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1. FXは上達するのか

小さなコツをいくつか覚えたって駄目です。勝てない原因をきちんと突き止めてからやり直しましょう。FXを楽しむためには「投資期間」が必要です。すぐに始めたって勝てないことは、FXに限らず、何事であれ同じなのです。だからこそ、その期間を短縮するための「方法論」が大切なのです。

 右矢印1 1-1. FXを楽しむために
   アマチュアらしく…
 右矢印1 1-2. いつか負けないはずがない!
   上手くなるまでは短期取引です
 右矢印1 1-3. 難しさの正体って何だ
   利確と損切の理解は大切です
 右矢印1 1-4. FXは上達するのか
   取引機会を絞り込むべきです
 右矢印1 1-5. 数字で掴もう
   その機会にどう臨むかです
2. 経済指標の楽しみ方

このブログで扱う取引の理想は、経済指標発表前後の反応を着実に刈り取り、ポジション保有時間を最短化してリスクを避けることです。でも、効率良く取引するにはそれなりに予備知識が必要です。大した話は紹介できませんが、基本だけは押さえておきましょう。

 右矢印1 2-1. 大きなゾウの隠れ方
   指標取引のための予備知識です
 右矢印1 2-2. ウソは嫌いだ!
   短期取引をやるときの指針です
 右矢印1 2-3. イグアナを見分ける前に
   このブログの指標取引での成績です
 右矢印1 2-4. 小ズルくいきましょう
   いわばジンクスで勝つ方法です

3. 指標取引分析手法

このブログでは経済指標への調査・分析を定型書式で行っています。定型書式を用いることで、反省を踏まえてやり方を進歩させたり、相場環境が変わったことを見つけやすくするため、です。

 右矢印1 3-1. 指標取引の予備知識
   指標発表前後の他の時間と違い
 右矢印1 3-2. ローソク足各部の名称
   全幅・値幅・跳幅とは?
 右矢印1 3-3. 4本足チャート
   このブログで使うチャート表記
 右矢印1 3-4. 反応方向の予備知識
   指標分類と反応方向の基本
 右矢印1 3-5. 取引通貨ペアの選択
   通貨ペアによる有利不利
 右矢印1 3-6. 指標分析の方法
   定量指標分析とは?
 右矢印1 3-7. 反応分析の方法
   定量反応分析とは?
 右矢印1 3-8. 分析の成績
   事前分析的中率
 右矢印1 3-9. ブレイク対応準備
   ついでに…
4. 経済指標DB

経済指標発表前後の短時間に分析期間を絞ることによって、指標への反応に一定の再現性(傾向)があることはわかりました。各国「政策決定指標」・「経済実態指標」の項に、主要な指標についての分析結果と分析事例を纏めてあります。

 右矢印1 4-0. 各国経済・通貨の特徴
 右矢印1 4-1. 日本経済
    4-1-1. 政策決定指標
    4-1-2. 経済実態指標
     (a) GDP速報値
     (e) 国際収支
 右矢印1 4-2. 米国経済
    4-2-1. 政策決定指標
     (a1) FOMC政策変更時
     (a2) FOMC政策変更直前
     (b1) UM消信指数速報
     (b2) CB消信指数
     (b3) ISM非製景指数
     (c1) NY連銀製景指数
     (c2) Phil連銀製景指数
     (c3) ISM製景指数
     (d1) 輸入物価指数
     (d2) 生産者物価指数
     (d3) 消費者物価指数
     (d4) PCEコアデフレータ
     (e1) ADP雇用統計
     (e2) 雇用統計
    4-2-2. 経済実態指標
     (a1) GDP速報値
     (a2) GDP改定値
     (a3) GDP確定値
     (b1) 小売売上高
     (b2) 個人消費・所得
     (c1) 設備稼働率
     (c2) 耐久財受注
     (d1) 中古住宅販売件数
     (d2) 新築住宅販売件数
    4-2-3. 収支関連指標
     (a) 貿易収支
 右矢印1 4-3. 欧州経済
    4-3-1. 政策決定指標
     (a) ECB金融政策
     (c1) 独国ZEW景況感調査
     (c2) 独国Ifo業況指数
     (c3) 独国PMI速報値
     (d) 欧州HICP速報値
    4-3-2. 経済実態指標
     (a1) 独国GDP速報値
 右矢印1 4-4. 英国経済
    4-4-0. 英国経済指標反応要点
    4-4-1. 政策決定指標
     (a) BOE金融政策
     (c1) 製造業PMI
     (c2) サービス業PMI
     (d) 物価統計
     (e) 雇用統計
    4-4-2. 経済実態指標
     (a1) GDP速報値
     (a2) GDP改定値
     (a3) GDP確定値
     (b) 小売売上高指数
     (c) 鉱工業生産指数
 右矢印1 4-5. 豪州・NZ経済
    4-5-1. 政策決定指標
     (a) RBA金融政策
     (b) RBNZ金融政策
     (c) WP消費者信頼感指数
     (d1) 四半期住宅価格指数
     (d2) 四半期消費者物価指数
     (e1) ANZ広告求人件数
     (e2) 雇用統計
    4-5-2. 経済実態指標
     (a) 四半期GDP
     (b) 貿易統計
     (c) 小売売上高
     (d) 住宅ローン件数

ーーーーーーーー
【FX会社】
各社特徴があります。最初は資金にも限りがあるでしょうから1つの口座で、慣れたらいくつか口座を開いて自分が使いやすい会社を選ぶと良いでしょう。
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DMM.com証券

FX口座数国内第1位はTVCMで有名。主要通貨のスワップポイントが高く、ドル円スプレッドも原則0.3銭と安い。2万円のキャッシュバック条件は、10万円入金+PC・スマホで3か月各500枚(週毎に各約40枚)の取引と意外に簡単!


外為ジャパン

キャッシュバック条件はDMM.comと同じ。0.1枚単位から取引可能で、ドル円中心の取引ならばスプレッドも原則0.3銭と安い。最初に口座開設したり自分で手法研究するために良いと思います。


ヒロセ通商

他社乗換ほか、キャッシュバックプログラム多数。スプレッドは、クロス円でUSD・EUR・NZDが有利、ドルストレートでEUR・GBP・AUDが有利。最小取引は1000通貨単位で初心者に優しい。スワップが良い会社です。


マトリックストレーダー

キャッシュバック条件はヒロセ通商と同じようです。特長は、スキャルピングOK公言・1日の取引上限なし・1000通貨単位取引可、といった点。


OANDA Japan

MT4業者はスプレッドが狭くても約定力が低い業者が多いなか、約定拒否なしが魅力。またHPの各種分析図表が美しく、あちこちのブログで引用されています。本ブログでは他人の著作物転載はしていないので、お見せできません。一度ご覧ください。


ライブスター証券

特徴は、スワップポイントが業界最高水準、証券口座とFX口座との間でリアルタイム資金連携。株とFXと両方やる方にお薦めです。



外為ファイネスト証券

特徴は、MT4最狭水準のスプレッド、EA利用可、指値制限なし、MT4サーバ国内設定、1000通貨取引可、です。

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2018年03月28日

2018年3月29日17:30発表ー英国経済指標「2017年10-12月期GDP確定値」(結果検証済)

T.事前投稿

ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。



本指標の反応分析はこちらに詳述しています。以下に記す今回の取引方針は、この分析結果に基づきます。
そこで述べた通り、本指標には

  • 指標発表結果が市場予想と異なったことは、前期比が頻度32%・前年比が頻度79%で、前期比発表結果が市場予想と差異が生じたときの反応は、前期比>前年比、の影響を受ける
  • 反応程度は過去平均直後1分足跳幅が18pipsで、発表結果の市場予想との乖離が大きいほど大きく反応しがち
  • 反応方向は指標結果の良し悪しに素直なものの、反応を伸ばすのは指標発表から数分間で10分もたない

という特徴があります。

今回発表の要点は下表の通りです。

1803英国GDP確報510.png

今回も前期比・前年比ともに市場予想は改定値結果と同じになっています。


さて、前掲の詳細分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。

  • 直前10-1分足と直前1分足が逆方向のとき、直前1分足と同じ方向にポジションを取れば、指標発表時刻を跨いでポジションをオーダーしても良さそうです。
    但し、直前10-1分足が20pips以上跳ねたときは、直前10-1分足値幅方向と同じ方向にポジションを取ることを優先します。

  • 追撃は、直後1分足と直後11分足との方向一致率が79%で、その79%の方向一致時だけに注目したとき、直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことは80%です。但し、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは53%しかありません。
    初期反応を確認したら早期追撃開始で、但し、このポジションは指標発表から1分を過ぎたらなるべく早く利確した方が良いでしょう。

以上


U.事後検証

以下は、2018年3月29日21:10頃に追記しています。

指標結果と反応を纏めておきます。

1803英国GDP確報610.png

指標結果は、前期比・前年比ともに改定値結果・市場予想通りでした。指標発表直後の反応は陽線側に短いヒゲを伸ばした同値終了で、その後は陰線側に転じました。

前年比+1.4%という数値は、直近ボトムだった2017年4-6月期の+1.5%を下回り、2013年4-6月期の+1.3%以来の低い伸び率です。
一方、GDP項目のひとつである企業投資前年比は+2.6%と、改定値結果・市場予想を上回り、前回2017年7-9月期に引き続き増加しています。指標発表直後の陽線側へのヒゲは、この結果に反応したのかも知れません。

取引結果を下表に示します。

1803英国GDP確報620.png

指標発表直後の陽線側への跳ねに追従してロングで追撃ポジションを取ったものの、直後1分足が同値終了で、発表後1分後には陰線側に転じました。そのため、1分経過後からはショートを追撃ポジションと解釈しています。

事前分析結果を検証しておきます。

  • 直前10-1分足と直前1分足が逆方向のとき、直前1分足と同じ方向にポジションを取れば、指標発表時刻を跨いでポジションをオーダーしても良さそうです。但し、直前10-1分足が20pips以上跳ねたときは、直前10-1分足値幅方向と同じ方向にポジションを取ることを優先します。
    結果は、直前10-1分足跳幅が20pipsに達しておらず、直前10-1分足も直前1分足も陽線でした。取引条件を満たしていません。

  • 追撃は、直後1分足と直後11分足との方向一致率が79%で、その79%の方向一致時だけに注目したとき、直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことは80%でした。但し、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは53%しかありませんでした。初期反応を確認したら早期追撃開始で、但し、このポジションは指標発表から1分を過ぎたらなるべく早く利確した方が良いと考えていました。
    結果は直後1分足が同値終了でした。順張り方向が指標発表直後はロングだったことを踏まえると、今回の分析は外しました。

次回1-3月期集計分速報値の発表は4月27日に予定されています。

1803英国GDP確報630.png
以上


ーーー注記ーーー

本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

ーーー注記ーーー

本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上

2018年03月27日

2018年3月28日21:30発表ー米国経済指標「2017年10-12月集計分GDP確定値」(結果検証済)

T.事前投稿

ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。



本指標の反応分析はこちらに詳述しています。以下に記す今回の取引方針は、この分析結果に基づきます。
そこで述べた通り、本指標には

  • 指標発表前はデフレータとコアPCEデフレータの事前差異に、指標発表直後はGDPの事後差異に、指標発表から10分後はPCEの実態差異と、反応方向が一致しがち
  • 反応程度は、過去平均直後1分足跳幅が11pipsしかなく、しかも3回に2回はそれ以下
  • 指標発表後の反応は伸び悩み、3回に1回は直後1分足と反転しており、しつこい追撃には向いていない

という特徴があります。

今回発表の要点は下表の通りです。

1803米国GDP確報510.png

今回は、GDPの上方修正が予想されている一方、PCEがかなり高い水準のままで予想されていることが気がかりです。


さて、前掲の詳細分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。

  • 直前10-1分足の過去平均跳幅は4pips、同値幅は3pipsです。陽線率は69%、事前差異との方向一致率は75%です。
    今回の事前差異はプラスなので、この期間にポジションを持つならロングで、利確・損切の目安は2・3pipsです。期待できるpipsが小さいので、無理に取引する必要はありません。

  • 指標発表時刻を跨いで取引するなら、指標発表直前に直前10-1分足と同じ方向にポジションを取り、指標発表直後の跳ねで利確/損切です。くれぐれも、過去の跳幅が平均値(11pips)を超えたことが3回に1回程度しかないことを忘れてはいけません。5pipsも跳ねたらすぐに利確すべきです。

  • 追撃は、直後1分足と直後11分足との方向一致率が67%で、その67%の方向一致時だけに注目したとき、直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことは83%です。但し、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは44%しかありません。
    発表から早いタイミングでポジションを持つなら、上下動のタイミングをうまく捉えないと勝てない指標です。早いタイミングで追撃ポジションを得ても、もし直後1分足終値を超えていたなら、むしろ早いタイミングで損切した方が良さそうです。反転リスクが3回に1回もあるからです。それでも3回に1回なので、発表から早いタイミングでは順張りすべきです。


  • 再追撃は、直後1分足が陰線の場合のみ行います
    以上


    U.事後検証

    以下は、2018年3月28日22:30頃に追記しています。

    指標結果と反応を纏めておきます。

    1803米国GDP確報610.png

    コアPCEデフレータの市場予想は改訂されていました。
    指標結果は、GDPとPCEが上方改訂され、市場予想を上回りました。GDPは+2.9%と、10-12月期の値としては2015年以降で最大となっていました。PCEの+4.0%という数字も非常に強く、デフレータ・コアPCEデフレータも高い水準を保ちました。

    反応は、発表直後10秒程度だけ陽線側に跳ねたものの、結果的に直後1分足は1pipsに満たない陽線でした。その後は陰線側に引っ張られているものの、大きな下げには繋がらず、株価の反応待ちとなっていました(22:30寄り付きはダウ100ドル強の前日終値に対する反発スタート)。

    取引結果を下表に示します。

    1803米国GDP確報620.png

    背景が薄黄色に着色された取引はシナリオ外取引です。上表ではシナリオ外取引も含めて集計していますが、下表の指標成績ではそれを含めていません。

    事前分析結果を検証しておきます。

    • 直前10-1分足は事前差異と同方向にポジションをオーダーするつもりでした。
      がしかし、指標発表前に確認したところ、コアPCEデフレータの市場予想が修正されており、事前差異は0となっていました。よって、取引見送りが正解です。
      実際には上表のように取引を行いましたが、上昇が106.3付近までは続くだろう、という今回のポジションオーダーの根拠は、過去のデータに裏付けられていません。

    • 指標発表直前に直前10-1分足と同じ方向にポジションを取り、指標発表直後の跳ねで利確/損切を行うことにしていました。
      結果は、直前10-1分足が陽線、直後1分足はほぼ同値終了だったものの、指標発表直後の跳ねは陽線側に伸びました。

    • 発表から早いタイミングで追撃ポジションを持つなら、上下動のタイミングをうまく捉えないと勝てない指標だと分析していました。そして、追撃するなら順張りで行うべきと考えていました。
      結果は、直後1分足が同値終了したことからもわかるように、反応を伸ばす勢いがなく、追撃は中止しました。

    • 再追撃は、直後1分足が陰線の場合のみ行うことにしていました。
      結果は、前述の通り、直後1分足は同値終了だったため、取引中止です。

    ともあれ、本指標での2018年最初の取引がプラスで良かった。
    毎回1枚での取引ですから、シナリオ通りだと、たったの363円しか利確できていません。けれども、この363円は投資額(レバレッジ25倍)で42510円の0.85%です。今回は18秒で約10年分の金利を稼いだと思って納得しましょう。

    1803米国GDP確報630.png

    次回1-3月期集計分速報値の発表は4月27日に予定されています。
    以上


    ーーー注記ーーー

    本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
    そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
    ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

    ーーー注記ーーー

    本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
    以上
  • 4-4-2.(a3) 英国経済指標「四半期GDP確定値」発表前後のGBPJPY反応分析(2018年版)

    英国経済指標「四半期GDP確定値」の指標発表前後の反応分析には、@ GDP前期比確定値(以下、前期比と略記)、A GDP前年比確定値(以下、前年比と略記)、を用います。

    この分析の調査範囲は、2013年1-3月期集計分〜2017年7-9月期集計分(同年12月発表)の19回分です。
    以下本文で前回結果は、改定値を指す場合と前期確定値を指す場合が混在します。間違わないように、都度、改定値を指すのか前期確定値を指すのかを明記しておくのでご注意ください。


    T.定性的傾向

    【1. 指標概要】

    英国のGDP確定値は3・6・9・12月に発表されます。本指標の意義は、当該期の総合的な経済実態を表し、政府や中銀の政策に影響を与える点です。

    さて、主要国では、翌期に速報値改定値・確定値が順次発表され、平均的な反応が最も大きいのは速報値です。それそれ過去の反応に特徴があり、同じ方針で取引に臨むような指標ではありません。それぞれの指標の特徴は、太字をクリック頂ければ参照できます。

    改定値の市場予想が速報値結果とほとんどの場合に一致しているのと同様に、確定値もほとんどの場合に市場予想は改定値結果と同じになります。前期比の市場予想が改定値結果と異なったことは過去2回しかありません(頻度11%)。前年比の市場予想が改定値結果と異なったことは過去1回です(頻度5%)。対して、前期比発表結果が市場予想と異なったことは6回(頻度32%)、前年比発表結果が市場予想と異なったことは15回(頻度79%)です。
    前年比に関して言えば、市場予想通りになったことが21%しかないのに、いつも改定値結果通りの予想しか出てこないのは、やる気がないからです。本指標発表直後の反応は、前期比>前年比、の順に影響を受けるからです。

    【2. 反応概要】

    過去の4本足チャートの各ローソク足平均値と、最も指標結果に素直に反応する直後1分足跳幅の分布を下表に纏めておきます。

    1803英国GDP確報110.png

    最も指標結果に対して素直に反応しがちな直後1分足跳幅は過去平均で18pipsです。速報値の26pipsに対して確定値は18pipsと、確定値への反応はやはり小さくなっています。
    分布は、13pips以下しか跳ねなかったことが21%、14〜18pipsの範囲に跳ねたことが37%、19〜25pipsの半にに跳ねたことが26%、26pips以上跳ねたことが16%です。

    次に、直近3年間の反応平均値の推移を下図に示します。

    1803英国GDP確報120.png

    過去3年間の反応程度は、直後1分足について安定しており、直後11分足は年によってばらつきが大きいようです。2017年は、直後11分足の反応が小さい年でした。


    U.定量的傾向

    分析には、事前差異(=市場予想ー改定値結果)と事後差異(=発表結果ー市場予想)と実態差異(発表結果ー改定値結果)を多用します。差異がプラスのとき陽線・マイナスのとき陰線と対応していれば、反応が素直だと言うことにします。

    【3. 定型分析】

    下図は発表結果と市場予想をプロットしています。本指標発表値は前期分の集計データです。
    グラフ横軸は集計期基準となっています。データは集計期基準で整理しておかないと、他の同時期集計の指標と対比するのが不便になるからです。
    また、市場予想は発表直前の値をプロットし、発表結果は後に修正値が発表されても定時発表値のままをプロットしています。

    1803英国GDP確報210.png

    まずはざっくり、グラフを眺めましょう。

    前期比(青)は、調査期間において毎期々々安定してプラス推移しています。平均すると+0.5%ぐらいでしょうか。変化に乏しく、それは米国のGDP前期比と見比べても明らかです(米国GDP前期比は、同じ期間に△3%から+5%と大きく変動)。

    前年比(黒)は、2014年4-6月期をピーク(+3.2%)に下降中です。2015年に2%付近まで低下すると、その後は前年比の下降スピードが鈍くなったように見受けられます。そりゃそうです。その間も前期は毎期々々+0.5%前後伸びていたのだから。逆に言えば、2018年は前期比さえこれまで通り+0.5%付近で維持されれば、前年比も下がりにくいレベルに達したということです。

    次に、本指標判別式を示します。

    事前差異判別式は、1✕前期比の事前差異ー1✕前年比の事前差異、です。この判別式の解の符号(プラスが陽線、マイナスが陰線)と直前10-1分足は、過去の方向一致率が100%となっています。
    前期比か前年比が改定値と異なる市場予想となったときは、直前10-1分足は取引のチャンスだと言えます。

    事後差異判別式と実態差異判別式は、10✕前期比の差異+1✕前年比の差異、です。事後差異に関しては、この判別式の解の符号と直後1分足との方向一致率は81%です。
    判別式の係数から言えば、前期比が市場予想と異なるなら、前年比が市場予想と異なってもほぼ関係ないと言えるでしょう。前期比の0.1%のズレは、前年比の1%のズレに相当しています。

    ーーー$€¥ーーー

    事後差異に対する直後1分足の分布を示します。このグラフの横軸(事後差異)は前述の判別式の解です。

    1803英国GDP確報260.png

    事後差異判別式の解の符号がプラスなら直後1分足は陽線、符号がマイナスなら陰線、という点では、判別式は適切です。全体的な傾向から言えば、市場予想と発表結果の乖離が大きければ大きく反応しています。

    次に、直後1分足に対する直後11分足の分布を下図を示します。

    1803英国GDP確報270.png

    直後1分足値幅(x)に対する直後11分足値幅(y)は、回帰式(赤線)の傾きが大きく1を下回り、0.78しかありません。平均的には追撃に向いていない指標です。

    (3.1 指標一致性分析)

    指標一致性分析は、各差異と反応方向の一致率を調べています。

    1803英国GDP確報330.png

    事前差異は、先述したように、そもそも前期比が11%・前年比が5%しか市場予想が前回改定値との差異が生じたことがありません。具体的には、2014年4-6月期集計分で前期比が、2015年1-3月期集計分で前期比と前年比が、市場予想と前回改定値に差異が生じていました。
    つまり、事前差異のプラス率100%とは、母数2回の結果に過ぎません。ただ、その2回は2回とも事前差異と同方向に直前10-1分足が反応しています。そしてそのとき、直後1分足も事前差異と同方向に反応しています。

    事後差異はマイナス率が56%とほぼ中立です。そして、事後差異の判別式の解の符号と直後1分足とは、方向が81%一致しています。発表結果の良し悪しには素直に反応しています。
    注目すべき点は、直前1分足が事後差異と方向一致率75%となっている点です。この75%という数字をアテにするなら、本指標は指標発表直前に指標結果の市場予想に対する良し悪しを事前に示唆していることになります。

    これらのことから注意すべき点は、直前10-1分足の方向が事後差異に対して31%しか一致していない点です。
    直前10-1分足は、事前差異に対しては100%の方向一致率だったので、事前差異と同方向の直前10-1分足でのポジションが含益を持っていても、そのまま指標発表時刻を跨いでポジションを持ち続けてはいけません。

    (3.2 反応一致性分析)

    反応一致性分析は、先に形成されたローソク足と後で形成されるローソク足の方向一致率を調べています。

    1803英国GDP確報320.png

    各ローソク足の陽線率・陰線率にはあまり偏りがありません。
    また、直前10-1分足と直後11分足の方向一致率が32%(不一致率68%)となっています。前掲の指標一致性分析では、直前10-1分足と事後差異の方向一致率は31%で、事後差異と直後11分足の方向一致率は81%なので、矛盾はありません。

    (3.3 反応性分析)

    反応性分析では、過去発表後に反応を伸ばしたか否かを調べています。

    1803英国GDP確報310.png

    直後1分足と直後11分足との方向一致率は79%です。そして、その79%の方向一致時だけに注目したとき、直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことは80%です。
    指標発表時点から見たその後の方向一致率が高く、且つ、反応を伸ばしているのだから、指標発表後に反応方向を確認したら、追撃は早期開始です。

    けれども、指標発表から1分を経過すると、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が伸びていたことは53%です。安心して追撃できる数字ではなく、追撃は短期で終えた方が良さそうです


    V.分析結論

    以下に過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。

    下図は直前10-1分足の始値基準ローソク足です。

    1803英国GDP確報410.png

    まず、直前10-1分足の過去平均跳幅は11pips、同値幅は6pipsです。陽線率は53%、事前差異との方向一致率は100%です。順ヒゲ・逆ヒゲともにけっこう目立っているので、あまり欲張らない方がいいでしょう。

    この期間にポジションを持つなら、事前差異が0でないとき、事前差異と同方向です。但し、そうした機会は頻度11%なので、年に1回ぐらいしかありません。

    なお、直前10-1分足跳幅が20pips以上となったことは過去2回(頻度11%)です。
    その2回の直後1分足跳幅は平均26pipsです。直後1分足跳幅の全平均は18pipsなので、直前10-1分足が大きく跳ねたときには直後1分足も大きく跳ねる可能性があります
    また、直前10-1分足が20pips以上跳ねたときの直前10-1分足値幅方向と、直後1分足の値幅方向は過去2回とも逆方向になっています。直前10-1分足が大きく跳ねるときは、直後1分足方向を示唆している可能性があります。

    次に、下図は直前1分足の始値基準ローソク足です。

    1803英国GDP確報420.png

    直前1分足の過去平均跳幅は8pips、同値幅は5pipsです。過去の陰線率は61%、事前差異との方向一致率は0%です。逆ヒゲを形成することは少なく、5pips以上の逆ヒゲが生じたことは過去2回(頻度11%)です。方向さえ当てることが出来れば、短時間で5pips程度の利確が狙えます。

    事前差異が0でないときは、事前差異と直前1分足の方向一致率が0%なので、事前差異と逆方向にポジションを取れば良いでしょう。でも、ほとんどの場合には事前差異は0です。だから、この期間は取引するより、指標発表を跨いだポジションをどちらに取るべきか、検討時間に充てた方が良いでしょう。

    そして、下図は直後1分足の始値基準ローソク足です。

    1803英国GDP確報430.png

    直後1分足は過去平均跳幅が18pips、同値幅が13pipsです。過去の陰線率は53%、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率は各42%・50%、事後差異との方向一致率は81%です。

    間接的ながら、直前11分足・直前1分足と事後差異の方向一致率は各31%・75%です。直前10-1分足と直前1分足が逆方向のとき、直前1分足と同じ方向にポジションを取れば、指標発表時刻を跨いでポジションをオーダーしても良さそうです。
    但し、直前10-1分足が20pips以上跳ねたときの直前10-1分足値幅方向と、直後1分足の値幅方向は過去2回とも逆方向になっているので、そうしたときには直前10-1分足値幅方向と同じ方向にポジションを取ることを優先します。

    追撃は、直後1分足と直後11分足との方向一致率が79%で、その79%の方向一致時だけに注目したとき、直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことは80%です。但し、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは53%しかありません。
    初期反応を確認したら早期追撃開始で、但し、このポジションは指標発表から1分を過ぎたらなるべく早く利確した方が良いでしょう。

    最後に、直後11分足の始値基準ローソク足を下図に示します。

    1803英国GDP確報440.png

    直後11分足の過去平均跳幅は27pips、同値幅は17pipsで、値幅の差は10pips(1ー値幅/跳幅=戻り比率37%)です。
    平均的なヒゲは10pipsにもなり、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは53%しかありません。直後11分足は、戻りを待って再追撃をした方が良いでしょう。そうすれば、もし直後11分足が直後1分足値幅を削ったり反転しても、損切が小さくてすみます。


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    以上の点から、本指標の特徴は、

    • 指標発表結果が市場予想と異なったことは、前期比が頻度32%・前年比が頻度79%で、前期比発表結果が市場予想と差異が生じたときの反応は、前期比>前年比、の影響を受ける
    • 反応程度は過去平均直後1分足跳幅が18pipsで、発表結果の市場予想との乖離が大きいほど大きく反応しがち
    • 反応方向は指標結果の良し悪しに素直なものの、反応を伸ばすのは指標発表から数分間で10分もたない

    です。

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    2017年は本指標で3回の取引を行いました。結果を下表に纏めておきました。

    1709英国GDP確報530.png

    指標単位で2勝1敗(勝率67%)、シナリオ単位で7勝3敗(勝率70%)です。成績と取引時間を見比べればわかるように、長く取引しても利幅を伸ばせていません。
    以上


    ーーー注記ーーー

    本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
    そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
    ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

    ーーー注記ーーー

    本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
    以上



    2018年03月23日

    FOMC後、番外分析の結果検証

    去る22日03:00にFOMCは、市場予想通り利上げを実施しました。利上げの根拠は、経済活動が中期的に緩やかなペースで拡大し、労働市場の状況は力強さを維持するとの予測に基づいたそうです。今後の政策見通しについては、2018年の利上げ回数が3回、2019年以降が5回(従来は3回)となっています。


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    利上げ10分前から11分後までの事前分析と、4時間前から24時間後までの事前分析はこちらの「2018年3月22日03:00予定ー米国金融政策(市場予想通り利上げ)発表の夜と翌日の反応分析(番外分析)」に詳述していました。

    結果を下表下図に纏めておきました。

    1803FOMC610.png

    発表後の反応方向を示唆する傾向は、直前10-1分足と直後1分足の方向一致率が33%(不一致率67%)となっていました。そして、直後1分足と直後11分足の方向一致率は100%でした。
    結果は、直前10-1分足と直後1分足の方向は一致し、直後11分足の方向も一致しました。

    直後1分足跳幅を超えて直後11分足跳幅が反応を伸ばしたことは80%、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは60%でした。
    結果は、跳幅・値幅ともに直後1分足を超えて直後11分足が反応を伸ばしました。

    また、直後1時間足と直後4-24時間足の方向一致率が100%でした
    結果はそれら方向が一致しました。

    全体的には過去の傾向通りとなったものの、利上げ発表時刻は寝ていて、その後の長時間取引は避けたので、ちっとも利益はありません。
    本日日中にUSDJPYは104円台(当座の安値は104.64円)まで下げたものの、欧州時間に入ってからは反発し、20時過ぎには105円台に復しました。FOMC前の起点106.2円までは戻せないなら、安値からの半値戻しは105.4〜105.5円付近となります。利上げ発表後の高値との半値なら105.7円付近です。
    USDJPY上昇のためには、株価下落の不安が無くなり、対日・対中貿易赤字に対する何らかの決着が必要かと思います。短期的には少しハードルが高そうですね。

    ーーー注記ーーー

    本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
    そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
    ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

    ーーー注記ーーー

    本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
    以上


    タグ:米国,FOMC

    2018年03月22日

    2018年3月22日03:00発表ー米国金融政策(市場予想通り利上げ)発表時の翌朝以降の反応分析(番外分析2)

    T.事前投稿

    ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。



    今回のFOMCでは利上げが予想されています。以下、予想通り利上げだった場合について、翌朝以降のISDJPYの動きについて分析しています。

    22日は、英国2月集計分小売売上高指数と、BOE金融政策が発表されます。
    が、FOMCが利上げをした場合、それどころじゃありません。FOMC発表結果の影響注視を優先します。

    FOMC金融政策発表の直前直後の反応分析は、こちらの「米国金融政策(市場予想通り利上げ時)発表前後のUSDJPY反応分析(2018年版)」に詳述しています。発表4時間前から24時間後の反応分析は、こちらの「2018年3月22日03:00予定ー米国金融政策(市場予想通り利上げ)発表の夜と翌日の反応分析(番外分析)」に詳述しています。


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    下図チャートは、過去5回の市場予想通り利上げ時の翌朝からの日足・翌日の日足・翌週以降4週の週足を示したものです。基準始値は翌週始値としています。

    1803FOMC470.png

    いかがでしょう。

    確かに利上げ後は最終的にUSDJPYがいずれ売られています。がしかし、一番右側のローソク足は発表から4週後の週足です。
    2015年12月・2016年12月・2017年3月は、確かに発表翌日からUSDJPYは下げ始めています(JPY高)。けれども、直近2回は利上げ後1か月弱はUSDJPYが高くなっています。多くの解説で「利上げ後のUSDJPY下げ」との予想が目に付くものの、そう単純ではないような気がします。

    過去との違いで言えば、現状では米株価下落が日経株価下落を招き、それがUSDJPYを下げる恐れがあります。逆に言えば、もしFRBが株価に配慮するような説明を声明かFRB議長会見で加えた場合、直近2回のようにUSDJPYはすぐに下げない、との見方もできます。
    発表後は株価とUSDJPYの関係に注目しておきましょう。
    以上


    ーーー注記ーーー

    本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
    そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
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    ーーー注記ーーー

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    タグ:米国,FOMC

    2018年03月21日

    2018年3月22日03:00予定ー米国金融政策(市場予想通り利上げ)発表の夜と翌日の反応分析(番外分析)

    T.事前投稿

    ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。



    今回のFOMCでは利上げが予想されています。
    同夜23:00には2月集計分中古住宅販売件数が発表されます。がしかし、もともと過去平均で10pipsも反応しない指標です。だから、この夜は中古住宅販売件数なんて誰も興味ありません。
    よって、もし中古住宅販売件数で取引するなら、過去傾向の分析結果の反応が発表前後2・3分に凝縮されて、影響は長続きしないでしょう。何か動きがあったとしても、それは中古住宅販売件数発表の結果ではないでしょう。

    発表直前直後の反応分析は、こちらの「米国金融政策(市場予想通り利上げ時)発表前後のUSDJPY反応分析(2018年版)」に詳述しています。
    そこに記した通り、過去5回の市場予想通り利上げ時の4本足チャートは下図の通りでした。

    1803FOMC410.png

    発表後の反応方向を示唆する傾向は、直前10-1分足と直後1分足の方向一致率が33%(不一致率67%)となっています。そして、直後1分足と直後11分足の方向一致率は100%です。
    発表直後1分足跳幅は過去平均で49pipsと大きいので、67%の過去の傾向に従うと決め打ちするかしないか、少し迷います。過去事例5回なのに67%となっているのは、直前10-1分足が5回のうち2回で始値・終値同値だったためです。よって、直前10-1分足と直後1分足の方向不一致は、実質的に過去事例3回での予兆判定に過ぎません。
    信じてポジションを持つのはちょっと危ないですね。

    また、直後1分足と直後11分足の方向一致率は100%あるものの、直後1分足跳幅を超えて直後11分足跳幅が反応を伸ばしたことは80%、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは60%です。
    この数字から、発表直後は直後1分足値幅方向に順張りで、ぱぱっと追撃して少し稼いだら、しつこく追わない方が良いでしょう
    FOMC後の反応方向は、最終的に03:30から始まる新FRB議長の記者会見結果で定まります。


    ーーー$€¥ーーー

    FOMC金融政策発表時の取引は、時刻が時刻だけに起きているのが最も難しい、というのが正直なところです。そこで、いつもの分析の番外編として、発表4時間前から24時間後までの動きを調べておきました。

    下図チャートは、過去5回の市場予想通り利上げ時の直前4-1時間足・直前1時間足・直後1時間足・直後1-4時間足・直後4-24時間足を示したものです。

    1803FOMC450.png

    5回全てに共通している特徴は、直後1時間足と直後4-24時間足の方向一致率が100%ということです。4-24時間足とは、FOMC発表が3時なら翌7時〜翌日深夜3時までのローソク足です。
    何となく、利上げ後はUSDJPYが下がる(JPY高)というイメージがあるものの、発表から24時間に限定すれば、そうとは言えないことがわかります。
    以上


    ーーー注記ーーー

    本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
    そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
    ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

    ーーー注記ーーー

    本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
    以上


    タグ:米国,FOMC

    2018年03月20日

    2018年3月21日18:30発表ー英国2018年2月集計分雇用統計(結果検証済)

    T.事前投稿

    ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。



    本指標の反応分析は、こちらの「英国雇用統計発表前後のGBPJPY反応分析(2018年改訂版)」に詳述しています。以下に記す今回の取引方針は、この分析結果に基づきます。
    そこで述べた通り、本指標には

    • 前日発表されるCPI前年比と本指標平均所得(含ボーナス)の差が小さくなってきており、その差が拡大すればGBP売、縮小すればGBP買という圧力が働くはずですが、そんなことは起きていない
    • 過去3年間の指標発表直後の反応程度は、直後1分足の過去平均跳幅が31pipsと大きいものの、直近ではせいぜい20pipsしか跳ねていない
    • 指標発表直後の反応方向は、−1✕申請件数増減の事後差異[万人]+30✕平均所得の事後差異[%]ー30✕失業率の事後差異[%]、という判別式の解の符号と、方向一致率が87%

    という特徴があります。

    2018年発表分の指標結果・取引結果は、まだ2018年1月集計分(2月発表)の1回だけです。
    このときは、再々追撃でタイミングを外し、利益を拡大できませんでした。指標発表後は、直後1分足も直後11分足も平均的なヒゲの長さが30%強あります。だから、上手く戻しを待って追撃ポジションを取らないと稼げません。
    つい拙速なポジションオーダーをしてしまうのは、本指標発表後の直後11分足終値が直後1分足終値より反応を伸ばしていたことが50%を切っているからです。

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    今回発表の要点は下表の通りです。
    市場予想は3月18日21時頃の値を用いています。指標発表前に予想が修正されていないかは確認しておきましょう。現時点で事前差異はプラスとなっています。

    1802英国雇用510.png

    平均所得は上昇、失業率は前回同値と予想されています。
    もし失業率が予想より悪化して4.5%になった場合、平均所得は+2.7%以上に上昇しないと、陽線になりにくいでしょう。もし失業率が予想通りなら、平均所得は+2.6%を超えるか超えないかで、陽線となるか陰線となるかが決まります。もし失業率が予想より改善して4.3%になったら、平均所得が+2.5%以上で陽線です。
    失業保険申請件数の予想とのズレは、失業率や平均所得の0.1%の市場予想に対するズレに対し、3万人のズレで等価です。そんなことは滅多に起きないので、失業率と平均所得の関係に注目しておきましょう。

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    英国に限らず、物価上昇に対する所得の伸びが論じられることが多いものの、どの関係が短期的な反応に結び付くことはあまりないようです。
    直近3か月の結果を見てみましょう。
    平均所得が前年比なので、CPIも前年比で対比してみましょう。

      CPI前年比 平均所得 差異  反応
    11月 +3.1%  +2.5% △0.6% 陰線
    12月 +3.0%  +2.5% △0.5% 陽線
    1月 +3.0%  +2.5% △0.5% 陰線
    2月(+2.8%)(+2.6%)

    どうも関係がはっきりしませんね。つまり、指標発表直後の短期的な関係は明確ではない、ということです。


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    さて、前掲の詳細分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。

    • •直前10-1分足は、事前差異がプラスのときだけロングをオーダーし、利確/損切の目安を5pipsとします。今回の事前債はプラスなので、ロングをオーダーします。

    • 直前1分足は、陽線側に2pips跳ねたら逆張りでショートをオーダーし、利確/損切の目安は2・3pipsとします。

    • 指標発表を跨ぐポジションは、直前10-1分足が陽線で、直前1分足が陰線(で終わりそうな場合)のとき、指標発表直前にロングをオーダーし、指標発表直後の跳ねで利確/損切することにします。

    • 指標発表後の追撃は、直後1分足と直後11分足との方向一致率は80%で、その80%の方向一致時だけに注目したとき、直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことは64%であることを参考にすると良いでしょう。
      これでは、安易に追撃ポジションを取ることはできません。そして、指標発表から1分を経過すると、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が伸びていたことが46%しかありません。
      指標発表後の反応が伸びるか伸びないかはほぼ半々ですから、それでも追撃ポジションを取るなら、長持ちを避けて、様子を見ながら短期取引の繰り返しで行うべきでしょう。

    • もし直後1分足跳幅が40pips以上に達したら、なるべく早く追撃に参加しても、直後11分足の終値がつく頃まで更に反応を伸ばしがちです。
      pips平均でなく回数を見てみると、直後1分足跳幅が40pips以上だったときに、直後1分足終値よりも直後11分足終値が伸びていたことは、11回のうち8回(73%)です。
      この場合、追撃は徹底です。

    以上



    U.事後検証

    以下は、2018年3月21日22:00頃に追記しています。

    指標結果と反応を纏めておきます。

    1802英国雇用610.png

    指標結果は全面的に前回・予想を上回り、反応は跳幅40pipsを超える陽線でした。

    注目すべき点は、平均所得(含ボーナス)が+2.8%と、前日発表されたCPI前年比+2.7%を上回りました。平均所得がCPIを上回ったのは、2017年1月集計分以来13か月ぶりのことです。
    的外れかも知れませんが、英国では低賃金外国人労働者が英国で不足している、との報道が最近ありました。それを裏付ける結果は、今回の失業率の改善となってきたのかも知れません。これまで仕事のなかった低所得者層が就労し始めたことは、広く平均所得を押し上げます。

    直後1分足跳幅が40pipsを超える反応を示したことも、2017年7月集計分以来7か月ぶりです。今夜のFOMCがなければ、もっと反応を伸ばしても良かったという気がします。

    ーーー$€¥ーーー

    さて、事前分析結果を検証しておきます。

    • 直前10-1分足は、事前差異がプラスなので、ロングをオーダーするつもりでした。
      結果は陽線で問題ありません。うまくやれば10pips、多少タイミングをずらしても5pipsは利確できたことでしょう。

    • 直前1分足は、陽線側に2pips跳ねたら逆張りでショートをオーダーし、利確/損切の目安は2・3pipsとするつもりでした。
      結果は陽線で、5pipsの跳ねがあったので、2pips跳ねた時点でオーダーしていた3pipsの損切となっていたはずです。分析は外しました。

    • 指標発表を跨ぐポジションは、直前10-1分足が陽線で、直前1分足が陰線(で終わりそうな場合)のとき、指標発表直前にロングをオーダーし、指標発表直後の跳ねで利確/損切することにしていました。
      結果は、直前1分足が陽線だったので、取引条件を満たしていません。

    • 指標発表後の追撃は、ポジション長持ちを避けて、様子を見ながら短期取引の繰り返しで行うべき、としていました。
      直後11分足は直後1分足を超えて反応を伸ばしました。高値掴みで損切することはあり得ても、通常なら数pipsの利確に繋がったでしょう。

    • もし直後1分足跳幅が40pips以上に達したら、なるべく早く追撃に参加しても、直後11分足の終値がつく頃まで更に反応を伸ばしがちです。
      結果はその通りになりました。追撃徹底が正解でした。

    取引結果を下表に纏めておきます。

    1802英国雇用620.png

    直前10-1分足・直前1分足の取引ができなかったのは、うっかりしていて時間に気づいたのが18:28頃だったためです。急いでチャートを見て、追撃から参加しました。
    慌てて参加したものの、直後1分足跳幅が40pipsを超えており順張り追撃徹底で良かったことが幸いでした。

    次回発表は4月17日に予定されています。
    本指標での取引の過去成績を纏めておきます。

    1802英国雇用630.png

    よしよし。
    以上


    ーーー注記ーーー

    本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
    そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
    ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

    ーーー注記ーーー

    本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
    以上

    2018年03月19日

    2018年3月20日18:30発表ー英国2018年2月集計分物価指標(事後検証済)

    T.事前投稿

    ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。



    本指標の反応分析は、こちらの「英国物価指標発表前後のGBPJPY反応分析(2018年改訂版)」に詳述しています。以下に記す今回の取引方針は、この分析結果に基づきます。
    そこで述べた通り、本指標には

    • CPI前年比は、同月のEURGBPの前年同月との差異と相関がある(GBP安でCPI前年比上昇の期待的中率67%)
    • 指標発表直後の反応程度は、過去3年間の直後1分足跳幅の平均値が31PIPSと、かなり大きい
    • 指標発表直後の反応方向は、CPI前年比の事後差異>CPI前月比の事後差異>その他の項の事後差異、の順に影響を受ける

    という特徴があります。

    2018年発表分の指標結果・取引結果は、12月集計分(1月発表)1月集計分(2月発表)、をクリック頂くと参照できます。
    幸いなことに、これまでのところ今年は調子が良いようです。

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    今回発表の要点は下表の通りです。
    市場予想は3月18日21時頃の値を用いています。指標発表前に予想が修正されていないかは確認しておきましょう。

    1802英国物価指標510.png

    市場予想は、最も反応方向に影響するCPI前年比の事前差異がマイナスとなっています。がしかし、次に反応方向に影響するCPI前月比の事前差異が、それを上回るプラスとなっています。その結果、今回発表の全体の事前差異はプラスです。
    一方、2月のEURGBPはGBP安でした。GBP安はCPI前年比の上昇との方向一致率が過去67%です。ならば、上述のCPI前年比事前差異のマイナスは、今回の市場予想が低いということに帰結します。

    同時刻に住宅価格指数も発表されますが、そんなものは無視して構いません。


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    さて、前掲の詳細分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。

    • 直前1分足の過去平均跳幅は8pips、過去平均値幅は6pipsです。陽線側に3〜6pipsの逆ヒゲを形成することが多いようです。また、過去の直前1分足の方向は、陰線率が79%となっています。
      よって、直前1分足が陽線側に3pips跳ねたらショートをオーダーし、3〜6pipsを利確の目安に短時間取引を行います。

    • 前述の理由によって、指標発表直前にロングをオーダーし、発表直後の跳ねで利確・損切します。
      但し、直前10-1分足が20pips以上跳ねたら、指標発表直前のポジションはその跳ねた方向と同じ方向にオーダーすることを優先します。

    • 指標発表後の追撃は、反応方向を確認したらなるべき早期に開始し、数pips稼いだら欲張らずに利確します。
      予め頭に入れておくことは、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことが34%しかありません。だから、このポジションはできれば1分以内に決済した方が良いでしょう。利確・損切の目安は必然的に小さくすべき(3pipsでも良いぐらい)で、発表後16pips以上跳ねていたら、早期追撃は諦めた方が良いでしょう。

    • 上述の通り、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは34%(3回に1回)しかありません。逆に言えば、直後1分足跳幅のピーク付近(30pips付近)か、直後1分足終値が付いてから直後1分足終値を超えて反応を伸ばしているときに逆張りした方が勝率が稼げそうです。
      但し、逆張りは短時間取引が基本で、それだけに利確・損切の目安も小さく見込んでおきましょう。利確・損切ともに5pips程度と見込んでおきましょう。

    以上



    U.事後検証

    以下は、2018年3月20日20:30頃に追記しています。

    指標結果と反応を纏めておきます。

    1802英国物価指標610.png

    注目のCPIは、前年比・前月比・コア前年比のいずれも市場予想を下回りました。前年比は、CPIもコアCPIも前回結果を下回り、グラフ推移は下降に転じかけているように見えます。物価上昇に一段落ついたなら、BOEは利上げを急ぐ必要がありません。

    反応は、今回も事後差異に対して素直で陰線となりました。直後1分足跳幅が30pipsを超えたのは4か月ぶりです。そして今回も、直後11分足終値は直後1分足値幅を削りました。
    なお、直後1分足跳幅を決めた安値149.01円は、一目均衡表上の特徴点でなく、単にキリ数(149円ちょうど)以外の意味は見当たりません。

    さて、CPI前年比は2017年11月集計分でピーク+3.1%以来、少しずつ下げています。今回2月集計結果+2.7%は、2017年8月集計分+2.9%を下回り、7か月ぶりの水準まで戻しました。
    昨日、英国とEUが離脱猶予期間について合意したとの報道がありました。2019年3月末に英国がEUを離脱しても、2020年まで英国企業はEU加盟国と同等の扱いを受ける離脱移行期間を設けるという合意です。この報道によりGBPは、主要通貨(EUR・USD・JPY・AUD)に対して買われました。
    今回の反応が陰線となることは、指標結果から過去の傾向通りだったものの、この合意がなければもっと大きな陰線になっても良かったのかも知れません。

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    さて、事前分析結果を検証しておきます。

    • 直前1分足が陽線側に3pips跳ねたらショートをオーダーし、3〜6pipsを利確の目安に短時間取引を行うつもりでした。
      結果は、陽線側への3pipsの跳ねが生じず、直前1分足自体陽線で終わりました。取引は行わずに正解でした。

    • 指標発表直前にロングをオーダーし、発表直後の跳ねで利確・損切することにしていました。
      結果は陰線だったものの、瞬間的に30pips以上跳ねると、すぐに10〜15pipsを戻しました。損切となったものの、陰線側への振れが瞬間的だったのが幸いし、損切は10pips強で済みました。
      指標発表直後の瞬間的な跳ねは、指標結果に素直に従ったものです。問題は10秒と経たないうちに半値戻したことです。これは、もし陰線で反応したなら、予めロングが指値で仕込まれていたのではないでしょうか。

    • 指標発表後の追撃は、反応方向を確認したらなるべき早期に開始し、数pips稼いだら欲張らずに利確するつもりでした。
      結果は前述の半値戻し付近(149.2弱付近)で上下動が暫く続き、指標発表直後の33pipsの陰線側への跳ねに到達することはありませんでした。
      追撃ポジションを早めに取ると、損切となった事例も多かったと推察します。この点は分析を外してしまいました。

    • 直後1分足跳幅のピーク付近(30pips付近)か、直後1分足終値が付いてから直後1分足終値を超えて反応を伸ばしているときに逆張りした方が勝率が稼げそう、と記していました。
      結果は、今回の動きで30pipsでの戻しでロングをオーダーすることは、予め指値で仕込んでいない限り、無理だったと思います。

    取引結果を下表に示します。

    1802英国物価指標620.png

    次回発表は4月18日に予定されています。
    本指標での取引の過去成績を纏めておきます。

    1802英国物価指標630.png

    以上


    ーーー注記ーーー

    本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
    そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
    ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

    ーーー注記ーーー

    本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
    以上

    2018年03月18日

    次週(3月19日〜23日)の経済指標その他

    全体的には、現在どちらかと言えばUSD売・JPY買の材料が目につきます。FOMC結果次第でUSD売かUSD買の方向が定まるまで、経済指標の影響は短時間に留まると見込まれます。
    指標以外の次週の流れは次のように捉えています。

    JPYは、@ 年度末円転(海外資産売りによる決算調整、海外収益の国内還流)と、A 財務相辞任可能性(アベノミクス体制弱体化に繋がる)、の動きを継続注視です。

    USDは、@ FOMC中心にならざるを得ません。金融政策発表前は現状でのポジション調整によってUSD買側に動く可能性が高く、発表後は年内利上げ回数増が示唆されるか否かに注目しましょう。利上げ回数増であっても、株価の動き次第でUSDJPYは複雑化する可能性があります。いつも上下動の目安を10pipsぐらいにしているなら、暫くは20pipsぐらいに大きく利確も損切も見込んだ取引をする方が有利と考えています。
    A 保護貿易関連対外摩擦(大統領ツイートはUSD売)と、B 政権人事問題での政策停滞見通し(現地報道によって株価下落に同調するJPY買が起きるリスクは頭に置いておく)、に注意しましょう。
    いつもの話ですが、チャートから目を離すときは取引しないのが原則です。

    EURは、ECBの緩和縮小慎重姿勢が継続されているものの、米英の金融政策が相次いで発表されるため、次週は脇役通貨という気がします。

    AUDは、中国の2月春節影響による輸出減少(春節前の反動)が予想されるため、指標の大きな改善があまり見込めない時期です。次週はNZ中銀の金融政策が発表されるものの、RBAもRBNZも今回FOMCの結論やそれによるAUDやNZDのトレンドが定まらないと、新たな方針を定められないでしょう。

    今回のG20財務相・中銀総裁会合では、米国保護主義問題での対立と、仮想通貨問題が取り上げられる予定です。保護主義問題はとても統一見解を声明できるとは思えません。それはUSD売に繋がります。仮想通貨問題は、本質的に基軸通貨の相対的地位低下をもたらします。その容認はUSD売、否定はUSD買の方向に向かうと考えられます。


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    次週の指標発表の流れを追っておきます。

    3月19日(月)
    08:50 2月集計分貿易通関統計(中国2月春節で輸出減少し、数pipsのJPY売材料)
    19:00 1月集計分欧州貿易収支(同月集計の独貿易収支はEUR高で僅かに前月より減少したものの、対米黒字は以前大きくEUR売・USD売でEURJPYは直後跳幅10pips前後のJPY買)

    3月20日(火)
    18:30 2月集計分英国物価指標(EUR高によるGBP安が物価上昇率を下げれば、BOE利上げ確率を下げて直後跳幅20pips前後のGBP売)
    19:00 3月集計分独国ZEW景況感(わかりません)

    3月21日(水)
    18:30 2月集計分英国雇用統計(失業率が悪化しない限り、賃金上昇継続で当月も予想を上回れば過去平均値を超えるGBP買で反応)
    23:00 2月集計分米国中古住宅販売件数(3月利上げ見通しが駆け込み需要を支援、但し4時間後にFOMC発表が行われるため反応は限定的)

    3月22日(木)
    03:00 米国金融政策(年内利上げ回数見込みが3回のままなら株価に悪影響なく一時的USD高、見込み4回に増えればUSD高は短時間に留まると見込む)
    05:00 NZ金融政策(FOMC結果を受けてRBNZが政策変更を考慮するのは来月以降のため、NZDがどちらに動くにせよ大きく反応できない)
    09:30 豪州2月集計分雇用統計(RBNZ金融政策発表後のAUDトレンド方向に反応する公算高いと見込む)
    17:30 独国PMI速報値(わかりません)
    18:30 英国2月集計分小売売上高指数(直後GBP高に結び付きやすいと予想されるものの、2時間半後のBOE金融政策まではGBP安に転じる可能性有)
    21:00 英国金融政策(様子見姿勢と予想されるため発表前にGBP売で、発表後は前夜のFOMC結果を受けてのUSDトレンドに応じて加速)

    3月23日(金)
    08:50 日本2月集計分CPI発表(人件費・食品・運輸が価格上昇しているものの、日銀出口戦略に繋がる内容はJPY買)
    21:30 2月集計分米国耐久財受注(1月・2月のUSD安で輸入製品価格と、先行き金利上昇見通しが綱引き)
    23:00 2月集計分米国新築住宅販売件数(3月利上げ見通しが駆け込み需要を支援)
    以上


    ーーー注記ーーー

    本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
    そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
    ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

    ーーー注記ーーー

    本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
    以上

    2018年03月14日

    プラナリアのしっぽ

    ホーキング博士と言えば、筋萎縮性の難病で車椅子に乗った姿が有名です。その訃報に接し、哀悼の意を表します。もちろん、知り合いではないのですが。

    80年代後半、セーガン博士のコスモスがベストセラーになり、宇宙モノが流行りました。続けて、ファインマン博士のエッセイやダイソン博士の自伝が出版され、それらもかなり売れていた記憶があります。

    ホーキング博士は宇宙創生論や人類滅亡論で、セーガン博士はボイジャー搭載の人類メッセージで、ファインマン博士はスペースシャトル爆発事故の原因調査で、ダイソン博士は後ろで水爆を爆発させながら推進する恒星間宇宙船で、有名です。

    私が高校生から大学生だった頃に、ハマった科学啓蒙本を書いた米英学者たちは、これでみんな死んでしまいました。あの頃、何であんなに宇宙モノにハマったのかは、今となっては不思議です。

    それで高校生の頃に理系に進もうと決めたものの、就職すると、いまで言う無接触給電(配線を接続せずにコイルでエネルギーを相手方に給電すること)をずっと研究してました。90年代のことです。

    結局、企業で管理職になると、そんなことよりもっと売りやすい技術を研究することになりました。当時まだ携帯電話も普及しておらず、微弱であっても電磁波が身体に悪いという話に疫学的な信頼のおけるデータがなかったのです。
    宇宙なんて、これまでの職業人生で全く関係なかったです。まぁそういうもんかも知れません。


    ーーー$€¥ーーー

    アフェリエイトサイトで無料ブログを書かせてもらっているのに、あまりアフェリエイトに熱心でないので申し訳ない気がします。それで広告を載せますが、広告リンクは興味を持った方の利便性にも繋がるのでご容赦を。

    FXを始めた頃、1年ぐらいで10冊ぐらいの関連書籍を読みました。いまのトレードスタイルとは全く関係ないものの、とても勉強になった本もいくつかあります。それを紹介しておきます。


    本書は、タイトルが示す内容通り、チャートの読み方と、そのとき注文や決済のタイミングや決済方法(成行か指値かといったこと)を中心に、とてもわかりやすく解説しています。それだけなら、大抵の人は別の本ででも1年目にどこかで同じような内容の本に接するでしょう。
    でも、本書後半で筆者はこう書いています。「恐らく、素人(上手く勝てない人)の行動とプロの行動には、ほんの少しの差しかないと思いますが、この差を埋めることができるかどうかが勝負の分かれ道かもしれません」
    まだFXを始めて間もなかった当時、当然その差を埋めることができず、今もその差は埋められていません。でも本書を暫く持ち歩いて3回ぐらい読み直すうちに、そんなに負けなくなっていきました。1回目よりも2回目、2回目よりも3回目、読み直すたびに大負けがなくなっていった記憶があります。
    私にとって、基礎の基礎を教えてくれた一冊です。
    やっぱり、チャートこそが最良最新の情報ですからね。

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    次に、このブログでは、過去の経済指標発表前後の短時間に限って過去の傾向を調べ、その傾向と同じことが今回の発表でも起きる可能性が高い、という取引方法を推奨しています。そうしたスタイルで取引を行うことになったきっかけを作ってくれた本です。


    本書では、個別経済指標発表時に短期的にどうなるかなんて解説していません。経済指標や財政出動があるとき、どう解釈すべきかといった中長期的な解釈の基本が解説されています。オーソドックスなファンダメンタル解釈を行うために必要な基礎知識を整理した本と言って良いでしょう。
    実際の経済情勢解説記事は、きちんと解説している記事ほど、予備知識が必要がなります。用語を調べながら読むにせよ、筋の通った基礎知識は必要です。その基本を整理・解説しているのが本書です。


    ーーー$€¥ーーー

    どちらも、読めばすぐに勝てるようになる、といった類のノウハウ本ではありません。ただ、基本を丁寧に教えてくれる本です。
    急がば回れ。
    しっかり基本を固めずにニュースや解説記事を見ても仕方ありません。知らず知らずのうちに、自分の好みにあった記事を探してしまうのです。プロと違って実践経験に劣る我々が判断基準を早く身につけるためには、少し面倒でも教科書のように体系化された本がやっぱり良いのでしょう。

    さて、FXとは全く関係ない本ですが、これは面白かった。


    「第7章、プラナリアの学習実験」では、条件付け学習をしたプラナリアが共食いをしたら、喰われた方のプラナリアの記憶が喰った方のプラナリアに引き継がれた、という話が紹介されています。この話が本当か否かは本書をお読み頂くとして、本書はこうした一時的脚光を浴びた学説が本当だったかそうでなかったをおもしろく読ませてくれます。
    でもそんなことなら、わざわざ研究しなくても、日本では昔から爪の垢に宿ったものを食べれば済むことが知られています。

    ちなみに、プラナリアという生物は、妙な性質で有名な体長数pの生き物です。トカゲはしっぽを切っても、またしっぽが生えてきますが、プラナリアは本体がしっぽを再生するだけでなく、しっぽも本体を再生します。

    プロから見れば、しっぽみたいな金額でFXに参加している我々ですが、プロたちの正しい見解を受け止めることができるようになれば、プロみたいに勝てるようになるかも知れません。問題は、プロの爪の垢をどこで拾うかです。
    その日まで勉強しましょう。
    以上