筆者が購入したのはサンドウィッチタイプのPCIe4.0ライザーケーブルのアルミ製メッシュです。
FormD社HPはこちら
カラーバリエーションは「ブラック」「ホワイト」「チタニウム」の3種類です。
カラーバリエーションのほかに「サンドウィッチ」「リファレンスモデル」「縦型」の3種類あります。
❶「サンドウィッチ」・・・ライザーケーブル付属(205ドル〜)
❷「リファレンスモデル」・・・GPU直挿し(175ドル〜)
❸「タワー型」・・・縦型オプションパーツ使用(40ドル)
ライザーケーブルは「PCIe3.0」「PCIe4.0」の選択が可能です。
また「サイドメッシュパネル」は「スチール製」と「アルミ製」の選択が可能です。
他に細かな追加パーツとして用意しています。
それでは「T1 v2」を組み立てながらレビューしていきます。
1.FormD「T1」は何が魅力なの?
2.「T1 v2」はかなり最適化されている!
3.開封の儀
4.外観
5. 「T1 v2」はジグソーパズルのようだ!
6.使ってみた感想
7.良かったところ
8.残念な点、注意する点
9.総評
10.主な仕様
11.関連商品
12.トレンドアイテム
13.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
FormD「T1」は何が魅力なの?
FormD「T1」は何が魅力なの?
「T1」は320mm超えるVGAが入るサイズでありながら、とことん最小サイズを追求した超小型PCケースです。
内部構成は中敷きをマザーボードとグラフィックボードで挟む「サンドウィッチ」タイプになります。
❶グラフィックボードが「3スロット」に対応する
❷完結型ケースでなくパーツ1つ1つをご自身で組み立てる
❸状況に応じて「トランスフォーム」が可能です。
例えば・・・
@「薄い空冷クーラー/簡易水冷」+「3スロットVGA」
A「大型空冷クーラー」+「2スロットVGA」
B「本格水冷」+「3スロット/2スロットVGA」
C「本格水冷」+「水冷VGA」
など限られた「極狭スペース」にも関わらず強力な冷却性能を保持できる環境を持ちながら「大型グラフィックボード」が詰め込めるのが「T1 」の最大の魅力です。
今までも「大型グラフィックボード」が換装できるケースは多数、存在してますが多くは「CPUクーラー」が「ロープロファイル」のみ対応とか、とにかく「CPU部」における冷却性能は非常に乏しいです。
よって「CPU」「VGA」どちらも「強化された冷却性能」を保持できるのはFormD「T1」だけです。
「T1 v2」はかなり最適化されている!
「T1 v2」はかなり最適化されている!
旧世代「v1」との違いは以下の通りです。
❶フロントパネルが2枚構成から1枚の一体型になることでガタツキが軽減されました。
❷ネジやパーツ取り付け金具の点数が格段に少なくなった!
そのおかげで組み立ての際には迷いや間違えが起きにくくなった!
❸「v1」のサイズをそのままでありながらグラフィックボードの全長が「323mm」まで拡張できるようになりました!
❹電源ボタンはフロントパネルの両サイドに極力、目立たずに配置することができます。
オプションパーツにて「v1」と同じく背面の丸ボタンも対応しています。
❺サイドパネルの剛性が上がってカチッとしっかり留められるようになりました。
開封の儀
開封の儀
外観(完成)
外観(完成)
「T1 v2」はジグソーパズルのようだ!
「T1 v2」はジグソーパズルのようだ!
完成形ですが大きさを見てみます。
「v2」の容量は「9.95ℓ」です。
「v2」のサイズは「W135×D335×H220o」です。
「v1」は「W133×D330×H216o」です。
ほぼミリ単位なので大きさは変わりません。
「A4-SFX」は「W112×D327×H200mm」 ちょっと並べてみます。
左「V2」、右「V1」「A4-SFX」
SFF界の中で最も小さい「A4-SFX」と比べて一回り大きいです。
「PS4コントローラー」と並べてみます。
それではパーツ1つ1つを組み立てていきます。
取扱説明書が付属していなかったので「当サイト」をマニュアルと思って参考にしていただけると幸いです。
それと作業説明のためパーツ手順が前後する場合がございますが、ご了承ください。
まず最初に決めておかないといけないのは・・・
@「薄い空冷クーラー/簡易水冷」+「3スロットVGA」
A「大型空冷クーラー」+「2スロットVGA」
B「本格水冷」+「3スロット/2スロットVGA」
C「本格水冷」+「水冷VGA」
の構成によって使うパーツや順番が変わってきますので、あらかじめ構成を決めてから組み立てていくと良いでしょう!
筆者は@「薄い空冷クーラー/簡易水冷」+「3スロットVGA」の構成で組み立てていきます。
では組み立てみます。
PC構成
【CPU】AMD社「Ryzen 7 5800X3D」
【マザーボード】「ROG STRIX X570-I GAMING」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」
【GPU】「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」「TUF-RX6900XT-O16G-GAMING」
【PSU】コルセア社「SF750 GOLD」
【クーラー】【AIO】EK社「EK-AIO Basic 240」
【ファン】ノクチュア社「Noctua NF-A12x15 PWM chromax.black」
「バックプレート」+「3スロット」を取り出します。
上下の向きは、どちらも対応しています。
次に「フロントパネル」と「バックパネル」をフレームで固定します。
長めのネジを使用します。
「グラフィックボード」の「フレーム」を取り付けます。
「グラフィックボード」の厚みに応じてソケットネジを付け足します。
フレームに固定します。
このタイミングで「マザーボード」と「グラフィックボード」を延長してつなぐ付属「ライザーケーブル」を取り付けます。
サンプルとして「全長320mm」のASUS社「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」を使用します。
「全長320mm」の場合は横から入らないので「マザーボード」を取り付ける前に「フロントパネル」を外す必要があります。
「固定アダプター」でしっかり固定します。
ここで注意!
上からパネルを留めようとすると「ライザーケーブル」が押しつぶされて「VGAスロット」から外れてしまいます。
対策として「付属ライザーケーブル」のキャップをストッパー代わりにします。
CPUクーラーを取り付けます。
最初にラジエーター部分のフレームを両サイドに留めます。
良い感じにスッキリ収まりました。
最後に「CPUヘッド」を取り付けます。
使ってみた感想
使ってみた感想
「V1」と同様に「ジグソーパズル」を組んでいるようで大変でした。
ただパーツの点数が減った分、迷いも少なく比較的、時間はかかりませんでした。(所要時間6時間くらい)
「V1」の時はどことなく「ガタツキ」や「きしみ」がありましたが「v2」はパーツの強度や使い勝手がかなり最適化されているので完成後はカチッと綺麗に仕上がります。
もしもガタツキが気になったらネジにシールテープを巻いておくと効果的です。
ミニマリスト向けのデザインなので「電源ボタン」が視覚的に排除されている点が気に入りました。
10リットルを超えないサイズでありながらハイエンドグラフィックボードが入るのは「T1 v2」だけです。
良かったところ
良かったところ
❶「V1」と比べてパーツ点数が少ないので組み立てやすくなった。
❷10リットル未満なのに120mm×2ファン(厚15o)の水冷クーラーが運用できる。
❸上下、どちらの向きでも対応できる。
❹ミニマリスト向けのデザインなので「電源ボタン」が視覚的に排除されている。
❺全長320mmの大型グラフィックボードが換装できる。
「W140mm×L323mm(3,25スロット)」まで対応!
❻「120mm×2 簡易水冷クーラー」も収まる!
ただし「ファン」の厚みは「15mm」を使用します。
❼サイドパネルがメッシュのおかげで冷却性能(特にVGA側)が良いです。
ちょっと試しに「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」で遊んでみます。
室温は「26℃」です。
ゲーム中のサーモグラフィ画像を見てみます。
PC内部を見てみます。
「CPU」は55℃前後で「GPU」は75℃前後です。
❽ノイズはかなり静かです。
最大「46db」です。
❾「NO LED 」なので余計な装飾品や出っ張りがないシンプルデザインです。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶付属ライザーケーブルの素材が非常に固いので上からパネルを閉じようとすると「VGAスロット」から外れてしまいます。
対策としては素材の柔らかいライザーケーブルにする又は付属ライザーケーブルのキャップストッパー代わりに使用する。
❷時間経過でネジが緩むことがあるので気になる方は「シールテープ」巻くことをオススメします。
❸縦に支柱(フレーム)がないので重心のバランスが悪くケースが傾きます。
総評
総評
「V2」は「v1」のサイズを変えずに「320mm」のグラフィックボードが換装できるのが「SFFファン」として高く評価したいです。
ただ年末に発売を控える「RTX4000シリーズ」や「RX7000シリーズ」ではさらに肥大化されると予想されます。
「ウルトラハイエンドVGA」の換装は難しいかもしれません。
今後は可能な限りサイズを優先して「T1 v2」と共に次世代を渡りたいと思っています。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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主な仕様
主な仕様
サイズ-W135×D335×H220o(9.95L)
CPU高さ-48〜88mm
VGAスロット-1.25〜3.25 SLOT
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お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
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「Popシリーズ」のラインナップには「Pop Mini Air」のほかに「Pop Air」、「Pop XL Air」全6種類、用意しています。
価格は以下の通りです。
❶「Pop Mini Air」・・・14,300円〜(税込)
❷「Pop Air」・・・13,640円〜(税込)
❸「Pop XL Air」・・・17,380円〜(税込)
「Popシリーズ」の詳細はこちら
次世代フラッグシップVGAは4スロット?!
次世代フラッグシップVGAは4スロット?!
年末に発売を控えるNVIDIA社「RTX4000シリーズ」とAMD社「RX7000シリーズ」のフラッグシップモデルは旧世代よりも、さらに「肥大化」されていると言われています。
今までの全長サイズ「320mm」の「3スロット」というのは、もはや「中型」の部類になるかもしれません。
よって年々、グラフィックボードが肥大化していくうちに「Mini-Itx」という局地的に小さくなってケース全体の完成像を見渡すとグラフィックボードとMini-Itxマザーボードのバランスが悪い気がします。
「4スロット」に全長「340mm」が最小ベースになれば「SFFファン」として非常に悩ましい問題です。
個人的には「nano」が追加されたら即、買いです。
今後はMicroATXベースでPCケースを構築することにも視野を広げない時が来たのかもしれません・・・。
「Pop Mini Silent」の見た目が「FormD T1」にそっくりなのでちょっと欲しいです。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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Fractal Design Pop Mini Silent Black Solid ミニタワー型PCケース FD-C-POS1M-01 CS8036 |
主な仕様
主な仕様
本体サイズー幅215mm、奥行き432mm、高さ393mm
重量-6.18s〜
対応マザーボード-MicroATX、Mini-iTX
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2022年04月24日
【費用対効果は微妙?!】INTEL社Alder Lake「Core i9-12900KS」をレビュー
価格は105,800円(税込)です。
「12900K」の初値は82,000円くらいだったので2万円以上の価格差があります。
まずスペックを見てみます。
CPU | core i912900KS | core i912900K | core i911900K | core i910900K | Ryzen9 5950X |
コア数 | 16 (8P+8E) | 16 (8P+8E) | 8 | 10 | 16 |
スレッド数 | 24 | 24 | 16 | 20 | 32 |
ベースクロック | 3.2 GHz (P) | 3.2 GHz (P) | 3.5 GHz | 3.7 GHz | 3.4 GHz |
ブーストクロック | 5.5 GHz (TVB) | 5.2 GHz (TVB) | 5.3 GHz | 5.2 GHz | 最大 4.9 GHz |
L3 cache | 30 MB | 30 MB | 16 MB | 20MB | 64 MB |
対応メモリ | DDR5-4800 / DDR4-3200 | DDR5-4800 / DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR-2993 | DDR4-3200 |
TDP | 150W | 125W | 125W | 125W | 105 W |
「12900KS」の最大の強みはブーストクロックが「5.5GHz」が確実に出せることです。
「12900KS」は「12900K」と比べて「ブーストクロック」と「TDP」以外はほとんど同じです。
「Thermal Velocity Boost=TVB」が搭載し簡単操作(BIOS上)で高いクロックをブースト機能を実現できます。
ただし消費電力は駄々洩れなので普段使いには向いていないので注意が必要です。
「300GHz」のスペックアップに2万円のコストに見合うのか後ほどベンチマークを見ていきます。
1.「300GHz」でもスペックアップしたい方向け!
2.開封の儀
3.外観
4. Core i9-12900KSのスコア検証
5.使ってみた感想
6.良かったところ
7.残念な点、注意する点
8.総評
9.主な仕様
10.関連商品
11.話題のトレンド
12.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
「300GHz」でもスペックアップしたい方向け!
「300GHz」でもスペックアップしたい方向け!
2022年後半に控える次世代CPU「Raptor Lake」の繋ぎとして「Core i9-12900KS」を購入する方は少なくないはずです。
筆者もその一人ですが単に「ロマンを求めて」以外の理由はありません。
恐らく最初のベンチマークで「12900K」と比較し満足して終わりです。
きっと普段使いにはしないでしょう。
普段使いにはこちらがオススメです。
【ゲーム性能はハイエンドクラス!】INTEL社 Alder Lake「core i5 12400F」をレビュー
「12900KS」を導入するメリットは消費電力を気にせず「300GHz」の動作保証を買うことです。
また単に「12900KS」を用意するだけでなく強靭なマザーボード(各メーカーフラグシップクラス)に十分な電源ユニット(1000W以上)、冷却性能が強力なCPUクーラーなども用意しないとポテンシャルが最大限に引き出せません。
これらの環境を揃えたうえで「12900KS」を購入することをオススメします。
開封の儀
開封の儀
外観
外観
Core i9-12900KSのスコア検証
Core i9-12900KSのスコア検証
【CPU】INTEL社「Core i9-12900KS」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】ASUS社「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」
【PSU】クーラーマスター社「V850 SFX GOLD」
【AIO】ASUS社「ROG Ryujin II 240」
Cinebench R23ー「CPU」 R4.04.23追記
Cinebench R20ー「CPU」
Cinebench R15ー「CPU」
3D MARK
「zombie army 4」−「デフォルト設定」
「アサシン クリード ヴァルハラ」−「デフォルト設定」
「ファークライ5」−「デフォルト設定」
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ディビジョン2−「デフォルト設定」
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
strange brigade−「スケール150%」
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
使ってみた感想
使ってみた感想
「12900KS」はレンダリング性能も優れていますがゲームに特化した現行最強のCPUだと実感しました。
ゲームに特化していると体感できるポイントとしてはゲーム中の最低FPSがフルHDでは「100fps」をキープしている。
ちなみに「Ryzen9 5950X」では「70fps以下」まで落ちる場面はしばしば発生します。
Alder Lake世代の全CPUに言えることですがゲームは軽快で安定しています。
ベンチマーク測定時は速攻で「100℃」に達しますがゲーム中は「60℃〜70℃台」で落ち着きます。
「Core i9-12900KS」はグラボのポテンシャルを余すことなく最大限に引き出します。
グラボのベンチマークCPUとして重宝するでしょう。
良い点はゲーム性能を求めるなら「12900KS」の一択です。
トータルスコアは定格で「12900KS」と「12900K」はあまり差はありませんが「ゲームスコア」では6%ほどゲーム性能が上がります。
ただし醍醐味であるオーバークロックTVBを有効にするなら一般的な簡易水冷クーラーではとても補えません。
冷却不十分によってスコアが下がることがあります。
冷却性能の余力次第でクロック数が伸びます。
より高いスコアを望むなら本格的な水冷システムを組むか液体窒素を用いるか、あまり現実的ではありません。
それくらい「12900KS」は歴代の中で最も取り扱いにくいCPUであることは間違いありません。
よって一般的な冷却性能であれば「12900KS」を「定格」としてお使いいただくのが無難です。
良かったところ
良かったところ
❶一般的な簡易水冷クーラーを用いる条件なら「定格」でもゲーム性能は最大限に引き出せます。
グラフィックボードのベンチマーク測定に最適です。
コスト度外視になりますが冷却方法次第でクロック数が「7Ghz」は超えるとのことです。
❷ゲーム性能が飛躍的に向上します。
体感として最高〜最低fpsのギャップが小さいので高負荷の瞬間でもカクツキの立ち直りが速くて軽快かつ快適です。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶一般的な簡易水冷クーラーでは「12900KS」のポテンシャルは最大限に引き出せない。
例えばベンチマーク「Cinebench R20」を回すと2秒くらいで「100℃」に到達します。
より高いスコアを狙うなら冷却システムを根本的に見直しする必要があります。
あまり現実的ではありませんが「本格水冷システム」「液体窒素」など用いれば高いスコアが望めるでしょう。
❷消費電力は駄々洩れです。
そして何より熱いです!
簡易水冷クーラーの液体があっという間に枯れてしまいそうな勢いです。
普段使いには全く向いていませんがグラフィックボードのベンチマーク測定としては活用できます。
❸「12900KS」を運用するには少なくとも強靭なマザーボード(Z690フラッグシップクラス)、簡易水冷クーラー、1000W以上の電源ユニットは必須です。
ちなみにチップセット「B660」「H670」ではCPUオーバークロック機能がないので注意が必要です。
これらの環境を揃えたうえで「12900KS」を購入することをオススメします。
総評
総評
新規で「Alder Lakeシリーズ」を購入するには「Core i9-12900KS」はロマンも含めて購入するのはアリです。
冷却方法さえ間違えなければコストをかけた分だけ高いスコアを狙えることでしょう。
「300GHz」の2万円上乗せに見合うかは冷却システム次第です。
しかしながら「12900K」から買い替えるほどのメリットはないと思います。
素直に次世代CPU「Raptor Lake=13900K」を待った方が良いです。
「Core i9-12900KS」は各自の冷却技術に創意工夫を凝らす腕試しのCPUなのでしょう。
残念ながら筆者のポン付け冷却システムでは十分に活かしきれません。
現行最強の「Core i9-12900KS」を十分に使いこなせるか、ご自慢の冷却システムで試してみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
主な仕様
主な仕様
ソケット形状 -LGA1700
コア数-16コア
スレッド数-24
クロック周波数-3.2GHz
最大動作クロック周波数-5.5 GHz
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トレンドアイテム
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価格は65,300円(税込)です。
スペックは以下の通りです。
CPU | Ryzen 7 5800X3D | Ryzen 7 5800X | core i912900K | core i911900K | Ryzen9 5950X |
コア数 | 8 | 8 | 16 (8P+8E) | 8 | 16 |
スレッド数 | 16 | 16 | 24 | 16 | 32 |
ベースクロック | 3.4 GHz | 3.8 GHz | 3.2 GHz (P) | 3.5 GHz | 3.4 GHz |
ブーストクロック | 最大 4.5 GHz | 最大 4.7 GHz | 5.2 GHz (TVB) | 5.3 GHz | 最大 4.9 GHz |
L3 cache | 96 MB | 32 MB | 30 MB | 16 MB | 64 MB |
対応メモリ | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR5-4800 / DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 |
TDP | 105 W | 105 W | 125W | 125W | 105 W |
ベースクッロクは「5800X」と比べて「0.4GHz」下がっています。
ゲーム性能をグッと引き上げるには「L3 cache」が大きく関わってきます。
ちなみに最上位モデルである「5950X」は「64MB」よりも「32MB」も増強されています。
筆者が気になるポイント
筆者が気になるポイント
今回「Ryzen 7 5800X3D」は次世代7000シリーズに採用されるAMD初の3次元積層の「3D V-Cache」を「AM4」最後のCPUでパフォーマンスが試されるということになります。
現在の在庫状況は完売しておりますが一応、次回ロットがあるようです。
数量があまり多くないとの事なので欲しい方は安くなるのを待たず購入した方が良いでしょう。
筆者は購入する予定はありませんでしたが「3D V-Cache」のポテンシャルを試したい気持ちが抑えられず思わず購入してしまいました。
「Ryzen 7 5800X3D」が到着次第レビュー致しますので宜しくお願い致します。
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
主な仕様
主な仕様
ソケット形状 -AM4
コア数-8コア
スレッド数-16
クロック周波数-3.4GHz
最大動作クロック周波数-4.5 GHz
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「ZX-1」のラインナップは全5色のカラーバリエーションに空冷、水冷と2つのタイプを用意しています。
価格は以下の通りです。
「空冷タイプ」・・・259ドル
「水冷タイプ」・・・319ドル
「ZX-1」は中央に仕切りがあって片側にマザーボード、電源ユニット、もう片側にグラフィックボードといったサンドウィッチレイアウトになっています。
トップには240mm簡易水冷クーラーを搭載することができます。
グラフィックボードのサイズは水冷タイプは「305×60×140mm」です。
空冷タイプは「305×45×140mm」になります。
1.こんなにも可愛いミニマルデザインが欲しかった!
2.開封の儀
3.外観
4. 「ZX-1」をチェックする
5.使ってみた感想
6.良かったところ
7.残念な点、注意する点
8.総評
9.主な仕様
10.関連商品
11.トレンドアイテム
12.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
こんなにも可愛いミニマルデザインが欲しかった!
こんなにも可愛いミニマルデザインが欲しかった!
IQUNIX社を簡単に紹介していきます。
ちょっと覗いてみてください。
IQUNIX社のホームページはこちら!
「ZX-1」は「レッドドットデザイン賞」を受賞するほど高い評価を受けています。
「ZX-1」を購入すると何故か「キーボード」も揃えたくなるような洗練されたカジュアルデザインのIQUNIXにはすっかり虜になりました。
自作PCには興味あるけどPCケースはカジュアルデザインが少なくて、どうも馴染めない!といった方にはIQUNIXブランドで固めるとインテリア映えすると思います。
是非、ご検討してみてください。
開封の儀
開封の儀
外観
外観
「ZX-1」をチェックする
「ZX-1」をチェックする
素材は「アルミニウム」にマットブラック塗装が施されています。
マットブラックですが、どちらかと言えば光り具合によって「ガンメタリック」に近いです。
「ZX-1」のサイズを見てみます。
PCケースの中で最も小さい「A4-SFX」と並べてみます。
【小さな巨人】Dan Cases社 PCケース「A4-SFX V4」をレビュー
サイドパネルとトップパネルを取り外す際には工具は不要です。
ここから組み立てながら説明していきます。
PC構成は以下の通りです。
【CPU】INTEL社「Core i9-12900K」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX B660-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】ASUS社「AMD Radeon RX 6800 リファレンスモデル」
【PSU】コルセア社「SF600 GOLD」
【AIO】EK社「EK-AIO Basic 240」
まずトップパネルのインターフェースを見てみます。
普段使わないのであれば付属のキャップで埃の侵入を防ぎます。
トップパネルを外してみます。
指でつまんで上に引っ張ると外せます。
ライザーケーブルを取り付けます。
付属ライザーケーブルは旧規格「PCIe3.0」なので使用せずLINKUP社「PCIe4.0対応」を使用します。
トップブラケットに240mm簡易水冷クーラーを取り付けます。
使ってみた感想
使ってみた感想
作業中、ヒンジパネルは強力な磁石のせいで磁力を持った付属ドライバーを近づけると、うっかりカチンと吸い寄せられてボディに接触してしまうことが何度もありました。
幸いにも塗装が硬くしっかりしていたので傷つけずに済みましたが磁力を持たないドライバーなど使用することをオススメします。
ちょっと気になったのはボディの形状のせいか少々、低音よりの騒音(72db)がします。
耳に刺さる音ではないので慣れると気にならないと思います。
ベンチマーク測定(FireStrike ULT)のサーモグラフィ画像でケースの温度の様子を見てみます。サーモグラフィ画像でケースの温度の様子を見てみます。
CPU温度は「最大47℃」で室温は「16℃」でこんな感じです。
マザーボード側
驚いたのは「RX6800」なのに「30℃」を超えません。
トップは柵が乗っかっているだけなので、ほとんどオープン状態です。
夏場に活躍は間違いないでしょう。
良かったところ
良かったところ
❶つなぎ目のないボディが美しく剛性が高いです。
機能美なので所有感は満たされます。
カジュアルデザインを求めてた方には「ZX-1」は置いておくだけでインテリア映えします。
❷塗装が厚く硬いので、ある程度の衝撃は守られます。
実際にケースを組み立てている段階で3〜4回ほど、うっかりぶっつけてしまいましたが無傷でした。
❸トップパネル、サイドパネルが工具不要なのでケース内部清掃を頻繁に行っても摩耗する箇所は少ないです。
❹トップのインターフェースのキャップが埃の侵入を防ぐだけでなく自作PC特有のガジェット感が少ないので部屋に溶けやすく扱いやすいです。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶強力な磁力を持った付属ドライバーはヒンジパネル付近に近づけると吸い寄せられて傷をつける恐れがあります。
付属ドライバーを使用することを推奨されますが心配な方は磁力を持たないドライバーをご利用ください。
❷グラフィックボードの全長が「305mm」と現行基準ではミドルレンジモデルくらいのサイズに制限されます。
最近は「320mm」を超えるサイズが主流になので、もう少し全長を伸ばして欲しかったです。
❸付属ドライバー3本以外に「6角レンチ」が付属していなかったせい(コストカット?!)でマザーボードをケースに固定する際に幅が狭くドライバーと赤線が干渉してしまうポイントがあります。
❸グラフィックボードの全長が「305mm」と現行サイズではミドルレンジクラスに限られてしまう。
もう「15o」ほど長ければ完璧でした!
総評
総評
「ZX-1」はミニマリストにも評価が高くプレミアムなPCケースです。
サイズは大きすぎず小さすぎず決して主張しないフォーマルデザイン「ZX-1」の最大の魅力です。
自作PCというシステム構成はパーツを無限に組み合わせてオンリーワンにカスタマイズするのが醍醐味です。
しかし肝心のケースのデザインがパッとせず敬遠される理由でオールインワンPCを選択するのが一般的です。
ところが最近は自作PCの認知度が上がり奇抜なデザインからフォーマルなケースまで次々に誕生しました。
そのおかげかガジェット感が少ないケースのラインナップが年々、増え自作PC業界が少しずつ盛り上がっているのは確かです。
これほど美しい「ZX-1」は日本で取り扱わないPCケースの一つです。
自作PCの魅力をもっと多くの人に伝え日本で取り扱わない商品はないほどに盛り上げていきたいです。
まずはIQUNIXシリーズから揃えてみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
主な仕様
主な仕様
本体サイズ-330×149×250mm
容量-10.6L
材質-アルミニウム
CPU高-55mmまで
電源ユニット-SFX.SFX-L
フォームファクタ-Mini-Itx
冷却-240mm簡易水冷クーラー、120mm×2ファン
PCIe3.0ライザーケーブル付属(170mm)
ストレージ-2.5-HDD、SSD
重量-2.7Kg
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発売日はメーカーやモデルによって異なりますが4月8日より順次発売します。
価格は32万〜50万円前後となっています。
GPU | RTX 3090 Ti | RTX 3090 | RTX 3080 | RTX 2080 Ti |
コア数 | 10752 | 10496 | 8704 | 4352 |
ベースクロック | 1670 MHz | 1400 MHz | 1440 MHz | 1350 MHz |
ブーストクロック | 1860 MHz | 1700 MHz | 1710 MHz | 1640 MHz |
メモリ | 24 GB | 24 GB | 10GB | 11GB |
メモリ種類 | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6 |
バス幅 | 384-bit | 384-bit | 320-bit | 352-bit |
メモリ帯域幅 | 1008 GB/S | 936 GB/S | 760 GB/S | 616 GB/S |
TDP | 450 W | 350 W | 320 W | 260 W |
RTX3090無印と比べてコア数は数パーセントしか違いませんがクロック数と帯域幅は約10%近く上がっています。
TDPは100Wも上がりましたので1000W以上の電源ユニットを導入しないと安定しなそうです。
筆者が気になるポイント
気になるゲームスコアはRTX3090無印(初値)の2倍近い価格もするのにゲームスコアは10%くらいしか伸びないと報告が挙がっています。
今から半年後に「RTX4000シリーズ」が控えているので「GeForce RTX 3090 Ti」は見送る方は少なくないでしょう。
主役の登場が遅すぎました。
「GeForce RTX 3090 Ti」以外のグラフィックボードは順調に価格が下がっています。
とにかく「GeForce RTX 3090 Ti」買うには時期が悪い・・・。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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トレンドアイテム
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1.ROG STRIX Z690-I GAMING WIFIの特長
2.開封の儀
3.外観
4. 「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」をチェックする
5.使ってみた感想
6.良かったところ
7.残念な点、注意する点
8.総評
9.主な仕様
10.関連商品
11.話題のトレンド
12.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
ソケットは刷新されて「LGA1200」から「LGA1700」へ大きくなりました。
よって「LGA1200」と「LGA1700」の互換性はありません。
チップセット「Z690」による進化点は以下の通りです。
チップセット | Z690 | Z590 |
CPUソケット | LGA1700 | LGA1200 |
メモリスロット | DDR5-4800 | DDR4-3200 |
DDR4-3200 | ||
PCIe バージョン | PCIe5.0 | PCIe4.0 |
PCIe レーン数 | PCIe4.0 12レーン | PCIe3.0 24レーン |
PCIe3.0 16レーン | ||
USBポート(最大) | USB 3.2 Gen2.2(4) | USB 3.2 Gen2.2(3) |
USB 3.2 Gen2.1(10) | USB 3.2 Gen2.1(10) | |
USB 3.2 Gen1.1(10) | USB 3.2 Gen1.1(10) | |
USB 2.0(16) | USB 2.0(14) | |
M.2スロット | PCIe5.0×4(128GB/s) | PCIe4.0×4(64GB/s) |
サポートCPU | 第12世代 | 第11世代/第10世代 |
現行のグラフィックボードは「PCIe4.0」ですが年末には「PCIe5.0」へ移行するので先に準備しておくと安心です。
また「M.2」のスピードがかなり速くなるのでロードが気になる方は「Z690」を選んでおきましょう。
「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」の特長
❶インテルLGA 1700ソケット: 第12世代インテル Core、Pentium Gold、Celeron プロセッサーに対応
❷最適なパワーソリューション: ProCool II電源コネクタ、高品質合金チョーク、耐久性の高いコンデンサを使用した10+1パワーステージにより、マルチコアプロセッサに対応
❸最適化された熱設計: 高伝導性サーマルパッドを使用したI/OカバーとVRMヒートシンクの統合、L字型ヒートパイプ、2つのオンボードM.2ヒートシンクとバックプレート搭載
❹高性能ネットワーク: Intel WiFi 6E (802.11ax)、Intel 2.5 Gb Ethernet(ASUS LANGuard搭載)を搭載
❺最高のゲーミングコネクティビティ: HDMI 2.1、2つのM.2スロット、2つのThunderboltTM 4、および1つのUSB 3.2 Gen 2x2 Type-Cをサポート
❻インテリジェントコントロール: ASUS独自の「AI Overclocking」、「AI Cooling」、「AI Networking」、「双方向AIノイズキャンセリング」により、セットアップを簡素化し、パフォーマンスを向上
❼DIYフレンドリーデザイン: ROGフロントパネルSATAカード、M.2 Q-Latch、プレマウントI/Oシールド、BIOS FlashBackボタン、Clr CMOSボタンをバンドル
❽比類なきパーソナライゼーション: ASUS独自のAura Sync RGBライティング、RGBヘッダーと2つのアドレサブルGen2ヘッダー
❾業界をリードするゲーミングオーディオ: ALC4080とSavitech SV3H712アンプ、DTS Sound UnboundとSonic Studio IIIを搭載(ASUS社HPより引用)
開封の儀
「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」の特長
開封の儀
Cables
ROG USB2.0 splitter cable
Panel Cable
SATA 6Gb/s cables×2
Miscellaneous
ASUS Wi-Fi moving antennas
Cable ties pack
M.2 Q-Latch package(s)
ROG key chain
ROG logo plate stickers
ROG Strix stickers
ROG Strix thank you card
Installation Media
Support DVD
Documentation
User guide
外観
外観
「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」をチェックする
「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」をチェックする
左「Z690-I」、中央「Z590-I」、右「Z490-I」
補助ファンが搭載されているVRMヒートシンクは「Z590-I」と比べて若干、大きくなりました。
「フェーズ」を見てみます。
「フェーズ」の数がハイサイドとローサイドの「MOSEFT」と「ドライバ」を1つにまとめることで、より強力な電源VRMが搭載されているので起動の安定性が良くなり、オーバークロックなどの耐性も上がります。
その近くにLEDを装飾する「RGBヘッダー」があり「USBヘッダー」「CPUファン」「AIOポンプ」も備えています。
PCケースのフロントI/Oに接続する「USB 3.2 Gen2 フロントパネルコネクター」も備えています。
「USB3.2 GEN2」の近くに新しいインターフェースが追加されました。
限られたスペースに多数のインターフェース(ROGフロントSATAカード)を設置しています。
音源チップには「SAVITECH SV3H712アンプ」が内蔵されることでTHD+N性能が72dBから83dBへ大幅に向上し歪みやノイズをカットします。
また「オーディオパス アイソレーション」が内蔵されることでマザーボード間に直接接続されたものから発生する電磁波を遮断します。
中央のロゴに2枚のM.2ストレージが換装できます。
順番に外してみます。
M.2を換装するとこんな感じです。
今回「Z690I」からM.2を留めるネジを廃止して工具不要の「M.2 Qラッチ」が採用されています。
マザーボード裏面のストレージを交換の際は、わざわざPCケースからマザーボードを外すのがとても大変な手間でした。
最下層はフィンとマザーボードとの隙間によってM.2の排熱を逃がします。
BIOS更新は、メモリやCPUがインストールされていなくても実行できます。
「BIOS FlashBack」が搭載されてUSBスティックにドロップし「USB BIOS FlashBack ポート」に接続してボタンを押します。
映像出力は最新規格の「HDMI 2.1」を採用しています。
「HDMI 2.1対応」のTVを使えば4K120fpsでゲームが楽しめます。
2ポートのThunderbolt 4 USBType-C (40GbPS)が装備されていて外部4KディスプレイのほかVRなど映像出力に重宝します。
USBポートは全部で「9口」あるので拡張性は豊富です。
ネットワーク周りを見てみます。
付属の「WiFi 6Eアンテナ」は安定して垂直に立てられるようになりました。
有線LAN「2.5Gbイーサネット」は標準的なイーサネット接続よりも2.5倍のスピードを実現します。
PCIeスロットを見てみます。
グラフィックボードの自重で垂れ下がらないだけでなく、グラフィックボードを換装の際に引き抜く力も通常の1.6倍の強度を実現。
今後にかけて「グラフィックボード」は性能とともに重さも厚み(3スロット)増してくるので頑丈であれば安心です。
「CPUソケット」に「Core i9-12900K」を載せてみます。
最近、問題として取り上げられている「CPU反り」がこのことを示します。
第12世代ではCPUの形状が正方形から長方形に大きくなったことにより中央部分が点で強く押さえつけられて「ヒートスプレッダ」が曲がってしまいます。
対策として10mm、0.8mm、0.5mmの「ワッシャー」をマザーボードとソケットホルダーの間に挟むことでソケット圧を少しでも緩和するという裏ワザがあるとのことです。
0.8mmワッシャーを入れてみます。
一応、通常使いでもCPUやマザーボードが損傷するといった報告はないようなので無理に「ワッシャー対策」を施さなくても良いと思います。
それでは起動して「BIOS画面」を見てみます。
「BIOS」の起動の仕方は電源投入時に「F2」を押し続けてください。
「F7」を押して「詳細設定モード」に切り替えます。
ここでは「Z690」の特権である「ABT」によって簡単操作でCPUのオーバークロックが行えます。
メモリのオーバークロックも簡単操作で行えます。
BIOS設定に慣れてきたらグラフィックボードのポテンシャルを引き出す「Resizable BAR」の設定にチャレンジしてみてください。
【ポテンシャルを引き出せ!!】AMD社「Smart Access Memory」の設定方法を解説!
効果としては数パーセントですが是非、試してみてください。
使ってみた感想
使ってみた感想
CPU冷却対策として「ワッシャー」を入れる前と入れた後のCPU温度の違いは、あまり変わりませんでした。
一度、歪んでしまったCPUは効果が薄いのかもしれません。
気を取り直して新規格ソケット「LGA1700」が対応するASUS社「ROG RYUJIN II 240」を起用したら5℃くらいCPU温度が下がりました。
旧規格「LGA1200」ではマウントの締め付けの相性が悪いせいかCPU温度は高くなる傾向があります。
ASUSのマザーボードは「LGA1200/1700」と両方、対応しているのですが「LGA1200」は「一応使える」と思った方が良さそうです。
個人的に気になったには「BIOS画面」までの起動時間が長くなりました。
下手すると1〜2分くらい待たされることがあります。
今まですぐ「BIOS画面」が立ち上がったので非常にストレスです。
結果、デスクトップ画面まで3〜4分くらいかかります。
急いでいるときは他のPCを使ってしまいます。
CPU周りの電源周りの「IO」、「上部VRM」、「チップセットヒートシンク」がかなり厚く狭くなったので空冷CPUクーラーの干渉は大いにあると思います。
既存の空冷クーラーを流用するならば現物を見て確認すると良いでしょう。
今回の「Z690I」は「SPDIF=光端子」が装備されているので大画面モニターと接続するとオーディオやホームシアターなどが楽しめてリビング周りが充実します。
少し古いオーディオシステムだと「HDMI端子」が装備されていないので「光端子」が重宝します。
Alder Lake「Core i9-12900K」と「RTX3090」との相性が良くて苦手だった「フルHD」の高フレームレートの伸びが格段に良くなりました。
【高効率コアはゲームに強い!】INTEL社Alder Lake「Core i9-12900K」をレビュー
うまく起動しないなどトラブル時に救済措置として「CMOSクリアボタン」が便利です。
気軽にエラーしやすくなり色々と試せるようになりました。
ストレージM.2が表面に2基、配置されているのでストレージ交換の際に、わざわざマザーボードを取り外すことはありません。
良かったところ
良かったところ
❶第12世代Alder Lake「高効率コア」によってグラフィックボードのポテンシャルが最大限に引き出せます。
例えば第11世代Rocket Lakeでは「RTX3090」を起用すれば4Kなど高解像度に効果を発揮しますが処理が軽い「フルHD」のような高フレームレートは伸びにくい傾向がありましたがAlder Lake世代で、しっかり解消されました。
❷「SPDIF=光端子」が装備されているので大画面モニターと接続するとオーディオやホームシアターなどが楽しめてリビング周りが充実します。
少し古いオーディオシステムだと「HDMI端子」が装備されていないので「光端子」が重宝します。
❸システム不調の際に役立つ「クリアCMOSボタン」が装備されている。
今までは、わざわざPCケースの中を開けて磁力を持ったドライバーでピンをショートさせる必要がありました。
❸表面に「M.2スロット」が「2基」換装できるのでカートリッジ交換のような感覚で使いやすいです。
また工具不要の「M.2 Qラッチ」が採用されているのでベンチマークなど頻繁に取り外す方には、とても便利です。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶「CPU」を換装する際に下すレバーが非常に圧力がかかります。
結果、CPUの「ヒートスプレッダ」の中心が曲がり「CPUクーラー」との間に隙間ができてしまい接着面積が小さくなることで冷却性能が著しく低下する問題が懸念されます。
一応、通常使いでもCPUやマザーボードが損傷するといった報告はないようなので無理に「ワッシャー対策」を施さなくても良いと思います。
❷
追記:2022年9月19日
最近、新しいメモリと交換したら「BIOS画面」の起動が速くなりました。
原因は「メモリ」の初期不良でした。
❸CPU周りの電源周りの「IO側」、「上部VRM」、「チップセットヒートシンク」がかなり厚く狭くなったので空冷CPUクーラーの干渉する可能性がある。
一度、現物を確認しておくと良いでしょう。
❹NON-RGB仕様になっているのでマザーボード自体のライティング機能はありません。
最近の高級PCパーツは「光らない、光らせない」が主流になってきていますのでライティング好きの方には少し物足りないかもしれません。
❺「VRMヒートシンク」の背が高くなって既存の空冷クーラーが干渉して使えない可能性があります。
総評
総評
インテル社のAlder Lake世代の登場によってAMD社CPUの販売シェアを奪還しました。
敢えて型落ちが欲しいというのならば話は別ですが今からRyzen5000シリーズを購入するのは時期が悪いです。
7月頃から年末にかけてインテル社CPU第13世代「Raptor Lake」やAMD社Ryzen 7000「Zen 4」が控えています。
またグラフィックボードNVIDIA社「RTX4000シリーズ」やAMD社「Radeon7000シリーズ」も投入を控えています。
先にAlder Lake CPUを持っても「Raptor Lake」と互換性があるので、この機会に新調は絶妙なタイミングです。
今から非公開の新技術を駆使した美麗グラフィック環境を準備しませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
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ASUS INTEL 第12世代CPU(LGA1700)対応 Z690 チップセット ITX ゲーミングマザーボード/ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI【国内正規代理店品】 |
主な仕様
主な仕様
チップセット-INTEL Z690
CPUソケット-LGA1700
フォームファクタ-Mini ITX
メモリタイプ-DIMM DDR5
メモリスロット数-2
PCI-Express 16X
SATA-4 本
Serial ATA-SATA6.0G
M.2ソケット数-2
M.2-M key:type 2242/2260/2280
HDMIポート
S/PDIF
USB-USB3.2 Gen2 Type-Ax2、USB3.2 Gen1 Type-Ax3、USB2.0x2、USB Type-C(Thunderbolt 4)x2
VRMフェーズ数-10+1
無線LAN-IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
オンボードLAN-10/100/1000/2500
オンボードRAID
オンボードオーディオ-Realtek ALC4080
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価格は39,800円から50,000円台とのことです。
まだ価格情報が少ないので少し様子見て購入したほうが良いでしょう。
こればかりはベンチマークを測定しないとハッキリしないので少し様子見て判断したほうが良いです。
冷却性能を重視したモデルは「5万円」を超えるので、さすがに手が出しにくいです。
今、暗号通貨が’下落しているので3万円前半まで下がったら値段相応なのかなと思っています。
個人的には「GTX1660Ti」の方が魅力的です。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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トレンドアイテム
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価格は184,800円です。(税込)
1.XTXリファレンスモデルは、もうすぐ枯渇する?!
2.「リファレンスモデル版 Radeon RX7900XTX」の特長
3.開封の儀
4.外観
5. 「Radeon RX 7900 XTX」をチェックする
6. 換装の際の準備
7. ドライバをインストール
8. 「Radeon RX 7900 XTX」のスコア検証
9.使ってみた感想
10.良かったところ
11.残念な点、注意する点
12.総評
13.主な仕様
14.関連商品
15.話題のトレンド
XTXリファレンスモデルは、もうすぐ枯渇する?!
XTXリファレンスモデルは、もうすぐ枯渇する?!
12月16日19:00に「Radeon RX7900XTX / XT」が発売されました。
圧倒的に人気があったのは「RX7900XTX」の方でした。
下位「XT」も瞬殺までとはいきませんでしたが一旦ネット販売から在庫は消えたものの補充が早く様子見の方が多いようでした。
現在「RX7900XTX」は在庫があちこちで見かけますが発売当初より1万強ほど値上がりして約20万円くらいになりました。
競合する「RTX4080」と同価格帯になったことで「RTX4080」とどっちを購入するか迷っている方は少なくないです。
やはり「リファレンスモデル」のメリット言えば「安い」「小さい」そして万人受けするデザインと言ったところです。
「XTXリファレンスモデル」が20万円近くなってしまうと旨みがあまり感じられず「RTX4080」を選択した方が後々に幸せになるかもしれません。
もしも「XTXリファレンスモデル」が欲しいならば「初期流通分」のストックはもう僅かのようなので値下がりを待たず確保しておいたほうが良いでしょう。
それでは「Radeon RX7900XTX」のレビューをしていきます。
スペックを見てみます。
GPU | RX7900XTX | RX7900XT | RTX 4090 | RX6950XT | RTX 3090 |
コア数 | 6144 | 5376 | 16384 | 5120 | 10496 |
ゲームクロック | 2300 MHz | 2000 MHz | 2230 MHz | 2100MHz | 1400 MHz |
ブーストクロック | 最大2500 MHz | 最大2400 MHz | 2520 MHz | 最大2310MHz | 1700 MHz |
メモリ | 24 GB | 24 GB | 24 GB | 16 GB | 24 GB |
メモリ種類 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6X | GDDR6 | GDDR6X |
バス幅 | 384-bit | 320-bit | 384-bit | 256-bit | 384-bit |
メモリ帯域幅 | 960 GB/s | 800 GB/s | 1008 GB/S | 576 GB/S | 936 GB/S |
TDP/BP | 355 W | 300 W | 450 W | 335 W | 350 W |
「RX7900XTX」の「コア数」は「RX6950XT」と比べて「5120」から「6144」と大幅に増えました。
「ゲームクロック」は「2300MHz」と「200MHz」ほど速くなりました。
メモリは競合する「RTX4090」と同じ「24GB」となりました。
「メモリ帯域幅」は「960GB/s」とグッと拡がりました。
スペック表には載せてませんが「RX7900シリーズ」の最大の特長は「チップレット技術」を採用していることです。
「チップレット技術」・・・1つのチップ(集積回路)でなく複数のチップ(GPU、CPU、SRAMなど)を
ブロック玩具のように組み合わせて1つにパッケージしたもの
よってゲーム性能は「1.7倍」の高速になるとのことです。
RX7000シリーズ公式ページはこちら!
「リファレンスモデル版 Radeon RX7900XTX」の特長
「リファレンスモデル版 Radeon RX7900XTX」の特長
❶新技術「チップレットデザイン」にいってGPUコア部は5nm、周辺部は6nm製造
❷「Compute Unit」のキャッシュ倍増
❸「Ray Accelerator」の機能を強化
❹「DisplayPort2.1」対応により4K480Hz表示対応
❺「AV1」ハードウェアエンコーダー搭載
開封の儀
開封の儀
外観
外観
「Radeon RX 7900 XTX」をチェックする
「Radeon RX 7900 XTX」をチェックする
ボディーカラーは「マットブラック」です。
アクセントポイントとして「サイドフィン」「バックプレート」にレッドカラーを配色しています。
旧世代「リファレンスモデルRX6000シリーズ」は「シルバー / ブラック」のツートンカラーからブラックに統一したので黒いPCケースと色が合わせやすくなりました。
話題となったサイズですが見てみます。
ところが「RX7900XTX」は旧世代よりも若干、全長が長くなっただけで、ほぼ据え置きです。
これぞサイズをそのままに進化するのが「正統進化」と言えるでしょう。
よって「SFFファン」として喜ばしいのが既存のケースを買い替えることはありません。
早速、Formd社「T1 v2」とTHOR ZONE社「MJOLNIR」に「RX7900XTX」を換装してみました。
Formd社「T1 v2」・・・W135×D335×H220mm
さてファンブレードを見てみます。
冷却性能を見てみます。
見た目は綺麗です冷却性能が少し心配です。
インターフェース周りを見てみます。
ライティング自体は小さいので、あまり眩しくないと思います。
バックプレートを見てみます。
「サーマルスロットリング」が発生しないようエアフローを考慮しなければなりません。
「サーマルスロットリング」・・・「CPU」や「GPU」の温度が上昇しすぎたときにプロセッサーが壊れないように自動で「クロック」落としてパフォーマンスを下げる機能です。
換装の際の準備
換装の際の準備
グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。
古いドライバ削除の詳しくはこちら!
ドライバをインストール
ドライバをインストール
グラフィックボードを換装したら「Radeon」ドライバをダウンロードしインストールします。
ダウンロードはこちら
それでは「Radeon RX 7900 XTX」のスコアを見ていきます。
「Radeon RX 7900 XTX」のスコア検証
「Radeon RX 7900 XTX」のスコア検証
【CPU】INTEL社「Core i9-13900K」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】「リファレンスモデル版RX7900XTX」ASUS社「TUF-RTX4090-O24G-GAMING」「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」
【PSU】Thermaltake社「TOUGHPOWER GF3 1000W」
【AIO】ASUS社「ROG Ryujin II 240」
【Ver】Radeon22.12.2 / GeForce 527.56
3D MARK
blender(V3.4.0)ー「GPU」
Call of Duty: Modern Warfare 2−「デフォルト設定」
Horizon Zero Dawn−「デフォルト設定」
zombie army 4−「デフォルト設定」
アサシン クリード ヴァルハラ−「デフォルト設定」
ファークライ5−「デフォルト設定」
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ディビジョン2−「デフォルト設定」
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
strange brigade−「スケール150%」
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
使ってみた感想
使ってみた感想
「RTX3090」と比較するとゲーム性能は約20%ほどスコアが高くなりました。
「RTX4090」には総合的に力は及びませんがゲームタイトルによって「RT7900XTX」の方がパフォーマンスが高くなることがあるのは驚きました。
個人的には既に「肥大化」している「RTX3090」よりも小さいサイズで20%のパフォーマンス性能をITXケースに収められるのは高く評価したいです。
懸念されるGPUの熱量は時期が寒いせいか負荷をかけても「70℃前後」です。(室温10℃)
ただ消費電力が「400W」を超えるので長時間のゲームプレイはやや気になります。
最近は電気代の高騰で「長時間プレイ」を控えるようになりました。
対策として画質設定で画質を下げるなどして「300W台」で抑えるように長時間プレイに備えています。
良かったところ
良かったところ
❶リファレンスモデルならでは「サイズ」が小さいです。
「RTX4090」ではITX用PCケースに収められなかったのに対し厚みが「2.5slot」なので「2slot」ケース以外は、ほぼ収まるのでケースの選択肢が広がります。
❷ゲームタイトルによっては「RTX4090」以上のパフォーマンスを引き出します。
❸ビデオメモリが多いです。
同価格帯であり競合する「RTX4080=16GB」よりも安いです。
ビデオメモリが多ければ「4K/8K」など高解像度ほど有利になります。
❹接続ピンは「8ピン×2」で扱いやすい。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶レイトレーシングが弱いです。
レイトレーシング性能は旧世代「RTX3090」よりも10%強ほどしか強化されていません。
❷「リファレンスモデル版 RX7900XTX」の入手性が悪いです。
下位モデル「RX7900XT」は未だ在庫が残っています。
やはり「リファレンスモデル版 RX7900XTX」は人気があるので欲しい方は初期流通分のうちに確保しておきましょう。
❸消費電力が高いです。
「レイトレ」など画質設定をフル回転すると「400W」を超えます。
消費電力が気になったら画質設定で調整してください。
総評
総評
「リファレンスモデル版 Radeon RX7900XTX」は「SFFファン」として既存のITXケースに「RX7900XTX」を載せ替えるだけで「20%」のパフォーマンス向上が手に入るのは高く評価したいです。
既に各メーカーより「カスタムモデル」が順次、投入されています。
「リファレンスモデル」よりも高いチューニングが施されているのでパフォーマンスを重視するなら「カスタムモデル」の一択です。
「初期流通分」のストックはもう僅かのようです。
「リファレンスモデル版」が欲しい方は早めに確保しておきましょう。
共に「SFF界隈」を盛り上げませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
Sapphire AMD Radeon RX 7900 XTX |
主な仕様
主な仕様
サイズ・・・287 x 123.2 x 51.25mm
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2021年12月15日
【注意!320mmグラボは入らない?!】Lian Li社 Mini-Itx PCケース「Lian Li Q58」をレビュー
「Q58」のラインナップは2色のカラーバリエーションとライザーケーブル(PCIe3.0、PCIe4,0)の4種類あります。
筆者が購入したのは「PCIe4.0対応ライザーケーブル」のブラックです。
❷Q58-3-WHITE
❸Q58-4-BLACK
❹Q58-4-WHITE
価格は14,999円〜18,999円(税抜)です。
1.見た目と機能性はまるでカメレオン?!
2.「Lian Li Q58」の特長
3.開封の儀
4.外観
5. 「Lian Li Q58」をチェックする
6.使ってみた感想
7.良かったところ
8.残念な点、注意する点
9.総評
10.主な仕様
11.関連商品
12.話題のトレンド
13.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
見た目と機能性はまるでカメレオン?!
見た目と機能性はまるでカメレオン?!
「Q58」は単に「3スロット」に対応した小さなPCケースではありません。
例えば「4枚」のサイドパネルを組み合わせたり、ストレージを最大4基も設置することができます。
またトップには「240mm or 280mm」の簡易水冷クーラーに対応し空冷クーラーなら最大67mmまで設置することができます。
さらに、お手持ちの「ATX電源ユニット」も対応するので、わざわざ「SFX電源ユニット」を買い直す必要ありません。
外観はシンプルかつスタイリッシュで、どんなシーンにも馴染みやすく仕上がっています。
それでは「Lian Li Q58」にパーツを組みながらレビューしていきます。
「Lian Li Q58」の特長
「Lian Li Q58」の特長
❶軽量なアルミニウムシャーシを採用
❷交換可能なヒンジ付きガラスとメッシュパネルが標準装備
❸垂直に取り付けられるGPU用のPCIe3.0またはPCIe4.0ライザーケーブルが標準装備
❹SFXPSUおよび最大160mmの長さのATXPSUが対応
❺最大325mmの長さのラジエーターが対応
❻「ストレージ」は最大4基まで搭載可能!
❼リアに備えた「LED /ファンハブ」を使えばケーブルマネジメントが簡単!
開封の儀
開封の儀
外観
外観
「Lian Li Q58」をチェックする
「Lian Li Q58」をチェックする
本家のFormd社「T1」と並べてみます。
参考に「T1」のサイズはW133 x H216 x D330mm です。
ヘアラインは若干、粗目に仕上がっています。
サイドパネルはデフォルトで上半分が「ガラス」で下半分が「メッシュ」になっています。
両サイドとも同じです。
サイドパネルの組み合わせはデザインはもちろんケース内の温度によって使い分けると良いでしょう。
サイドパネルを開けてみます。
パネルの開閉はマグネットを採用しているので工具は必要ありません。
サイドパネルは横にスライドすると外せます。
付属アダプターで「ATX電源ユニット」も取り付けることができます。
最初にフロントのネジを外します。
SFXおよびATXは「最大160mm」まで対応します。
フレームに「電源ユニット」を取り付けます。
次はマザーボードを取り付けます。
2種類の上部のトレイには「3.5HDD」「120mm 簡易水冷クーラー=AIO」「240m/280mm AIO」を取り付けることができます。
「3.5HDD」は付属のブラケットを使用します。
お手持ちのパーツに応じて組み合わせてください。
「280mm AIO」の場合には、かなり苦戦すると報告が挙がっています。
ここは「240mm AIO」を使用するほうが無難だと思います。
リアの「LIAN LI」の裏には「ファン照明制御ボード」が装備されています。
次は「グラフィックボード=VGA」を換装します。
ここで問題発生!
「全長320mm」ある「RX6900XT」が入りません!
「フロントI/O」の裏が干渉しています。
一旦、「フロントI/O」を外してみます。
再度、チャレンジしてみます。
気を取り直して「電源延長ケーブル」を外してみます。
ここは断念してボディサイズが小さい「RX6600XT」で我慢する結果になりました。
恐らく予想ですが「315mm」までが限界のようです。
最後に電源ユニットに各ケーブルを繋げます。
PC構成は以下の通りです。
【CPU】「Core i9 11900K」
【マザーボード】「ROG STRIX Z590-I GAMING」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」
【GPU】サファイア社「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 XT GAMING OC 8G GDDR6」
【CPUクーラー】ASUS社「ASUS RYUO 240」
【PSU】Cooler Master社 「V850 SFX GOLD」
使ってみた感想
使ってみた感想
電源入れて気になったのは「騒音=72dB」です。
使用する「CPU」が「11900K」が爆熱のため冷却性能を優先するので仕方ないのですが「AIO」のラジエーターに対してファンをトップ側に配置することで冷却性能は格段に良くなりましたが、やはり騒音は気になります。
「Q58」の場合は「デフォルト」では「AIO」のホースがファンに干渉するためラジエーターはファンに対して下側になります。
「AIO」を使用する場合は「VGA側」を上下とも「メッシュパネル」にしたほうがシステム全体の冷却性能がバランス良くキープできます。
本体サイズが(D) 342mm x (W) 170mm x (H) 250mm と非常にコンパクトながら「ストレージ」が最大4基も拡張できるので「メインPC」や「サーバー」としても、お使いいただけます。
ここまではメリットばかりですが「Q58」の最大のデメリットは「320mm」のVGAが入らないことです。
「Lian Li Q58」の公式HPでは「角度を調整」すれば「320mm」までサポートを謳っていますが、やはり入らないです。
公式HPにて320mmのVGAを換装する手順など説明動画があれば納得するのですが見当たりません。
たとえ無理やり押し込んで「RX6900XT」を換装できたとしても「無傷」で取り付け取り外しは難しいと思います。
筆者個人の感想を言えば「320mmVGA」さえ換装できれば文句なしの最高のPCケースだと思います。
良かったところ
良かったところ
❶コンパクトなPCケースながらストレージは最大4基搭載できる。
特に気に入った点はフロントパネルの裏は「カートリッジ交換」のように抜き差しが簡単なので使用頻度が高くなりそうです。
❷PC構成によってサイドパネルの組み合わせは自由自在です。
❸寒い時期の影響もありますがサイドパネルを閉めても冷却性能は、そこそこ冷えます。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶「RX6900XT=320mm」のVGAが入らない。
感覚としては全長は最大「315mm」くらいだと思います。
❷冷却性能は優れますが「騒音」は気になります。
理由はラジエーターに対しファンを下に設置すると「AIOホース」が干渉します。(デフォルト)
❸各ネジの品質があまり良くないです。
数か所ですが「バリ処理」が甘いところがありました。
総評
総評
ハイエンドゲーミングPCの構築が可能なコンパクトケース「Lian Li Q58」はVGAサイズ「320mm」を超えない範囲であれば最高に良くまとまったPCケースだと思います。
小さくても僅かなデッドスペースを見逃さない緻密な設計は本当に素晴らしいです。
今後は「フロントI/O」の薄型を改善、改良してほしいです。
よって「Lian Li Q58」はバージョンを重ねながら完成を目指してほしいです。
11月にはインテル社より次世代CPU「Alder Lake=12X00シリーズ」が発売される予定です。
マザーボードからメモリ(DDR5)まで大きく規格が変わります。
この機会に初自作PCにチャレンジする方もアップグレードする方にもケースを新調するタイミングです。
小型ハイエンドゲーミングPCケース「Lian Li Q58」は、いかがですか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
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主な仕様
主な仕様
本体サイズ‐(D) 342mm x (W) 170mm x (H) 250mm
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