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2018年03月13日
勧持品第十三 我身命を愛せず
『我、身命を愛せず、ただ無上道を惜しむ』
これは修行者が仏に対して発した有名な言葉です。
この切羽詰まった言葉にはかなり大切な謎が含まれているのです。
一見、修行者として命を捨ててでも、ひたすら仏道だけを大切にするという意味に考えられますね。
さらにもう少し詳しく解説してみますと、「私は、今すぐにも自身の持つすべてを尽くさずにはいられない、但し仏の教えだけを守る遙か長い道のりを捨て切れない」
つまり、自力か他力かの究極の判断に迷っている修行者の焦りと悩みが表されているはずです。
この焦りと悩みが法華経を本心から必要としているということです。
(ぶっけん成安田)
https://jouan167.jimdo.com/buddha1113/