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だいぶ前に買っておいた筈なのに、家の中を探してみると、今は見つからないという本があります。
私にとって、こんなことは一度や二度ではないのですが。
で、以前に購入しておいた本をまた、どこかで買うという事もします。
今回は、たまたま見つからない本が尾崎紅葉の『金色夜叉』だった為に、新潮文庫版のその作品をバナーで貼っておくことにします。
実際にもう一度買うかどうかは、部屋の中をもう少し探してみてから決めます(^^)
念のために作品の紹介を引用しておきます。
金色夜叉(こんじきやしゃ)は、尾崎紅葉が書いた明治時代の代表的な小説。読売新聞に1897年(明治30年)1月1日 - 1902年5月11日まで連載された。創作中に作者が逝去したため未完成である。昭和に入って、度々、映画、ドラマ化されるようになった。
追いかけて許しを乞うお宮を貫一が蹴り飛ばす、熱海での場面は有名である。
未完のまま作者が亡くなったため、作品の全体像が掴めないという難点はあるが、雅俗折衷の文体は当時から華麗なものとして賞賛された。だが、自然主義文学の口語文小説が一般化すると、その美文がかえって古めかしいものと思われ、ストーリーの展開の通俗性が強調され、真剣に検討されることは少なくなった。
1940年頃に企画された中央公論社版の『尾崎紅葉全集』の編集過程で、創作メモが発見され、貫一が高利貸しによって貯めた金を義のために使い切ること、宮が富山に嫁いだのには、意図があってのことだったという構想の一端が明らかにされた。しかし、戦渦の中でこの全集が未完に終わったこともあって、再評価というほどにはならなかった(この件に関しては勝本清一郎『近代文学ノート』(みすず書房)に詳しい)。
1980年代になって、硯友社文学全体の再評価の中で、典拠や構想についての研究が進み、アメリカの小説にヒントを得て構想されたものであるという説が有力になり、2000年7月、堀啓子北里大学講師が、ミネソタ大学の図書館に所蔵されているバーサ・M・クレー (Bertha M.Clay) 『WEAKER THAN A WOMAN(女より弱きもの)』が種本であることを解明した。
これも土曜日のサマーセミナーで偶然にも話題にされた図書だったのですが、今、家の中を探してみるとどこにも見当たらないのですね(−−;
ちなみに、このセミナーは、アフィリエイト・セミナーのことではありません(−−;