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2019年07月08日

後悔

実は今自分は休職をしている。

鬱で産業医から出勤を停止されてしまったのだ。
職場環境がブラックだったからでは無い。全く関係ない訳では無いけれど。

自分はかなり重症のアダルトチルドレンだ。30代前半に気が付いたが克服は出来て居ない。

親父は酒、女、賭け事が好きでいつもお袋と揉めていた。父方の爺さんは早くに亡くなったので知らないが、婆さんは性格が悪く嘘つきで親父の兄弟5人居て何処の家に行っても上手く行かなかった。
そんな親に育てられた親父も自分を大きく見せたい、逆に言うと本当の意味では自分に自信の無いアダルトチルドレンなのだ。

お袋は両親ともに理不尽な事で殴る怒鳴るが恒常化している家庭で、早くから夫婦仲が冷め切っていて、その影響でやはり筋金入りのアダルトチルドレンだ。

たちの悪い事にお袋は自分に自信が無いので自分の都合が悪いことが起こると自分の両親がしてきたように怒鳴る、叩くと言うことを自分達兄弟にしてきた。

お袋の口癖は「親に向かって」だった。自分がされて嫌だった事を教育という名分で自分の子供にしてきた。自分の都合でしか無いのにそれが子供の為だという迷惑極まりない親だった。

当然そんな筋金入りのアダルトチルドレン夫婦に育てられた私は自分に自信が持てず、人生を無駄にしてしまった。

何せ子供の頃から「どう思っているの?」とお袋に問われても、お袋の気に入る返答で無ければ火に油を注いでしまうので、自分の思っていることではなくお袋が求めている返答を絶えず探すしか無かった。

それでもまだ学生時代は正解と不正解がハッキリしていたのでなんとかなったが、社会に出てグレーゾーンが大きくなると不安が大きくなった。

なので上司や先輩に対する依存心が大きくなった。

社会人3年目に部署を異動した。

そこで物理的に一人では背負いきれない仕事量を強要された。退職者が出るとその分の仕事を丸々背負わされた。一人では無理だというと「お前の能力が低いからだ。」「こんなの遊んでいるようなものだ。」という言葉を浴びせられ自信を失った。

客観的に見れば誰より仕事をしているのにやるべき仕事を完璧に出来ない自分は駄目な人間だと自分を責めて不眠症になり、1日2時間しか眠れない状態が2ヶ月間続いた時に退職を決意した。

25年経った今もその後悔が自分に重くのし掛かっている。転職した後から今現在の給与含めた状態全て、新卒2年目まで思い浮かべていた物とは雲泥の差であるからだ。

何故あの部署を希望してしまったのだろう。何故異動や休職という手段を選べなかったのだろう。

当時自分が鬱であることに気付いて居なかった。鬱病が今のようにポピュラーな物では無かったし、異動を希望すると周りに迷惑が掛かると直属の上司に脅されていた。

でも何故もっと自分を大事に出来なかったのだろう。


アダルトチルドレンであることが今も恨めしい。





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幼少時代のトラウマが未だに抜けきれないアラフィフのおっさんです。それでもなお人生諦めずにもがいております。メインはhttp://takashiapr22.comです。
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