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プロフィール

評論家
36歳・独身、親元実家暮らし、第一子で長男、現住所は東京都内。 35歳の時に痛感したのは、自分の宿業(カルマ)=宿命というテーマ。 私は既に以前までの生き方や生活を変えているのに、周囲の私に対する印象は変わっていない。 私は既に何人かの女性たちとオフパコしている(中出しも経験済み)のに、周囲には未だに童貞だと勘違いされている。 子供の頃は据え置き型ゲームの熱心なプレイヤーでしたが、それはもう15年以上前に辞めていて、今は自宅に一機もゲーム機を持っていないのに、周りの同世代からは未だにゲーマーだと誤解されている。 また、18歳〜20代前半までは確かにひきこもり系ニートでしたが、今は外で働ているのに、未だにニートではないかと周りは疑っている。 真面目にやっているのに、誤解しかされていない。これが私の宿業(カルマ)=宿命です!\(^w^)/
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2011年07月27日
保坂和志の本 2
 前回の保坂和志氏の作品に引き続き、今度は、かなり人気の高い彼の小説論を紹介します。

          コレです。
           ↓ ↓

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 元々、小説の作風が斬新過ぎて、一部の批評家やクリエイターたちにしか評価されていなかった保坂氏は、筆一本で収入を得るために、小説論に手を染めるようになったそうです(^^)

 聖書風の表現を用いるとすれば、上記に掲げた三冊こそ、現代文学にとって、知恵の実となることは間違いなしです。

 実はこの小説論、保坂氏ご自身の作品よりも、読者の方で手に取った方、かなり多いと思うんですね。

『アウトブリード』や『言葉の外へ』などのエッセイと共に、保坂氏の脈動する思考を伝播する新しい啓蒙書、とでもいうべきでしょうか。

 少なくとも、書かれている内容は、村上春樹の思考や作品よりもずっと新しいと思います。

 ここに書かれてある言葉は、
 もし、21世紀の文学やアートが直線で進むと仮定したら、いかなる思想家、いかなる信条の人であれ、一度は通過しておかなくてはいけない哲学のように思われます。

 最終章に割かれる聖アウグスティヌスの神学論解釈は、とてもレベルが高過ぎて、私のような仏教徒には足下にも及ばない考察が展開されていましたが、その章に至るまでの思索の過程を読めば、私のような頭の悪い読者が書かれた内容をどこまで咀嚼できるかは別として、既にして、国境や宗教の枠を超えた思考がここにはあると強く感じました。

 同時に、これらのシリーズを通過することによって、私は良い意味で、軽薄な人間になることができたと自負できます(^^)

 純文学のファンには神経症的なところがあって、保坂氏の著作にハマった場合は「ホサカ症候群」といって、特有の病にかかるんです。

 これは、村上春樹にハマった読者が「ハルキ症候群」に罹病するのと同じで、読者が著者の思考の形跡を後追いしたことによって、読者の人間的な特質にまで影響が及んで来るということなんです。

 例えば、上記の三冊に限らず、保坂氏には他の作家には比較しようのない、ほとんど独自の読書体験がありますから(普通の文学者が読まないものを読むように保坂氏本人も心掛けているらしいんですね)、読者は、他の作家にはない、元々、保坂氏にしかないものを求めて、まるで彼の後を追うようにして、そのエッセイの引用文献を図書館から借りて来たり、本屋で注文して自宅にコレクションしたりするんですね。

 これは、保坂氏の読者だったら、皆、やっているんじゃないかな?

 実際に、保坂氏の著書を愛読するあまり、彼のストーカーになってしまった女性がいたことをかつてご自身で書いていました。

 その女ストーカー、保坂氏のエッセイを読んでいるうちに、保坂氏がその中で引用している文献や音楽にまで興味を持つようになり、彼がこれまで読んできた本やCDを彼女も後を追うようにして読んだり、聴いたりしていったらしいのですね。

 気持ち悪いと思う方もいるかもしれませんが、「ホサカ症候群」に罹病した者の観点から言うと、コレは無理もないんですね。

 何しろ、それら保坂氏が引用している文献や音楽、芸術などには、一度、紹介されてしまうと、不思議に人を惹き寄せてしまうカルト性が秘められていて、しかも、そうしたカルト性には意味があるばかりでなく、既にして、先駆的な内容が含まれているからです。

 まさしく、このブログを運営している私も全く同じ症状に罹病していて、保坂和志氏が引用文献として用いている書籍やCDなどで、例え、一万円くらいするような古書や中古品でしか購入できない品があったとしても、アマゾンのマーケットプレイスなどでわざわざお金を出して買うようなこともあったわけです(爆笑)。

 この症状を、私は「ホサカ症候群」と命名していて、罹病した患者は、何となく知的で軽薄な気持ちになれる(軽薄な人はもっと軽薄になる)、物凄く、心が身軽になる、良い病だと思っているわけですね。
0(^ー^)0

 コレは皮肉ではなくて、本当に良い病で、元々、重い病に罹病していた人は、この病を対症療法にして治せるのではないか? と思っているくらいで、

 何となく心が重いんだけど、21世紀をリードしていく先駆的な哲学を先取りしたいという方は、上記の三冊の商品バナーをぜひ、一度、クリックし、アマゾンのページで詳細な情報を得てみて下さい(^^)

 購入を考えるのは、そこで思案してからでも遅くはない筈です(笑)





Posted by 評論家 at 23:00 | この記事のURL
2011年07月27日
保坂和志の本 1
 さて、今回は待ってました。純文学作品の紹介です。

 某サイト掲示板への私による大量の書き込みにより、

 世の中には、純文学系統の小説のみに限って読み、集め、コレクションする新種のオタクの存在が明らかになったわけですが(実際にですね、長距離の電車の中でお洒落したまま、『文學界』とか読んでいたら、顔も知らない女子高生たちがキャーキャー笑っていました)、たかが、あんな書き込みだけに呆れてしまっては勿体ない。

 新種のオタクには、新種の倫理や掟があります。

 その掟を遵守する為に、今回は21世紀初頭を代表する文豪、保坂和志氏の著書をラインナップします(^^)

プレーンソング (中公文庫)

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草の上の朝食 (中公文庫)

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  ↑   ↑   ↑   ↑   ↑   ↑
 言わずと知れた1980年代の名作です(^^)

 日本のニューアカデミズムはここから再生した! といっても過言ではない。

 哲学と信仰と芸術という三つのテーマを主軸にして、80年代の若者たちの奇妙な同居生活が描かれる畢生の名作。

 これから現代アートをやりたいという方は、是非、読むようにして下さい。

 内容面から言いますと、先の記事に貼っておいたゴダールの『映画史T・U』という講義録の方から先に踏まえておかないと、物語の終盤で示される作者の意図が一体どこから出て来たものなのか、理解しかねる場面に遭遇すると思います。

 見方を変えると、読む人を選ぶ本なのかもしれません。

 私は仏教徒なんですが、保坂氏の著作は、小説論のみならず、小説もかなり好きなんですね。

 特に、生前のドストエフスキイがルーレットの必勝法を考案するのに没頭するのと全く同じように、主人公の友人である競馬マニアがひたすら、競馬の必勝法を編み出そうとしている、この設定は面白いでしょ。

 で、何気ない競馬マニアと主人公との対話にも、思想的なニュアンスが意味深に含まれていて、読者の方は思わず、ページを捲るのを止めて、フッと考え込んでしまうような、そういう瞬間があるんですね。

 こういうタイプの小説は、日本の純文学の歴史においても、ほとんど存在しなかったのでは? と、思います(^^)

 僕は秘かに、このブログのタイトルに掲げている鹿島茂氏と、この保坂和志氏は、村上春樹よりもずっと天才なのではないか? と、思う瞬間があるのですね(^^)

 特に、ジャン・ルノワール監督『草の上の昼食』からタイトルをもじった『草の上の朝食』という続篇。

 物語の後半から、工藤さんという卑猥な笑みを浮かべる魅惑的な女性が登場し、主人公が彼女を口説き始めるシーンから、その工藤さんを同居人のいる彼の自宅まで連れて来てしまう場面まで、

 ストーリーがないといわれている作家なのに、この辺りのプロットは、どのストーリー小説よりも遥かに面白かったです(^^)

 この人はきっと、カトリック的な教養を母胎にした精神的なエリートに違いない、などと天を仰ぐようにして、感心してしまったのを思い出します(^ー^)v

 同じく、1980年代から現在に至る文学シーンを疾駆する保坂氏の『季節の記憶』もどうぞ!
    ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓

季節の記憶 (中公文庫)

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Posted by 評論家 at 23:00 | この記事のURL
2011年07月27日
萌え萌え系クラシックシネマ女優図鑑 2
 前回に引き続き、萌え萌え系女優の出演作を一挙に公開しましょう(^ー^)

課外授業 デジタル・リマスター版 [DVD]

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   ↑  ↑  ↑  ↑  ↑
 以前にも一度、紹介した商品です。お勧め商品なので、もう一度貼ります。

 70年代のポルノ映画ですが、女優のヘアヌードシーンが多いです。

 思春期真っ盛りの心理描写も見事ですし、主演を含む出演女優の全てのヌードシーンが愛おしい。

 製作から40年近く経過している今となっても、実に萌え萌え系の良く出来た作品に仕上がっております(^^) お勧めです(笑)

個人教授 [DVD]

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新・個人教授 [DVD]

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    ↑   ↑   ↑   ↑   ↑   ↑   ↑   ↑
 主演のナタリー・ドロンは、一世を風靡した名男優アラン・ドロンの妹です。

 先に紹介したジェーン・フォンダが父のヘンリー・フォンダに似過ぎていて、余り性欲が煽られないのと同様に、このナタリー・ドロンも、兄のアラン・ドロンに顔がそっくりなので、それほど萌え系の感情が湧いてきません。

 それに、元々、ナタリーの風貌が男っぽいでしょ? だから、余計に欲情しません。

 私自身にとっては、決して萌え萌え系の主演女優ではないのですが、先の『課外授業』と同じく、脇役の女優のヌードシーンも割と出て来るので、主演のファンでない人にとっては、そういう場面が魅力かな、と。

 特に、『新・個人教授』で未経験の処女を演じている10代の少女、色白で可愛いですね。

 いえ、本当に可愛いです。現代の世に通ずる萌え萌え系の美少女ですので、一度、DVDで観て、確かめてみて下さい。

 商品バナーをクリックすると、そのままアマゾンのページで詳細を確認することができます。

 アカウントを既にお持ちの方は、その後、カートに入れて、注文を確定するだけです。

 今回の三本は、どれも強くお勧めできる商品ですから、全部確認して、自宅で観るようにしましょう(^ー^)

 それと注意しておきますが、ポルノ系とはいっても、ソフトポルノです。

 私は、アダルトDVDを観る習慣が全くないので、比較ができないのですが、これはポルノとはいっても、アート系のポルノに括られると思います。

 少なくとも、ここで紹介した三本に関しては、女優のヘアヌードは解禁していても、交接のシーンは皆無ですから、恋人同士や夫婦で愉しむと一興なのでは?

















Posted by 評論家 at 22:59 | この記事のURL
2011年07月27日
萌え萌え系クラシックシネマ女優図鑑 1
 今回は特集を組まずに、ランダムにクラシックシネマを紹介しましょう(^^)

 最初にお勧めする商品はこちらです。
   ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

若草の頃 [DVD]

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 ジュディ・ガーランド主演『若草の頃』。

 今回、最も強くお勧めできる380円の廉価盤DVDです(^^)

 ジュディ・ガーランドという女優は、フレッド・アステアと最も共演作の多いジンジャー・ロジャーズに匹敵できるほどの名声を博した、ブロードウェイ出身の萌え萌え系ミュージカルスターなのですが、

 この廉価盤も、ハリウッド・ミュージカルの最高傑作です。

 何しろ、380円の値でありながら、画質が綺麗です(^^)

 この『若草の頃』は、今回の一番のお勧め商品です。

 商品バナーをクリックし、カートに入れたら、後は注文を確定するだけです(^^)

 アマゾンのアカウントを既にお持ちの方は、すぐに入手できます。

空から赤いバラ [DVD]

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『恐竜百万年』の女優、ラクエル・ウェルチの萌え萌え系お色気アクション大作、『空から赤いバラ』です。

 どうなんでしょう? この映画の萌え萌え系主演女優に興味がない限り、観ても余り面白くないかも知れません。

 私は個人的に、『恐竜百万年』のウェルチも、『空から赤いバラ』で水着姿を披露するウェルチも、どちらも綺麗だし、セクシーだし、萌え萌え系だと思っていますから、女優を観るということに関しては、充分に楽しめた一本です。

 但し、アクションの地味さには、隔世の感があって、新味が足りないでしょう。

 モーターボートにいる敵から、水中を泳ぐウェルチが狙い撃ちされるシーンや、クライマックスで二機のヘリコプターが中国の宝石を巡って、争奪戦を繰り広げるシーンなど、余り面白くないですね。

 ただ、映画の本当に最後のシーンで、ヘリの中に一人取り残されたウェルチが、パイロットの死亡によって急降下していく機体を自力で操縦し、元に戻すシーンだけは、かなりハラハラさせられました。

獲物の分け前 HDニューマスター版 [DVD]

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 最後に紹介するのは、↑ のジェーン・フォンダ主演『獲物の分け前』です。

 フランス文学好きなら、ピンと来るでしょう?

 そうです。あのエミール・ゾラ『ルーゴン・マッカール叢書』に含まれる同タイトルの長篇の映画化です。

 詳しい内容は、商品バナーをクリックして頂けると分かりやすいと思います。

 ところがいかんせん、これは今観ても、余り面白くないです(−−;

 元々、ジェーン・フォンダという女優が余り好きではないですし(父親のヘンリー・フォンダと顔が全く似ているので性欲が湧かない)、作中でヌード姿を披露されても、何しろ60年代の映画ですから、まだ色々と規制があり、現代のポルノグラフィ・アートに比べると、かなり見劣りがします(−−;

 本来、お勧めしたい商品とはかけ離れているのですが、エミール・ゾラの『獲物の分け前』を現代版にアレンジした作品としては、フランス文学愛好家に喜ばれるのではないかと思い、載せておくことにしました。

 まあ、今回は、一番上に載せた380円の『若草の頃』が、最も強くお勧めできる商品なので、この一本だけは本当に面白いかどうか、自宅で鑑賞して確かめてみて下さい。

 それでは。

Posted by 評論家 at 22:59 | この記事のURL
2011年07月27日
市川雷蔵主演、アウトロー時代劇!








 さて、今回は、思い切って、文句なしに面白い市川雷蔵主演時代劇を紹介しましょう!

『仁義なき戦い』を凌ぐ、必見の名作揃いです! 今すぐ、商品バナーをクリックし、アマゾンのページで詳細を確認して下さい(^ー^)

 商品バナーをクリックすると、そのまま、アマゾンの解説ページへと移動します(^ー^)

 ご紹介する商品は、コレです!
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ザ・大菩薩峠―『大菩薩峠』全編全一冊

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 一番上のバナーは、市川雷蔵のはまり役となった『眠狂四郎』シリーズの豪華全12作DVD−BOXです!

 コレは必見です! 面白過ぎですから!

 先の記事で、日本の時代劇こそがどんな国の映画よりも一番面白い、と断言しましたが、

 この『眠狂四郎』シリーズは、その時代劇というジャンルの中で一番面白い!

 つまり、私が所蔵しているDVDコレクションの中で一番、面白い映画こそ、この『眠狂四郎』シリーズに他ならないのです!

 二番目のバナーに貼ってある『大菩薩峠』(これも、市川雷蔵主演)の原作がヒットした時、それに影響されて練り上げられたキャラクターが、眠狂四郎です。

『大菩薩峠』といえば、御存知ですよね?

 そうです! あのニヒルな剣士、机龍之介です!

 日本で最初の近代的ベストセラー作家、中里介山の原作によって創造された、隻眼のアウトロー剣士です!

 眠狂四郎の人物造形とは、それ以前に大ヒットした、中里介山原作の『大菩薩峠』作中の机龍之介のキャラクターに影響されているのです(^ー^)

 三番目のバナーに貼ってあるのは、中里介山原作『大菩薩峠』の全編全一冊です!

 映画版は、長大な原作の半分までの内容で終わってしまっているようなので、これを機に、原作にも挑んでみて下さい! 

 大正時代、中里介山『大菩薩峠』の大ヒットを機に、当時の売れなかった文士たち(この時代の文士たちには収入が皆無だったという事実に注意)は、彼の大成功に、妬みや悔しさを募らせ、

「あんなつまらないものは大衆向けの下らない読み物だ!」などと言い放つようになり、中里の傾向性を「大衆文学」という名称で括りました。

 そして、一方では、自分たちこそがあんなヒットには妥協しない、真の文学を生み出しているのだとする「純文学」を自称するようになった。

 日本の文壇における「大衆文学」と「純文学」が袂を分かった原因には、文士の金銭事情を巡るこのような時代的背景があって、それ以来、日本の小説は、今日に至るまで、「純文学」、「エンターテインメント」のどちらかに必ず、腑分けされるようになりました。

 要は、日本の近代文学史の最初の時点で、純文学が売れなかったことが原因だったのですね。

 まあ、その真偽を確認する為にも、この『大菩薩峠』がいかに面白いか、商品バナーをクリックして、まずは全編全一冊を購入し、自分の目でしっかりと確かめてみて下さい。0(^0^)0



















Posted by 評論家 at 22:59 | この記事のURL
2011年07月27日
就職面接には、ヘミングウェイの復刊を!












 このブログをご覧になっている方には、就職活動中の方もおられるでしょうか?

 面接の時に、最近読んだ本について訊かれることも多いですよね?

 そういう質問をされた時に、読んでおくと好印象を与える。

 そんな素材を紹介しましょう(^0^) 

 コレです。
  ↓ ↓

移動祝祭日 (新潮文庫)

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 一点目に掲げたのは、『老人と海』『日はまた昇る』でお馴染みのアーネスト・ヘミングウェイの晩年の作、『移動祝祭日』です。

 若き日の文学修業時代を回想し、彼の知己であるスコット・フィッツジェラルドとの交流をはじめ、彼が関係を持った複数の女性たちとのやり取り、文学に取り組む上で作家がしてはいけないことなど、瑞々しい青春の思い出が読者の瞼を涙で熱くさせる、そんな感動作に仕上がっています。

 感動作とはいっても、ヘミングウェイは純文学作家ですから、ハリウッドのアカデミー賞映画のように『フォレスト・ガンプ』や『タイタニック』みたいな感動をここに求めるのは間違っています。

 この『移動祝祭日』、私は個人的に、ヘミングウェイの全著作の中で一番好きです(^^)
『日はまた昇る』の描写や表現力をも遥かに凌ぐ出来栄えではないでしょうか?

 で、この『移動祝祭日』、永らく絶版だったこの著書を古本の埋もれている中から発掘した、その本が、二冊目に掲げる文芸評論家・福田和也氏の『贅沢な読書』です。

 福田氏の『贅沢な読書』がなければ、『移動祝祭日』の復刊はなかった。

 恐ろしい事です。

 秋もそろそろ近いので、皆さん、これを機会に読書を愉しまれてはいかがでしょう? 





























Posted by 評論家 at 22:58 | この記事のURL
2011年07月27日
大殺陣の神髄、『雄呂血』!












 さて、前回、日本の活弁トーキー映画を紹介したのに引き続いて、

 今回は、大殺陣の神髄と謳われる『雄呂血』を紹介します。

 コレです!
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 一枚目は、前回の記事で紹介したのと同じ、活弁トーキー付きの日本のサイレント映画です(^^)

 主演俳優がいったい、誰か、クリックすれば分かります(^ー^)

 二枚目は、リメイク版で、主演は、市川雷蔵です。

 私は、日本の時代劇が大好きで、所蔵しているDVDの数が500本あろうと、600本あろうと、どの映画も日本の時代劇には敵わないと確信して止まないのですが、この『雄呂血』もその一つです。

 ストーリーラインは、バナーをクリックして、アマゾンの商品ページで確認した方が、正確なところが分かると思うのですが、

 要するに、許嫁のいた若い武芸の達人が時の為政者たちにハメられて、冤罪に陥り、最後は自分一人で、並みいる無数の仇敵たちを、彼を捕縛しようとたくらむ御用の連中も含めて、皆殺しにしてしまうという凄まじい内容です。

 とにかく凄いんです! 最後の大殺陣が!

 サイレント盤にしろ、雷蔵リメイク盤にしろ、どちらも白黒映画ですが、その孤軍奮闘の凄まじさといったら!

 複数の藩の為政者たちによって編成された、二百数人はいる敵の群れを、主人公一人だけで全て蹴散らしてしまおうとするわけですからね!

 今、この名作を故・深作欣二監督や北野武監督がカラーでリメイクしたら、一体、どんな傑作が出来上がるんだろう? と、思ってしまうくらいです。

 アレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』ではないですが、日本の時代劇や19世紀のフランス文学に接していて、私は、報復劇が一番、好きなのですね。

 バルザックの作品にしろ、『ゴリオ爺さん』の最後で、ラスチャニヤックは「今度は俺とパリの一騎打ちだ!」と戦いを挑んでいくわけですし、『幻滅』でパリの出版業界や社交界、詩人の仲間たちから手酷い攻撃を受けたリュシアン・ド・リュバンプレは、『人間喜劇』作中最大のギャングスタ、悪党ヴォートランの助けを借りて、『浮かれ女盛衰記(娼婦一代記)』で、パリに対し、報復に打って出るわけです(^^)

 2パックやエミネムの格好良さも、音楽によって、復讐のモチベーションを爆発させているところに共鳴したファン層が多いわけですよね。

 私が日本の俳優で一番好きなのは、市川雷蔵なんですが、いやぁ、本当に、雷蔵が映画の中で演じている『眠狂四郎』とか、今回のこの『雄呂血』の主人公のように、並みいる強敵、それも無数の敵をたった一人で片付けてしまうことのできる、そういう男になってみたいですなぁ!0(^ー^)0






























Posted by 評論家 at 22:58 | この記事のURL
2011年07月27日
マツダ映画社 活動大寫眞












 昨晩のゴダール特集を一旦、休憩して、

 今回は、マツダ映画社の活動写真を紹介します!

 活動写真と聞けば、御存知の方も多いですよね?

 そうです。日本の無声映画です(^^)

 大正〜昭和初期にかけて流行した日本のサイレント映画は主に、

 囃子や太鼓の音をBGMとし、活動写真弁士による講釈付きで、

 今では考えられないほどの人々の賑わいの中で上映されていました。

 その映画とは例えば、コレです。
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

Talking Silents 1「瀧の白糸」「東京行進曲」 [DVD]

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Talking Silents 2「折鶴お千」「唐人お吉」 [DVD]

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 入江たか子や山田五十鈴といった日本を代表する世界的大女優の若い時の面影がフィルムに収められています(^^)

 入江も山田も、まだ20歳前後の頃です(^^)

 往年の大女優が何故、今日の映画史に時代の足跡を残すことができたのか、

 松田春翠や澤澄翠といった往年のベテランによる活弁に酔いながら、

 その仕事を確認するのも一興でしょう(^^)

『瀧の白糸』にしろ、『折鶴お千』にしろ、原作は泉鏡花。

 これは昭和になって間もない頃の映画ですから、

 当時の感覚に照らし合わせると、鏡花の原作をリアルタイムで映像化した作品といえるでしょう。

 加えて、どちらの二枚も、監督は溝口健二。あの世界の溝口です。

 先に紹介したジャン・リュック・ゴダール監督。 日本の記者から、

「日本人で尊敬する映画監督を三人挙げて下さい」との問いに対して、

 ゴダールは、「ミゾグチ、ミゾグチ、ミゾグチ」と、三回答えた(^ー^)

 その溝口健二監督です。

 黒澤明よりも遥かに早く、日本映画を世界に知らしめた巨匠です。

 溝口健二 × 泉鏡花(当時のリアルタイム) × 往年の大女優の若かりし面影。

 これはもう買わずにはいられない! 今すぐクリックです!

 只今、値引き中の品ですので、商品バナーをクリックしたら、早速、アマゾンのページで、購入してみましょう!

 商品バナーをクリックすれば、そのまま、アマゾンの商品ページへ移動します。

 まずは、その商品ページで詳細な情報を得てから、ユーザーの方には購入をお勧めします!(^0^)





















Posted by 評論家 at 22:58 | この記事のURL
2011年07月27日
ジャン・リュック・ゴダール特集 2
 昨夜に引き続き、ジャン・リュック・ゴダール関連の商品を紹介します。

 商品は厳選していますので、気になった方は、遠慮せずにクリックして下さい。

 商品バナーをクリックすると、アマゾンの商品ページへ移動しますので、その商品のより詳細な情報を閲覧することができます。
0(^ー^)0

 今回、ご紹介する商品はこちらです。
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ジャン=リュック・ゴダール 映画史 全8章 BOX [DVD]

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 一番上のDVD−BOX、御存知の方、きっと多いでしょうね。

 まだ知らないという方は、是非、クリックして下さい(笑)

 ゴダールの芸術について語る上で欠かせない、あの『映画史』本編です。

 価格は高いですが、それに見合うだけの内容と歴史的価値は充分にあります(^^)

 下の2点も本にしてはだいぶ値段が高いようですが、ゴダールが自らの映画技法、その生成と理論に関する講義記録をほぼ完全に収めた良書ですから、これから、この方面での研究がしたい方には、必読のアイテムでしょう(笑)

 パブリックドメインといって著作権切れの古映画が安い価格でDVDとなって売られていますが、実際のところあまり売れていないようですね。

 例えば、古映画を鑑賞する場合、私は、ジュネス企画の豪華盤の他に、ファーストトレーディングの廉価盤(今では500円よりも安くなって、1枚380円で買えます)310タイトル、ほぼ全て、自宅のコレクションに所有しているのですが、さすがに今、著作権切れの古映画をこんなに集めている人間(変わり者ですね)は、ちょっと自分以外には思いつかないですね(−−;

 何故、まだ30歳にもならない若造がこんなDVDばかり買い集めるようになったのかというと、それは、ゴダールの影響が根深いのですね。

 というのは、上記のバナーで一番上の『映画史』DVD−BOXの作中、ゴダール監督が引用している映画のほとんどは、1950年代以前の作品なんです(^^)

 アーヴィン・タルヴァーグみたいな日本人には耳慣れない映画製作者の名前も、フランスのシネマテークなどではまだ名の通っている、大昔の人間だったりするわけですね。

 ここで注意して頂きたいのですが、
 2010年代に至る現在において、パブリックドメインに指定されている映画の製作年代、コレ分かりますよね?

 そうです! 既出の記事でも述べたように、ゴダールが20代の青春を過ごした時期の1950年代以前の映画というのは、今、ほとんど、パブリックドメインに指定されているわけですよ(^^)

 このブログを書き始める以前の段階で、私が「前時代優越主義」なる傾向性へと走り出したのも、そうした経緯があるからです。

 若い頃の石原慎太郎が矢継ぎ早に映画のシナリオを発表していたのも、1950年代の白黒世代と重なりますね(^^)

 後で詳細に述べようと思うのですが、

 私は成長していく思春期において、家に元々、テレビが置いてあり、友達の家へ行けばゲーム機で遊ぶことができたという自分の世代(つまり、1984年以降の世代)は、石原慎太郎やゴダールの青春時代に比べて圧倒的に精神的な自由度が低くなっているのでは? と考えたんですね。

 本当の想像力の解放とか、精神的な自由というのは、石原慎太郎やゴダールが青春期を過ごしていた時代にしか追い求めることができない、と思い込んでしまったんです。

 パブリックドメインのDVDを300タイトルとか、豪華盤も含めると500タイトル以上、家に買い揃えておきながら、家にはテレビは置いていない、DVDは全てノートパソコンや音響装置で観る、という「遮断」の生活法とは、こうした仮定の中から生み出されたものであることは、大方の人は予測していたのではないでしょうか?

 戦前昭和の日本の探偵小説なんか読むと、谷崎潤一郎をはじめとして、あの時代の精神的自由度は非常に高いわけでしょ。

 私が求めているのは、情報を遮断したり規制したりすることによって得られる精神的な自由だったり、本当の満足感だったりするわけですね。

 これらの意見が気になったという方、是非、上記のバナーをクリックし、商品の詳細情報について検討してみましょう。

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Posted by 評論家 at 22:57 | この記事のURL
2011年07月27日
ジャン・リュック・ゴダール特集 1
 さてさて、久し振りに仕事を開始しましょう!

 今日、紹介する商品はこれです! 

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 文句なしに面白いゴダールの全評論です!

 ゴダールと聞けば、もう分かりますね! 言わずと知れたヌーヴェルヴァーグの巨匠です。

 往年のカルト的人気を誇るフランス映画界のカリスマですが、多作な割に、最近では、DVD商品でも廃盤作品の目立っているジャン・リュック・ゴダール監督(未だ存命中で現役の映画監督です)。若かりし日に『カイエ・デュ・シネマ』等に寄稿した映画評論は今もなお、光っています!

 彼の親友であるフランソワ・トリュフォーやイタリアのフェデリコ・フェリーニ監督もそうなのですが、当時の世界的な映画監督というのは皆、映画評論家という職業からそのキャリアを出発させているわけですね。

 私がゴダールを観るようになったきっかけは、映画『菊次郎の夏』公開の際、北野武監督が受けたロングインタビューの中で、「一番尊敬する映画監督は誰ですか?」との記者の問いに、

「ジャン・リュック・ゴダール」と、たけし本人が即答していたからです(^^)

 高校時代から、図書館の視聴覚コーナーや最寄りのレンタルビデオ店などで、その都度、ゴダールの映画を探して回ったのですが、これが余り置いていないんですね(−−;

 通常、映画専門学校や大学の創作小説のカリキュラムなどで、映画塾の講師たちが、東大元総長の蓮実重彦氏の解説や批評などの引用を交え、その影響について論じている、それくらい近代映画史を考える上で重要な存在が、ゴダール監督なのです(それらの授業がきっかけでゴダールを観るようになった生徒も多いと思います)。

 今では、アマゾンのDVDストアなどで、少しお金を出せば入手できる彼の作品もまだ、あります(それでも、本当に新品で入手できる商品は、10点にも満たないでしょう、悲しいですね)。
 ですが、VHSが主流の時代(私の高校時代)では、ソフトの値段がべらぼうに高いわけですから、ビデオを自腹で購入したりすると、簡単に破産してしまうわけですw
 残る選択肢は、図書館で借りるか、レンタルビデオ店へ行くか、2択しかないわけです(−−;

 例えば、私が高校時代、VHSで3回か4回くらい繰り返し観た『ゴダールの探偵』という作品があるのですが(一般的な評価はそれほど高くないです)、コレは今、DVDの新品市場では手に入りません(−−;

 何年か前の『アワーミュージック』だけは記録的なヒットになったらしいですが、去年の『ゴダール・ソシアリスム(タイトルこれで正解か?)』、アレは客、入ったんですかね?(@0@)

 ご高齢のゴダール監督ですから、これで遺作になるかも知れないと思い、土曜か日曜の夜に急いで、劇場へ直行し、じっくりと鑑賞したのですが、広いシアターの中に、観客は十人もいなかったです(笑)

 バナーをクリックすると、そのままアマゾンの商品ページに直行しますので、以前からゴダール監督とは何者だったのか、深い関心を寄せられていた方には、少し値が張りますが、新品でのご購入を検討して頂くと、嬉しいかと存じます。
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Posted by 評論家 at 22:56 | この記事のURL
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