暇つぶしの読書

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　血溜りにブレスレットを残し消えた嘉禄を探すため旅に出た无（ない）が様々な事件に巻き込まれつつ、国家防衛機関「輪（サーカス）」にたどり着く。

第1譜　序幕　
　世間知らずの无は人攫いにあって、「輪」を名乗るミネへの献上品にされる。そこで无の持っていた嘉禄のブレスレットが外部に流出するはずのない「輪」の物だと判明。
　ミネのお食事にされかかったところで盗みに入った花礫にブレスレットとの交換条件で助けてもらう。

第2譜　指名手配
　じっとしているように花礫に言われたにも関わらずふらふらと嘉禄探しに出てしまう无は不良に絡まれたところを治安部に助けてもらい、「輪」のブレスレットをもっていることを不審に思われ連行される。
　ブレスレットが本物だということに目をつけた治安部の上司によってブレスレットは奪われ殺人の容疑者にされてしまう。

第3譜　騒音
　指名手配中の无を連れて花礫は街を出ようと機関車に乗ると、人質をとっての機関車ジャックに行き会う。ここで登場、本物の「輪」。
　そして无の特殊な聴力により危機一髪、難を逃れる。

第4譜　輪
　依然、指名手配中の无。機関車の事件での特殊な聴力から无をマークしだした「輪」にやっと保護され辿り着く。

第5譜　黒い羊
　「輪」弐號艇艇長・平門による「輪」と「輪」が追っている能力者の説明。
　1譜のミネはその能力者であった。

第6譜　かくれんぼ
　弐號艇闘員の與儀（ニャンペローナの中身）の提案で同じく闘員のツクモ・花礫とかくれんぼをすることに。船のセキュリティーである黒い羊さんにメンバー登録をしてかくれんぼ開始。

　血という言葉や時間の単位すら知らない无。と面倒くさがりながらも懐かれてブレスレットを貰うという名目のもと嘉禄探しを手伝うために一緒に行動する花礫。
事件の後には街の人の為にお祭りを開くので「輪（サーカス）」、みたいですね。ニャンペローナは着ぐるみです。子供に大人気。船のセキュリティーが羊型のメカだったりファンシーな要素も多々ありつつ、敵の能力者はグロく、1巻はまだ謎だらけのまま2巻へつづく。