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Gur. deckeri

Gur. deckeri(グアリアンセ デッケリ)が咲きました。
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 Cattleya属のcircumvola亜属のauranticae節であるaurantiaca、moradae節であるbowringiana、deckeri、skinneri、patinii、自然交雑種である×guatemalensisは、全てGuarianthe属に移行しました。

よって、かつての「C. deckeri」は「Gur. deckeri」となりました。



 deckeriは希少で情報も少ないです。

 海外のサイトをいくつか調べる限り、その歴史的な経緯は複雑なようです。

 deckeriは、1856年にはskinneri var parviflora、1900年にはpatinii、1914年にはskinneri var patinii、1942年にはskinneri var autumnalisのそれぞれsynonymとして記載されてきました。

 しかし、1993年と1995年にDresslerは、deckeriはskinneriとは開花期が異なること(skinneriが春咲きであるのに対して、deckeriは秋咲き)、リップの色がskinneriより濃いことから、パナマのdeckeriは実際にはpatiniiで、deckeri は×guatemalensisのsynonymと発表しています。

 一方Kewでは、deckeriを依然、skinneriやpatiniiのsynonymとして位置付けているようです。

より確かな情報が得られるまで、各種を別種として分けておくべきという意見もあります。



 私の個人的な意見は、deckeriはskinneriや×guatemalensisとは開花期が異なるため、各々別物ではないかと考えています。

patiniiは持っていないため、patiniiのことは私はわかりません。



 さて、このように種名が混同した経緯のある原種は、故意でなくても取引の際に名前の間違いや、実生した際に混血が起きてしまう可能性が高くなり、純粋な原種ではないものが出回りやすくなるのではないかと懸念しています。

この個体も純粋なdeckeriかどうか、真相が分かりません。



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 deckeriは希少ですが、我が家には何故か2個体あます。

 deckeriはやや扁平なバルブと卵型の丸い葉をもつとされます。

我が家の1つの個体は確かにskinneri等に比べると扁平なバルブを有し、葉の形も丸い印象を受けますが、今回開花したこちらの個体は扁平なバルブではありません。

さらにこの個体は、skinneriより株が小型に感じますが、栽培の影響や個体差の範疇かも知れず、また混血の可能性もあり、現段階では何とも言えません。

もう少し経過を追い、他の個体と比較しつつ追求していきたい、と思っています。


 

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 deckeriは、パナマからトリニダードの標高0〜900mの河岸に沿った木の上、および岩の上の茂みに自生するそうです。

 中央および南アメリカの両方に自生する唯一のカトレアという記載もありますが、kewの記載をみる限り、本当に中央アメリカに自生するのかは不明です。


 栽培は、他のグアリアンセ同様にさほど難しくないのではないかと思います。

ただし栽培方法に関する情報が少ない為、念の為私は少し丁寧に栽培しています。

特に冬は、室内の温かいところで越冬させています。


 多肥やコンポストの過湿を嫌うとする記載もあります。

生育サイクルは、よく覚えていませんが、初夏頃新芽が動き出し、冬に生育が止まり、そのまま休眠して、今頃咲きました。

シースを付ける場合と、シースなしで蕾があがる場合があるようです。

この個体は、シースを付けたり、シースなしで蕾がキタりしました。

私の栽培技術が低いせいで、根があんなところに張り出してしまい、お陰で容易に移動できません。

そのため今回の写真はこんな感じになったのでした。



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 さて、最後はB級グルメの写真です。

これはなんだか分かりますか?




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 これは「つゆ焼きそば」という食べ物で、名前の通り、焼きそばにつゆが入っています。

私は焼きそばが好きなので、せっかく旨い焼きそばにつゆを入れるなんてけしからん!と見かける度に怒っていたのですが、ついに誘惑に負けてしまいました。


 味は、、、、出汁が効いたソースベースのつゆに、うどんのような、ちょっと太めでコシのある焼きそば麺と具が入っている感じ。

うん、焼きそばのことを1回忘れて、割り切って食べると美味しいです。

 私はこの時期は完全に夏バテで、ブログの更新もバテ気味なのでした。

そういう訳で、皆様は夏バテしないようしっかり食べて過ごして下さいね。






第18回 つくば洋蘭展

 第18回 つくば洋蘭展にイッテきたので報告しておきます!

もう随分と日数が経過してしまいましたが、やっぱり良かったので、、、。


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 会長賞のC. rex。
王様の風格を有した、堂々とした花で憧れます。
我が家のrexは、一向に咲きません。ある蘭園の方の話では、光が強すぎると良くないのだとか。

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 こちらは会場内の様子。

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 今回私が最も好きだったパフィオのコーナー。

このコーナーはレベルが高くて、何回見ても飽きませんでした。


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 そして、映画のワンシーンのような、ワクワクするお立ち台。

このような綺麗なお立ち台の演出は、ドーム以外で見たことがないように思います。


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 そうそう、紹介したい方がいらっしゃいます。

 つくば洋蘭展最終日はちょうど例会と重なっていて、大場オーキッドの園主である大場文雄氏が例会会場へ講演に来て下さいました。

 大場氏はワイハの名門である、あのH&Rで武者修行をされたらしく、ワイハのあちこちを巡った貴重な情報をたくさん教えて下さいました。

ワイハは日本の3倍くらい?蘭の生育が早いらしく、日本の次々世代くらい先をイッテいるです。

H&Rは、ワルケやアメジストグロッサ等が得意なようなので、これらに関してはH&Rのモノを購入した方が(一概には言えませんが)スゴイ花が咲くのではないかと思います。


 さて、大場オーキッドはワイハのあちこちにコネクションがあるようで、かつ草月園やベラビスタ、M'sさんとのコラボ等、最近のラインナップや販売方法が興味深いです。

ここ最近は商品の回転も早くなり、ブログも再始動して目が離せなくなってきた業者の1つです。

(大場オーキッドのブログは、画面右側の「にほんブログ村」のボタンより移動可能です)


 品質管理と、従業員のアクの強い接客(私は好きですが)に賛否両論があるので、この点が改善されれば更にリピーターがつき、勢いが増すのではないかと思います。

 まだお子さんが小さいので、応援したくなる業者でもあります。

まぁそんなことは抜きにしても、ここ最近で私が最もそそられ、商品を購入しているナーセリーの1つです。



(ワイハのアレコレを講演して下さっている大場文雄氏)

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 蘭展会場にも、ワイハを連想させてくれる蘭が展示されていました。


C. Hawaiian variable
 トリラベロ風なのに展開が良く、非常に魅力的な花です。

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C. Tropical Pointer 'Cheetah'
 こちらは実は須和田農園の江尻光一氏が1981年に登録した品種。ワイハとはあまり関係ありませんが、私が好きな花であるため、何となく名前からの連想ゲームで強引にここに組み込みました。

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Grammatophyllum martae 'Mass's'

 さて、こちらは、会場入り口で来客者をもてなしてくれていたグラマト。

もう、これ1つあれば、余計な言葉は要らないのではないかと思いました。

全宇宙が泣いた!のレベルでした。



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 仕立て方も素晴らしいので、どこからみても凄くて、衝撃というか、感動というか、見た人は分かると思いますが、ちょっと泣きそうになります。


 蘭をやっていて、この時代に、この場所で、この株と出会えて良かった。




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 星が無限に降ってくるような、強くて、優雅な、究極の1株。

私たちは、このような感動を与えてくれる株と、人生であと何回出会うことができるのだろう。

蘭が醸し出すスターダストの中にいると、まるで宇宙から自分という存在を俯瞰している心持ちになります。



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 約2mに及ぶ、20本の花茎に約1100輪の花が咲いているそうです。

自生地はフィリピン、水が好きで、冬は最低温度を16℃に保ち栽培されているそうです。

世界でも珍しい蘭で、これ程見事に咲く姿は滅多に見られないそうで、おそらく世界初でしょう。

栽培して15年が経ったそうです。



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 そして、この蘭展は仕立てや見せ方が勉強になるので、私が気になったものを少しだけですが紹介します。

本当はもっと紹介したい株がたくさんあるのですが、全て紹介していると時間と容量がなくなるので割愛しています。



V. Nara 'Yumika'
 曲線のうねりをもって仕立てられたフォルム、末端のチランジアまで神経が行き届いていて、それ自体がSF映画に出てきそうな巨大生物のようです。
今にも動き出しそう!
ありそうであまりみないピンク系のバンダの花も可愛くて、どれをとっても素敵です!

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Lyc. s.p.(from Costa RIca)
 こちらはアロマチカより濃色でふっくらしていて、豊かな感じのs.p.
コンパクトでバランスが良く、上品な1鉢でした。
自分には大株は無理だけど、この鉢の大きさだったらなんとかなるかも、と栽培のお手本にしたいと思った株でした。

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Onc. ?
 ごめんなさい。名札が反射して読めず。
株の状態が綺麗で、丁寧に仕立てられており、見ているだけで嬉しくなる株でした。

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Bulb. longiflorum 'Tokyo'
 栽培もそうですが、見せ方も上手いなぁ、といつも感心します。
普段でも気配りが非常に素晴らしい方で、人間性が出ているなぁ、ともう1回感心したのでした。

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 こちらは会場の西武から見えたつくばの風景。

筑波山とロケットの対比がつくばっぽいなぁと思います。


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 まだいくつか気になった株があるので、紹介します。


C.(旧L.) lobata 'Jenii'
 毎回丁寧な栽培をされる方の出展株。株を見ると、大事に栽培されている感じがよく伝わってくるので、好きなんです。
こういう株を見ると、自分も頑張ろう、って励まされます。

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Anathallis lineovifolina
 こちらはあまり見かけない品種だと思いますが、この花茎数は実はかなりすごいのでは。
こういう品種はどうやって仕立てて、見せるのがベストなのか私はまだよくわかりませんが、面白そうですよね。

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Phal. 不詳
 こちらは可愛かったファレノプシス。
不詳なので、学名を重んじる方には一段軽く見られてしまうのかもしれませんが、この配色のセンスが良くて、これだったら不詳でも自分も栽培してみたいと思った株でした。
可愛いので、ずっと大切にしてほしいです。

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 最後は、会場からは離れていますが、私がつくばで最も感激した場所。

なんと社会のテストにも出た、国土地理院。

遠い田舎で勉強していた私にとって、社会の教科書の中に登場する国土地理院は、どこか別世界のような場所でした。


 まさか実物を間近でみるなんて。

世界は広くもあり、狭くもあり、自分が成長したこと、遠くまで来たこと、人生はどこに転機があるかわからないことを考えさせられた場所でした。

車で通りかかることがあったら、チラ見してみて下さい。

注)私はよく近隣の歯医者さんの駐車場(!?)から眺めています。国土地理院の中に入れるかどうかはわかりません。




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(しばらく見ていると、なんと動きます!!)
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プロフィール

チームB
 ベランダ(B)、蘭(R)、栽培(S)48のブログへようこそ。 48Gが好きな私ですが、そろそろAKBにも翳りがみられ、このタイトルもキツくなってきました、、、 近々ブログタイトルを思い切って変えるかもしれません。 名前はチームBですが、現在も1人で活動中です。
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