2017年06月14日

カフェインとアデノシンの関係について

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先日、コーヒーがパーキンソン病の発病を抑えると書きましたが、ここ数日、カフェイン中毒に関するニュースや記事を目にしました。

カフェインを多量摂取したことで、激しい嘔吐や動悸など急性カフェイン中毒を引き起こし、病院に運ばれるケースが増加しているとのこと。

カフェインというとコーヒーをイメージする場合が多いと思うのですが、最近ではカフェインを含んだ清涼飲料水や、眠気覚ましのエネジードリンクや錠剤なども販売されています。

カフェイン中毒で緊急搬送された方の多くは、眠気防止薬を使用されていて、カフェインを6g以上摂取していたそうです。患者さんの多くは20代前半の方で、眠気覚ましのためにカフェインを服用したといいます。

ちなみに、コーヒー100mlには約60mgのカフェインが含まれている(全日本コーヒー協会HPより)そうです。

カフェインを短時間で摂取したときのNG量は3gほどだと言われています。
1g=1000mgなので、カフェイン3gはコーヒー50杯分でしょうかね。

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コーヒーでカフェイン中毒になることはないように感じますが、
パニック障害をお持ちの方は、コーヒーなどカフェインを含む飲料の飲み方に気を付けたほうがいいそうです。

カフェインは脳内のアデノシンという神経伝達物質の動きをストップさせる働きがあります。

アデノシンは神経を鎮静させる作用があり、パニック障害の原因とわれているノルアドレナリンの働きにストップをかけてくれるのですが、カフェインを摂取するとアデノシンの働きが阻害され、パニック発作が起こりやすくなるとのこと。

ノルアドレナリンは、セロトニンとドーパミンと同じく、体内で重要な役割を果たす神経伝達物質で「三大神経物質」と言われています。

過去記事⇒パーキンソン病とドーパミンの関係

アデノシンは受容体と結合することで、神経の鎮静作用が起こります。
反対にアデノシンの結合を阻害することで、睡眠覚醒作用が起こります。

じつは、カフェインはアデノシンは構造が似ていて、カフェインを摂取するとアデノシンのかわりにカフェインが受容体と結合し鎮静作用をブロックし、睡眠覚醒作用が起きるのです。

アデノシン受容体はいくつつかの種類(タイプ)が存在しています。
そのうちの、一つで血管拡張作用に関係しているアデノシンA2Aはドーパミンとバランスをとりながら作用しているといいます。
ドーパミンの作用が弱くなると、アデノシンA2A受容体の作用が強くなる。シーソーの関係だそうです。

アデノシンA2A受容体の作用が強くなると、神経興奮を抑えるためのシグナルがたくさん分泌され、正常な運動機能が低下してしまうのだそうです。

コーヒー愛飲者はパーキンソン病にかかりにくい、昨日の日記でお伝えしたように、コーヒーがパーキンソン病の発症を予防すると言われていますが、これはカフェインがアデノシンの結合を阻害しているからなのですね。

パーキンソン病患者さんは、ドーパミン量が減っているため、シーソーのバランスでアデノシンA2A受容体の作用が強くなり、結果として神経が興奮状態になり、運動機能が低下してしまう。

アデノシンA2a受容体の拮抗剤がパーキンソン病に対する効果が認められ、デノシンA2A受容体を阻害する薬での治療が行われているそうです。


体によいと言われているものでも、とりすぎればやはり毒になりますから。
また、一人ひとりの体質によって、合う合わないがあると思います。

パニック障害の方はカフェインのとりすぎに注意が必要ですし、カフェインをとるとパーキンソン病の発病が抑えられる場合がある。

摂取量と、自分の体質や体調をチェックしながら、有効な食材や成分を摂取するように心がける必要があるようですね。



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夫の家に嫁ぎ、義父母と同居生活15年以上。上の子が生まれてすぐ、舅がパーキンソン病を発症。介護から逃げたいと思う気持ちと頑張らなければという気持ちでゆらぎながらも、幸せな生活を送るための方法を模索しています。
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