水晶体の透明性が失われて濁る白内障は、
水晶体の成分であるたんぱく質が活性酸素によって酸化し、
変化することから始まります。
さらに、黄斑変性症は、網膜に含まれる脂質の酸化がきっかけとなって、
組織内に新しい血管が異常発生し、黄斑部に進出して障害を引き起こすことが原因とされています。
活性酸素は目の組織を傷めて、目の成人病を多発させているのです。
若い人は、目の中に、活性酸素の害を打ち消す働きの強い抗酸化成分が多量に含まれているため、
白内障などにかかりにくいというわけです。
その抗酸化成分が、ルテインとゼアキサンチンという2種類のカロチノイドです。
私たちは、ルテインとゼアキサンチンを食べ物から補って体内に蓄えていますが、
貯蔵する能力は年を取るにつれて衰えてしまうのです。
食物だけの摂取では足りない分をサプリメントなどで補う必要があるわけです。
さて、ではどのくらいのルテインを摂取すればよいのでしょうか?
欧米での研究によると、ルテインの推奨摂取量(予防効果が期待できる摂取量)は1日6mgとされています。
そのほかの研究では、1日10mgのルテインサプリを服用としているところもあります。
サプリメントなどでは全てが体内に吸収されるわけではないので、
最低でも1日10mgのルテインを摂取するといいかと思われます。
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