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2018年01月17日

1/25(木)朝英語の会梅田のテーマ:緊急地震速報システムと阪神淡路大震災の教訓

英語学習ならThe Japan Times On Sunday

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1/25(木)の朝英語の会梅田@スタートアップカフェ大阪のテーマは緊急地震速報(警報)及び(予報)についてになりました。くしくも本日1月17日は1995年の阪神淡路大震災から23周年の記念日となっています。2011年の東日本大震災、2016年の熊本大震災と大規模な災害が続いている日本ですが、阪神淡路大震災は何より戦後大きな経済的成功を収めた日本が初めて経験した大都市直下型地震であり、その被害の大きさの為に復興には大きな困難が伴ったことで、我々の災害への取り組み方に大きな影響を及ぼしました。

防災関連の施策や取り組みが繰り返し叫ばれる日本ですが、まだまだ非常時の備えは十分ではないようです。これは人間の心理だと思うのですが、やはり「事故」や「災害」「病気」「死」といった最悪の事態を我々は考えないように生きているのだと思います。私には以前「不安神経症」に悩まされている欧州在住の友人がいました。彼は飛行機や高速列車などを利用する前には必ず何処かで見た事故映像のフラッシュバックが襲ってくるらしく、欧州内の移動は通常飛行機になるので、出張を伴う仕事を遂行する上で様々な困難を抱えていました。研究者によると、遠い昔まだ近代文明が確立されていない時期は人間も他の動物の様に様々なリスクに晒され、それを絶えず意識して生活していたので、彼が悩まされていたパニックアタックはその時代の動物としての人間の本能の名残だと説明しています。彼のような精神状態でもない限り、近代文明のもたらす利便さを日々享受し、動物としての本能を失った我々先進国の人間は「最悪の事態」は直ぐには起こり得ないと考えて毎日行動しているようです。

The Japan Times PLUS

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しかし、近年の地震の多さや様々な予測から見る限り、日本に近い将来大地震が起こり得るリスクが存在することは明白な事実です。そこで、日本の気象庁が力を入れているのが、2007年から導入している以下の緊急地震速報です。

緊急地震速報(警報)及び(予報)について
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/shikumi/shousai.html

運用から10年が経過したとはいえ、そのシステムの精度にはまだまだ改良が必要で、今年初めに比較的小さい地震にもかかわらず大地震であると警報が発動され、東京方面の電車内ではパニック状態に陥った乗客もいたかと思います。地震の予知がまだ難しく、このような誤報によって不要な混乱を引き起こすのを好ましくないと考えている人も多いようです。

それでも昨年起こったメキシコ大規模地震ではその規模にもかかわらず、犠牲者が非常に少なく、これは直前の地震警報システムが一定の役割を果たしたと評価されているようです。

An earthquake early warning system helped Mexico City. Trump's budget would kill it in the US
https://qz.com/1082191  

また米国西部も地震の多発地帯として知られていることから、日本やメキシコのような地震警報システムを求める声もあります。

The United States Needs an Earthquake Warning System Already 
https://www.wired.com/story/the-united-states-needs-an-earthquake-warning-system-already/?mbid=social_twitter_onsiteshare

過度に不安を煽ることは問題かもしれませんが、便利さに慣れ切った我々の生活を見直すためにも過去の災害の経験談を聞く事や避難訓練、警報システムの整備は今後も地道に続けていく必要がありそうです。

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2018年01月10日

1/11(木)朝英語の会梅田のテーマ:顔認証技術と個人情報について

The Japan Times On Sunday


新年あけましておめでとうございます。

2018年の最初の朝英語の会梅田のテーマが発表されました。今回は2020年の東京オリンピックに導入が検討されている顔認証に関する技術についてです。東京オリンピックの開催が2年後に迫っています。しかし開催直前の平昌オリンピックも含めて、まだまだ政治危機及びそれがもたらす経済リスクに関して予断を許さない状態が続いています。スポーツに関する投資やビジネス、それが生み出す様々なベネフィットも期待されるのですが、このような国際大会の開催には以前にも増して多様なインフラの整備やマネジメントが求められるようになってきています。その中で今回取り上げられたトピックはスポーツ大会等のセキュリティ面を確保するための技術です。

残念ながら、ミュンヘン・オリンピックやボストン・マラソンなど、大規模スポーツイベントにおけるテロ対策は現代では必要不可欠です。また現代社会においては、あらゆる場所へのアクセスに本人確認が必要となり、認証方式が交換不能な生態認証に進化していっています。東京オリンピックだけでなく、日本ではゴールデン・スポーツイヤーと呼ばれ、来年にはラグビーワールド・カップ、2021にはマスターズ・ゲームとこれらをてこにした新たなビジネス・モデルが期待されています。

セキュリティの問題だけでなく、チケットの販売、交通、出入国の審査、買い物など今後あらゆる場面で顔認証を始めとするIT技術が進化していくでしょう。

Facial Recognition Is Only the Beginning: Here’s What to Expect Next in Biometrics on Your Phone

Paying with Your Face〜Face-detecting systems in China now authorize payments, provide access to facilities, and track down criminals. Will other countries follow?


それでも生態認証を利用したIT技術は政府や企業に個人情報へのアクセス権を与えることになり、その管理の手法・安全性が問われることになります。意図しない情報漏洩のリスクだけでなく、過去の苦い経験から権力によるプライバシーの侵害なども懸念されています。約70年前に未来のディストピアを描いた傑作として古典となった「1984」でジョージ・オーウェルは全体主義国家における先端技術を利用した監視社会の怖さを描いています。実際、顔認証システムが高度に発達した中国では、この技術は政府が国内の人々の活動の監視を強化するために使われるのではないかと懸念する研究者もいます。

In China, facial recognition is sharp end of a drive for total surveillance

事実、先日男女の賃金格差の問題でBBC中国の編集局長を辞任したキャリー・グレイシー女史は中国駐在時のジャーナリストに対する様々な監視活動他取材への妨害などの問題をBBCのラジオ番組で赤裸々に語っていました。このようなサーベイランスに生体認証システムから得られた個人情報が使われたとしても不思議ではありません。また認証システムとして最も安全と思われた顔認証システムでさえも簡単にハッキングが可能である事が先日中国で行われたエキジビジョンで紹介されていました。

BBC Woman's Hour (Podcast)
http://www.bbc.co.uk/programmes/b09kq14q

1964年の東京オリンピック時には国家予算に匹敵するくらいのインフラ投資が世界銀行からの借款を通じて実行され,その投資がその後の日本の経済成長を支えたといいます。我々は2020年の東京オリンピックを日本の未来を変える祭典に出来るでしょうか。日本人の真価が問われています。



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グローバル・アジェンダ (旧ITS Global Education Services)は神戸市産業振興財団の創業支援プログラムのサポートを受けて2014年10月に誕生しまた。Global Agendaは急速な発展を続けるグローバル社会で必要とされる調査、コンサルティング、R&D、教育研修に特化したサービスを展開しています。
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