1型糖尿病になった。atemの妊娠・出産日記。

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お腹に装着するのは、２つ。
インスリンをお腹に入れてくれる、ポンプ（上の写真です。数字は血糖値です。）と、
常に血糖値をポンプの画面に表示してくれるセンサー（貝殻のような形の小さなもの。）
です。

どちらも装着する時は、針を刺すことになりますがすぐに抜くので、その後続く痛みはありません。
また、ポンプは3日に1回。センサーは6日に1回の交換です。

自分の体に合わせて、基礎のインスリンの量を変えたり、分食にしてみたり、先生と相談をしながら微調整をしました。
だいぶ血糖値も安定し、子供がいるので早く退院しなければと思い、必死で勉強し操作など覚えました。

退院し、日常生活に戻りました。
始めはわからない事があったりして、めんどくさくなったりもしましたが、数ヶ月使っていると、カーボカウントも、操作も慣れてきました。

そして、使っているうちに分かってきましたすごく楽です
血糖値が常に見えて安心というのもあるけど、何より、注射を何度もしなくていいというのが、私にとっては精神的に楽です
頑張って覚えて良かったと、思いました。毎日の注射が苦痛な方に、おすすめです




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かかりつけの病院へ行き、リスクについて先生に伺いました。
「奇形児が産まれる可能性が、通常の妊娠よりは多少は高い。しかし、僕の奥さんが同じ状況になったら僕は産んでもらいたい」とのこと。

家族と話し合い、産むことにしましたが、今までのインスリン注射ではなく、妊婦はインスリンポンプにすべきと言われました。

そして出産まで、ポンプで、血糖コントロールをすることになりました。
つわりがあり食欲が無かったせいか、現状HA1cは6〜7とまぁ、いい感じ。

ポンプを使用するにあたり、3週間ほど内科に教育入院しました。
妊婦だけど、インスリンポンプの教育なので、内科に入院となります。
ポンプを取り扱っているメーカーの方が使い方を説明しに来てくれました。

大量の部品、、説明書、、見ただけで嫌になりました。やっぱり私には無理かも、、。
それにカーボカウントまで覚えなきゃいけないし、、

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人前では平気なふりをしましたが、どんどん追い込まれ、子育ても辛く、友達にも会わず、仕事もせずに半年が経ちました。

いくら注射が嫌でも、打たなければ死んでしまうので打ちます。
病院は月に一度、1万〜1万5千円くらい。
元々生活がギリギリだったのに、さらに厳しくなったこともあり、パートに出ることにしました。

仕事中は病気のこと忘れられて、気が紛れてそこそこうまくいってたけど、ある日身体の調子が悪くなりました。
胃が痛く、気持ち悪い感じ。
別の病気が発生したと思い、病院へ行きました。

結果は、、、まさかの妊娠⁈でした。
ほっとした気持ちと、嬉しい気持ち。
でも、病気だから、無事に産めるのか、不安もありました。


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退院後、食事管理と注射を頑張ってきましたが、だんだん嫌になってきました。
時々痛いし、出血するし。
周りにそんな事してる人いないし。
慣れるって思ってたけど、慣れませんでした

合併症で目が見えなくなったり、足が悪くなったりしたら、旦那や子供に迷惑をかけてしまう。って毎日考えるようになりました。
少しの身体の変化さえ怖くなっていきました。

人に病気のことを話したくないし、人に会いたくなくなりました。
親友にさえ
気がつくと、うつのような症状が現れ始めました

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1週間ほどして、だいぶ入院部屋の方々と話すようになりました。
みんな当たり前のように注射してて、とっても明るい

数日後、同じ病室に高校生が入院してきました。
「辛くない？注射とか。」って聞いたら、「全然。私の両親は2人とも2型糖尿病で、毎日注射打っているので、いつか私も遺伝すると分かっていました。」と。
強いな、と思いました。
私は、あんなに落ち込んだのに、、なんだか恥ずかしくなりました。

退院する頃、様々な検査をした結果が出ました。
病名は、1型糖尿病。
「一生治りません。1日4回インスリンを注射して下さい」とのことでした、、、。

1型と2型があることすら私は知りませんでした。
1型糖尿病は、すい臓でほとんどインスリンを作れなくなり、高血糖が続き糖尿病を発症する病気です。
通常は、食事をすると、すい臓から自然とインスリンが出て血糖を下げてくれます。

インスリンが出なくなる原因は詳しくはわかっていないそうです。
家族に糖尿病の人は居ないので、1型だと聞いて少し納得しました。

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突然の事で、これからどうしよう。
仕事は、、？子供は、、？

旦那は毎日、仕事を早く切り上げ、子供を見てくれました。
私は上司と相談し結局、後日退職しました。

嫌な事を言う人もいて、とても傷付きました。
そして、生きているのも嫌だと思いました。
毎日そう思って、病院のベッドでこっそり泣きました

でもまだ幼い、甘えん坊なうちの子はどうなるんだろう、、、。
私が居なくなったら、、、？

大部屋に移り、同じ病気の患者さん達に励まされました。
明るいおばちゃん達ばかりで、救われました。「まだまだ死なない、大丈夫だよっ！あんた随分ネガティブだねー！」って。

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病院へ行き血液検査をしました。
HA1c（過去1〜2ヶ月の血糖値）は、13でした。通常は5くらいです。

先生から、「糖尿病です。今すぐ入院です。」と告げられました。

「えっ？何で？私が？」と思いました。

個室に入り、すぐに点滴とインスリン注射を打ちました。
看護師さんから、「よく生きて、歩いてここまで来られましたね。」って言われました。

私は死んでしまうのかな？って怖くて怖くて、朝まで泣きました




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ここんところ、なんとなく身体の調子が悪かった。
仕事中、口の中がものすごくカラカラになり、自宅に帰っても１ℓくらいの炭酸水を一気飲みして、旦那にびっくりされました。
食べても食べても太らず、むしろ痩せてきた。

健康診断で再検査になったけど、何かの間違いだろうなと思っていました。
半年後にまた会社から言われ、一応病院を受診しました。

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