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うつ嫁 母を亡くしてその後の様子

写真 2014-09-13 11 03 12.jpg



嫁が実の母親とお別れをして、しばらく経ちました。
ここのところの嫁の様子をメモがてら。


母親の葬儀その後のうつ嫁


嫁は少女時代、嫁の父つまり僕が言う父上との関係は希薄だったそうです。父上は生粋の職人で、自分のお店の経営が人生の大半を占めているような御仁だったと伺っています。僕は生憎その最終時期しか職人父上を拝見していないので、話以上のことは知りません。今よりずっとおっかなかった印象だけは残っています。しかし、おかげさまで嫁はお金に苦労することなく大人になることができたのです。それは嫁も認めています。なお、父上との関係が変わったのは、後述しますが母上が倒れて以降のことでした。

それとは対照的に、嫁は母上との関係は濃厚だったようです。学歴至上主義だった母上は、勉強が嫌いな嫁とは喧嘩が絶えなかったようです。しかし一方で、一緒に過ごす時間は父上に比べて圧倒的に長く、一緒に出掛けたりもしていたようで、嫁に大きな影響を与えた母上であるのは間違いありません。嫁もどこかで、母上の存在を相当頼りにしていたようです。こうして推定伝聞系の語尾になるのは、僕はその時代を知らないからです。

そんな関係だった母上は、親ですから当然何事もなければ嫁より先に天に召されるわけです。こればかりは順番ですから、仕方ないことです。が、嫁は母上ご存命のときから「お母さんが死んだら、間違いなく発狂する。何をするかわからない」と言っていました。僕も、それは充分あり得ることだと思い、来たるべき母上とのお別れに備えて警戒はしていました。

ところが、母上とのお別れを経てしばらく経った今、嫁は実に落ち着いています。母上の死というものを全く受け入れられないのか何なのか、自分でもわからないと言っています。自分の母親のときを考えて非常に警戒していた僕としては、とても肩透かしを食らった感覚です。これは前回も書きましたが、葬儀にいたるまで嫁は大崩れすることもなく、無事に母上をお見送りすることができたのです。まあこれは、嫁と密接な関係にある親戚が何人か囲んでいたのも大きいと思いますが。

それにしても、嫁は特に取り乱すこともなく落ち着いています。むしろ、独りになった父上を心配するくらいです。ところで最近うつ病に対する投薬の内容があまり変わっていません。嫁の体調などに合わせてほんの少しマイナーチェンジする程度です。まあ相変わらず満足に動けなかったり入浴できなかったりと、日常生活には色々難があり半分介護に近い状態なのは変わりありませんが。


嫁が母上の死にあっても落ち着いている理由


嫁が、語っていました。この見出しに対する答えになるようなことを。

少し前に、この話題になったのです。
葬儀の前後あたりは、非日常空間だったこともあり普段と違うテンションだったので嫁が予想外の状態でもおかしくはありませんでした。が、問題は一段落ついた後、通常の生活空間に戻ったあとの嫁の状態でした。が、上述のとおり嫁は母上のことについては落ち着いていますし、毎日のように父上に「生存確認」と称して電話していたりします。

嫁によれば、落ち着いていられる理由は「母上が一度、倒れたこと」だそうです。
何度か触れていますが、嫁の母上はもう10年近く前に倒れています。くも膜下出血によるもので、1か月ほど意識不明を経て、脳と身体に不自由な状態を残しましたが、生還しました。その後数か月のリハビリ生活を経て実家へも帰還。以後要介護ではありましたが、日常を自分の意志を持って過ごすことはできるようになっていました。

嫁や父上にとっては、この母上が一度倒れたときに相当な覚悟をしています。当時は生死の境を随分さまよった母上ですので、そのままお亡くなりになっている可能性も充分にあったのです。結果は奇跡的に生還しましたが、その時の覚悟したことは嫁にも父上にも役に立ったようです。生還後母上にガンが見つかりそれが今回お亡くなりになった原因にもなっていますが、一度お別れを覚悟していたからこそ、今回は静かにお見送りすることができたというようなことを嫁も父上も話しています。

なお、嫁はかつて母上が倒れる前の写真(遺影含む)を見ても、今ひとつピンと来ないそうです。母上が倒れてから10年近く経ち、最近の母上がそもそもの母上像として当たり前になっているからだそうです。これもまた、僕にとって意外でした。
先日、昔の写真を探す用事がありました。その時に、まだよちよち歩きだった娘(現在中学生)と歩く、倒れる以前の元気な母上の写真が出てきました。そのとき僕は「嫁にはこれを見せてはいけないな」などと思ったものです。ところが、嫁はピンと来ないと言います。結果的に悲しみフラッシュバックを防いでくれたので文句はありませんが、もしかしたら母上からしたら少々寂しいと言われるかもしれません。

ちなみに母上は、余命宣告されていました。そのため父上は、来たる別れに際してお墓や記念写真など諸々の準備を用意周到におこなうことができたようです。この点、亡くなって3年近く経つというのに未だお墓すら決まらない我が実家とはエライ差ですね。母上は生前、大変他人に気を遣う方でしたから、もしかしたら最後まで周囲に気を遣ったのかもしれません。ともあれ、前にも書きましたが僕としては「お疲れさまでした」と言いたいです。

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