こんにちは!
ココです。
最近やたらとSIMフリーって言葉を耳にしませんか?
テレビやネット、そして女性誌なんかでも取り上げられていますよね。
実は、2014年12月に総務省は、「SIMロック解除に関するガイドライン」を改訂し、
事業者に対して、改訂されたガイドラインに従ってSIMロックを解除することを今年5月から義務化しました。
これは、大手3社のMNO(ドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDI)による契約の
2年縛りと違約金、自動更新ルール(2年目を越えた一カ月間しか違約金なし
で解約できない)などの、面倒な契約解除を無くす事と、
携帯電話の通信料金を下げようとするものです。
本当に多くの人がスマホや携帯電話を使っているにも関わらず、
いつまでたっても毎月の使用料は高いし、
学生割りや家族割りなどの料金値引きサービスはあるものの、
オプションを付けないと適用されないなど、複雑な上に不便です。
これらの複雑で不便な契約が原因となるトラブルが後を絶たないので、
総務省が正しく指導してくれたのだと思います。
本当にありがたいことです。
とはいっても、これだけではSIMフリーって何かよくわからないので、
少し調べてみました。
SIMフリーって何?
スマホや携帯、タブレットにはSIMカードというものがセットされています。
キャリアのお店などで見たことありますよね?
マイクロSDカードに似ている、あの小さな四角形のやつですね。

SIMカードには、電話番号など固有の識別情報が記録されています。
これが無いと音声通話や通信はできません。
そして、大手3社のMNO(ドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDI(au))などの
いわゆる通信キャリアは、
つい最近まで自社の端末しか利用できないように、
端末にSIMロックと呼ばれる制限をかけていました。
この制限によって、自社の端末に他社のSIMカードを装着できないようにし、
客の流出を防いでいたのですね。
このため、ドコモからauに乗り換えたり、auからソフトバンクに乗り換えたりするのが
結構面倒で、費用もかかっていたわけです。
各社とも他社から乗り換えてくるお客が欲しいので、
現金キャッシュバックなどして、お客の取り合いになっていますよね。
この悪しきSIMロックを解除したスマホや携帯電話のことを
SIMフリーって呼んでいるわけです。
海外ではどうなのか?
ところで、海外では通信キャリア毎に通信規格や周波数帯にほとんど違いがありません。
そして、普通にSIMフリー端末が売られています。
だから、ユーザーはひとつのSIMカードでスマホやタブレットなど、
複数の端末を使い分けて利用しています。
日本とちがって自由なわけです。
うらやましいですね。
国内でも、業者がこれに目を付けて、
海外製のSIMフリー端末を輸入してネットで販売していたので、
一部の人は海外製のスマホを使っていましたが、
一般的には知られていませんでした。
そして2013年11月に、Apple社が人気スマホiPhone5sのSIMフリー版を販売します。
日本を含めて世界中に販売したので、
日本でのSIMフリースマホの普及がこのとき始まったようです。
SIMフリーは何がお得なのか?
でも、SIMフリーにしたからって何がお得なのでしょう。
スマホやタブレットなど、複数の端末を利用する人にはメリットはありそうですが、
ボクのように複数の端末を持っていない人にとってはどうでしょう。
新しい端末を買ってきて、SIMカードを挿入するだけで、
すぐに使えるようになるのは便利ですが、
端末の値段はとても高いので、
無理して端末を買う必要もないですしね。
きっと、別のメリットがあるはずです。
MVNO事業者の台頭
そこで注目したいのが、MVNOと呼ばれる事業者です。
このMVNOというのは、通信回線をNTTドコモやSoftBank、auなどから借りて、
自社ブランドで通信サービスを行う会社のことで、
SIMカードを販売しています。
※MVNOとは
仮想移動体通信事業者(かそういどうたいつうしんじぎょうしゃ、Mobile Virtual Network Operator)の事です。
このMVNOの草分けとなったのが、日本通信(b-mobile)。
一番最初に考え出したところですね。
この日本通信、当時はウイルコムのPHS回線を利用していました。
じょじょにNTTドコモのFOMAやauの3G回線なども利用するようになり、
利用者がどんどん増えていったようです。
今では、日本通信以外にも、ニフティ、BIGLOBE、So-net、
エディオン、楽天、ビッグカメラの他、
多くの企業が「格安SIM」「格安スマホ」をうたってMVNO事業に参入しています。
SIMフリー端末にこのSIMカードを差し込んで利用すると、
これまで高かった通信料が、かなり安くなるようです。
これがSIMフリーの最大のメリットなんですね。
どのMVNOも大抵1000円〜2000円(月額)の利用料なので、
これまで6000円以上の通信利用料を払っていた人には、
かなり魅力的です。
毎月数千円安くなれば、
その余ったお金を食費やおこずかいにまわせるし、
なにより気兼ねなくスマホを使えるので、
利用者が増えているのも理解できますね。
今中古市場が伸びている
大手3社のMNOがSIMロックフリーの義務化にのっとった端末は、
これまでも一部あったようですが、
これから本格的に順次発売されていくようです。
しかし、新機種の場合。
実際にSIMロックを解除するには、
利用して6ヶ月以上などの制約があるみたいです。
解除の条件は各社異なるようなので、
このあたりの情報は各社のホームページで確認してください。
NTT Docomo SIMロック解除の手続きau SIMロック解除のお手続きSoftBank ソフトバンクモバイルの携帯電話を他社で利用する / SIMロック解除現時点では、まだまだ一部の端末のみに適用されるだけのようです。
そういった理由もあってか、
SIMフリーカードと同じように急激に需要が伸びているのが
格安スマホや中古スマホです。
ここ数年に発売されたスマホ、
あるいは1万円前後で発売されている格安スマホは、
かなり高性能になっています。
わざわざ高いお金を払ってMNOが発売している端末を買わず、
中古のスマホや格安スマホで十分という人が増えているようです。
そんな大人気の中古スマホや格安スマホ。
一体どんな機種が売れているのでしょうか?
人気の中古スマホや格安スマホのご紹介
第1位 Xperia Z3 Compact


今一番人気なのが、ソニーモバイルコミュニケーションズの
Xperia Z3 Compact
定価6万8688円のものが、中古市場では36,000円〜44,000円で販売されています。
なぜこの機種がこんなに安いのかというと、
NTTドコモによる昨年(2014年)キャンペーンがきっかけのようです。
「MNP限定特別割引」を実施し、他キャリアからの乗り換えを増やす為に、
新規契約で実質0円、さらに2台MNPなら6万円〜8万円を
キャッシュバックする店もあったようです。
その為、Xperia Z3が投売り状態になり、
中古市場に沢山流れ込んだようです。
当然大量流入した結果、供給過多となり価格は下落し、
今や中古市場で一番お買い得なスマホとなっています。
第2位 iPhone 5c


2番目に人気なのがAppleの
iPhone 5c
定価は16GBで55,080円、32GBで64,800円。
中古市場では35,000円前後で販売されています。
このiPhone5cは、iPhoneの第7世代目にあたる機種です。
発売当初は、グリーン、ホワイト、ブルー、レッド、イエローと
すごくカラフルな5色で話題になったのですが、
iPhone5sの爆発的に売れゆきに比べ、iPhone5cは全然売れませんでした。
何故売れなかったのかというと、
例えば、ボディの素材を比較すると、iPhone5sはアルミ製なのに対して
iPhone5cはプラスチック製です。
CPUはというと、
iPhone5sは64ビットアーキテクチャ搭載A7チップM7モーションコプロセッサに対してiPhone5cはA6チップ。
Phone5sには『Touch ID』という指紋認証が装備していますが、iPhone5cは未装備です。
国内キャリアの2年拘束の販売手段によって
実質負担0円となっていたiPhone5sとiPhone5cですから、
高機種のiPhone5sが当然売れたのですね。
また、iPhone5cを購入したユーザーもiPhone6に買い替えたので、
中古市場にはiPhone5cが大量に流れ込んできたようです。
名機とまで言われ登場したiPhone5cですが、
低迷したことで、国内でのiPhone5cの販売は中止されています。
しかし、中古市場でこんなにヒットするとは誰も予測しなかったと思います。
第3位 ZenFone5


格安スマホで一番人気なのがASUSTekの
ZenFone5
価格は26,000円〜29,800円
元々ASUS(ASUSTeK Computer Inc.)は台湾の有名なマザーボードメーカーで、
各パソコンメーカーのマザーボード等のPCパーツや周辺機器を作っています。
その技術を生かしてEeePCといわれるネットブックを販売して、
パソコンメーカーとして一躍世界のトップブランドとなりました。
その後、パソコン需要の低迷と共にタブレットの製造に力を入れ、
GoogleのNexus7を製造して再び脚光を浴び世界でも有数のメーカーとなります。
このあたりで、日本の一般ユーザーの間でもメーカー名が知れ渡るようになります。
そんなASUSが日本で初めて投入するSIMロックフリーのスマホがZenFone5です。
LTE対応で5型HDのIPS液晶と800万画素カメラなど、
低価格なのに高性能なので、つい最近まで入手困難だったスマホです。
第4位 Ascend P7


そしてZenfone5を超えるコスパとして大人気なのが、Huaweiの
Ascend P7
厚さわずか6.5ミリというスリムなボディに、
フルHD表示(1080×1920ピクセル)とCorning Gorilla Glass 3対応の
5型ディスプレイや2500mAhのバッテリー、
1300万画素CMOSカメラを搭載し、インカメラが800万画素CMOS。
本体側面にはアルミ、背面にはガラスをあしらい、
高級感にもこだわったハイエンドなスマートフォン。
発売当時は4万円以上していましたが、現在は29,800円程度とかなり割安になっています。
メーカーであるHuawei(Huawei Technologies Co. Ltd.)は
中国の広東省深圳に本社を置く通信機器メーカー。
光ネットワーク製品やモバイルブロードバンド製品で世界一位の売上を誇る企業です。
世界中の通信事業者向けに製造販売をしており、
日本では、国内3大キャリアに対してモバイルWiFiルーターを卸しているメーカーみたいです。
第5位 FreeTel Priori2

freetel フリーテル SIMフリー スマートフォン priori2 スペシャルパック ブラック ( Android 4.4 / 4.5inch / 標準 SIM / micro SIM / デュアルSIMスロット / 1GB / ROM 8GB ) FT142A-PR2SP-BK
わたしが一番お勧めするのがこれ!
Priori2です。
なぜかといいますと、実はわが家では3台もFreeTelを使っているからなんです。
2台はPriori2、残り一台がLTE XMです。
もともとiPhone信者だったので、
つい最近までiPhone5を使っていたのですが、
結構な頻度でネット切断されるし、
速度が、、、
そして毎月の支払が6000円だったので、
試しに買ってみました。
Priori2の方は
•OS : Android 4.4
•ディスプレイ(サイズ・解像度) : 4.5inch / 854×480 (FWVGA)
•WCDMA…800/2100MHz
•CPU : クアッドコア 1.3GHz
•メモリ : 内部RAM…1GB、内部ROM…8GB
•外部メディア規格…microSD (最大容量32GB)
•カメラ : メイン…500万画素、サブ…200万画素


LTE XMの方は、
•プロセッサー : クアッドコアプロセッサ 1.2GHz
•OS : Android 4.4
•GSM…900/1800/1900MHz、WCDMA…800/2100MHz
•LTE…2100/1700/800
•ディスプレイ : 5.0インチ、解像度 1280×720
•ROM : 16GB
•カメラ : 背面…8.0Mpix AF、前面…1.0Mpix FF
また、Priori2は最大32GBまでマイクロSDカード足せるし、
SIMカードの2枚刺しができます。
だから、SIMカードを2枚契約して使えるので、
とても便利です。
XMはさすがに高性能なだけあって、
とにかくスピードが凄いです。
iPhone5なんて比較にならないですね。
ただし注意が必要な点もあります。
スマホカバーです。
Priori2の4.5インチというサイズだと、
市販でスマホカバーは売っていません。
かなり探しましたが、
国内はiPhoneの異常な人気で、
スマホカバーはiPhoneのものばかりです。
スマホカバーはFreeTel公式ページで買ってください。
FreeTel「格安SIMカード」のランキング
MVNOが発売しているSIMカードですが、
次のSIMカードがとても人気があるようです。
第1位 OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 2GB/月コース
NTTの子会社であるOCNが手がける格安SIM
NTTドコモの「Xi」(クロッシィ)エリアおよびFOMAエリアに対応しているので
都心や郊外でも安心して利用できます。
1日あたり70MBまで利用可能(30日で2.1GB、当日分の余った分を翌日末まで繰越可能)
制限時通信速度:200kbps
ネットに挙がっている沢山の感想の中で、
一番評価が高いのがこのSIMカードです。
とにかく回線速度が速いといった意見が多いです。
やはりNTTの子会社です。
第2位 DMM mobile
DMM mobile データSIMプラン 3GB 
月1Gまでが利用できるSIMとして業界最安値の月額660円
余った分は翌月末まで繰越可能です。
制限時通信速度は200kbps
音声通話を付けても月額1,460円と格安です。
NTTドコモのLTE/3G網のサービスエリアを利用しているのでとっても安心。
第3位 ニフティMVNOサービス
@niftyから得するスマホ「NifMo」新登場!
インターネットプロバイダーの@Niftyが手がける格安SIM
NTTドコモのLTE/3G網のサービスエリアを利用しているのでとっても安心。
月2GBまで利用可能
制限時通信速度:200kbps
SIMフリーを調べてみてわかったこと
とにかく大手3社のMNO(ドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDI)は
窮地に追い込まれているようです。
だからひっきりなしにTVコマーシャルを流しているんですね。
IT企業の株式新規上場でも問題になってましたが、
TVコマーシャルにはとてつもない費用がかかります。
そこまでしてもTVコマーシャルしなければならない理由って何なんでしょうね。
ちょっと考えてみてください。
とはいえ、NTTはMVNOに回線を貸している立場なので、
どちらにせよプラスです。
そうなってくると、SoftBankは、、、
それと、日本の女子高生の間では、
iPhone使っていないと恥ずかしいという、
何だかおかしな現象もあるようです。
これは、iPhone用のスマホカバーしか売っていないというのが
最大の理由らしいです。
親の脛かじってスマホ持っている女子高生ですからね。
見た目がとにかく重要なんでしょうね。
わたしなんぞは、コスパ重視なので、
格安スマホがどんどん出てくる方が嬉しいですね。
SIMフリーの話に戻しますが、
とにかく、人気スマホを中古で買うか、
コスパに優れた新品の格安スマホを買うか、
本当に悩むところです。
さらに、大人気のiPhone6も高価格ながら中古市場に流れてきているようなので、
まだまだ他の高性能スマホも中古市場に出回ってくるかと思います。
さらに、韓国製スマホが落ち目になってきているので、
これからは、格安スマホ vs iPhoneだという話もあるようです。
これらも要チェックですね。