2009 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.
ソフト情報
■リリース:
発売 :ハピネット・ピクチャーズ
※旧発売は、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
時間 :91 min
レーティング:PG /日本:G
制作 :2009年
発売日 :2016年7月2日
※旧発売日は、2009年10月7日
■映像:
コーデック : MPEG-2
解像度 : 480p
アスペクト : 1.85:1(ビスタ)
■オーディオ:
英語 : Dolby Digital 5.1ch 48khz
日本語 : Dolby Digital 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
DVD Disc
片面2層 (2 DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2
■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
4.7Mbps
■平均ビットレート(おおよそ):
2.4Mbps程度
■映画映像マスタ:
素材:HDCAM SR (1080p/24) (2K)
マスタ:Digital Intermediate (2K)
■映画マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Technicolor
■映画音響:
DTS、Dolby Digital、SDDS
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
表記なし
■制作背景
・制作予算:約26億円/100円換算
・世界興行収入:178億円/100円換算
(低予算の大ヒット作品と言えるでしょう)
・撮影:アメリカ(マサチューセッツ)
■各種映画賞
1つの受賞と3つのノミネート
予告編
『モール・コップ』公式予告編(英語)
キャスト情報
■監督:スティーヴ・カー
■出演者:
・ ケヴィン・ジェームス / Kevin James
・キーア・オドネル / Keir O'Donnell
・ジェイマ・メイズ / Jayma Mays
映像クオリティ・レビュー総評
本DVDは元々ソニー・ピクチャーズからBDとDVDがリリースされていましたが、2016年に版権が代わり、ハピネット・ピクチャーズからDVDだけの販売になっています。
管理人が購入したタイミングでは、すでにDVDしかない状態でしたので、DVDを購入しました。
ソニー発売のBDソフト(2017年現在、絶版)が手に入るようでしたら、BDのほうが米国では評判が良いので、お勧めです。
日本未公開作品ですが、続編もあり、そちらはソニー・ピクチャーズからBDとDVDがリリースされています。
DVD版は転送レートが平均して2.4Mbpsと低めです。
映像は高品位ですが、音声は液晶TV風です。
全てのクオリティ(予算)を映像に持って行ったかのようなソフトです。
【画質】4KアップコンバートとSONYリアリティクリエイションで観ると高品位
■映像マスタ:
素材は2KのHDCAMによる簡易的なものですが、しっかりしています。
Digital Intermediate (2K)マスタは、Deluxe社ともTechnicolor社とも情報があり、良く分かりません。
恐らくですが、上映用DIがDeLuxe社で、BDとDVD用のDIがTechnicolor社だと思います。
フィルムグレインはなく、プログレッシブによる映画らしい表現をします。
マスタとなるDIの品位は良いと思われ、DVDでもその良さが活かされている印象です。
DVDは、2Kからダウンコンバートしたマスタが使用されています。
■映像総評:
BDとは違い、本DVDは120インチの大画面ではピンボケしている感じになります。
※DVDの場合、規格上、120インチ画面ではほぼそうなりますが・・・。
解像感以外は、DVDソフトの中でも上位にくる高画質ソフトです。
4KアップコンバートとSONYリアリティクリエイションによるSONYの120インチプロジェクタ映像では相性が良いので、高品位です。
・解像感:
本DVDの映像は、規格上、ピンボケ風です。
DVDの限界かと思います。
線は細目で、DVDの悪い特徴である輪郭強調などは感じられません。
・ノイズ感:
フィルムグレインはなくキメが細かく、顔の毛穴や起伏まで描写出来ていますが精細感を感じるほどではありません。
暗部ノイズなどのDVDの悪いノイズ系はほぼ皆無です。
ブロックノイズなどもなく、シーンによる差もありません。
・鮮度感:
古い感じやビデオっぽさもなく、現代的な鮮度です。
上映映画を見ている感じです。
・階調性:
自然です。
夜間での屋外駐車場のシーンなどがありますが、自然な階調と良く沈む黒が心地よいです。
奥行も立体感を伴います。
DVDとしては満点です。
・カラー:
ほぼ全編が夜の屋内シーンですが、気になる点はありません。
照明も気を遣っている撮影の為、蛍光灯のかぶりや白熱灯の色などに寄ることはほぼありません。
実録調の自然な色調ですが、鮮やかな色でもありません。
元が2KHDのためか、DVDの色域いっぱい使っていると思われます。
音声クオリティ・レビュー総評
【音質】液晶TV風
■音響マスタ:
元のマスタリング時点であまり情報量の多いサラウンドにはしていないようです。
ショッピングモールの音はそれなりにありますが、情報量は多くはありません。
Dolby Digital 5.1ch音声については、レンジ感がかなり削がれている印象です。
日本語音声はさらに残念な音声です。
そのまま、TVやCS放送用のマスタにしていると思われます。
■音響総評:
DVDの音声は、元から情報量が少ない上、ダイナミックレンジがかなり狭いため、TV音声レベルです。
一部のサウンドトラック(曲)ではサラウンドの分離感と包囲感を伴う場面があります。
切れや芯はほぼありません。
・ダイナミックレンジ(広さと偏り):
液晶TV風のため、ほぼレンジ感はありません。
かなりレンジ感のない音声です。
バランスは気になる点はありません。
・瞬発力・量感(チャンネルと音域):
瞬発力や量感は全く無縁で、TVで観ているのと変わりません。
・情報量(台詞、SE音、音楽):
要所で音場の広いサウンドトラックが鳴り、サラウンドで包囲します。
台詞は平板で、何も特徴はありません。
効果音はショッピングモールの喧噪音が少しあるだけです。
・サウンドデザイン(音像感と音場感含む):
元のデザインの音数が少ないです。
低予算のため、こういう作りになります。
・サラウンド(移動感含む):
サウンドトラックの音場と包囲感が全てです。
WOWOWのAACサラウンドよりも今一つだと思います。
クオリティ・レビュー詳細
★総合クオリティ(1〜85点)(DVDお勧めレベルは75点以上):63点 / 85点満点
★映像クオリティ(1〜70点)(DVDお勧めレベルは60点以上):68点 / 70点満点
DVD映像の満点は【HD画質】(地デジ平均):70点を超えない基準
解像感(1〜73点) :64点
ノイズ感(1〜65点) :64点
鮮度感(1〜75点) :74点
階調性(1〜73点) :73点
カラー(1〜68点) :66点
★音声クオリティ(1〜100点)(DVDお勧めレベルは85点以上):57点
ダイナミックレンジ
(音域バランス) :55点
瞬発力・量感
(キレと強さ) :55点
情報量
(台詞、SE音、音楽) :60点
サウンドデザイン
:60点
サラウンド :55点
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
モール・コップ [DVD] | ||||
|
【廃盤Blu-ray】
モール・コップ [Blu-ray] | ||||
|
関連記事
【DVD映画ソフトレビュー】 闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ Here Comes The Boom 【映像は地デジ越えで音声は高バランス】 ・映画DVDの頂点・最高画質 ・バランスの良いお手本のようなDD5.1ch |
【ブルーレイ映画ソフトレビュー】 エンド・オブ・キングダム London Has Fallen 【解像感は精細ですが、コントラストと色の浅い画】 【アクション映画らしい音響クオリティ】 |
【ブルーレイ映画ソフトレビュー】 エンド・オブ・ホワイトハウス Olympus Has Fallen 【薄暗くて色が滲む画】 【96kHzアップコンバート優秀音響クオリティ】 |
【ブルーレイ映画ソフトレビュー】 ダイ・ハード ラスト・デイ / A Good Day to Die Hard 最強無敵ロング・バージョン 【高解像度の濃密フィルム映像】 【7.1chをフル活用したマルチ音声】 |
【ブルーレイ映画ソフトレビュー】 ダイ・ハード4.0 Live Free or Die Hard ・クッキリコントラストの劇画調映像 ・銃声の切れ味とマルチチャンネルの真骨頂 |
2009 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All rights reserved.
ソフト・クオリティの法則? 今回は、映画関連ソフトのクオリティレビューをしていく中で気付いたことのお話しです。 |
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】