リップの赤が濃くて、占める面積も広く、orlata状になった良個体でした。

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「第54回 全日本蘭協会 サンシャイン蘭展2015」


C. trianaei s/a 'Actaeon' 
ややオープンリップでしたが、配色のバランスが綺麗な個体でした。

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C. trianaei s/a 'Polilla' 
リップにチョコンと色が載るタイプで、好きなタイプです。

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C. trianaei s/a 'Concordo' 
古い個体なのか、スラーデン系をs/aにしたような、他のs/aとはちょっと雰囲気の異なる個体。ゆったり感がありました。

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 そして、C. trianaei s/a 'Okada'も咲いていたので、撮ってきました。

諸説ありますが、やっぱり花が素敵なんですよね。

そして鉢は小さいのに輪数が多くて、栽培が非常に上手いのだなと感心しました。


C. trianaei s/a 'Okada' 
栽培のお手本にしたいです。

(*サンシャイン蘭展にて)
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C. trianaei s/a 'Okada' 
この美の迫力はやっぱりスゴイと思います。

(*船橋洋らん展)
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2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(C. percivaliana編)

 2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の続きです。

今回は、現在私が注目中のC. percivalianaを特集してみました。



「第54回 全日本蘭協会 サンシャイン蘭展 2015」

C. percivaliana
サミット系を使った実生でしょうか。まだ株を作っている最中だと思うのですが、花型が良いと思います。ややオープンリップですが、株が出来てきたらどう変わっていくか楽しみですね。

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C. percivaliana 'Summit' FCC/AOS
花型が良くて、花も大きく、パーシの中ではもはや殿堂入りといっても過言ではないFCC個体。未だに多くの趣味家が、「パーシバリアナの中ではなんだかんだでサミットが1番良い」と評価しています。オーバーラップする性質があります。大株も綺麗でした。MCがあり、更にハイレベルなMC mutant個体まであります。

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'Summit'の大株も素敵でした。
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C. percivaliana 'Black Fly'
他の個体に比べるとリップが濃く、大きくて迫力があり、非常に良個体です。

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C. percivaliana 'Canaima's Queen' FCC/SVCN
最近のCanaima系は結構叩かれていますが、パーシのCanaima系は個人的には良花満載だと思います。この個体も非常に花型・展開が良く、美しい花です。この個体もMCがあります。

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C. percivaliana 'Hiroko'
まだ株が出来ていない為だとは思いますが、花弁が細くオープンリップになっています。ある意味、特徴的な花なのかもしれません。

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C. percivaliana 'A'
どちらかというとアルバーツ系で、独特の花弁の薄さとリップの黄が多いという色彩が特徴的でした。花型がラビアタ系の、上品で蝶のようにふわっとした印象を受けます。

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C. percivaliana aurea 'Georgina'
こちらはさらに黄色が多くなったアマリロ系。

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C. percivaliana 'M13'
s/aの個体。私もs/a好きなのですが、どの個体も似ていて見分けがつきにくいな、と感じています。もう少し改良が進んで、完全なs/aやs/a splash、P幅の広いs/aとか、リップの大きいs/aとか、特徴をもった個体が色々出てくると良いですね。

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C. percivaliana alba 'Golden Kid'
パーシのアルバの黄色はゴールドがかっているので、個人的には非常に好みです。この個体はスロートまで黄色で染まっているレベルの高い個体だと思います。

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「第44回 埼玉洋らん展」

C. percivaliana 'Alberts'
'Summit'と双璧をなしていた、古くからあるtipoの有名個体。リップのフリル感や弁質など、全体的に女性的な感じ。

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C. percivaliana `Karen Graf'
今回は展開がいまいちですが、リップが濃色でフリルが多い、形の良い個体。

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C. percivaliana 'Sperma'
え!?この個体名、イイの?この花のどこにその要素が?臭い繋がり??カタカナ表記だったのでスペルが合っているかわかりませんが、チャレンジャーな個体名で目が覚めました!素晴らしい!ごちそうさまです!絶対変えないで下さい!

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C. percivaliana 'Canaima's Patricia'
こちらもカナイマのパーシ。これも花型が良くて、かなりの良個体だと思います。パーシバリアナはベネズエラに自生するので、恐らくCanaima's Orchidはpercivalianaに強いのだと思います。

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「第25回 船橋洋らん展」

C. percivaliana
おそらく同じ実生の兄弟だと思うのですが、3個体展示されていました。こちらはその中でも形が良く、pinceladaが入りそうだった個体。

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C. percivaliana
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C. percivaliana
3個体の中で、多分1番形が良く、展開も良かった個体。

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C. percivaliana 'Thiago'
'Summit'のMC変異個体の1つ。花も大きく、形も良くてふくよかにオーバーラップし、完璧な個体。

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C. percivaliana 'Gabriela'
ガブリエラ(ガブリエル)は通常のtipoに比べ、黄色が多い個体。アマレロで流通することもあるくらいなので、アマレロの走り的存在だったのかなと思います。

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C. percivaliana 'Centro Amarille'
辻氏の本に登場する、リップの赤が限りなく少なく、黄が強いアマリロ(アマリージョ)系の上位個体。

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C. percivaliana coerulea 'Ondina'
美しいセルレア個体。'オンディーヌ'と呼ばれていることが多いような気がしたのですが、'オンディーナ'と呼ばれることもあるみたい。この個体にもMCがあります。

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C. percivaliana s/a 'Farah Diba'
こちらも他のs/aとの違いが分かりにくいのですが、''Jewel''よりリップの色が濃いのかもしれません。

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C. percivaliana alba 'A'
'Golden Kid'に比べると、黄色の面積が小さく、ペタルやリップのフリルも少ないようです。黄色すらあまり入っていないアルバを追究している方におススメ。

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 そういう訳でC.percivalianaは、'Summit'が絶対的エース、‘Alberts’、'Black Fly'、`Karen Graf'、'Thiago'、'Canaima'系を押さえて、もしあれなら、これらの実生を求めると面白いものが出るかもしれません。

そして、C. trianaei 'Tinco'以来の流れを汲んだ素晴らしい個体、C.percivaliana 'Sperma’も今回の注目株です。

なんか、ありがたやー。







C.percivaliana ‘Alberts’(Div.)
文中にも出てきたアルバーツのOG分け株。良い花です。

カトレア パーシバリアナ ‘アルバーツ’C.percivaliana ‘Alberts’【花なし株】

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2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展

 今回は、同時期に開催されていた埼玉洋らん展、サンシャイン蘭展、船橋洋らん展にそれぞれイッテきたので、まとめて報告します!

どれも幸福な時間でした、、、、あー、また余韻に浸ってしまいます!

もう数日間、この調子で幸せに過ごしています、、、




 まず、「第44回 埼玉洋らん展」から。


1つの会で展示株数がかなり集まっており、非常に力のある会だということが分かります。

特に原種カトレアのコレクターが多数いっらしゃって、原種カトレアの展示数が多かったので、個人的には非常に勉強になった蘭展でした。

同行させて頂いたスゴイ方の人柄や話が私はとても好きなので、それもまた嬉しかったです。



L. anceps 'Ducks'
埼玉県議会議長賞を受賞されていた大株の個体。

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 今回印象深かったのは、故稲守氏の写真展も開催されていたこと。

故稲守氏は、ボルネオの蘭の保全等に努めた超偉人です。



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 新種のパフィオ、Paph. inamoriiとその自生状況のパネル。

Paph. inamorii
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 続いて、「第54回全日本蘭協会洋らん展 サンシャインシティ世界のらん展2015〜蘭・温故知新〜」


サンシャインと船橋は、埼玉とはまた別の日に改めて伺いました。

さて、このサンシャイン蘭展ですが、趣味家にとってやはり日本一レベルの高い蘭展だと思います。

東京ドームのアミューズメント性というか、お祭り感もやはり日本一なのですが、サンシャインは展示株数が最も多いので、蘭を学ぶ場として優れています。

イッタことがない方は、是非1度足を運んでみて下さい。

5月末~6月初と1月の、年に2回開催されています。




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L. weberbaneriana
今回の最優秀賞。以前はショーンバキア属でしたっけ?ちょっといつもと違うテイストの蘭が最優秀賞で面白かったです。

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 やはりサンシャインのお立ち台は、花ももちろんですが、栽培、仕立て、全てにおいてレベルが高いです。



Onc. maculatum 'Noi'
完璧な栽培と仕立てでした。株も綺麗で、エネルギーに満ちまくっています。

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Masd. tonduzii
珍しくて難しそうなマスデを、このレベルで栽培・展示できるなんて驚愕です。この咲かせ方、見て下さい。グルっと綺麗に咲かせていらっしゃいます。

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Cal. Yamashiro 'Sachiko'
面白いというか、美しい色彩のカランセでした。この花、絶対イイと思います。華やかなので、日本の原種エビネとは別種のように感じてしまいます。

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Blc. Mishima Dynasty 'Spring Grand'
ややもするときつく感じられそうな派手な花を、シュッと都会的にスタイリッシュに仕立ててあって、花の雰囲気を最大限に引き立てたみせ方だなぁと感心しました。こういう計算され尽くしたみせ方は見習いたいです。

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 そして、栽培難易度が高そうな花や、希少な個体がズラーッと並んでいました。



Den. tetragonum album
この花自体が面白くて好きですが、こちらは綺麗なアルバでした。

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Den. bellatulum
暑がりなのかなんなのかちょっと難しいヤツですが、上手に栽培されていました。

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Masd. bennettii
こちらも珍しい原種マスデが高い栽培技術で展示されていました。

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 そうやってみて回っていると、何気なく自分の好きなタイプの花に出会えたりして、改めて自分の現在の趣向に気付かされます。

以下は、今回私が惚れた花達。




Cal.?
これもカランセの1つ。名札が読めず、すいません。先日の新宿御苑のときから感じていたのですが、カランセってとても綺麗で、私もちょっと手を出そうかなと思い始めました。ね?綺麗ですよね。

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Phaius Ashuworthianus 'Golden Pagota'
ガンセキランとカクチョウランの交配種とのことですが、非常に魅力的な色彩でした。

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Ida Mrtill?
名札が読めず、すいません。私はイダのことは全くもって無知ですが、美しかったのです。

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Solenidiopsis tigroides
バナナとみかんを合わせたような良い香りでした!

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C. Button Top 'Hohoemi'
C. Angelwalker × C. lundiiとのこと。ルンディを使う辺りがセンス良い!

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 普段は食事に無頓着でどうしようもないくらい味音痴の私ですが、この日はグルメな方々と一緒だったので、ちょっと美味しいものを食べに行きました。

こちらはサンシャインの目の前のビルに入っている「サフラン」のチキンバターカレー。

野菜とバターの甘みに加え、パクチー等の香草の風味が豊かなカレーでした。

カレーもナンも甘めで、なんというか女性向けの上品な味でした。

個人的には、カレーはお茶の水界隈の「ボンディ」や「マンダラ」の方が断然美味しいと思います。



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 最後は、「第25回 船橋洋らん展」

こちらもレベルの高い個体がありました。


デンドロの大株。花が個性的で面白いです。名札が読めず、すいません。

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Catt. Chocolate Drop 'Clifton Yellow'
'Kodama'以外の個体があることに驚きました。良い艶と色で大株なので、インパクトがありました。

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Blc. Keowee 'Wings of Fire'
これも個性的な花の大株だったので、これもインパクトがありました。この3つは同じ方が出展されていて、この方が持っていらっしゃる花はどれもセンスが良かったです。

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 船橋で印象深かったのは、カトレアの自生地のパネルが展示されていたこと。

普段なかなか見る機会のない写真と、その説明書きを目に焼き付けてきたのでした。




C. coccineaの自生地のパネル写真。
もっとジトジトのところに咲いているのかと思いきや、でした。

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C. violaceaの自生地のパネル写真。
川の上に張り出した枝の上?こんなとこに咲いてるんですね。

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 夕食は、船橋駅からちょっと歩いて「2代目 やっこ」というお店で新年会。

関サバの棒寿司は、臭みがないので、酢で〆る必要がなく、そうすると肉が柔らかくならないので食感がきちんと残り、今まで食べたことないような肉厚の食感が楽しめました。

関アジや関サバの刺身、アジフライ等どれも素材のもつポテンシャルを最大限に活かした調理がなされていて、完璧な職人技に久々に感動したのでした。

私もこういう仕事ができる人になりたいです。

てか、蘭でもこういう風に、こだわり職人のように栽培してみたいと思ったのでした。




P1190308.jpg





 明日から、また納豆や食パンの生活に戻るのがとても怖いと思ってしまった蘭展でした!ガクガク、、、次号へ続く







サルメンエビネ
名前もみてくれもかわいいヤツ。

山野草の苗/エビネ:サルメンエビネ3.5号ポット

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白縞エビネ
葉も花も美しいエビネ。ちょっとこれは写真だけでもみて頂きたい。

白縞エビネ 3.5号 1株(入荷予定:2015年2月下旬頃)

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キリシマエビネ
シンプルで清楚な日本のエビネ。

キリシマエビネ(霧島エビネ)「☆」

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独花蘭
チャンニエニア属のちょっと珍しい蘭。

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C. trianaei (coerulea 'Fusa'×'Pompen')

C. trianaei (coerulea 'Fusa'×'Pompen')(カトレア トリアネ)が咲きました。
P1180139.jpg


 株ができていないことが影響していると思いますが、抱え気味です、、、

本来は、もっと展開の良い個体でした。


 'Fusa'は流通量の少ないcoeruleaの有名な個体で、展開はこの個体ほど悪くはなかったと思います。

'Pompen'は確かcoeruleaの高価なレア個体だったと思うのですが、私は写真もナマも見たことがないので詳細がわかりません。

'Pompen'について調べたところ、やはりcoerulea個体のようなのですが、それ以上の情報はわかりませんでした。

他にも'Pompeo'や'Pompeu'といったcoerulea個体もあるようで、これらが別ものなのか、同一個体でただのスペルミスなのか、それも何だかよくわかりませんでした。


 そういう訳で、この交配はcoeruleaのハイレベルな個体を狙った実生だったのではないか、と予測しています。

その視点でみると、この個体はcoeruleaではないので狙いを外しているようです。

しかし、ほぼs/aで形が良く、しかもtipoの中でもcoeruleaがかった甘美なtipoをしており、ある意味coeruleaより当たりではないかと思います。




P1180140.jpg



今回、この個体は7.8×10.0cmでした。

trianaeiの花の大きさは、ヨコ11.41±1.71cm、タテ12.30±1.81cmです。

これを元に考えると、この個体はtrianaeiにしてはちょっと小さいです。

ちなみに、quadricolorの花の大きさは、ヨコ7.92±1.24cm、タテ8.22±1.54cmです。

花型や花弁の色彩、色の配置、そして大きさを加味して評価すると、もしかしたらquadricolorの血が混じっている可能性も否定できません。

しかし、我が家に来てから初花で、まだ株ができていないので、この状態では評価できないと思います。


P1180142.jpg



 どういう訳か、結構オーバーポットで植えていました。

確か植え替えの際、生きている根を切り詰めるのが怖くて、鉢を大きくした記憶があります。

もう一回り小さい鉢を使用していれば、もっと生育が良かったはずなのに、判断ミスをしたことが悔やまれます。

今後順調に生育すれば、今回より花のレベルは上がる可能性が高いので、今後の変化が楽しみな個体です。



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 元の持ち主の方に似て、エレガントで優しい花なので、大切に育てています。


C. trianaei (R)

C. trianaei (R)(カトレア トリアネ)が咲きました。
P1180245.jpg



 非常に美しい個体だと思います。

形も色も申し分なく、aquiniiといってもいいくらい、綺麗にsplashが入りました。

今回、9.0×12.1cmでした。

s/aのようにも見えますが、花弁にはごく淡く色素がノッテいます。



P1180249.jpg



 親はamesiana select x s/a 'Mother Dominican'だそうです、、、、、

この交配からは幅広いformaが出ることが予想され、狙いは多分albescensやamesiana等の淡い色、(quasi)semialba等で、それらが出れば当たりではないかと思います。

albaやs/aは劣性遺伝が関与するので、この交配から純粋なalbaやs/aは出ないはずで、むしろtipo系の方が出やすいのではないかと思います。

'Mother Dominican'を親に使った別の実生からはs/a splashも出ており、splashは出てもおかしくはないと思います。


 、、、、随分回りくどい言い方をしましたが、私が言いたいことは、、、

 この両親からsplashがでることは有り得るかもしれないが、このようなsplashの入り方をする子供が生まれる確率は存在するのか、ということです、、、

細い筋が出る程度なら分かるのですが、ここまでしっかり出るとなると、確率はかなり低いのではないかと。

 実生した業者が別の個体を親に使って、名札だけ書き変えた(もしくは書き間違った?もしくは名札を挿し間違った?もしくは親がそもそも偽物だったとか?)、というバックグランドをつい想像してしまいます、、、、

まあamesiana selectの方に、例えばそのおじいちゃんとかに、このようなsplashの入り方をする遺伝的な性質を持った個体が使われていたのかもしれないので、何とも言えません。

そういう訳で、この実生から本当にこの子供が出たのなら大当たりではないかと思います。


 多分、この個体、5弁に筋が入る素質を持っています。




(カールしているので分かりにくいですが、うっすらとスジが、、、、)
P1180247.jpg



 「いやらしい目でジロジロ見ないでよ!」「変な想像してんじゃないわよ!」とよく言われるド変態な私なので、間違っていたら本当に申し訳ないです。

その時は縛って、鞭とかローソクとかそういうのを、たくさんお願いします(笑)

 ハイレベルな個体が咲いたので、急に疑心暗鬼に陥った小心者で豚野郎の私ですが、それだけこの個体のことを美しいと思っているし、もっとレベルが上がりそうな個体故、様々な可能性を厳しい目で評価したのでした。

気にいっている個体なので、今後も経過を追ってみたいと思います。




C.trianaei ‘Passos Silva’
こちらは原種カトレア全書に掲載された、流通数が少ない銘品トリアネ

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 ベランダ(B)、蘭(R)、栽培(S)48のブログへようこそ。 48Gが好きな私ですが、そろそろAKBにも翳りがみられ、このタイトルもキツくなってきました、、、 近々ブログタイトルを思い切って変えるかもしれません。 名前はチームBですが、現在も1人で活動中です。
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